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リクルートの本の書評

 

リクルート HCソリューショングループ

 
(プロフィール)
2001年10月に設立された、株式会社リクルートの戦略人事コンサルティング部門。
組織ミッションとして、「一人ひとりが生き生きと働ける人と組織の新しいあり方を顧客と協働・創造し、社会に提唱すること」を掲げ、リクルートグループの知見を活かした、創造的・革新的な課題解決の創出と提供に取り組んでいる。
 
  
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感じるマネジメント

感じるマネジメント

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,3000円+税
発行所  :英治出版
発行日  :2007年4月30日
形態   :単行本(ソフトカバー)・217ページ

ジャンル:ビジネス

目次
第1章 人事部長の不安
第2章 共に感じる力
第3章 理念浸透の手法を求めて
第4章 物語を語る知恵
第5章 情景を生み出す言葉
第6章 「布教の時代は終わりました」
第7章 共に歩む決意
第8章 余白をつくる勇気
第9章 私の中にスピリットはあった
第10章 憧れとつながる仕組み
第11章 つながりが生み出す力、つながりを生み出す力
エピローグ つながりは、世界へ
 内容
 理念の浸透というのは企業、組織としての大きな課題である。 デンソーがその理念であるデンソースピリットをつくり、世界レベルでその理念を共有化しようとした挑戦の過程から見えてきた重要なことを解説している。

 感想
 あえて余白を多くとった構成で非常に読みやすい。 ビジネス本というよりもむしろ物語のような感じで読み進めることができる。
 この本では特に、”こうしよう”、”こうしたほうが良い”、というような教訓めいたことは一切何も書かれていない。 そのためビジョンの浸透や共有とためのノウハウや手っ取り早いやり方について学びたい、という人にとっては肩透かしを食らう内容であるかもしれない。 すべては提案になっており、読者が自分成りで答えを見つけだしていくという形になっている。
 非常の多くの気づきが得られた。 部下を持つリーダーの人はぜひ本書を読むといいと思う。
 本書の気づきをキーワードで書くと、「つながり」、「語る」、「共有」、「余白」、「問う」、そして「信頼」。
(書評作成:2011年5月28日)
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ダイバーシティマネジメント

実践ダイバーシティマネジメント 

おススメ度:(5点満点)

本体価格:2,400円+税
発行所  :英治出版
発行日  :2008年7月15日

ジャンル:ビジネス

目次
序章 悩み深きダイバーシティ推進室
第1章 ダイバーシティとは何か
第2章 なぜ、何を実現するために取り組むのか―背景と目的
第3章 フェアとケア―推進策の考え方
第4章 何をすべきか―具体策とその意味
第5章 ケーススタディ―先進企業の事例に学ぶ
第6章 実践ダイバーシティ―組織変革の進め方
 内容
 多くの企業において重要と考えられるキーワードに挙げられるのがダイバーシティである。 重要性は認識されているが、実際の企業活動において、それを強く推進したりまた実際に成果を上げるところまで至ったケースが少ないというのが実情であろう。
 本書ではリクルート社のリサーチやコンサルティング活動において得られた知見に基づき、ダイバーシティとはそもそも何かということを問い直し、課題を明らかにしたうえで具体的な対策について提案している。

 感想
 多くの会社と同様に、私の会社でもダイバーシティへの対応が重要であることがトップマネジメント層より宣言され、各種の取り組みが行われている。 しかし残念ながらダイバーシティマネジメントに対してあまり理解が進んでいない活動であり、成果までは結び付いていない。
 ダイバーシティとはそもそも何か?ということを知りたいと考え、本書を手に取った。
 本書を手に取ってまず気づかされたのが、日本の企業のほとんどが、「日本人、男性、総合職」が活動のマジョリティとなり、その人たちに適正化された仕事の仕組みが構築されているということである。 それを理解したうえで多様性に対し公平感ある活躍の場を提供していくことが重要である。
 トップマネジメント層の掛け声だけでなく、一つ一つの職場レベルまでダイバーシティに対する理解を拡げなければ真のダイバーシティマネジメントは達成できないと感じた。
(書評作成:2017年10月9日)
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