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動・植物関連の本の書評 |
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實吉達郎 (さねよし たつお) |
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(プロフィール) 1929年生まれ。東京農業大学卒。 三里塚御料牧場、野毛山動物園に勤務。1955〜1962年、ブラジルにて動物研究。 帰国後、数年のサラリーマン生活を経て自由業に転ず。 ラジオ・テレビ出演、ノンフィクション・ライター、自由ヶ丘アカデミア及び青山ケンネルカレッジ講師。 |
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UMA解体新書おススメ度:(5点満点)![]() 本体価格:1,600円+税 発行所 :新紀元社 発行日 :2004年12月24日 形態 :文庫・307ページ ジャンル:動・植物 目次 日本:クッシー、瀧太郎、浪太郎、ツチノコ、ヒバゴン アジア&オセアニア:オランペンデク、ニウヒ、雪男、など 北アメリカ&南アメリカ:オゴポゴ、ソルトレーク・モンスター、サンダーバード、など ヨーロッパ:ネッシー、アウルマン、ジャノ、など アフリカ:モケーレ・ムベンベ、キングチーター、ンデキデキ、など 両極:光る怪獣、バニープ、北極圏の恐角獣 全世界:グレイト・シー・サーペント、スカイフィッシュ |
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![]() 未確認動物”UMA”について、世界の目撃談、記録を紹介するとともに、著者独自の考えからUMAの正体について考察している。 ![]() 川口浩や藤岡弘の探検隊スペシャルに興味があるので、思わず本書を読んでみた。 本書の狙いは面白いのであるが、何か中途半端な部分が多かった。 どのようなUMAがいるのかということに対してはためになったのであるが、それ以外についてはただ単に他人の伝聞を引用しているだけ。 オタク・マニア向けの記述が随所に見られ一般向けではないこと点が気になった(もっともこの手の本はマニアの人しか読まないのかもしれないが)。 さらには、〜です。という書き方と、〜だ。という書き方が混在している点は文書として変であり、文書を書く基本から何とかした方がいいんじゃないのと思う。 |
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(書評作成:2005年2月5日) | ||
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大野瑞絵 (おおの みずえ) |
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(プロフィール) 東京生まれ。 1匹のシマリスとの出会いをきっかけに動物の世界に。 「動物をちゃんと飼う、ちゃんと飼えば動物は幸せ、動物が幸せなら飼い主も幸せ。そのために必要なのは愛情と科学の心」をモットーにペット雑誌やインターネットで活躍中。 1級愛玩動物飼養管理士、ヒトと動物の関係学会会員。 |
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はじめてのハムスターおススメ度:(5点満点)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 本体価格:980円+税 発行所 :どうぶつ出版 発行日 :2002年5月9日 形態 :単行本(ソフトカバー)・127ページ ジャンル:動・植物 目次 第1部 ハムスターとの出会い 第2部 ハムスターの住まい 第3部 ハムスターの食事 第4部 ハムスターとの生活 第5部 ハムスターの健康 第6部 ハムスターの妊娠・出産 |
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![]() 子供にもよくわかるということをコンセプトに、ハムスターの飼い方の要点についてイラストや写真を多用してわかりやすく解説している。 ![]() ハムスターを飼う上での必要最低限の情報は書かれてる。 子供にもわかりやすくというコンセプトに基づき、すべての漢字には読み仮名がふってあり子供だけでも十分にその内容が理解できるよう配慮されている。 ハムスターの寿命はわずか数年。 その間、幸せな生活がおくれるようこのような入門書をしっかりと読んでしっかりとした世話ができるようなりたいと思った。 |
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(書評作成:2008年3月23日) | ||
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江戸家魚八 (えどや うおはち) |
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(プロフィール) 初めて入った江戸前寿司の店で、湯呑み茶碗に書かれていた「魚文字」の数々に魅了され、魚偏の漢字を探究するようになり、そのうち、漢字だけでは飽き足らず、生態、味、調理法など、魚を多角的に研究するようになった著述業者兼編集者。 |
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ザ教養 魚へん魚講座おススメ度:(5点満点)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 本体価格:780円+税 発行所 :新潮社 発行日 :2002年8月30日 形態 :新書・189ページ ジャンル:動・植物 目次 PARTT これは何のサカナ? PARTU これもサカナ? PARTV これはサカナかな? |
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![]() さまざまなサカナにまつわる漢字について解説している。 また漢字の紹介のみならず、その魚の生態やおいしい食べ方について簡単に解説している。 ![]() 本書で紹介されているのは一部のサカナだけであるが、こんなにもたくさんの魚へんの漢字があることにびっくりした。 見開き2ページ以下で紹介されているので、非常に読みやすい。 漢字のみならず、わずかではあるがその魚の生態や調理方法まで紹介されていたのはためになった。 サカナにまつわる漢字について勉強したい人にオススメである。 |
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(書評作成:2008年5月23日) | ||
