1年間の水道使用量は、人口減少などの影響で、過去5年で最も少ない1,315万立方mになる見込みです。
1年間の料金収入も減少し、22億9,472万円の見込みです。
水道使用量と水道料金収入の推移

※ 2021年までは決算値、2022年・2023年は見込み数値です。
企業団では、使用水量やお金を地域ごとに8つの水道に分けています。
2023年度は、8事業全体では5,580万円の黒字になる予定ですが、
長浜・近江・虎姫、びわ、浅井の3事業が黒字、
湖北、高月、木之本、余呉木之本、西浅井の
5事業が赤字となる見込みです。
長浜・近江・虎姫
収入では、他の公共工事に伴う水道管路の移設により受託工事収益が増加するほか、インボイス制度の開始に伴い企業団水道料金システムを共通使用する長浜市から改修業務負担金を受けるため負担金が増加し、収入全体の増加が見込まれます。
支出では、電気料金の高騰による動力費の増加等により原浄水費が増加するほか、漏水の多発による修繕費の増加により給配水費が増加し、支出全体でも増加となる見込みです。
7,253万円の黒字となる予定です。
びわ
収入では、他の公共工事に伴う支障移設工事の減少により受託工事収益が減少します。
支出では、電気料金高騰による動力費の増加により原浄水費が増加するほか、漏水修理の増加により給配水費が、水道メーター交換の増加により業務費がそれぞれ増加し、支出全体でも増加となる見込みです。
3,372万円の黒字となる予定です。
浅井
収入は、全体的に横ばいです。
支出では、配水管の減価償却や企業債の支払利息が減少しましたが、電気料金高騰による動力費の増加や水道メーター交換の増による業務費の増加により、支出全体で増加が見込まれます。
3,482万円の黒字になる予定です。
湖北
収入は、ほぼ横ばいの見込みです。
支出では、電気料金高騰による動力費の増加により原浄水費が増加するほか、漏水修理の増加により給配水費が、水道メーター交換の増加により業務費がそれぞれ増加し、支出全体でも増加となる見込みです。
348万円の赤字となる見込みです。
高月
公共工事に伴う水道管路の支障移設により、給配水費と財源となる受託工事収益がそれぞれ増加します。
その他支出では、電気料金高騰による動力費の増加により原浄水費が増加し、支出全体でも増加が見込まれます。
845万円の赤字になる見込みです。
木之本
公共工事に伴う水道管路の支障移設に伴い給配水費と財源となる受託工事収益がそれぞれ増加します。
その他支出では、電気料金高騰による動力費の増加により原浄水費が増加し、支出全体でも増加が見込まれます。
木之本上水道事業は既に累積赤字となっており、さらに悪化が見込まれます。
2586万円の赤字となる見込みです。
余呉木之本
収入は、ほぼ横ばいの見込みです。
支出では、電気料金高騰による動力費の増加により原浄水費が増加し、支出全体でも増加となる見込みです。
2072万円の赤字となる見込みです。
西浅井
使用水量の減少に伴い水道料金収入が減少し、収入全体でもわずかに減少します。
支出では、電気料金高騰による動力費の増加で原浄水費が、増加する漏水修理の増加により給配水費が、水道メーター交換のため業務費が増加し、支出全体で増加します。
2676万円の赤字となる見込みです。
2018年に作成した事業計画「長浜水道企業団地域水道ビジョン」。2023年度は計画開始から6年目となり、たくさんの工事が稼働中です。
工事の財源は、一部国庫補助金を申請しますが、ほとんどは国からの借金です。