My Little Library
 

笹本祐一さんの本の書評

 

笹本祐一 (ささもと ゆういち)

 
(プロフィール)
1963年、東京生まれ。
 
ミニスカ宇宙海賊  ミニスカ宇宙海賊2 黄金の幽霊船  ミニスカ宇宙海賊3 コスプレ見習海賊
ミニスカ宇宙海賊4 漆黒の難破船  ミニスカ宇宙海賊5 白銀の救難船  ミニスカ宇宙海賊6 真紅の海賊船
 
  
著者から検索  書名から検索  ジャンルから検索  トップページ 
 
ミニスカ宇宙海賊

ミニスカ宇宙海賊

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,000円+税
発行所  :朝日新聞出版
発行日  :2008年10月21日
形態   :新書・306ページ

ジャンル:SF、アニメ化された小説、ライトノベル

目次
プロローグ 海賊航路
第一章 白鳳女学院高等部
第二章 新担任と転校生
第三章 中継ステーション
第四章 星の向こう側
エピローグ 海賊航路
 内容
 白鳳女学院高等部1年の加藤茉莉香は、部活やアルバイトといった女子高ライフを満喫していた。 そんな茉莉香の前に、宇宙海賊を名乗る2人が現れる。 そして茉莉香の父が宇宙海賊弁天丸の船長であったこと、その父が亡くなったため、唯一の直系の継嗣である茉莉香だけが船長を継ぐ資格があることを告げられる。
 海賊になるべきかどうか迷う茉莉香は部活のため、宇宙船に乗っての活動に出かけ、そこでとある事件に巻き込まれる。

 感想
 テレビアニメ「モーレツ宇宙海賊」の原作である。 そのアニメが非常に面白かったので、原作も読んでみようと思った。 アニメと同様に非常に面白い出来である。このタイトルと、それから表紙の絵からは想像もできないが、SFとしても非常に面白い。 宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999にのめりこんだ、40歳代前後の人にとっては非常にのめりこめるのではないだろうか。 ぜひ、そのような年齢の方に読んで欲しい1冊である。 ただし、そのためにはタイトルや表紙の絵に惑わされることなく本書を手に取る勇気がいるのではあるが。
(書評作成:2013年4月14日)
トップ > 書名別検索(ま行)
トップ > 作者別検索
トップ > ジャンル別検索(SF)
トップ > ジャンル別検索(ライトノベル)
トップ > 映像化された小説 > アニメ化された小説
 
  
著者から検索  書名から検索  ジャンルから検索  トップページ 
 
ミニスカ宇宙海賊2黄金の幽霊船

ミニスカ宇宙海賊2 黄金の幽霊船

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,000円+税
発行所  :朝日新聞出版
発行日  :2009年4月30日
形態   :新書・317ページ

ジャンル:SF、アニメ化された小説、ライトノベル

目次
第一章 密航者
第二章 転校生
第三章 海賊王女
第四章 幽霊航路
第五章 第一八次調査団
第六章 嵐の幽霊船
第七章 接触
第八章 黄金の幽霊船
第九章 幽霊船の眠り姫
 内容
 白鳳女学院高等部1年の加藤茉莉香は、宇宙海賊と女子高生の掛け持ちをこなしていた。 とある海賊への依頼の帰り道、弁天丸に密航者が乗り込んでいることが判明した。 その密航者はセレニティ王家のプリンセスであり、そのプリンセスより宇宙をさまよう黄金の幽霊船を探し出して欲しいという依頼を受ける。

 感想
 前作では、宇宙海賊になるまでの姿が描かれていたが、本作品では宇宙海賊になってからの活躍が描かれている。 これまであまり明らかになっていなかった海賊船・弁天丸の乗組員をはじめとして、その概要についても徐々に明らかにされてきている。
 スペースオペラにつきものの幽霊船を取り扱うというベタな名内容であるが、コメディータッチの本格的なスペースオペラの世界観は健在で、非常に楽しんで読むことができた。
(書評作成:2013年4月27日)
トップ > 書名別検索(ま行)
トップ > 作者別検索
トップ > ジャンル別検索(SF)
トップ > ジャンル別検索(ライトノベル)
トップ > 映像化された小説 > アニメ化された小説
 
  
著者から検索  書名から検索  ジャンルから検索  トップページ 
 
ミニスカ宇宙海賊3コスプレ見習海賊

ミニスカ宇宙海賊3 コスプレ見習海賊

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,000円+税
発行所  :朝日新聞出版
発行日  :2009年11月30日
形態   :新書・284ページ

ジャンル:SF、アニメ化された小説、ライトノベル

目次
プロローグ
第一章 第一級防疫体制
第二章 海賊船乗員徴募
第三章 練習帆船、出航
第四章 練習海賊船
第五章 実習海賊船
 内容
 加藤茉莉香以外の弁天丸の全乗組員が、一定期間の隔離が必要な伝染病にかかってしまった。 正規の宇宙海賊を営んでいくために必要な私掠船免状を更新していくためには、一ヶ月以内に海賊行為をしなければならない。
 困った加藤茉莉香は、白鳳女学院のヨット部のメンバーを臨時の海賊船のメンバーとして採用し、海賊行為を行っていくことにした。

 感想
 今回のストーリーは、女子高生のきゃぴきゃぴした部分に焦点がかなり当てられており、SF色がかなり薄まっていたのは残念であった。 アニメ版では同じストーリーでありながらも、かなり内容を追加してコメディータッチにしているのであるが、この小説のほうではそのコメディーの部分も少なくちょっと残念であった。
 次作で、再びスペースオペラ的な内容が戻ってくることを望みたい。
(書評作成:2013年5月12日)
トップ > 書名別検索(ま行)
トップ > 作者別検索
トップ > ジャンル別検索(SF)
トップ > ジャンル別検索(ライトノベル)
トップ > 映像化された小説 > アニメ化された小説
 
