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教養関連の本の書評3

 

大滝令嗣 (おおたき れいじ)

 
(プロフィール)
静岡県清水市出身。
東北大学工学部応用物理科卒、カリフォルニア大学サンディエゴ校電子工学科博士課程終了。
東芝、米系コンサルティングファームを経て、 1988年マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングに取締役として入社。
1995年に代表取締役社長、2000年に代表取締役会長、および同社 のアジア代表に就任。
シンガポール経済開発庁(EDB)ボードメンバー。
 
  
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理系思考

理系思考 エンジニアだからできること

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,600円+税
発行所  :ランダムハウス講談社
発行日  :2005年9月23日
形態   :単行本・255ページ  

ジャンル:教養

目次
序章 「つぶしのきかないサラリーマン」になるという危機感
第1章 エンジニアを大切にしない日本
第2章 見方を変えれば、いまの仕事もうまくいく
第3章 いつか、人の上に立ったとき
第4章 エンジニアを卒業するなら
終章 エンジニアは錬金術師
 内容
 日本の会社では理系のエンジニアは、文系の人に比べ報われていないとして、会社で報われるために「理系」の人が心がけること、身につけることについて解説している。

 感想
 タイトルは非常に気に入って本書を手に取ったのだが・・・ 理系のエンジニアにとって本書のタイトルは非常に気になるはず。 本書がその期待にこたえたかというと、残念ながら全くだめであった。 大きな期待を寄せた分、非常に落胆させられ、最後まで読み終えるのが非常にきつかった。
 本書で述べているのを簡単に要約すると、「理系の人は専門に走りがちな理系バカになりがちだから、もっといろんな知識を身につけましょう」というこれだけの薄っぺらい内容。
 日本の会社制度を徹底的に否定しアメリカ、中国をとことん崇拝するのがまず気に入らない。 それから著者は自らを元エンジニアといっているが、会社つとめはわずか2年。 しかもたいした仕事も任されずに落伍していったようであり、そのような人が大それたことをいうこと自体腹立たしい。
 唯一参考になるかと思ったのは、リーダーが身につけるべき3条件(「リーダーとして明確なビジョンを示す」、「部下や周囲に得をさせる」、「部下や周囲を感動させる」)に関する記述。 まさにこれだけが本書を読んでよかったと思える内容であった。 まさに時間の無駄であった。
(書評作成:2007年7月28日)
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畠山芳雄 (はたけやま よしお)

 
(プロフィール)
1924年、北海道帯広市生まれ。
陸軍経理学校本科卒。
官庁、工場、商社などに勤務の後、1949年、社団法人日本能率協会に入る。
経営コンサルタント、 幹部教育などで多数の企業・会社・公団等の調査・勧告・教育に従事。
日本能率協会理事長、副会長を経て、現在、同会顧問。
 
  
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仕事を面白くする法

仕事を面白くする法 自分を伸ばす生き方

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,200円+税
発行所  :PHP研究所
発行日  :2001年2月7日
形態   :単行本・205ページ

ジャンル:教養

目次
第1部 幸福トライアングル
 第1章 高い収入より伸びる収入
 第2章 充実した私生活を持つために
 第3章 「仕事の面白さ」が幸福トライアングルのキー
第2部 面白く仕事をするには
 第4章 職業を賢く選ぶ
 第5章 仕事は工夫するところに面白さがある
 第6章 信頼される関係をつくる
第3部 自分の能力を高める
 第7章 未経験への挑戦で能力アップ
 第8章 行きづまりは問題解決の前夜だ
第4部 説得力を持つ
 第9章 考えをまとめ、意思を固める
 第10章 説得の技術
むすび 将来最適と全体最適
 内容
 幸福な人生とは何か?という問いに対し、「伸びる収入」、「面白い仕事」、「私生活の満足」の三つを同時に得ることが幸福な人生であると説いている。 更にその三つを満足する上で重要なのは「面白く仕事をする」ことであると述べている。
 本書では、「面白く仕事をする」ためのコツ、そのために心がけることについて解説している。

 感想
 本書の内容はごく当たり前のことがかかれているかと思えば、新たに気付かされる内容も含まれており、読んでみて非常に有意義であった。対象読者はどちらかといえば若手であるが、中堅層が読んでも参考になると思う。
  仕事を単なる生活の糧としてイヤイヤ日常を過ごすのはあまりにももったいないし悲しいこと。 できれば毎日生き生きと仕事をしたい。 本書を読むだけで明日からいきなり生き生きとした生活を遅れるとは限らないが、そのための気付きをもらうことができた。
(書評作成:2007年9月2日)
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中谷彰宏 (なかたに あきひろ)

