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エレクトロニクス関連の書評

 

小林光一 (こばやし こういち)

高橋政志 (たかはし まさし)

 
(プロフィール)
(前者)
群馬県生まれ。
東京都立大学大学院理学研究科化学専攻博士課程修了。
現在武蔵工業大学工学部環境エネルギー工学科教授。横浜国立大学工学部非常勤講師。ニューヨーク州立大学、ペンシルバニア大学客員研究員。

(後者)
東京都生まれ。
東京都立大学大学院理学研究科化学専攻修士課程修了。
現在武蔵工業大学工学部環境エネルギー工学科講師。
 
  
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図解雑学 燃料電池

図解雑学 燃料電池

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,400円+税
発行所  :ナツメ社
発行日  :2004年1月16日
形態   :単行本・227ページ

ジャンル:科学・テクノロジー

目次
1 燃料電池の時代がやってくる
2 水素と酸素で電気を生むしくみ
3 いろいろなタイプの燃料電池
4 燃料電池のパーツとシステム
5 未来のクルマ―燃料電池自動車
6 身近で便利な燃料電池
7 燃料電池社会へむけて
 内容
 基本的な排出物は水のみと、二酸化炭素を基本的には排出しない環境にやさしい燃料電池。 将来的なエネルギー源の本命と考えられている燃料電池について、そのメカニズム、発電システムの種類と特徴、自動車や発電機しての応用例について平易な文章で簡単に解説している。

 感想
 燃料電池という言葉はずっと前から知っていたが、発電メカニズムが水の電気分解とは逆の反応ということを知っているだけで詳しくは知らなかった。 また発電システムの名前についても固体高分子型やSOFCという言葉だけで、これについても詳しくは知らなかった。
 この本を読んでこれらのことが理解できただけでなく、その他の発電システムの種類や特徴、現状の燃料電池の実力や課題、などが理解できた。 この本のコンセプトとして厳密さよりも分かりやすさを優先したということで初心者(?)向きで、燃料電池をちょっとでもかじった人にとっては物足りなく感じるであろう。 しかしこれからのキーデバイスとなる燃料電池をより多くの人に知らしめるという役割は充分に果たしており、本書の存在意義は大きい。
(書評作成:2005年11月4日)
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吉野 彰 (よしの あきら)

 
(プロフィール)
旭化成エレクトロニクス(株)電池材料事業開発室室長・グループフェロー。
昭和23年1月30日生まれ。 京都大学大学院工学研究科の石油化学専攻修士課程 を修了。
1972年旭化成(株)に入社した後は、旭化成川崎技術研究所、(株)エイ・ティー・バッテリー技術開発部等の技術畑を歩み現職にいたる。
リチウムイオン電池の開発では、日本化学会化学技術賞、 Electrochemical Society“Technical Award”、市村財団市村産業賞功績賞、発明協会関東支部表彰発明文部科学大臣発明奨励賞、平成14年度全国発明表彰文部科学大臣発明賞、平成15年度 文部科学大臣賞、平成16年度紫綬褒章などを受賞。
 
  
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リチウムイオン電池物語

リチウムイオン電池物語

おススメ度:(5点満点)

本体価格:2,100円+税
発行所  :シーエムシー出版
発行日  :2004年9月24日
形態   :単行本・151ページ

ジャンル:科学・テクノロジー

目次
第1章 リチウムイオン電池はここから始まった
第2章 運命の会合―正極材料
第3章 VGCFとカーボンナノチューブ?
第4章 人生最大の野外実験
第5章 発見! 八重洲の黒ダイヤ!!
第6章 「バインダー」嵐への序章
第7章 三億円強奪!有楽町スプレー銀行強盗事件の巻
第8章 知らなかった部下の無謀行為
第9章 新説開陳!三種の鈍器論
第10章 悪魔のサイクル
第11章 重要特許のチャンスは何度も有る!
第12章 百万分の一のバラ
第13章 超現代史のススメ
 内容
 いまや生活必需品といっても過言ではないリチウムイオン電池の生みの親・吉野彰氏がリチウムイオン電池の生み出されるまでのプロセス、苦労話などを面白おかしく解説している。

 感想
 リチウムイオン電池が生み出される過程が、面白く解説されており、楽しく勉強することができた。 言ってみればプロジェクトXをもっと面白おかしく構成したという感じの本である。
 基本的には万人向けの読み物に仕上げられているが、開発におけるプロセスや思考などは、製造業の開発者にとっても十分に参考になる深みのある内容となっている。
(書評作成:2010年3月6日)
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細田 條 (ほそだ まみち)

 
(プロフィール)
1966年3月工学院大学機械工学科卒業。
マイクロ精機(株)、東京無線器材(株)、オリエンタルモーター(株)を経て(技術・製品開発および生産現場を 担当)、2003年に独立。
独立後は中小企業診断士の資格を得て、技術・経営コンサルタントとして活動中。
 
  
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トコトンやさしい2次電池の本

トコトンやさしい2次電池の本

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,400円
発行所  :日刊工業新聞社
発行日  :2010年2月25日
形態   :単行本・159ページ

ジャンル:科学・テクノロジー

目次
第1章 注目を浴びる2次電池
第2章 電池のはなし
第3章 やさしい電池の化学
第4章 いろいろな2次電池の反応と特徴
第5章 2次電池の使いかた
第6章 さまざまな用途に利用される2次電池
第7章 2次電池のリサイクル
 内容
 2次電池の基本的な情報、2次電池関連の今後の状況など、分かりやすく解説している。

 感想
 今後の環境問題を考えると2次電池の需要はますます増えていくことは明らか。 2次電池を使っていく上でもその特徴について知っていると何かと便利。 本書では、2次電池の原理や、種類といった科学的な内容からといった科学的な内容から、2次電池の使い方まで幅広く解説している。 絵などを多用して、科学の知識があまりない人でも簡単に読めるように工夫されている。
(書評作成:2010年4月24日)
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山田宏尚 (やまだ ひろなお)

 
(プロフィール)
1962年生まれ。
1986年名古屋大学工学部機械工学科卒業。1991年名古屋大学大学院博士課程終了。工学博士。
ドイツ・アーヘン工科大学客員研究員、名古屋大学工学部講師を経て、1994年より岐阜大学工学部助教授。
メカトロニクス、フルードパワー制御、画像処理工学、バーチャルリアリティなどの教育、研究に従事。
 
  
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図解雑学 CPUの働きと高速化のしくみ

図解雑学 CPUの働きと高速化のしくみ

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,400円+税
発行所  :ナツメ社
発行日  :2004年4月7日
形態   :単行本・255ページ

ジャンル:科学・テクノロジー

目次
1 CPUとは何か
2 マイクロプロセッサの歴史
3 CPUの基本
4 CPUの発展
5 CPUの高速化技術
 内容
 CPUの動作の理論、CPUの発展の歴史、CPUの高速化などに関して、分かりやすく解説している。

 感想
 日ごろコンピュータなどを何不自由なく使用しているが、実際どのような動作で計算などが行われているのかについてはほとんど知らない。 特にCPUなんてどうしてあんなのが高速で、複雑な計算をできるのか不思議であったが、本書を読んでどのような処理が行われているのかなんとなくわかったような気がする。
 コンピュータに興味があるけれども専門書を読む気ににはれないという人のうってつけの本だと思う。
(書評作成:2010年5月15日)
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