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高野伸二 (たかの しんじ) |
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(プロフィール) 1926年〜1984年。1953年、東京教育大学理学部卒業。 日本野鳥の会理事、日本野鳥の会常務理事などを歴任。 |
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フィールドガイド 日本の野鳥おススメ度:(5点満点)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 本体価格:3,570円 発行所 :講談社 発行日 :1982年11月1日 形態 :単行本・374ページ ジャンル:動・植物 |
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![]() 日本で野生状態で記録された鳥555種の図と解説を載せ、ほかに野生化した飼い鳥14種について図示している。 いずれも高野氏の手によるイラストで解説されている。 ![]() まずは高野氏の手による丁寧でわかりやすい鳥のイラストに圧倒される。 写真よりむしろイラストのほうが鳥の特徴がつかみやすく、野鳥観察においては非常に重宝する。 また本自身も紙質や表紙のいずれも丈夫で、野鳥観察で携帯しても破損などが起こりにくいつくりとなっている。 本体価格はやや割高であるが、内容やつくりから判断するとこの価格でもコストパフォーマンスに優れるといえるであろう。 |
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(書評作成:2009年9月27日) | ||
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浜口哲一 (はまぐち てついち)解説叶内拓哉 (かのうち やくや)写真 |
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(プロフィール) (前者)1947年、山梨県生まれ。 東京大学農学部林学科修士課程修了後、1976年から平塚市博物館学芸員。 2005年から同館館長。2008年から神奈川大学理学部生物科学科特任教授。 (後者)1946年東京都生まれ。 東京農業大学農学部卒業。卒業後9年間造園業に従事し、その後野鳥写真家として独立。 |
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野鳥おススメ度:(5点満点)![]() ![]() ![]() ![]() 本体価格:2,100円 発行所 :山と渓谷社 発行日 :1991年6月20日 形態 :単行本・383ページ ジャンル:動・植物 |
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![]() 日本で確認されている野鳥555種のうちのうち、比較的よく見られるもの331種(亜種を含む)について収録している。 図版頁と写真頁で構成し、あわせて識別のポイントや生態紹介などについて解説している。 ![]() 写真については基本的に個体が確認しやすいように横からのアングルで撮影されたものが掲載されている。 野鳥観察において破損しにくいよう丈夫なつくりになっている。 野鳥観察における個体判別としては写真よりむしろイラストのほうがわかりやすく、その点では「フィールドガイド 日本の野鳥」のほうが観察時においては好適と感じた。 |
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(書評作成:2009年9月27日) | ||
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中村幸昭 (なかむら はるあき) |
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(プロフィール) 1928年鳥羽市生まれ。 専修大学経済学部卒・朝日新聞東京本社勤務。昭和30年、鳥羽水族館を設立。 現在、鳥羽水族館名誉館長のほか、鳥羽商工会議所会頭・みえの国観光大使・日本文芸家クラブ顧問・三重県博物館協会長・日本WHO協会理事・名古屋税関名誉署長(伊勢志摩地区)・日本大正村村議会議長を務める。 第5回日本作家クラブ賞・昭和60年度東海テレビ文化賞・日本観光協会功労賞・文部省地域振興功労賞・平成6年藍綬褒章受章・平成16年旭日小綬章受章・平成18年三重県民功労者表彰受賞。 |
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イワシが高級魚になった? ふしぎな海の生態系おススメ度:(5点満点)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 本体価格:1,200円+税 発行所 :PHP研究所 発行日 :2004年1月16日 形態 :単行本・227ページ ジャンル:動・植物 目次 第1章 イワシとクジラのふしぎな関係 第2章 イワシが減ると困ったことになる魚たち 第3章 ふしぎなひしぎな、身近にいる海の生き物たち 第4章 よく食べるけど、知られていないあの魚の生態 第5章 貝があったから人間は文明をつくれた?自然との共生 |
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![]() イワシなどの身近な魚を中心にその生態や、今起こっている環境変化について解説している。 ![]() イワシ、クジラ、マグロをはじめとして海の生態系についてわかりやすく解説されている。 途中親父ギャグ的なダジャレも多くちりばめられており、ついニヤッとしてしまう。 普段何気なく食べている魚でも最近の環境変化によりその生態系に影響が出ていることがわかって、いろいろと考えさせられた。 最近、捕鯨の問題についてもよくテレビや新聞で取り上げられるが、本書でもその点について解説されており勉強になる。 本書を読むといかに欧米の言っていることが感情的で非科学的なことかがよく分かる。 鯨料理が日本の文化的な料理として根付いている日本人としては、捕鯨問題について(賛成するか反対するかは個人の見解に任せるとして)より理解する必要があると思う。 そのための入門書として本書はぴったりであると思う。 |
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(書評作成:2007年6月23日) | ||
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