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教養関連の本の書評

 

山田真哉 (やまだ しんや)

 
(プロフィール)
公認会計士。1976年兵庫県神戸市生まれ。
大阪大学文学部史学科を卒業後、一般企業を経て、公認会計士二次試験に合格。
中央青山監査法人/プライスウォーターハウス・クーパースを経て、現在インブルームLLC代表。
元・日本公認会計士協会会計士補会会報委員長。
 
  
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さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学

おススメ度:(5点満点)

本体価格:700円+税
発行所  :光文社新書
発行日  :2005年2月20日
形態   :新書・216ページ

ジャンル:教養

目次
プロローグ どうして「会計」はむずかしいのか?
1 さおだけ屋はなぜ潰れないのか?―利益の出し方
2 ベッドタウンに高級フランス料理店の謎―連結経営
3 在庫だらけの自然食品店―在庫と資金繰り
4 完売したのに怒られた!―機会損失と決算書
5 トップを逃して満足するギャンブラー―回転率
6 あの人はなぜいつもワリカンの支払い役になるのか?―キャッシュ・フロー
7 数字に弱くても「数字のセンス」があればいい―数字のセンス
エピローグ 普通の人が「会計」を学ぶ意味
 内容
 難解でとっつきにくいイメージがある「会計」について、「日常の気になる疑問」という視点から平易な表現で解説している、「会計」に関する読み物。 本書は数多く出版されているいわゆる「会計の入門書」ではなく、「会計」に慣れ親しみ「会計」を身近に考えることができるようになるための読み物である。

 感想
 「会計」関連の書物としては異例の売れ行きを見せたベストセラー本であったが、読んでみて売れる理由が分かった気がする。 著者の狙い通り、「会計」や「会計」の考えを身近に考えることができる、と感じられた。 今の私の仕事では、「会計」の知識は特に必要ないが、7章で著者が述べている「数字のセンス」の話は非常に参考になった。 会計のみならず、「数字のセンス」があるのとないのとでは日常生活や仕事の上で大きな差がつくためである。
 ページ数も少なく、また内容も面白いので一気に読めてしまう。 しかし本書は手元においといて、事あるごとに読み返したいと思わせる内容であった。
(書評作成:2006年10月1日)
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矢幡 洋 (やはた よう)

 
(プロフィール)
1958年東京都に生まれる。
京都大学文学部卒業。
精神病院の相談室長などを経て、現在、矢幡心理教育研究所所長、西武文理大学講師、臨床心理士、作家。
 
  
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あなたの話は、なぜまわりくどいか

あなたの話は、なぜまわりくどいか

おススメ度:(5点満点)

本体価格:740円+税
発行所  :中央公論新社
発行日  :2006年7月10日
形態   :新書・230ページ

ジャンル:教養

目次
第1章 あなたは「言葉がたりない」系?「まわりくどい」系?
第2章 言葉がたりない人の会話は、ここがたりない
第3章 まわりくどい話し方の裏にある、強迫性性格
終章 まわりくどさからの脱出法
 内容
 世の中には「言葉足らずな人」、「話がまわりくどい人」がいる。 なぜそのような話し方になるのか、その人のパーソナリティから解説している。

 感想
 タイトルは面白いのですが。 おそらくこのタイトルを見た人は、話がまわりくどくなる原因について知りたいと思うと同時に、どうすればまわりくどくならないのか、ということについて知りたいと思っているはず(どちらかというと後者に対する期待が大きいと思いますが)。 話がまわりくどくなる原因については非常に多くのページを割いて丁寧すぎるほど記載されている。 しかしどうすれば、の点に関してはわずか数ページ、尻切れトンボの感が否めまない。
 またまわりくどくなる原因についての記述も他の学者の説をそのまま流用している部分が目立つ。 はっきり言って文章自体がすごくまわりくどくて途中から読むのがつらくなった。
(書評作成:2007年9月15日)
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一川 誠 (いちかわ まこと)

 
(プロフィール)
1965年宮崎県生まれ。大阪府で育つ。
千葉大学文学部行動科学科准教授。大阪市立大学文学研究科後期課程修了。博士(文学)。専門は実験心理学。

一川 誠さんのホームページへ
http://hpcl.kde.yamaguchi-u.ac.jp/ichikawa/person.html
 
 
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大人の時間はなぜ短いのか

大人の時間はなぜ短いのか

おススメ度:(5点満点)

本体価格:700円+税
発行所  :集英社新書
発行日  :2008年9月22日
形態   :新書・206ページ

ジャンル:教養

目次
第1章 時間って何だろう?
第2章 私たちは外界をどう知覚しているのか
第3章 時間に関わる知覚はどう処理されるか
第4章 人間が体験する時間の特性とは?
第5章 時間の長さはなぜ変わるのか
第6章 現代人をとりまく時間の様々な問題
第7章 道具としての時間を使いこなす
 内容
 題名にあるように「大人になるとなぜ時間は短いのか?」など、時間に関する身近な疑問について解説するとともに、人間が体験する時間の不思議についても解説している。

