ヴァニラの去勢手術
2004/08/12(木) 『ヴァニラ、初スプレー??』
この日、初めてヴァニラがスプレーらしきものをしました。と言っても、部屋のあちこちに匂い付けのマークングをしたのではなく、トイレでしたのです。いつものようにトイレに行って、いつものようにしゃがんだスタイルでオシッコ。終わった後、いつものように砂をかけてトイレを後にしたヴァニラですが、私が砂の塊をすくおうとしたのにも関わらず、まったく塊が見当たりません。そして強烈なニオイ!これは、あのスプレーというものなのでしょうか!我が家ではトイレ脇に空気清浄機を設置しているのですが、いつまでたっても「強」の状態です。とにかく強烈なニオイでした。でも、トイレでしてくれて助かりました。明日は去勢手術の相談に、動物病院に行こうと思います。
2004/08/13(金) 『ヴァニラ、動物病院へ』
昨日のことがあって、スプレーだとしたらクセになってしまっては大変なので、早速動物病院に行くことにしました。マロンの去勢手術の時にもお世話になった病院で、スタッフも多く、院内も清潔でキレイだし、なんといっても年中無休で夜も10時まで対応してくれます。救急時には病院専用の救急車もあるくらいだし。我が家では基本的に病気知らずの2ニャンなので、滅多にお世話になることはないのですが、少しでも安心してドクターにお任せできる病院がよいので、今回もそこに行くことにしました。ダンナさんが買い物ついでに病院に立ち寄ってくれて、午後の診療を予約してくれたので、3番目に診察してもらえることに。基本的に手術以外は電話予約なしの人気の病院なので、少しでも待たされたくなかったんです。
ヴァニラはマロンと違って乗り物が平気。タクシーで移動中も、全然鳴きません。それだけでも助かります。病院に着いてからも、キャリーバッグの中でおとなしくしていました。早めに病院には着いたのですが、先に順番カードをもらっていたので、今回はあまり待たされずにすみました。4時半から午後の診察で、45分頃に名前を呼ばれて診察室へ…。マロンの手術の時にお世話になった先生とは違っていましたが、今回もなかなか感じのよさそうな先生です。最初に体重測定。今日は4.16kgでした。心音や目・耳・お口等も問題ないようです。「ノミ予防はどうされますか?」ときかれたので、一緒にお願いすることにしました。外に出すことがないから、ノミとは無縁かな〜と思ったりもしたのですが、念のために。
首にポトリポトリとたらされたノミ予防の『アドバンテージプラス猫80』。「今日一日はこの部分を触らないようにしてください」とのこと。ヴァニラは特に嫌がる様子もなく、引き続き血液検査に。私が前脚を押さえ、看護師さんが後脚を押さえ、横向きの状態で左後脚から採血しました。ヴァニラが押さえつけられたりするのがキライなので、最初はおとなしくしていたものの、採血の途中で逃げ出そうとしてしまい、少しだけドクターをてこずらせてしまいました。一度待合室に戻り、20分後、血液検査の結果を聞くために再び診察室へ。検査結果の数値を見せてもらいましたが、まったく異常が見られず、安心して手術を受けることができるようです。最短で次の月曜日から予約できるということなので、早速3日後に手術することになりました。
手術前日は夜8時以降絶食に。前回マロンの時にはヴァニラにも絶食につきあってもらったので、今回はマロンにつきあってもらうことになります。マロン、いつも早朝鳴きするのに、きっと空腹でさらに鳴くだろうな…。さすがに私も2回目なので、気持ち的には落ち着いています。それに、ヴァニラ自身があまりストレスをためない子なので、あまり心配がないというのもあるでしょう。病院から帰宅すると、マロンがすぐにヴァニラのところにやってきて、ニオイをクンクン。キャリーバッグのニオイもクンクン。マロンはそういうところ、神経質なくらいなので(苦笑)。夕方の6時近くになっていたので、お昼ごはんを食べてなかったので、さすがにおなかが空いた私。ヴァニラの様子を見ながら、ダンナさんと一緒にカレーライスを食べることにしました。
私とダンナさんの食事中に、ヴァニラがトイレに…。いつもと一緒のオシッコのニオイで安心。ところが、床を見るとポタポタとあちこちに水滴が!まさかオシッコちびりまくり??でも、無臭だし…。よく見ると、ヴァニラは口からヨダレをたらしていました。タラ〜ンというよりもポタポタ。本ニャンはいたって元気なので走り回るのですが、そのあちこちでヨダレをたらすので、床を拭くために食事どころではありません。採血でヨダレが出ることはないし…。もしかして、ノミ予防のせい??早速病院に電話して問い合わせたところ、ヴァニラが自分で首の薬剤の部分をを舐めたせいだと判明。キレイ好きなので、首がガビガビになっているのが気に入らないのね。でも、私もどうすることもできないし…。そのうちヨダレもおさまって、すやすやオヤスミです。
