7-1.企業型
企業型のしくみ
@掛金
企業は拠出する掛け金を資産管理機関にある従業員一人一人の年金積立口座に毎月振り込む。
A運用指図
従業員は年金積立金を各企業の確定拠出年金規約の中で用意された運用商品の中から、どの商品で資産運用するかを自らの判断で決定する。この運用指図は運営管理機関によって取りまとめられ資産管理機関に送られる。
B年金資金の運用
資産管理機関が年金資産の運用を運用商品提供機関に委託する。
C報告
運営管理機関が従業員一人一人の取引明細や口座残高を定期的に報告する。
D運用商品の見直し
従業員は自らの意志によって運用する商品構成を変更(3ヶ月に1回以上)することができる。
E給付
運営管理機関が加入者等からの請求によって給付の裁定をし、資産管理機関に給付の支払を指示する。それにより、資産管理機関が給付の支払いを行う。
導入の手順
プロセス |
概要 |
@事前準備段階 |
現在、あなたの会社の年金制度や共済制度(退職金保障)がどうなっているかを正確に把握する。 |
A検討段階 |
従業員が確定拠出年金制度を理解するための教育と情報提供を行い、新旧制度を比較しながらメリット・デメリットを検討する。 現在の企業年金制度をどのように変更(移行)すべきか、専門家に相談しながら会社と従業員で協議する。 |
B決定段階 |
会社と従業員(労働組合がある会社は労働組合)との合意により確定拠出年金規約と退職金規定を作成し届出を行う。併せて積立金管理や運用商品提示・運用記録管理などを委託する運営管理機関を選択する。 |