 感想
 時間に関して、哲学的、物理的、生物学的、心理学的なアプローチが試みられている。 非常に興味深い内容であったが、ちょっと難しい内容もあり、読むのにかなり骨が折れた。 たった200ページ強の本なのに2週間程度も費やしてしまった。
 本文中で著者が繰り返し述べられているように、さまざまな時間についての現象に対しては解明の一途であり、まだ決定的な答えは出ていない(もしかするとでないのかもしれない)。 時間に対するさまざまな疑問に対する明快な答えが得られるわけではないが、時間に対して考えるきっかけにはなると思う。
(書評作成:2009年4月4日)
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澤泉重一 (さわいずみ しげかず)

 
(プロフィール)
1939年神奈川県生まれ。
63年富山大学工学部機械工学科卒業。同年三菱電機株式会社入社。
富山県立大学特別研究員、富山大学経済学部講師、株式会社国際電気通信基礎技術研究所技術リエゾンセンタ顧問をつとめる。
SAM経営近代化協会日本チャプター会員、日本科学史学会会員、「元気に富山推進懇話会」イタリア語読書会代表世話人。
 
  
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偶然からモノを見つけだす能力

偶然からモノを見つけだす能力 「セレンディピティ」の活かし方

おススメ度:(5点満点)

本体価格:648円+税
発行所  :角川書店
発行日  :2002年8月10日
形態   :新書・193ページ

ジャンル:教養

目次
1 プロローグ
2 セレンディピティの誕生
3 寓話「セレンディップの三人の王子」
4 セレンディピティの生命力
5 偶然と察知力
6 身辺事例
7 セレンディピティの向上
8 セレンディピティで遊ぼう
 内容
 セレンディピティについて、その言葉の由来や能力の高め方といったことなどが全般的に論じられている。 セレンディピティという言葉が生み出された背景から、現代においてセレンディピティ(という言葉)が活用されている状況を紹介している。

 感想
 最近、いろんな講演会に出かけるとよく耳にする言葉が「セレンディピティ」。 それについてちょっと勉強してみたいと思い本書を手に取った。
 良くも悪くも偶然が関与する分野なので学問的に整理することは難しい(というより無理)なので、本書はセレンディピティの一例を紹介する内容となっている。
 この本を読んでセレンディピティの能力は向上できるというわけではない(著者もそんな大それたことをもくろんではいないであろう)が、セレンディピティを意識するだけでも意味はあると思う。
(書評作成:2011年3月6日)
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嶋津良智 (しまづ よしのり)

 
<公式ブログ>
「リーダーズアカデミー学長日記inシンガポール」
http://blog.livedoor.jp/y_shimazu/

<ホームページ>
http://www.leaders.ac/
 
 
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怒らない技術

怒らない技術

おススメ度:(5点満点)

本体価格:900円+税
発行所  :フォレスト出版
発行日  :2010年7月17日
形態   :新書・198ページ

ジャンル:教養

目次
プロローグ 心と感情が人生を変える!
PART1 怒らない技術
 第1章 人生をうまくいかせるための「3つのルール」
 第2章 「あなたの感情」はあなた自身が決めている!
 第3章 感情コントロールは人生コントロール
PART2 怒り・イライラと無縁になる25の習慣
 第4章 「イライラ」を感じなくなる習慣
 第5章 自分を気持ちよくする習慣
 第6章 今すぐ怒り・イライラが消える11の特効薬
 内容
 「命と時間」を大切にするために、必要のない不機嫌、イライラ、怒りといったマイナス感情を取り除くための”コツ”について紹介している。

 感想
 本書で書かれている内容は何一つ間違っているところはないが、イマイチ心に響くところがない。 なぜなんだろうと考えていたらほかにも同じような本がベストセラーで出ていて、それらの内容と内容がかぶっているから。
 たとえば、「脳にいいことだけをやりなさい!」や「脳内革命」等を読んだならば、あえて本書を読む必要はないと思う。
もう少しオリジナリティや独自の論理があってもよかったと思う。 最近はやりの”○○の技術”という名前に引っかかってしまった。
(書評作成:2011年3月6日)
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二宮清純 (にのみや せいじゅん)

 
(プロフィール)
1960年愛媛県生まれ。
日本大学商学部卒業。
フリーのスポーツジャーナリストとして、新聞、雑誌、ラジオ、テレビ等で幅広く活躍中。
 
  
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勝者の思考法

勝者の思考法

おススメ度:(5点満点)

