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池上 彰さんの本の書評

 

池上 彰 (いけがみ あきら)

 
(プロフィール)
1950年、長野県松本市生まれ。
慶應義塾大学経済学部を卒業後、NHKに記者として入局。さまざまな事件、災害、消費者問題などを担当。
1994年から 2005年まで「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。
2005年3月に NHKを退職し、フリーのジャーナリストに。
 
北朝鮮問題よく知らないまま社会人している人へ  池上彰の新聞勉強術  伝える力  池上彰の「世界がわかる!」
 
  
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北朝鮮問題 よく知らないまま社会人している人へ

北朝鮮問題 よく知らないまま社会人している人へ

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,300円+税
発行所  :海竜社
発行日  :2006年12月20日
形態   :単行本・178ページ

ジャンル:国際、政治

目次
第1章 北朝鮮とは、どんな国なのか?
第2章 不可解な国、北朝鮮
第3章 権力者、金日成と金正日
第4章 北朝鮮、周辺諸国の対応は?
 内容
 国際的な孤立を深めながらも危険な外交を続けることでその存在感を世界に対して示している危うい国家・北朝鮮。 本書では北朝鮮の国家の成り立ち、国家のしくみ、現在の情勢について分かりやすく解説している。

 感想
 隣国でありながら秘密のベールに包まれたままの北朝鮮。 新聞やニュースで北朝鮮についての話題が出ない日はほとんどないが、そんな北朝鮮の本質についてはよく分からなかった。
 本書ではそのような北朝鮮の様子について、建国当時からの歴史、国家の体制、国家の現状について簡単な文章で解説されており、非常によく分かった。 経済的にはもはや壊滅状態でありながら、軍事行動を拡大し続ける様子から、体制の崩壊は時間の問題と思っていたが、金正日は全人口の30%の取り巻き(核心階層というらしい)が生き残ればよいと考えているらしいとのこと。 そう考えると北朝鮮の体制は磐石とはいわないまでも、かなり強固なものであるのであろう。
 残念ながら北朝鮮という国は国際水準からするとかなり異質であり、またかなり危険な存在である。 本書を読んでも北朝鮮問題に対する明確な解答は分からなかった。 やはり地道に国際的な対話と圧力を続けるしかないのであろうか? そのような点では本書でも指摘されているようにもはや時代錯誤な考えとしか言いようがない盧 武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の太陽政策は方向転換すべきであろう。
(書評作成:2007年1月21日)
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池上彰の新聞勉強術

池上彰の新聞勉強術

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,429円
発行所  :ダイヤモンド社
発行日  :2006年9月14日
形態   :単行本(ソフトカバー)・253ページ

ジャンル:教養

目次
プロローグ 一本の新聞記事が世の中を動かす!
第1章 「ニュースを見る目」は、新聞で養う
第2章 まず、何から読んだらいいのだろうか
第3章 速読から読解まで 池上彰流・新聞の読み方作法
第4章 「新聞の読み比べ」で身につく情報力
第5章 ネットにテレビに!池上流・メディアミックス新聞術
第6章 知れば知るほど面白い、新聞の取材現場
第7章 新聞の情報整理術&知的活用術
エピローグ 新入社員の新聞勉強術
 内容
 本書では、新聞記事の読み方から情報収集・整理術、文章力の鍛え方など、新聞を最大限に活用する“勉強術”について解説している。

 感想
 本書を読むことで、普段何気なく見ている新聞に対していろいろと違った側面が見えるようになった。 これまでは新聞はただ情報を得るために眺めているだけのことが多かったが、本書の読後は新聞からいろいろと学べるということが分かり、まさに目から鱗であった。
 これから社会人になる学生、または社会人1、2年目の人は本書を読むことで、いろいろと勉強になると思う。
(書評作成:2007年7月20日)
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伝える力

伝える力

おススメ度:(5点満点)

本体価格:800円+税
発行所  :PHP研究所
発行日  :2007年5月2日
形態   :新書・205ページ

ジャンル:教養

目次
第1章 「伝える力」を培う
第2章 相手を惹きつける
第3章 円滑にコミュニケーションする
第4章 ビジネス文書を書く
第5章 文章力をアップさせる
第6章 わかりやすく伝える
第7章 この言葉・表現は使わない
第8章 上質のインプットをする
 内容
 ビジネスシーンで必要不可欠な能力のひとつがコミュニケーション能力=「伝える力」である。 ここでいう「伝える力」とは「話す」、「書く」、「聞く」能力が含まれている。 本書ではビジネスパーソンにとって必要な「伝える力」をわかりやすく「伝えて」いる。

 感想
 書いてある内容はすごく当たり前のことであり、ビジネスマンとしては身につけていなければならないもの。 改めてそのような内容をまとめて読むことで、再確認・認識することができた。
 内容的には社会人になる前、もしくは社会人1,2年目向けと思われるが、それ以上の社歴を重ねた人にとっても参考になるところが多くあると思う。 非常にわかりやすくまとめられており、著者の意図どおり「伝える力」を身につけるためのヒントが伝わってきた。
(書評作成:2008年2月10日)
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池上彰の「世界がわかる!」

池上彰の「世界がわかる!」 国際ニュースななめ読み

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,200円+税
発行所  :小学館
発行日  :2007年10月1日
形態   :単行本・222ページ

ジャンル:国際
 内容
 アメリカや、北朝鮮、中国、中東などの最近の世界情勢について、写真を多用して簡略に解説している。

 感想
 ニュースや新聞などで大体の世界情勢については把握しているつもりだったが、知らなかったこと、誤解していたことなどがあり大変勉強になった。
 各項目について数ページで構成されているので、ほんとに概略について簡単に述べられているだけであるが、その分わかりやすいといえる。 最近の世界情勢のあらましについて広く浅くざっと知りたいという人にオススメの本である。
(書評作成:2008年12月7日)
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