2004/08/14(土) 『妙に暴れたくなるの』
とりあえず、今日はスプレーの兆候が見られず、ほっとひと安心。トイレももうほとんど臭わなくなりました。それにしても、ここんところ妙に暴れん坊なヴァニラ。マロンとのケンカも負けてない感じだし。発情の鳴きまくりというほどではないのですが、何を要求するわけでもなく、部屋のあちこちを歩きながら鳴いていることがあります。自分でもカラダの変調に戸惑っているのかな〜というように見えます。これも発情のせいなのかな…。昨日はヨダレをたらすこともありましたが、今日はもう大丈夫です。マロンが舐めてあげていても、平気そうでした。私も背中をキレイにブラッシングしてあげて、とても気持ちよさそうにしていました。明日はいよいよ夜8時以降絶食。今回はマロンにもつきあってもらいます。
2004/08/15(日) 『去勢手術前日』
マロヴァニは朝から元気。昨夜は私が吐き気と頭痛に見舞われたので、目覚めが8時と遅かったのですが、マロヴァニもそれに合わせてくれたみたいで、私が寝室から出て行くと、おとなしくいい子でいてくれました。しか〜しっ、私が朝風呂(昨夜は最悪の体調で入浴できず)から戻ったら、マロヴァニとも暴れる暴れる!!ヴァニラは鳴きながらマロンとケンカ。床もソファーも毛だらけでした。いつものように床で横になっていたダンナさんも、ヴァニラにお腹を何度も踏み台にされていたようです。夢中になると、人間も家具も関係ないからな〜。マロンが遊びから冷めてしまうと、次にヴァニラが向かったのはハウスの中。中に入っていたラスカルに対して八つ当たりしまくりです。羽交い絞めにして猫キックの連発。かなり激しかったです。
手術の前日ということで、夜8時以降は絶食です。マロンの手術の時にはヴァニラにも絶食につきあってもらったので、今度はマロンがつきあう番。昼間にほとんど食事をしていなかったマロヴァニなので、今日は特別にウェットフードをカリカリまぜて食事を用意しました。ヴァニラはそのほうが食いつきがいいので(笑)。マロヴァニは一度にたくさんの量を食べるのではなく、眠りから覚めたらちょっと食事をして…というタイプなので、長時間の絶食はつらいかも。せっかく用意したごはんも、マロンは少ししか食べてくれませんでした。まあ、マロンの場合は明日の朝ヴァニラが出発したら食べることができるからいいけど…。「お腹すいた」って夜中にどんなに鳴いても、今夜はどうすることもできませんからね〜!
2004/08/16(月) 『ヴァニラ、いよいよ手術』
いよいよ手術当日。何も知らないマロヴァニは、さんざんお腹を空かせているようです。いつも食器を置いている所に行っては「ごはんないよ〜」と訴えます。ごめんよ〜〜、今は何も食べさせてあげることができなくて。夜中にもさんざん鳴いていたからなぁ。昨夜のごはんの時に、「いっぱい食べておかなきゃ、後でお腹空くからね」って言っていたのですが、そんな言葉、猫に通じるわけもないので…。食事ができなければ、寝るか暴れるかしかやることがないマロヴァニ。朝から激しいバトルを繰り広げていました。そんなに暴れたら、余計お腹が空くのに…。マロンにいたっては、床に抜け落ちた毛を拾い食いしようとするし、まったく困ったものです。食事はしていなくても、朝の6時過ぎから2ニャンともトイレに行っていました。
さてお出かけの準備。9時半にタクシーを予約しているので、それまでに準備を済ませないといけないのですが、とにかくヴァニラが鳴きながら足元をくっつき回って、作業がはかどりません。いつ食事の準備をするのか、絶対見逃すまいとばかりに(苦笑)。私も出発が遅れるわけにはいかないので、ヴァニラには早めにキャリーバッグの中に入っていてもらいました。もちろん中には保冷剤のマットを入れて…じゃないと大阪は暑いので(汗)。早速マロンは中のヴァニラの様子を見にやってきましたが、すぐに興味がなくなったようで自分のベッドへ移動。自由を奪われたヴァニラはバッグの中で暴れまくっていました。出発直前にはマロンの食事を用意。ヴァニラは出てこれないのに、「誰もとるな〜」と唸りながらカリカリを食べていました。
タクシーに乗ってからのヴァニラはとてもおとなしく、運転手さんもビックリ。たまたま運転手さんのところでも猫がいるようで、ちょっと微笑ましい会話ができて楽しかったです。病院に着いてからは20分ほど待った後、診察室へ。体重4.14kg、体温も平熱、その他異常がないので、ヴァニラを病院に預けました。今日の先生は前回の先生と違っていて少しコワモテ。でも副院長のようなので、安心してお任せできそうです。会計では前金として1万円を支払い、病院をあとにしました。ヴァニラのお迎えは夕方5時〜7時半の間になりそうです。帰宅するとマロンが「あれ?ヴァニラは?」という感じでした。でも、いつもとほんとんど様子が変わらないマロン。案外平気そう(笑)。甘え下手はヴァニラがいてもいなくても関係ないのかな?