本体価格:660円+税
発行所  :PHP新書
発行日  :2001年3月29日
形態   :新書・232ページ

ジャンル:教養、スポーツ

目次
プロローグ 勝者とは何か
第1章 弱者が強者に勝つ方法
第2章 名監督・名コーチの思考法
第3章 敗者の思考法
第4章 組織に見る勝敗の明暗
第5章 勝者の思考法
 内容
 日本のスポーツ界における成功事例・失敗事例を紹介し、勝者、敗者の思考について考察している。野茂、イチロー、トルシエ、森祇晶、三原脩など一流の選手・指導者と日本シリーズON対決などの勝負が分析されている。

 感想
 ビジネスにおいては、成功者および失敗事例から学ぶことが重要といわれてきている。 勝ち負けがはっきりと目に見える形で分かるスポーツからは学ぶことが多いし、またスポーツジャーナリストとして著名な著者の著書だから学ぶべきところが多いであろう、と大きな期待を持って本書を読んだ。
 著者も本書の中でビジネスとのかかわりについて記述している部分もあったが、ちょっとビジネスと結びつけるためには筆力不足であったと感じる。 スポーツにおける成功・失敗の歴史の記録として詠めば面白いと思うが、ビジネス書としてみると内容的には薄っぺらいと思う。
(書評作成:2011年3月20日)
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新渡戸稲造 (にとべ いなぞう)

奈良本辰也 (ならもと たつや) 訳・解説

 
(プロフィール)
(前者)盛岡生まれ。
札幌農学校で学んだ後、アメリカ、ドイツで農政学などを研究。
帰国後は東京帝国大学教授、東京女子大学学長などをつとめた。
(後者)1913年、山口県に生まれる。
1938年、京都大学文学部国史専攻卒業。
 
 
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武士道

武士道

おススメ度:(5点満点)

本体価格:495円+税
発行所  :三笠書房
発行日  :1993年2月10日
形態   :文庫・244ページ

ジャンル:教養

目次
第1章 武士道とは何か
第2章 武士道の源をさぐる
第3章 「義」―武士道の光り輝く最高の支柱
第4章 「勇」―いかにして肚を錬磨するか
第5章 「仁」―人の上に立つ条件とは何か
第6章 「礼」―人とともに喜び、人とともに泣けるか
第7章 「誠」―なぜ「武士道に二言はない」のか?
第8章 「名誉」―苦痛と試練に耐えるために
第9章 「忠義」―人は何のために死ねるか
第10章 武士は何を学び、どう己を磨いたか
第11章 人に勝ち、己に克つために
第12章 「切腹」―生きる勇気、死ぬ勇気
第13章 「刀」―なぜ武士の魂なのか
第14章 武士道が求めた女性の理想像
第15章 「大和魂」―いかにして日本人の心となったか
第16章 武士道は甦るか
第17章 武士道の遺産から何を学ぶか
 内容
 新渡戸氏が外国人向けに日本の道徳観などを紹介するために記した「武士道」を、平易な文体で新訳したものである。

 感想
 もともとが外国人向けに記述されたものなので、数々の外国の論文などを引用しながらかかれたものであり、ちょっと読んだだけでは難しいところが多い。 本文は190ページ弱と短いが読むのにかなり時間がかかった。 ただ内容的には難しいが、なんとなく理解できるのは日本人として武士道の精神がまだ息づいているということなのであろう。
 本書を読んでいたさなかにちょうど東日本大震災が起こり、甚大な被害が出た。 そのときに外国では日本人の礼儀よさに驚き、その礼儀の源泉はどこにあるのか疑問に感じているという記事を見た。 本書を読むことで、日本人の持つ礼儀、取り乱さない冷静さの源泉がどこにあるのかが良く分かった。
 なお本書でいちばん印象に残っているのは、本文の最後のところで父子等について解説しているところ。
引用すると、「私たちは、不死鳥はみずからの灰の中からのみ再生するということ、けっしてどこかから渡ってくる鳥ではないこと、そしてまたほかの鳥から借りた翼で飛びたつものではないことを忘れてはならない」
 今の傷ついた東北関東および日本に対してこれほど言い当てている言葉はないと思う。
(書評作成:2011年4月10日)
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水野敬也 (みずの けいや)

 
(プロフィール)
1976年愛知県生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。

著者の個人ブログ
http://ameblo.jp/mizunokeiya/
 
  
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夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1600円+税
発行所  :飛鳥新社
発行日  :2007年8月29日
形態   :単行本・357ページ

ジャンル:教養
 内容
 ダメダメなサラリーマンの前に突然現れた関西弁を喋るゾウの姿をした神様“ガネーシャ”が現れた。ガネーシャはこれまでにナポレオン、孔子、ニュートン、最近ではビル・ゲイツなどの偉人を導いたという。過去の偉人の具体例から導き出される、誰にでもできる超実践的な成功習慣を小説で紹介している。