 
(プロフィール)
959年4月14日、大阪府堺市生まれ。
早稲田大学第一文学部演劇科卒。博報堂で8年間CMプランナーの後、株式会社中谷彰宏事務所設立。
 
 
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時間をプレゼントする人が、成功する

時間をプレゼントする人が、成功する

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,200円+税
発行所  :ダイヤモンド社
発行日  :2006年3月2日
形態   :単行本・119ページ

ジャンル:教養
 内容
@時間を増やしたくてイライラしている人、
A待たされることにイライラしている人、
B時間を奪われてイライラしている人、
に対して時間の無駄使いをなくすための50の具体例を解説している。

 感想
 50の具体例について見開き2ページで解説している。 だからページ数も少なく一気に読みきってしまう。 簡潔に書かれている分、頭の中に残る。ある程度自分なりの働き方というものを持っている人にとっては特に目新しい内容はない課も知れない。その意味では仕事を始めたばかりの新人向けといえるであろう。しかし、中堅以上の人にとっても頭の中を整理したり、行動指針を再確認したりする意味で役立つと思う。
(書評作成:2007年10月8日)
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櫻井 弘 (さくらい ひろし)

 
(プロフィール)
東京都出身。
CNS(株)話し方研究所副所長。
話し方インストラクターとして、(株)電通、(株)東芝、(株)大阪ガスなどの民間企業、自治大学校などの官公庁で、コミュニケーションに関する研修を手がけている。
 
  
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「話す力」が面白いほどつく本

「話す力」が面白いほどつく本

おススメ度:(5点満点)

本体価格:533円+税
発行所  :三笠書房
発行日  :2003年10月10日
形態   :文庫・236ページ

ジャンル:教養

目次
1章 「話す力」が人生を不思議なほど変える
2章 あなたは「この一言」がすぐ出てくるか
3章 相手の気持ちをがっちりつかむ「話す技術」「聞く技術」
4章 あなたは「話し方」で損をしていないか
5章 これで「敬語」に絶対の自信がつく!
6章 一回の電話で人の心をつかめる人は、ここが違う
7章 「話す力」が“いい人間関係”をつくる!
 内容
 「話す技術」、「聞く技術」を向上させるためのちょっとしたコツについてわかりやすい例や図を用いて解説している。

 感想
 日常生活でも、またビジネスシーンでも自分の言いたいことが相手に伝わらなかったり、また誤解されたりしたらそれは不幸以外の何者でもない。 これらのためには「話す技術」をしっかりと身につけることが必要。 本書ではすぐに実践できるようなちょっとした「話し方」のテクニックについてわかりやすく解説されている。 ここが結構重要で、「話し方」のテクニックって頭の中に入っているだけでは不十分で、それを実践し続けることで身につくもの。 そのためにすぐに実践できるということが非常に重要である。
 ごく当たり前の内容ではあるが、認識を再確認させてくれる本である。 価格も500円強ということでお手軽であり、手元に置いといて損は無い本であると思う。
(書評作成:2008年1月20日)
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本田尚也 (ほんだ なおや)

 
(プロフィール)
1959年神奈川県生まれ。
中堅流通小売店、食品会社勤務を経て独立。
現在、独立アドバイザー・コンサルタントとして活躍中。
 
 
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仕事で差がつく メモ術・ノート術

仕事で差がつく メモ術・ノート術

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,400円+税
発行所  :ぱる出版
発行日  :2002年8月25日
形態   :文庫・236ページ

ジャンル:教養

目次
第1章 できるビジネスマンになる!
第2章 仕事に差がつくメモ、ノートの役割
第3章 メモ、ノートが活きるコミュニケーション術
第4章 メモの取り方、基本テクニック
第5章 ノートのまとめ方、基本テクニック
第6章 メモ、ノートに欠かせない役立ち便利ツール
第7章 現場で使えるメモ、ノート術
 内容
 できるビジネスマンになるための一つの手段としてのメモ/ノートをとることの重要性について解説するとともに、メモやノートをとる上での基本的なテクニックについて解説している。

 感想
 メモやノートをとることの重要性は日ごろから認識しているが、つい億劫になって数ページしかノートに書くことがないということがこれまでよくあった。 本書を読むことでメモやノートに記録することの重要性について再認識させられた。 メールソフトを使ったメモ術などは面白いし、また役立つと思った。
 あえて難をつけるとするならば、ごく当たり前のことが書いてあり、メールソフトを使ったメモ術のようにユニークで役立つテクニックについてもっと紹介されていればよかったのにと思った。
(書評作成:2008年5月10日)
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石川拓治 (いしかわ たくじ)