午後2時頃、病院から電話が入りました。前回のマロンの手術の時にはそんなことがなかったので、ちょっと悪い予感がして…心臓ドキドキ。電話口の声は、金曜日にヴァニラを診てくださった先生でした。「ヴァニラちゃん、手術始まってタマタマのところ開いて見てみたら、インコウでした」と。「インコウ?」すぐに漢字が思い浮かばず私が聞き返すと「タマタマが片方しか降りてきてないんです」と先生が…そして続けて「通常のタマタマのところ以外にも、お腹にもう1つキズができてしまいますが、よろしいですか?」と言いました。一瞬考えた私ですが、ヴァニラの麻酔の負担も考え、躊躇して返事を遅らせるのもよくないと思い、「それは止むを得ないと思うので、お願いします」と答えました。でも、ヴァニラが陰睾だったなんて…。
陰睾とは、精巣が生まれた後も陰嚢内(タマタマの定位置)に降りずに腹腔内(お腹の中)または鼠径部(内股の部分)に留まっている状態をいいます。猫の場合、非常に珍しいようです。原因として、精巣下降に関する性ホルモンの不足や鼠径管(精巣下降の通路)の形成不全が考えられ、遺伝で起こる場合も多いそうです。陰睾は両側性と片側性とがあり、ヴァニラの場合は片側性でした。陰睾状態だと精巣が体温と同程度に温められるため精子形成が障害をうけ、両側性になると生殖能力を欠くようです。また精巣腫瘍の発生率が高くなるので、生後8ヶ月経っても精巣が陰嚢内に降りていなければ、この段階で去勢手術をするのがベストのようです。ヴァニラのスプレーのおかげで陰睾を発見できてよかった…。
まだヴァニラの手術の件で動揺しているけど、ヴァニラのことだけを考えているわけにはいかないので、5時半くらいから夕食の準備にとりかかりました。マロンは…定位置でぐっすりお昼寝中。ヴァニラがいなくても同じように生活できているマロン。ある意味、落ち着いていていいのかも。ちょっと家事の手を休めてソファーに座ると、マロンが起きてきました。見ていると、甘えたそうな雰囲気。抱っこしてあげると、すかさずゴロゴロとノドを鳴らし始めました。いつもはヴァニラに遠慮して、思いっきり甘えることができないマロン。夜になるまでは思う存分甘えられます。私がソファーにごろんとなると、久しぶりにマロンが添い寝の体勢になってくれました。嬉しい!癒されます。その後はお手玉で遊んだり…。疲れてまた寝てしまいました。
7時前にダンナさんが帰宅。二人でヴァニラを迎えに病院へ。着いてみると、そこにはメガホンをつけたヴァニラの姿が!しっかりエリマキトカゲ化しています。ただの去勢手術だけで済めば、エリザベスカラーをせずに済んだのに…。タマタマのところはよくても、お腹のキズは舐めてはいけないので。でもマロンがきっと舐めたがる気がします(苦笑)。とりあえず19日(木)にもう一度通院することになりました。陰睾についてお医者さんから説明があり、やはり猫では珍しいということです。そこの動物病院でも初のケースでした。切除した精巣も、2つともちゃんと見せてもらいました。これでヴァニラもオカマちゃんの仲間入り。帰宅すると、早速マロンのチェックが入りました。ニオイも気になるようです。そういえばヴァニラ、スプレー臭い(涙)。
慣れないカラーと麻酔がまだ少し残っているせいで、足元がおぼつかないヴァニラ。ポタポタと歩いては、あっちにゴチンこっちにゴチンとカラーをぶつけています。元々狭いところが大好きなヴァニラ。いつものようにキャットタワーの一番下で寝ようと思っても、首がつかえて入りません。テレビ台の下も、思うようにカラダを入れられないし…。見ていてとっても気の毒です。私に対しいても、いつものように頭突きスリスリをしようとしても、先にカラーが当たってしまって、思うように甘えることもできないし…。前日から24時間近く過ぎているのにも関わらず、食欲がないのか、ごはんを食べようとしません。とりあえずオシッコだけはしました。点滴の分もあったので、いつもの倍の量が出ました。トイレ後は、とうとうフテ寝に…。
フテ寝から目覚めたヴァニラ、夜10時過ぎです。やっと食事をする気になったのか、いつもの場所にトコトコと。でも、カラーを外してあげないと上手く食べられません。出しておいたのは通常のカリカリフード。1/2粒を食べると「もういらない」という感じ。それでは食後のクスリを飲ませることはできません。だいたい一日以上食べずにいたら、ホントにバテてしまいそう。ということで、飛び道具のウェットフードを出すことに。今回はカリカリなしです。少しの間ニオイを嗅いだヴァニラ、やっと食べ始めてくれました。少し安心。それでもいつもの食欲はないし、当たり前だけど元気もないし。1/4程度食べたら、もうお終い。その後は病院でいただいた液体のクスリを飲ませました。注射器つきなので与えやすいです。マロンの時は粉薬だったなぁ…。
