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サスペンス・ハードボイルド小説(海外)の書評

 

J.M.ディラード (J.M.Dillard)

 
  
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逃亡者

逃亡者

おススメ度:(5点満点)

本体価格:544円
発行所  :ハヤカワ文庫
発行日  :1993年9月
形態   :文庫・297ページ

ジャンル:サスペンス・ハードボイルド、欧米文学、映画化された小説
 内容
 1993年に公開されたハリソン・フォード主演の映画『逃亡者』のノヴェライズ。
 妻殺しの汚名を着せられた医師リチャード・キンブルは、死刑を宣告され、刑務所へ護送される途中に事故にまぎれて辛くも脱走。 自分が唯一の目撃者である妻殺しの真犯人である片腕の男を捜し、自らの無実を立証しようとする。 その前にキンブルを逮捕するため、連邦保安官補サミュエル・ジェラードが執拗に追跡する。

 感想
 上でも書いたように1993年に公開されたハリソン・フォード主演の映画『逃亡者』のノヴェライズであり、テレビシリーズの原作ではない。 あとがきにも書いてあるがジェラードの肩書きや片腕の男の捜索方法が現在風にアレンジされている。
 テレビシリーズとやや違うということで映画版は認められないという人もいるが、これも大変面白い話だと思う。 逃亡者の映画はビデオで見たが、この本はそれを忠実にノヴェライズしており、映画中のアクションシーンも本を読むことで目に浮かぶようであった。
(書評作成:2004年1月18日)
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スコット・トゥロー (Scot Turow)

 
(プロフィール)
1949年、シカゴ生まれ。
スタンフォード大学大学院で創作を学んだ後、同校で講師として文学創作を教えていたが、26歳でハーヴァード・ロースクールに入学、法曹界を目指す。
87年、シカゴ地区連邦検察局の現職検事補の身でありながら、「推定無罪」を発表。
 
  
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推定無罪

推定無罪

おススメ度:(5点満点)

本体価格:520円(上)、540円(下)
発行所  :文藝春秋
発行日  :1991年2月10日(上、下)
形態   :文庫・357ページ(上)、360ページ(下)

ジャンル:サスペンス・ハードボイルド、欧米文学、映画化された小説

目次
冒頭陳述



最終弁論
 内容
 アメリカ中部の大都市キンドル郡において、地方検事を選ぶ選挙戦のさなかに、美人検事補が絞殺される事件が発生した。 主人公のサビッチ主席検事補は捜査に乗り出すが、容疑が次第に自分に向けられ、ついには容疑者として法廷に送られてしまう。 身に覚えのない事件のため、サビッチは必死に無罪を訴える。 ただ事件には様々な罠が張り巡らされていた。

 感想
 ハリソン・フォード主演で映画化されたこともあり、非常に期待して読んだ。 現職検事補が書いたということで、法廷の場面や検事と弁護士のかけひきの部分は、描写が詳細でリアリティが感じられた。 また話にも様々な複線が張られ、それらが複雑に絡み合って話のエンディングまで先が読めない構成になっているのは読んでいて楽しかった。
 残念なのはアメリカ人特有の誇張、比喩表現が非常に多いため、文書の量が多くなって2巻に分かれてしまったこと、読むのが少々大変であったことである。
(書評作成:2006年8月7日)
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トム・クランシー (Tom Clancy)

 
  
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レッド・オクトーバーを追え

レッド・オクトーバーを追え

おススメ度:(5点満点)

本体価格:500円(上下とも)
発行所  :ハヤカワ文庫
発行日  :1985年12月25日(上下とも)
形態   :文庫・372ページ(上)、414ページ(下)

ジャンル:サスペンス・ハードボイルド、欧米文学、映画化された小説
 内容
 ソビエトの最新潜水艦であるレッド・オクトーバーの船長であるラミウスは、その処女航海において米国への亡命を企てる。 米国およびソビエトの両国はレッド・オクトーバーの奪取のため様々な策略や駆け引きを繰り広げる。

 感想
 ずいぶん前に映画で「レッド・オクトーバーを追え」を見た。 どんな話だったのかちょっと忘れていたので、改めて本書を読んだ。
 冷戦時代の話であり、今とはずいぶん状況が異なるが、様々な駆け引き、だましあいなどが壮大なスケールで描かれていて面白かった。
 ただ、軍事用語なども多くてちょっと理解しづらい部分もあった。 何より残念だったのは、誰が主人公なのかちょっと分かりにくかったということ。 人物がもう少し魅力的で個性があればさらに面白い作品になったのに、と思う。
(書評作成:2012年5月13日)
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