ValueStar VL570/B HDD交換手順

2009年10月24日、ValueStar VL570/5Dのハードディスクの交換をしました。


交換理由:WindowsXPsp3起動後不定期に、下のブルー画面表示後いきなり電源が落ちる。


コンピュータの電源投入直後、自動的に実行される各機器のテストをPOSTと云い、メモリやディスク、キーボードなどのハードウェアに異常がないかを調べる。
異常な状態は次の1から5までを参考にすることができる。


F1 電源ボタンを押してもCPUファンやハードディスクなどが動作せず、全く反応が無い場合。
A1 ハードウェア的な故障の可能性大。

F2 FANは回っているので、電源は入っているが画面に何も表示されない場合や、警告音が鳴る。
A2 CPU・メモリ・マザーボード・電源ユニット・VGAカードなどが原因で起動しない可能性があります。PCIカードや機器などを接続している場合には、全て取り外してから再度電源を入れてみる。CMOSクリアを行うと、起動することがある。
ビープ音でマザーボードの異常、メモリ、キーボードなどと判断できる場合がある。
接続しているIDE機器を全て取り外して起動してみる。取り外し後も同じメッセージより先に進めば、接続していたIDE機器の設定や故障などが考えら、先に進まない場合は、BIOS設定画面で「Load Setup Default」を実行してみる。

F3 画面にCPUやハードディスクなどが表示されれるが、その画面の途中で停止してしまう場合。
A3 毎回停止する箇所が異なり、BIOS設定画面でフリーズしてしまう場合は、CPU・メモリ・マザーボードの中で故障しているパーツがある可能性ある。
画面上に表示される最後の文書の内容によって原因を判断する事ができる。

F4 Windowsロゴが表示されてからフリーズする場合や青い画面に切り替わる場合。
A4前回正常起動した構成で起動」や「セーフモード」などで起動が行えるかテストしてみる。
起動しなくなった直前のハードウェアの追加や、ソフトウェアの追加などを行った場合は、そのハードウェアを取り外したり、アンインストールをして起動するかテストしてみる。
画面下のインジゲーターが進んだ後に青い画面で文字が表示される場合は、他のPCでインストールしたハードディスクから起動させた場合、このような現象が発生することがあります。

F5 マウスカーソールが表示されてから停止する場合。
A5 ハードウェアの可能性は低く、直前にインストールしたドライバやアプリケーションなどの影響による、OSの不調が考えられます。セーフモードで起動出来るかテストしてみる。


今回はまさにF3でした。画面上に表示された最後の文書の内容によって原因を判断する事ができます。


経過


電源スイッチを押すと下の画面が表示されSTOPします。[画面1]


↑の画面には表示されていませんが最下部にF1=続ける、F2=BIOS設定キー選択するよう表示されていましたが、トラブル発生前はこの画面を見ることはありませんでした。
最下部3行は、Hard Diskに異常があり、データをバックアップするよう指示しています。


何度かF1を押してXpが起動しデータをバックアップしましたが、いきなり下の画像のような0x000000F4ブルー画面表示され「Ctrl」「Alt」「Del」キーでの再起動もシャットダウンもできなくなり止むを得ずテーブルタップボタンで電源を切りました。[画像2]


[Beginning dump of physicl memory]

↑の画面最後の行の表示からメモリを取り外し清掃後、取付けて起動すると、最初は半日ほど選択画面のF1を押すことで使用できたが、その後同じようにブルー画面表示後いきなり電源が落ちてしまう。


そこで、[画面1]が表示されても、単にF1キーを押して起動を続けていたが、よく見るとHDDに異常がある旨を指摘していることに気づきハードディスクを交換することにしました。


HDDの交換手順


CPUなど仕様の似ている、VL980/BD、VL770/BD、VL590/BD、VL700/BD、VL350/BDは同様に交換できるようです。
ケースを開けると、DVDの下にHDDがあります。

先ず下の画像のDVDのフラットケーブルと電源コードを抜き、その下にあるHDDケーブルも抜きます。[画像3]


下の画像のようにDVDは2本のネジを外します。HDDはDVDの下に装着されています。[画像4]


DVDとHDDのケーブルをはずすと、↑画像の中央の丸い穴に指を入れて、少し持ち上げて、手前に引っ張るとマウンターごと引き出せます。[画像5]


抜き出したHDDとマウンターを固定している左右のネジを外します。


下の画像のようにマウンターとHDDの固定は左右とも爪で引っ掛けて止めるようになっており、反対側は↑の画像のように2本のネジで止めるようになっています。
尚、画像上部に写っている本体左右2本の切り欠き部分と、HDDマウンター底部が密着して固定されるようになっています。
尚、同等のSATA形式のHDDに交換し、リカバリDVDでインストールしました。

21.10.26

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