幣振坂(へーふりざか)  諫早市宇都町(うずまち)  
幣振坂から見た御館山神社 1998/2 撮影
幣振坂から見た御館山神社
矢印が御館山神社
 
字図
字図(宇都名字幣振坂)
ピンクと赤が道路、黄が家屋

 諫早にも、幣振坂があるというので、調べてみました。 場所を特定するために、諫早市役所の税務課で「字図(あざず)」を、閲覧しました。
 右上写真の「三角形」が、「字幣振坂」です。この幣振坂という地名も、いまでは「字図」に残るだけで使われていませんし、まして幣振坂という坂名もいまでは、忘れられてしまっています。
 字図の中央ピンク色の部分が、宇都町交差点から諫早文化会館・諫早市営球場への道路(左の写真の一番下)で、地形も大きく変わっています。



 四面宮(今の諫早神社)から、御館山(みたちやま)の頂上にあった上宮へ登るのが大変だったのか、時には神主さんが、坂の上の丘から御幣を振って、上宮をおがんだので、「ヘイフリザカ」が「ヘーフリザカ」になったといわれています。

<諫江百話 諫早史談会・昭和堂印刷 昭和堂印刷 平成5年11月発行


なお、御館山(みたちやま)の名は、鎮西八郎為朝の伝説があって、為朝が舘(たち)を造ったところから、御舘山の名がおこったという。



長崎市の幣振坂