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これは、四匹のにゃんこ達がそれなりに大きくなり、色々な虫を捕り始めた頃の話…。 
 
その日は蒸し暑い猛暑だった。うだる人間の側で、にゃんこ達はいつものように走り回っていた。 
さすが猫!元気だな。 
微笑ましくにゃんこ達を見、ちょっと遊んでやろうと思い立ち私は庭に出た。 
 
そして、とんでもないものを見てしまったのだ! 
 
それは、四匹のにゃんこの中でも特に元気、早い話がものすごくやんちゃな『しろくん』にまつわる。 
何気なくしろくんが庭の隅に見えたので、近付きその足下を見た私はぶっとんだ。 
 
しろくんの両足の下にはなんと、ごきちゃん(ゴキブリだ!)が一匹ずついたのだ。 
右手と左手、それぞれがごきちゃんを地面に押さえ付けている。なおかつ良く見るとその口元にも…。 
 
口に一匹、右手に一匹、左手に一匹。計三匹のごきちゃん…。 
 
どっから、とってきたんだよ〜!!!! 
 
ごきちゃんを捕ったにゃんこは、しろくんが初めてだった。なおかつ、食べるし。 
 
ううう、泣きながら私はキンチョールとホウ酸団子を買いに走ったのだった。 
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| 作:MUTUMI | 
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  ガガ〜ン | 
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