 
(プロフィール)
1961年茨城県水戸市生まれ。ノンフィクションライター
 
  
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奇跡のリンゴ

奇跡のリンゴ

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,300円+税
発行所  :幻冬舎
発行日  :2008年7月25日
形態   :単行本・207ページ

ジャンル:教養、映画化された本
 内容
 リンゴ栽培には農薬が不可欠である誰もが信じて疑わないその「真実」に挑んだ男がいた。
NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で放送された、無農薬で育った「奇跡のリンゴ」を生み出されるまでの軌跡を解説している。

 感想
 リンゴというのは農薬がなければ育たないという”常識”にあえて挑み続けた木村秋則さんの努力の軌跡がつづられている。
 絶対に無農薬を実現してやるんだという信念と執念は、業種を超えても参考になると思う。 また木村さんは土の重要性に対してある仮説を立て、多くのデータを取ってその仮説を検証しておられるが、その姿勢は技術者にとってまさにあるべき姿である。
 想像を絶する苦労があったと思うが、表紙や巻末の木村さんのにこやかな笑顔を見ていると、本当に夢が実現できてよかったなあと感じた。
(書評作成:2009年11月1日)
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木村秋則 (きむら あきのり)

 
(プロフィール)
奇跡のリンゴ農家
 
 
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すべては宇宙の采配

すべては宇宙の采配

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,429円+税
発行所  :東邦出版
発行日  :2009年8月8日
形態   :単行本・198ページ

ジャンル:教養

目次
第1章 不思議の始まり
第2章 泥沼にて
第3章 許された日々
第4章 まだ足りない
 内容
 奇跡のリンゴ農家の木村さんが、自らの数奇な人生を紹介するとともに、奇跡のリンゴが生み出されるまでの軌跡について語っている。

 感想
 宇宙人の拉致された話など、木村さんの数奇な人生を語っている部分は純粋に楽しめる。 また奇跡のリンゴを生み出すまでの苦労話は読んでいて参考になる。 ただそれらが一冊の本に融合されたとなると、残念ながら中途半端な感じになってしまう。 奇跡のリンゴを生み出すまでの軌跡は「奇跡のリンゴ」のほうが詳しく書かれているので、そちらを読めばこちらはあえて読む必要はない。
 それに表紙の作りも「奇跡のリンゴ」の二番煎じのような感じがする。 「奇跡のリンゴ」の売れ行きをうらやましく思った別の出版社が二匹目のドジョウを狙っただけのような印象である。
(書評作成:2009年11月8日)
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マーシー・シャイモフ (Marci Shimoff)著

茂木健一郎 (もぎ けんいちろう)

 
(プロフィール)
(前者)
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で経営学修士号(MBA)を取得。自己啓発セミナーを数々主催するカリスマ・コーチ。
(後者)
脳科学者。
ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授(脳科学、認知科学)、東京芸術大学非常勤講師(美術解剖学)。
その他、東京大学、大阪大学、早稲田大学、聖心女子大学などの非常勤講師も務める。
1962年東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。
 
  
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脳にいいことだけをやりなさい!

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,300円+税
発行所  :三笠書房
発行日  :2008年11月25日
形態   :単行本・240ページ

ジャンル:教養

目次
訳者のことば
1「脳の使い方がうまい人」には7つの特徴があった!
2 簡単で効果抜群の脳の「大そうじ」!
3 脳に「ポジティブな回路」をつくる法
4「脳が一番喜ぶこと」を毎日する
5 脳細胞が元気なら、何でも思い通りに!
6 夢を楽々実現する、ハイパーエネルギーの秘密!
7 眠っている才能を目覚めさせる脳の刺激法
8 こんな人とつき合えば、脳はいい刺激を受ける
 内容
 お金がなくても毎日が幸せいっぱいの人もいれば、巨万の富を得ていても幸せがかんじられない人もいる。 脳にとっての幸せとは何かという視点から、幸せになるためのポジティブシンキングについて述べている。

 感想
 話の内容については冒頭の茂木さんの「訳者のことば」のところに集約される。 つまり脳にいいこととは世界(宇宙)はすべて自分の味方であると思うこと。 そうすることによりたとえ不幸な出来事でも、それは将来の自分にとっては必要なことだから、と考えられるようになる。
 たったこれだけのことであるが、確かに少しはポジティブに考えられるようになる。 まだ著者のような悟りのレベルには達していないので、まだちょっとしたことでも何かのせいにしようとしてしまうが。 ただこのような思考を意識できるようになっただけでも、この本を読んでよかったと思う。
(書評作成:2009年11月1日)
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今泉正顕 (いまいずみ まさあき)

