エピローグ

感謝を込めて。



新しくなった部屋に暮らし始めて、約二ヶ月が過ぎようとしています。

改修されたこの場所は想像以上に素敵で毎日快適に暮らしています。

何一つ問題はありません。

本当に大成功の改修工事だったと思います。



今回、工事をして頂いたのは20坪ほどの広さでした。工期は約二ヵ月半。

大きな工事でもなかったし、特別何かハプニングがあったという訳でもない。

それなのに未だにkjwから気持ちが離れられないのはどうしてだろう、、、と自分自身不思議でした。


でもそれは出来上がった部屋の素晴らしさは当然の事ながら、

我が家の工事に関わって下さったkjwの関係者の方々との素晴らしい出会いがあったからなのだと思います。




kjwの社員さん、職人さん、出入りの業者さんは皆さん本当に一流の方ばかりでした。



工事期間中毎日のように来て下さったN 棟梁とH川さん(通称ヒデローさん(^_-)-☆)。

お二人は中からにじみ出る一流の美しさがありました。


毎日仕事の終わりにはきちんと周辺掃除をされ、道具を整備し片付けられる。

その日に用意しておいたコーヒーカップ等も綺麗に洗ってお盆の上に。もちろん帰られた後はゴミ一つ無い。


お二人の細やかなお心遣いと完璧な仕事振りに私とぶ〜太郎は感動感激の日々でした。

これぞ、職人。これぞ一流。

お二人にはお礼の申しようもありません。



電気工事のYさん、Fさんにも大変お世話になりました。

当初の予定では改修部分だけの工事でしたが、Yさんに母屋の方も見ていただくと

「このままでは危険」との判断。急遽大掛かりな工事となってしまいました。

屋根裏に上がり、床下に潜り、、。40年近くほったらかした我が家の電気回線が一気に近代的な物となり

「これで安心ですよ」と太鼓判を押していただきました。

テレビもとても綺麗に写るようになって二人とも大喜びです。

設計図通り、指示通りの仕事ではなく、専門家としての目できちんとアドバイスして下さり本当に感謝しています。


Yさんにはプロとしてのこだわり、妥協を許さない仕事への姿勢を見せていただきました。



そして我が家担当のH下さん。

H下さんには何から何まで本当にお世話になりました。

「誠実」が服を着たようなH下さん。


解体初日のH下さんの困った顔が忘れられません。

きっと心の中で「凄い現場を受け持ってしまった」と泣いておられた事でしょうね。

職人さんや業者の人、そして我が儘な私たちの間に立って胃の痛くなる事もあったでしょう。


でも、私たちはH下さんの顔を見るだけで安心出来ました。 全幅の信頼を寄せていたからです。


「H下さんのおっしゃる事なら間違いないだろう」

「H下さんならなんとかして下さる」、、。ぶ〜太郎も私も信頼しきっていました。


仕事熱心で、会社と木をこよなく愛するH下さんが我が家の担当になって下さり本当にラッキーでした。

H下さんにはなんとお礼を言ってよいのかわかりません。本当に有り難うございました。



他にも、とても丁寧にお仕事して下さった左官屋さん、タイル屋さん。いつも楽しい板金屋さん。

素敵に作ってくださった建具屋さん。関わってくださった多くの方々に感謝申し上げます。




でも一番感謝すべきは、こんなに素晴らしい会社を作って下さった福井さんに、、でしょう。


メールではとても情熱的な方なのに、実際にお会いすると「アレ???」って言うくらい穏やかな福井さん。

一番最初にお会いした時あまりの静かさに「メールの相手は本当にこの人?」って疑ったほどでした。


でも福井さんの行動力は抜群です。


国内の林産地と施主を結ぶ、「林産地ツアー」を定期的に企画したり、さまざまなイベントを通して

国産の木材の事、健康の事、環境の事、、。

どうすればアレほどのパワーが出てくるのか不思議です。

まさしく「静かなるタフネス!!」です。


福井さんの考え方、人柄はとても魅力的。私がもう少し若ければ(笑)福井さんの下で働きたいと思うほどです。

そしてその魅力的な福井さんの元に一流の人々が集まり、その人がまた次の一流の人を呼ぶ、、。

「人材は財産」です。



今年9月、kjwは箕面市に広がる「彩都」に本社移転を予定され、大きく羽ばたこうとしています。

若いパワー全開の活きのいいkjw。これからどんどん大きくなっていくだろうkjw。

当分目が離せそうにありません。




今、私の傍にはいつもメルがいます。とても幸せです。

我が家の改修工事に関わって下さった方々、木材を送ってくださった林産地の方々。

全ての方に感謝の気持ちで一杯です。


この感謝の気持ちはみなさんが作ってくださったこの空間を今度は私達が心を込めて大切に使うことによって

お返ししたいと思います。

本当にありがとうございました。


最後になりましたがkjworksの益々のご発展をお祈りしております。







2005.6月末日