おにぎり坂    神奈川県海老名市の 馬場裕典 様 より


 偶然にもホームページを見つけて、楽しく見させてもらっています。 高校までの18年間、今でも実家の残る長崎市泉で住んでおりました。長崎を離れて約17年、早いものです。

 浦上地区と時津街道に紹介されている「かまぼこ坂」は本当に身近な坂です。
私は小さい頃から「おにぎり坂」と呼んでおりました。 正確には、母が呼んでいたので口伝えで覚えたのですが。

おにぎり坂(かまぼこ坂)西側 99/8撮影

 以前は坂の表面に、丸あるいは六角形の、直径10センチくらいのすべり止め用の溝がついていました。
 長崎の坂では、決して珍しいものではないものと認識しておりましが、 米粒に見立てて、しかもその形から「おにぎり」という名称がドンピシャリと思っていました。

 先週久しぶり帰省したとき通りました。昔からの補修工事の繰返しの結果でしょうか、その「米粒」は、坂の西側には残っていました(掲載写真)が、坂の東側にはありませんでした。もうずいぶん前に東側の米粒は、消えたのかもしれません。

hironori baba wrote 1998/8/20

 急な坂のコンクリート道路には、円形や六角形の溝が滑り止めに入れられています。
 六角形の溝は亀甲に似ていることから、多くは「亀の子坂」と呼ばれています。 傑作としては、その「亀の子坂」を「鶴は千年、亀は万年」から、「まんねん坂」と呼ばれている坂があります。
 この「おにぎり坂」もユニークな名前です。  (yutaka muraoka wrote)