 感想
 ビジネス書というと堅苦しくて、読んでいてためになることはあっても楽しくなるということは無い。 ただこの「夢をかなえるゾウ」は、本当に楽しく読んでいくことができる。
 なぜその行動が必要なのかについて理解しなければ(腑に落ちなければ)、いくら頭の中に格言などを入れても役立てることはできない。 その点、本書ではその行動の意味などが楽しみながら理解できる。
 小説風に書かれていて、ページ数も限られているので、厳選された行動のみが紹介されている。
 これまでにいろんなビジネス書や自己啓発の本を読んだけど、イマイチしっくり来なかった人におすすめの本である。
(書評作成:2011年12月18日)
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おちまさと

 
(プロフィール)
1965年東京都生まれ。プロデューサー。
87年『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の放送作家オーディションに合格。番組の総合演出だったテリー伊藤氏に師事し放送作家デビュー。数多くのヒット番組の企画や演出・プロデュースを手がける。

著者の個人ブログ
http://ameblo.jp/ochimasato/
 
 
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相手に9割しゃべらせる質問術

相手に9割しゃべらせる質問術

おススメ度:(5点満点)

本体価格:720円+税
発行所  :PHP研究所
発行日  :2011年7月29日
形態   :新書・189ページ

ジャンル:教養

目次
プロローグ 「質問力」がなければ生きていけない時代
第1章 心構え―相手に9割しゃべらせる
第2章 つかみ―最初の2分で心のカギを開ける
第3章 リラックス―気持ちよく話してもらう「お風呂理論」
第4章 相づち―困ったときの「マジっすか?」
第5章 ほめる―とにかく大げさがいい“ほめツッコミ”
第6章 構成力―芋づる式に言葉を引き出し「物語」をつくる
第7章 駆け引き―自白させてしまう「根回し力」
第8章 未来―質問力を鍛えて「人間力」を上げる
エピローグ いますぐできる「質問エクササイズ」
 内容
 効果的に相手の意見を引き出す質問の方法やテクニックについて、「対談の名手」とも評される人気プロデューサーが解説している。

 感想
 いまや仕事などにおいてもコミュニケーション能力が非常に重要であるといわれている。 そしてコミュニケーションにおいて重要となってくるのが、相手の意見や考えを引き出すための質問。 ただ相手の考えを引き出そうとするとどうしても自分が一方的に話してしまっていたなんていう経験は誰しもあると思う。 私自身もそんなへたくそな質問でなかなか効果を上げられなかったので、本書を手にとった。
 平易な文書で書かれている内容は非常によく理解できる。 ただ期待が大きかった分、どうも内容的にうすっぺらい印象で、得られるところが少なかったような気がする。
 普段1vs1の会話がどうも苦手、という方にとってはおすすめかも。
(書評作成:2012年3月11日)
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小杉俊哉 (こすぎ としや)

 
(プロフィール)
1958年新潟県生まれ。
早稲田大学法学部卒業後、日本電気株式会社(NEC)入社。
マサチューセッツ工科大学経営大学院修士課程修了後、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ユニデン株式会社人事総務部長、アップルコンピュータ株式会社人事総務本部長を経て独立。
慶応義塾大学大学院助教授、(株)コーポレイト・ユニバーシティ・プラットフォーム代表取締役社長を務める。
 
 
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ラッキーをつかみ取る技術

ラッキーをつかみ取る技術

おススメ度:(5点満点)

本体価格:720円+税
発行所  :光文社
発行日  :2005年18月20日
形態   :新書・357ページ

ジャンル:教養

目次
序章 そもそもラッキーとは何か
第1章 ラッキーに備える
第2章 ラッキーを呼び込む
第3章 ラッキーを見つける
第4章 ラッキーを取りにいく
第5章 ラッキーをモノにする
 内容
 仕事においてラッキーな人にはラッキーが起こるべくして起こっている。 これまでラッキーな人を数多く見てきた著者が、ラッキーな人たちに共通する要素を紹介し、ラッキーをつかみ取るために必要な技術について解説している。

 感想
 本書を読むまではラッキー=偶然・偶発というイメージが強くて、本書も胡散臭い内容かと思っていた。 読み始めてすぐにその考えは誤りであったということに気づかされた。
 ラッキーを見つけられるかどうかは、私たちの日ごろの考えや普段からの行動に支配されている。 ラッキーの芽はどこにでもあるが、ようはそれに気づく準備ができているかどうか。
 本書ではラッキーを自分のものとするための日ごろの準備から、それらを実際に自分のものにするまでの手順がステップごとに記されており、非常に役立つと思った。
(書評作成:2012年3月18日)
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