食後、ヴァニラに軽くブラッシングをしてあげました。基本的にはカラーをつけている為、自分の好きな場所を思うようにナメナメすることができないので、せめてブラッシングで気持ちよくしてあげたいな〜と。背中のほうは念入りに、お腹のほうは優しく丁寧にクシですいてあげました。毛をすっかり刈られてしまったお腹、見ていてとっても痛々しいです。ピンクのお肌が丸見えなので…。おまたの辺りも、濡れた毛がいっぱい固まっているのですが、今ほぐすと傷が痛むと思い、放っておくことにしました。ヴァニラにとっては、かなり不快だと思います。いつも念入りに舐めていた場所だから。それにしても、傷が痛そう。何度キレイに拭いてあげても、すぐに目の周りがベタベタになるのは、痛みをこらえて涙を流しているせいなんでしょうね。
2004/08/17(火) 『手術翌日』
まだまだヴァニラの様子が気になるし、元気のない状態が続いているので、夜はダンナさんと交代で起きていることにしました。私は明け方の4時まで。手術でかなり体力を消耗しているのか、キズを早く治そうとする本能なのか、ヴァニラは浅い眠りを続けています。ちょっと寝ては移動の繰り返し。マロンもその度に目を覚ましているので、少し睡眠不足のようです。それなりに状況を把握しているようで、ケンカ遊びこそしませんが、マロンはヴァニラを舐めてあげるのが大好きなので、そっちを気をつけないといけないから、私も目が離せません。2ニャンとも熟睡モードに入らない限り、私に睡眠時間はありません(笑)。午前2:30頃にヴァニラが起き出し、カリカリ少しと水を飲みました。ちゃんと食べて元気にならないとね。
食事をしたら少し元気になったのか、部屋のパトロールを始めました。でも、思うように前に進みません。タワーの上に登ろうとしても、いつものように飛び乗ることができず、深夜にガチャンドサッという音が響きます。もともと負けず嫌いなヴァニラなので、再度チャレンジするんですけどね(苦笑)。とりあえず、ハウスの部分までは登れましたが、一番上の段にはカラーがジャマして登ることはできませんでした。それまで珍しく添い寝モードだったマロンも、ヴァニラの動きには目が離せないようで、真剣に目で追っていました。4時近くになって、やっと寝付いてくれたマロヴァニ。目覚ましのベルが鳴って、ダンナさんと交代です。ヴァニラは朝7時頃、オシッコもウンチもしたようです。良かった!ちょっと安心です。
ダンナさんが7時過ぎに家を出て、今度は私がヴァニラを看る時間です。いつもだったら、元気にマロンとプロレスごっこをしている時間帯ですが、ヴァニラのほうはベッドでおやすみタイムになっていました。マロンはちょっと不満そう。でも、ムリにヴァニラを起こそうとはせずに、また私に対して「遊ぼうよ〜」とも鳴かず、大人しくしていてくれました。10時くらいになるとヴァニラが目覚め、再びパトロールへ…。今度は強引にタワー最上階まで登ってしまいました。それでも、色んなことがいつものように上手くできなくてイライラしているのか、後ろ脚でカラーを外そうと必死でもがきます。こればかりは短期間とはいえ、慣れてもらうしかないからね〜。「ヴァニラ、もうちょとガマンしてね!」と声をかけてあげることしかできません。
それにしても夜中の食事以来、全然ごはんを食べようとしないヴァニラ。クスリをあげることもできません。朝方も水だけ、食事せず、昼過ぎも水は飲むものの、ごはんには見向きもしません。夜中にはカリカリだけでも食べてくれていたのですが、まったく手をつけないのも困るので、またもやウェットフードの登場。しかし…食べてくれません。手にとって口元に持っていってあげても、嫌がって食べようとはしてくれませんでした。無理強いしてもしようがないので、ここはひたすら食べたくなるまで待つのみ。外してあげていた再びカラーをつけることに。その様子を見ていたマロンが、ウェットフード食べ始めました。相変わらず唸ってます(笑)。ヴァニラは自分のおまたが気になるようで、ひたすら舐めたがっていました。届かないのにね。
とにかくよく寝るヴァニラ。食事はしないし、もちろん遊ばないので、寝てキズを治すことに専念している様子です。夜7時頃、大阪ではものすごい雷が鳴っていました。マロンなんて気になって寝ていられない様子なのに、ヴァニラの爆睡ぶりは見事。しかも、お腹を出して寝ています。おへその雷落ちてもしらないよ〜。夜11時になって眠りから覚め、やっと食事をしてくれました。これで今日のクスリを飲ませてあげることができます。今はキズを治すほうに栄養が摂られて行くので、お腹の毛が伸びるための栄養にはならないんだろうな〜としみじみ。元に戻るのに、何ヶ月かかるのかな。それにしても、あのピンクのお腹。着ぐるみのうさぎの色と一緒です。ヴァニラは妙にピンクが似合います。
2004/08/18(水) 『手術後2日目…病院へ、そして入院』