 
(プロフィール)
1926年、福島県郡山市生まれ。
1947年、福島経済専門学校(現・福島大学経済学部)卒業。
郡山青年会議所(郡山JC)専務理事、郡山商工会議所専務理事を経て、1969年、FCT福島中央テレビ創立に参画。同社代表取締役社長・会長を経て、現在、同社最高顧問。
県内の青年運動、文化運動並びに地域経済の指導者として活躍中。
1990年4月には、放送事業の功績で藍綬褒章受章。日本尊厳死協会理事
 
 
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上司の品格

上司の品格 人の上に立つ者の心得

おススメ度:(5点満点)

本体価格:571円+税
発行所  :PHP文庫
発行日  :2007年6月18日
形態   :文庫・279ページ

ジャンル:教養

目次
はじめに
【第一章】今、なぜ「上司の品格」が問われるのか
【第二章】”今どきの若者”と言われる部下の実体を知れ
【第三章】「品格ある上司」を志すなら、まず”人間学”を学べ
【第四章】学ぶ心得第一は、「方針」「目標」を明確化すること
【第五章】学ぶ心得第二は、「礼節」を重んずること
【第六章】学ぶ心得第三は、「不易流行」の先見力を持て
【第七章】学ぶ心得第四は、「指導力」という統率力を磨け
【第八章】学ぶ心得第五は、「多逢聖因」で幸運を招け
【第九章】学ぶ心得第六は、「一語一会」の言葉づかいが大事
【第十章】学ぶ心得第七は、「風流」という遊び心を忘れるな
【第十一章】学ぶ心得第八は、「修身・斉家」の実践あるのみ
【第十二章】凛とした「風格」を持つ歴史上の先達に学ぶ
 内容
 課長、部長、などミドルマネージャーを対象に、上司の品格が必要な理由、上司の品格とは何か、その品格を身につけるにはどうすればよいか、について解説している。

 感想
 見開き2ページで、過去の歴史の逸話などを交えながら上司の品格に関する著者の考えをまとめている。 見開き2ページなので、どちらかというと話の深みはないが、広く浅く学ぶことができる。
 様々な歴史上の逸話などは参考にすべき点が多いと思う。 文庫本で比較的安価であるし、すぐに読みきれるものなので新たにマネージャークラスになった人は読んでみても損はないと思う。
(書評作成:2010年7月25日)
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清宮克幸 (きよみや かつゆき)

 
(プロフィール)
1967年7月17日、大阪生まれ。
早稲田大学ラグビー蹴球部監督に就任し5年連続で関東大学対抗戦全勝優勝、大学選手権も3度制覇。
現在、サントリーラグビー部監督。
 
 
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最強のコーチング

最強のコーチング

おススメ度:(5点満点)

本体価格:800円+税
発行所  :講談社
発行日  :2006年3月20日
形態   :新書・190ページ

ジャンル:教養、スポーツ

目次
はじめに 普遍のコーチング哲学
第1章 コーチングの出発点は「なぜ」
第2章 「場」の活用法
第3章 目的の明確化
第4章 セオリーと個性のバランス
第5章 コンバートの重要性
第6章 モチベーションの高め方
第7章 目標の数値化
第8章 キャプテンシーの活かし方
第9章 朝令暮改のすすめ
第10章 優先順位と次へのステップ
 内容
 早稲田大学において徹底したチーム改革を行い、早稲田ラグビー部を大学選手権連覇を果たすまでに成長させた著者の指導力(コーチングの手法)について解説している。

 感想
 現在、ビジネスシーンにおいて重宝される手法の一つとしてコーチングがあげられる。その目的としては、指示待ちの体質から脱却し、一人ひとりが自律的に考え、行動する体質へと変革することである。コーチングについていろいろと実践された例を知りたいと思い、本書を読んだ。 プロジェクトX的なラクビー部改革の話は面白く、またいくつか勉強になるフレーズはあった。
 しかしページの多くは早稲田での5年間が語られているため、これを実際のビジネスシーンに活用しようとすると、かなり自分のとしての解釈を加える必要があると思う。結果として、この本で記載されている内容を社会におけるコーチングに適用できるか?というと、やはり難しい側面も多いと思う(最強のというのは明らかに言いすぎであろう)。 著者の考えについてはつまみ読みして活用できる部分だけは活用すると言うような使い方がいいのであろう。
(書評作成:2010年8月29日)
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