今年も6年生が土笛を作りました。例年、割れたり、生焼けになったり、焼成の段階での失敗が多かったので、今年は、レンガで簡単な窯を作って焼きました。ですから、正式には「野焼き」といえないかもしれません。更に、急膨張・急収縮が少なく焼成中の破損が少ないという「野焼き陶土」という粘土を使ったので、今年は、ひとつの破損もなく焼くことができました。
野焼き2004
野焼き陶土 |
1s 298円 |
1sで4つ作れます。 |
レンガ |
68円×100個 |
耐火煉瓦でなくてもかまいません。 |
木炭 |
6s 480円 |
バーベキュー用 |
トタン |
6尺 433円 |
半分に裁断して使いました。 |
金網 |
798円×2枚 |
バーベキュー用 |
薪 |
0円 |
廃材や剪定の枝を利用しました。 |
レンガを組んで窯を作ります。下から3段目と5段目にバーベキュー用の金網をはさんで作品を2重に置けるようにしました。まず、作品を入れる前に薪を焼くこと1時間、窯の温度を上げ、地面の水分も飛ばします。
途中までレンガをくずして上の段の金網をはずし、下の段から順に作品を並べながらもう一度窯をくみ上げます。この間も、熾火(おきび)で窯は余熱を保った状態です。
トタンの波板でフタをして、木炭を加え窯の温度を少しずつ上げながら作品の温度を上げていきます。最初はなるべく直火が当たらないように注意しながら1時間ぐらいこの状態を続けます。
少し薪を加えて炎が作品に当たっても、破損しないようなので、ここで一気に薪を放り込んで窯の温度を上げていきました。金網があるので、火の付いた灰などが舞い上がらないので助かりました。
薪に火を付けてから約2時間、薪も底をついたので、火を落としました。トタンのフタをあけていよいよ窯だしです
場所によって温度差があったようで焼き上がりの色にムラがありますが、ひとつの破損もなく焼き上げることができたので大成功です。、
作品の一部です。焼きムラもむしろ手作りの味わいです。
データ
2004年8月2日実施