日付が変わった頃、お風呂からあがった私を迎えてくれたマロヴァニ。ダンナさんも少し遊んであげたようですが、まだまだ物足りない様子です。釣竿タイプのネズミのおもちゃを出してあげると、最初にとびついてきたのはマロン。様子をうかがっていたヴァニラも、マロンが疲れた頃を見計らって、遊びに参加してきました。カラーをあちこちにぶつけながら、必死にネズミを捕まえようとします。私もあまり激しく暴れさせたくないので、手加減して釣竿を動かしているのですが、それ以上に思うように動けないヴァニラが暴れているので、結構な運動になっているように見えました。0:30にはオシッコもウンチもしてくれたので安心です。あまり食べてないので、たしかに量が少なかったけど…。
とりあえず今日もダンナさんと交代でヴァニラの様子を見ることに。4時までは私が起きていました。マロヴァニ、まったく寝る気配がありません。それでもヴァニラはまだ大人しくしてくれていたのですが、マロンのほうはヴァニラとじゃれて遊べないストレスからか、真夜中の無駄鳴きが始まってしまいました。ウトウトしかかっていたヴァニラも、あまりにマロンが鳴くので眠れない様子。ああ、なんてストレスな一家なんでしょう(苦笑)。しかたないので、私はテレビを見ながら、マロンと猫じゃらしで遊んであげることにしました。遊びながらも、マロンは怒ってばかり。とってもフキゲンです。まさかこんなことになるなんて、私も予想できていなかったからなぁ…。結構、体力消耗しつつあります(涙)。
ダンナさんと交代してからは、特に異常がなかったヴァニラ。あれからマロンも寝てくれたようです。ダンナさんが7時過ぎに出社し、今度は私が様子を見る番です。7時半頃にヴァニラが少しカリカリを食べてくれたので、クスリを飲ませることができました。子供の風邪薬のような甘い香りのするピンクの飲み薬ですが、ヴァニラは大嫌いのようで、今日も押さえつけて飲ませました。無理強いに対して強烈に抵抗する性格なので、私の手もあちこち負傷です(涙)。その後はいつものようにトイレでオシッコ。カラーのせいで上手く砂をかくことができず、かなりイライラで尻尾をパタパタ。マロンも朝の運動会やプロレスごっこができずイライラ。しまいには、ヴァニラのカラーに噛み付くようになりました。
ここまで、とりあえずは順調に回復しているように見えていたヴァニラ。容態が急変です。まず10時半頃に一度目の嘔吐。その役30分後に二度目の嘔吐。さすがに私も放っておけないので、病院に電話をしました。一応、術後は吐くこともあると先生から聞いていたのですが、あまり食べていないのに吐いてばかりいたら、栄養失調になりかねないし…。「元気そうならばもう少し様子をみて、まだ吐くようだったら午後の診察にでも来てください」とのことでした。たしかに吐いてスッキリのヴァニラは、特に苦しそうでもないし、ぐったりもしていないし、見た目は元気そのもの。でも、また30分後には吐いてしまったのです。ということで、また病院に連絡をしました。時間外でも診てくれるというので、急いで病院に向かいました。
病院には1時ちょっと前に着いて、あまり待たずに診察してもらいました。体重4.05kg。やや減っています。体温も39度ちょっとあり、やや高め。でも、それ以外に異常は見られません。先生も「去勢手術によるストレスでしょうね〜」とのこと。たしかに、その通りだと思います。カラダは舐められないし、狭い場所にも行けないし。ということで、まずは傷口のガーゼを交換してもらい、その後は皮下点滴をしてもらいました。中身はビタミン剤と抗生物質と吐き止めのクスリのブレンド。夕方くらいまでじっくり時間をかけて、体内に吸収されるそうです。あとは病院の処方食をいただきました。今晩の分と、明日の朝の分。これを食べても吐くようだったら、レントゲン検査をすることになるそうです。一応、次の診察は23日になりました。
まだまだカラーは外せないようで、抜糸ももう少し先になるようです。そんなんじゃ、このストレスからはしばらく解放されないということ??せめてカラーさえなくなったら、だいぶヴァニラもラクになるのに、まだまだガマンさせないといけないと思うと、いたたまれなくなります。2時過ぎに帰宅して、少し落ち着いたヴァニラ。マロンもネンネンタイムになってくれたので、私も遅めの昼食にしました。しかし…落ち着いていたと思っていたヴァニラ、なんと3時半頃に今日4度目の嘔吐です。またしても病院へ電話。「クスリが効いてくるまで、もう少し様子を見てください。夕方までにまた吐くようでしたら、病院につれてきてください」とのこと。帰宅してからは水も食事も与えてないのに…。これ以上吐くものなんてないはず。ホント心配です。
心配していたことが現実に…。夕方6時にヴァニラが今日5度目の嘔吐。泡状の胃液でした。吐き終わると普通の顔に戻るのですが、このままにしておくこともできず、今日二度目の病院に向かうことになりました。病院に着き症状を話すと、先生も原因がわからずに困った様子。とりあえず体温が39.6度まで高くなっていたし、夜中にもっと症状が悪化した場合のことを考えて(24時間救急対応の動物病院はものすごく遠い場所なので)、病院にお任せするのが一番と判断し、ヴァニラは1泊入院することに…。お迎えは明日の夜。心配だけど、家にいるよりは絶対いいはずです。夜10時には病院から電話があり、吐き気も治まって寝ているとのこと。早く食事もできるようになってほしい。神様、ヴァニラを守ってあげてください。
