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養老孟司さんの本の書評 |
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養老孟司 (ようろう たけし) |
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(プロフィール) 1937年神奈川県鎌倉市生まれ。1962年東京大学医学部卒業後、解剖学研究室に入る。 1995年東京大学医学部を退官し、現在東京大学名誉教授。 |
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バカの壁 超バカの壁 | |||
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バカの壁おススメ度:(5点満点)![]() ![]() 本体価格:680円+税 発行所 :新潮新書 発行日 :2006年1月20日 形態 :新書・192ページ ジャンル:教養 目次 第1章 「バカの壁」とは何か 第2章 脳の中の係数 第3章 「個性を伸ばせ」という欺瞞 第4章 万物流転、情報不変 第5章 無意識・身体・共同体 第6章 バカの脳 第7章 教育の怪しさ 第8章 一元論を超えて |
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![]() 養老氏が言うところの「バカの壁」について解説するとともに、戦争や犯罪、宗教、科学、教育、経済などについて養老氏の考える世の中の矛盾(誤り)について解説している。 ![]() 2003年度を代表する作品、さらには流行語大賞までとったということで読んでみた。 残念ながらあまりあわなかったようで読後の感想(印象)としては???であった。 特に文章が難しいこともなく、一つ一つの話も非常にわかりやすく共感できる部分も多かったが、1冊の本としてのまとまった感想や印象はと言うと、よく分からなかった。 この本は養老氏の独白を編集部の人たちが文章化したものであり、養老氏が自らの手で文章化しさらに編集や校正を行ったならばもう少し分かりやすくなったであろうと思う。 世の中に事象に対して、こんな見方もあるのねと少し違った視点から考えるきっかけを与えてくれた点では本書を読んだのはプラスであった。 |
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(書評作成:2007年2月2日) | |||
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超バカの壁おススメ度:(5点満点)![]() ![]() ![]() 本体価格:680円+税 発行所 :新潮新書 発行日 :2006年1月20日 形態 :新書・192ページ ジャンル:教養 目次 まえがき 1 若者の問題 2 自分の問題 3 テロの問題 4 男女の問題 5 子供の問題 6 戦争責任の問題 7 靖国の問題 8 金の問題 9 心の問題 10 人間関係の問題 11 システムの問題 12 本気の問題 あとがき |
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![]() 今の日本が抱えるさまざまな問題点(上記の目次参照)に対し、養老氏独自の視点からそれら問題点の原因・本質・対策について解説している。 ![]() 大ベストセラー「バカの壁」の続編的位置づけであり、出張の移動中の時間つぶしにと思って購入した。 さまざまな問題点に対し、養老氏独自の視点、というよりも新聞などに書かれている一般的な意見とはかなり主張を異とするものであった。 その主張に対しては賛否両論があると思うが、一つの問題に対し全く違った視点から解説していること、またその主張はうまくまとまっており、一見正しそうに見える点は評価したい。 物事にはいろんな解釈の仕方があるということ、そういう意味では本書に書かれている内容についても盲目的に信じるのではなく、こういう見方もあるのかというように捕らえて行きたいと思う。 |
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(書評作成:2006年5月17日) | |||
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