  
著者から検索  書名から検索  ジャンルから検索  トップページ 
 
ミニスカ宇宙海賊4 漆黒の難破船

ミニスカ宇宙海賊4 漆黒の難破船

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,000円+税
発行所  :朝日新聞出版
発行日  :2010年5月30日
形態   :新書・248ページ

ジャンル:SF、ライトノベル

目次
プロローグ
第一章 過去からの救難信号
第二章 海賊船泥棒
第三章 漆黒の難破船
 内容
 白鳳女学院のヨット部はオデットU世での練習中に奇妙なSOS信号を受け取った。 それは120年前の独立戦争において行方不明となっていた黒鳥号からのものであった。 また同じ信号は弁天丸でも受信されていた。 いったい誰が、何のためにこのようなSOS信号を打ったのであろうか?
 またその謎のSOS信号の受信と時を同じくして、白鳳女学院のヨット部に対し、税金の未納によりオデットU世を差し押さえるという知らせが入った。 その知らせに怪しさを感じ取った加藤茉莉香らヨット部は、とんでもない計画を練リはじめた。

 感想
 本作品は次巻と前後篇の形態をとっており、本作品だけではストーリーは完結しない。 とはいうものの、前篇である本作品におい手もいくつかの痛快なストーリーが展開されていて、楽しむことができた。
 ただちょっと残念なのは、本作品ではあくまでも女子高生が中心でストーリーが進行していき、弁天丸のクルーなど本職の海賊たちの活躍はごくわずかしかないということである。 その点がスペースオペラとしての楽しみを若干スポイルしていると感じた。 次篇での海賊たちの痛快な活躍を期待したい。
(書評作成:2013年10月6日)
トップ > 書名別検索(ま行)
トップ > 作者別検索
トップ > ジャンル別検索(SF)
トップ > ジャンル別検索(ライトノベル)
 
  
著者から検索  書名から検索  ジャンルから検索  トップページ 
 

ミニスカ宇宙海賊5 白銀の救難船

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,000円+税
発行所  :朝日新聞出版
発行日  :2010年11月30日
形態   :新書・243ページ

ジャンル:SF、ライトノベル

目次
第一章 赤色巨星ガーネットA
第二章 海賊対反乱軍
第三章 脱走詐欺師の大作戦
第四章 赤色巨星直上決戦
 内容
 前作において、詐欺師のジャッキー・ファーレンハイトにより、赤色巨星ガーネットAに呼び出された加藤茉莉香らは、弁天丸、バルバルーサ、オデットU世の3隻で赤色巨星の空域に向かった。 そこにはジャッキー・ファーレンハイトと、超新星爆弾の脅しをかける反乱軍が待ち構えていた。

 感想
 話的には前作のミニスカ宇宙海賊4 漆黒の難破船からの続きとなっている(サブタイトルも対義語となっている)。 前作では宇宙か遺族たちの活躍があまり目立たなかったが、本作品では宇宙海賊たちの活躍を楽しむことができる。 とはいえ、本作品でもストーリーは終わらず、次作へと持ち越しとなっている。
 独特の世界観満載で、非常にスピーディーな話の展開なので、ついていくのに一苦労するところがあるが、読み返していくとその面白さがじわじわと伝わってくる。 このシリーズの完結篇となる次作ではどのような展開が待っているのか非常に楽しみである。
(書評作成:2013年10月14日)
トップ > 書名別検索(ま行)
トップ > 作者別検索
トップ > ジャンル別検索(SF)
トップ > ジャンル別検索(ライトノベル)
 
  
著者から検索  書名から検索  ジャンルから検索  トップページ 
 
ミニスカ宇宙海賊6 真紅の海賊船

ミニスカ宇宙海賊6 真紅の海賊船

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,000円+税
発行所  :朝日新聞出版
発行日  :2011年3月30日
形態   :新書・251ページ

ジャンル:SF、ライトノベル

目次
第一章 辺境星区の海賊
第二章 明夜脱出作戦
第三章 境界決戦
 内容
 前作においてドッキングしていたステラ・スレイヤーの制御ステーションごと跳躍させられてしまったオデットU世。 その行き先は辺境の七つ星共和連邦であった。オデットU世の乗組員を助けるため、加藤茉莉香らはその後を追うが、そこで待ち構えていたのは辺境の女海賊・ミューラであった。
 戦力的に圧倒的に不利な状況の茉莉香らであったが、オデットU世および究極兵器ステラ・スレイヤーを辺境の海賊に渡さないため様々な策力を施して対抗する。

 感想
 本作品では、これまでの作品ではなりを潜めていたスペースオペラ的要素が復活し、読んでいて非常に痛快であった。 ライトノベルということもあり、細かな設定やストーリー展開には多少の雑さが残っているが、ストーリーを楽しむ上で欠点となるものではない。
 3巻にわたるストーリーのラストは思わず拍子抜けするくらいの軽いノリであったが、ライトノベルとして楽しむ上ではこのような大どんでん返しの軽いまとめ方もありなのかもしれないと思った。
(書評作成:2013年11月10日)
トップ > 書名別検索(ま行)
トップ > 作者別検索
トップ > ジャンル別検索(SF)
トップ > ジャンル別検索(ライトノベル)
 
 

Copy right(c) 2015 My Little Library. All Rights Reserved.