2004/08/19(木) 『手術後3日目…退院』
心なしか、今日のマロンも食欲がありません。ヴァニラがいなくてサミシイ反面、私やダンナさんにいっぱい甘えますが…。普段は見せないスリスリを思い切りするので、ダンナさんもビックリしていました。ヴァニラの様子は…というと、午前中に病院へ電話をかけてわかったことは、とりあえず嘔吐は止まったとのこと。それだけでも安心です。しかし、まったく病院の処方食を受け付けないということなので、栄養剤の点滴をしてもらっているようです。なれない環境のせいなのか、普段と違う食事のせいなのか、とにかく食べないでいるのは心配です。こんな状態で夜に迎えに行っても大丈夫なのかな…と。早く会って安心したい気持ちもありますが、先々の不安を考えると、安易な気持ちでお迎えには行けないような気がします。
食欲がないように見えたマロンも、夕方5時くらいから食事をするようになりました。その前に、オモチャで遊んであげて、少しお腹が空いたからでしょう。ごはんを食べたら、また遊んで…。しか〜し!ちょっと私が目を離した隙に、ネズミのオモチャ(うさぎの毛でできたタイプ)の尻尾だけを引きちぎって、飲み込んでしまったようです。私のすぐ横で遊んでいたので、どこかに持っていった様子もないし、実際に部屋中を探しましたが、どこにも見当たらないし…。厚みはないものの、幅5ミリ長さ5センチくらいはあるネズミの尻尾。飲み込んだとは信じたくないのですが、万が一のことを考えて病院に連絡すると、連れてきてくださいとのこと。ちょうどヴァニラのお迎えもあったので、マロンも一緒に病院へ行くことになりました。
マロンは相変わらず移動が苦手。今回もタクシーに乗せての移動だったのですが、「あお〜んあお〜ん」と車中鳴きまくりでした。もちろんヨダレも垂らしまくり…。病院に着いてヴァニラと対面。見た目いつもと変わらない様子で少し安心です。結局、病院では一度も食事をしなかったそうで…かなりの頑固者です。とりあえず食前(30分前)に飲ませる錠剤の薬(粘膜保護剤)をいただくだけで、食事については特に指示はされませんでした。抜糸は26日。マロンについては診察したところ元気そうだし嘔吐もないので、繊維分の多いカリカリを食べ、それでネズミの尻尾を便が一緒に出るか様子をみましょうということになりました。マロンはカラダも大きいし、尻尾も腸を通過すると見込まれてのことです。万が一の腸閉塞は心配ですが…。
帰宅してもヴァニラは食事をとる様子はありません。しかし、いつ食べたくなるかわからないし、食前のクスリを与えないといけないので、夜9時には一度錠剤を飲ませました。30分経っても1時間経っても、食欲がないのか食べようとはしません。とにかく今は我が家で安心して眠りたい…そんな様子です。マロンに関しては特に問題なさそうで、吐くような気配もありません。病院でいただいた繊維たっぷりのカリカリを、普段のカリカリにブレンドさせて出してあげると、選り好みすることもなく食べてくれました。これで、あとはウンチと一緒に尻尾が出てくるのを待つのみです。結局、ヴァニラのほうはこの日、食事をすることはありませんでした。そういえばヴァニラを入れたキャリーバッグ、病院帰りに持っているとすごく軽く感じました。
2004/08/20(金) 『手術後4日目…復活』
日付が変わって、午前1時半頃マロンがウンチをしました。割り箸を使って中を見てみると…尻尾は出てきませんでした。しか〜し!なんと小さなビニールのようなものを発見。まったく何のものか見当つかず。いつ口にしたかもわかりません。ちゃんと異物として体外に出されたので良かったのですが、マロンはただの噛み癖にはとどまらず、食べてしまう癖もあったなんて…。これからもますます目が離せなくなりましたし、どこで何を口にするかわからないので、気をつけなきゃと改めて思いました。私、毎日掃除しているのになぁ…。とりあえず、尻尾に関しては次のウンチまで待つしかありません。マロヴァニをただ看ているだけでは眠くなりそうなので、韓国ドラマ「美しき日々」を観ることに。ビョンホンの役柄、かなりハマリそうです。
ヴァニラに関しては、夜中の1時になってやっと食事をしてくれました。食事の後はオシッコ。2時には水を飲みました。このまま食べてくれなかったら、また点滴しに病院へ連れていかなきゃと思っていたので、ちょっと安心です。病院で出されていた処方食も、我が家ではいつものカリカリにブレンドしてあげたので、普通に食べてくれたし…。食後、また冷え冷えベッドで寝ていたヴァニラですが、夜中の3時を過ぎたあたりから、急に目が覚めてソファーに座っている私のところにやってきて、ピタリと太もものところによりかかってきました。撫でてあげると、安心してまたオヤスミ。結局、朝の6時までヴァニラはソファーで寝ていたので、私は横になることもできなかったのですが、これはこれで嬉しいな〜と。寝相はどんどん悪くなったけど!
ヴァニラは6時過ぎに食事をし、8時にはまたオシッコも出たので、もう安心できそうです。消化吸収のよいカリカリを食べているせいか、食べている量が少ないせいか、まだウンチは出ていませんが…。オシッコ後はトイレハイになり、部屋をダ〜ッと走ってタワーに登ったり、爪を研いだり、カラーをつけている状態にもだいぶ慣れてきたように見えます。その動きにつられてマロンも一緒に暴れたいのですが、ヴァニラがまたすぐに寝てしまったので、マロンは不完全燃焼です。私相手に追いかけっこごっこをしようと挑発してきたのですが、一睡もしていない私にはそんな体力が残っているはずもなく、マロンはしかたなくフテ寝に入りました。当然、フテ寝に入る前は、あちこちイタズラしましたが…。
結局、この日ヴァニラはウンチをしませんでした。そんなにたくさんの量を食べていないせいかもしれませんが、便秘になっても困るので少し気になります。マロンにしても、夜中のビニール入りウンチ以来していませんし…。健康時というか通常は1日に2回もしていたマロンなので、これまた便秘気味なのかもしれません。繊維質たっぷりのカリカリ食べているはずなのになぁ…。これまでの生活では、マロヴァニは朝・昼・晩と1日3回はバトルや運動会をしていたのに、ここ数日は完全な運動不足状態です。ヴァニラはしかたないとしても、マロンだけでも運動させようと試みますが、猫同士でしているような動きに持っていくのは難しく、結局いつものオモチャで遊ぶ程度になってしまいました。便秘と運動不足、関係あるのかも。
2004/08/21(土) 『手術後5日目…ウンチは健康のバロメーター』
退院してからのヴァニラ、一度も嘔吐していません。色んな意味でカラダが慣れてきたのだと思います。性格も性格なので、カラーを受け入れた後もかなり強引に動き回っています。トイレもカラーが当たってしまって砂を掘りにくそうにしていますが、ぶつかっても向きを変えたりせずに前に進もうとするので、かなり賑やかな音を奏でています(苦笑)。そのくらいの力強さがあることを、私としては頼もしく感じてしまいます。ただ、頭をスリスリして甘えることだけは、カラーが先に当たってしまって思うようにならないので、ほとんどしなくなってしまいました。その代わり…夜中に私がソファーで仰向けになっていると、太ももの上に乗ってきて、ちゃっかりそのまま3時間ほど爆睡。またしても私は身動きとれずに夜が明けました。嬉しい重みです。
朝の8時半頃になって、ヴァニラがやっとウンチをしました。私にしてみたら、久々のウンチという感じです。量もカタチも問題なし。手術前と同じ状態でした。たかだかウンチ、されどウンチです!ウンチは健康のバロメーターですからね。さてさて、マロンのほうですが、こちらは相変わらず便秘状態のままです。午前10時頃に、ほんの少しだけしたのですが、もよおしている最中にヴァニラの動きが気になってしまったようで、もしかしたら全部出し切ってないような感じもします。砂もかけずに、ヴァニラのほうへ行ってしまったから…。それからウンチをする気配はなし。マロンの立派なウンチは、いつになったら見られることか、私もダンナさんも、マロンの顔を見るたびに、ついつい「ウンチしないの〜?」と声をかけてしまいます(苦笑)。
結局、朝のコロコロだけで、マロンはウンチをしませんでした。他には特に変わった様子もないし、いつもと一緒という感じにしか思えません。ネズミの尻尾、やっぱり食べてなかったのかな…。とにかく、まともな状態のウンチを見るまでは、諦めがつかない私。もう少し、様子を見ようと思います。ヴァニラのカラーさえとれたら、いつものマロヴァニに戻れるのかと思うと、ホント抜糸の日が待ち遠しいです。それまでは、私のソファーでの見守りも続くわけだし。いい加減、カラダのあちこちが痛くなってきましたが、26日までの辛抱。家族揃って、なんとか頑張ろうと思います。一番大変な思いをしているのは、カラーをしているヴァニラなんですからね〜。気合で乗り切るぞ!!
2004/08/22(日) 『手術後6日目…マロン冤罪?』
マロンは朝の6時過ぎにウンチをしました。ややコロコロながらも、量的には通常と同じくらいです。形状からしても中に尻尾が入っているようには見えませんが、一応チェックをしてみました。う〜ん、やっぱりネズミの尻尾は出てきませんでした。私の勘違いなのかな…。尻尾を食べたとしても、もう3日になります。出てこないのなら、食べていないと思うしかないし。でも、やっぱり気になるし。ということで、神経質にならない程度に、これからも様子をみようと思います。食欲もあるし、とにかく元気にしてくれているので、心配ないと思うので。一番いいのは、部屋のどこかから肝心な尻尾が見つかることなんですけどね…。どんなに探しても見つからなくって。マロンへの疑いが晴れるのは、もう少し先になりそうです。
ヴァニラにいたっては、もうすっかり元気になりました。こんなに元気なら、カラーを外して自由にさせてあげたくなりますが、ここはぐっとガマン。不自由な思いも、あとちょっとの辛抱。ヴァニラには頑張ってもらわなきゃ!それしても毛繕いができないヴァニラ、カラダがだいぶ臭ってきています。手術の時も、入院した時も、なぜか病院から戻ってくると、かなり異臭のしていたヴァニラ。夜中には私の脚の上で寝るので、私の服にもかなりニオイが移ってきました。猫ってもともと無臭なのに…きっとヴァニラも自分のカラダをキレイにしたいはず。今日は使い捨てのシャンプータオルで背中や尻尾の辺りを拭いてあげました。傷口付近はもちろん拭けないのですが、少しはキレイになって、ニオイも軽くなったはず??
2004/08/23(月) 『手術後7日目…マロヴァニ追いかけっこ』
カラーで不自由な思いをしているものの、すっかり元気になったヴァニラ。そうなると始まるのが、マロヴァニ追いかけっこ。マロンが逃げて、それをヴァニラが追いかけます。マロンも久々にヴァニラと遊べて、とても楽しそう♪2ニャンとも、ものすごい勢いで部屋の中を走り回ります。「術後は安静に〜」なんて言葉も、もうここまでくると通用しません(汗)。ヴァニラはカラーをつけていても、強引に突き進んで行くので、テーブルやゴミ箱など、あちこちにぶつかりながら勢いにまかせて走っています。トイレハイのヴァニラは、もう誰にも止められません(苦笑)。ここ最近ずっと静かだった我が家が、また賑やかになってきました。なんだかいい感じです!ちなみに今日のマロンのウンチからは、ネズミの尻尾を発見できず。おかしいなぁ…。
2004/08/24(火) 『手術後8日目…マロヴァニついにバトル』
元気になってくるとカラダがうずうずするのか、ヴァニラは遊びたくてたまらない様子です。マロンにちょっかい出してばかり。今日はついにバトルに発展しました。久々のプロレスごっこ、相変わらずエキサイティングです。マロンはヴァニラーのカラーに何度も猫パンチして、ヴァニラのほうはマロンの上に飛び掛って押さえ込もうとします。カラーがとっても邪魔なようで、バトル終了後、ヴァニラはカラーを外そうと、後ろ脚で首のところを必死にキックしていました。そんなことをしても、外れるわけないんですけどね(苦笑)。そうそう、今日もマロンのウンチからはネズミの尻尾が発見されませんでした。どうやらマロン、食べてなかったのかも。フードも通常のものに戻したら、カチカチコロコロのウンチも元の状態に戻りました。
2004/08/25(水) 『手術後9日目…カラー装着最終日』
いよいよ明日はヴァニラのお腹の抜糸です。たかだか1週間ちょっとですが、私にはとても長く感じました。きっとマロヴァニにとっても同じ気持ちではないでしょうか。明日になったらカラーもとれて、部屋を自由に走り回れます。狭いところだって入れるし、マロンとのプロレスごっこも楽しめることでしょう。三度の飯より大好きな毛繕いだってできますし!そうそう、今日はいい写真が撮れました。珍しくマロンが冷え冷えベッドで寝ていたのですが、ソファーにいたヴァニラがマロンのところに行って、寄り添うように同じベッドの中にスッポリ。ちょっと戸惑っていたマロンですが、すぐにヴァニラの頭をナメナメし始めました。ヴァニラからマロンのところに行くなんて冬以来(笑)。術後、ヴァニラは甘えん坊になったかな??
2004/08/26(木) 『手術後10日目…抜糸』
やっと抜糸の日を迎えました。朝9時半に家を出て病院に向かったのですが、着いた時にはすでに待合室はワンニャンでいっぱい、相変わらず人気の病院です。結局1時間待って、診察を受けました。今日のヴァニラの体重、4.10kg。お腹の縫った箇所を抜糸してもらい、傷口を消毒。カラーを徹底していたこともあって、傷口を一切舐めさせなかったせいか、「傷口もキレイになっていますね〜」とお褒めの言葉。よく頑張ったね、ヴァニラ!これでもう通院することもなくなりました。私としても毎回タクシーを使っての通院は家計につらかったので(苦笑)、ちょっと安心です。そして…昼夜の見守りの必要もなくなり、これで私もダンナさんも寝室で熟睡できるかと思うと、今までの疲れがどっと出てきそうです(笑)。
帰宅してのヴァニラ、キャリーバッグから出てきて真っ先にしたのは、私へのスリスリ頭突き。これまではカラーが先に当たってしまって、あまあまニオイつけもできなかったので、今日はたっぷりスリスリされました(笑)。私がいっぱい撫でて、それからブラッシングをしてあげると満足したのか、今度は毛繕いを始めました。舐める舐める、ひたすら舐める。30分以上カラダの隅々までしっかり舐めてキレイにしていました。お腹のあたりは唾液でビチョビチョです(笑)。毛玉を吐くんじゃないかな〜と心配するくらい。毛繕いが終わると今度はマロンとのバトルです。マロンも「待ってました!」という感じで、プロレスごっこを始めました。何の障害もないので、2ニャンともすごく楽しそうです。これで我が家にもいつもの日常が戻りました。
今度のヴァニラの去勢手術の件では、みなさまからたくさんの励ましやお祈りメッセージをいただきました。
あたたかい言葉のひとつひとつに、涙をウルウルさせることもありました。
この手術後の10日間を頑張って乗り越えられたのも、みなさまの応援があったからこそです。
この場を借りて、ヴァニラともども厚くお礼申し上げます。どうもありがとうございました。