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秦建日子さんの本の書評 |
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秦建日子 (はた たけひこ) |
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(プロフィール) 小説家・劇作家・演出家・シナリオライター。 1968年生まれ。97年より作家活動。2004年、『推理小説』で小説家デビュー。 |
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推理小説 小説アンフェア the movie | ||
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推理小説おススメ度:(5点満点)![]() ![]() ![]() 本体価格:590円+税 発行所 :河出文庫 発行日 :2005年12月30日 形態 :文庫・317ページ ジャンル:ミステリー小説、ドラマ化された小説 目次 第一章 アンフェアなはじまり 第二章 お約束の殺人 第三章 恋の予感 第四章 影を踏む 第五章 手がかりは目の前に 第六章 告白の夜 告白の朝 最終章 おそらくは、納得のいかないラスト |
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![]() ドラマ「アンフェア」の原作。 会社員、女子高生、出版社の編集者と全く面識がなくて、無関係の人たちが連続して殺される事件が発生した。 その事件現場には「アンフェアなのは、誰か」と書かれた本の栞が残されていた。 そんな中、出版社にこれらの事件を克明に記した「推理小説」が届けられる。 そこには次の事件の予告と、犯人からの金の要求が書かれていた。 検挙率No.1の美人刑事・雪平夏見は相棒の安藤とともに事件に当たる。 ![]() 好評を博したドラマ「アンフェア」の原作ということで本書を読んだ。 推理小説に対して推理小説と名前をつけるように、かなり大胆な小説になっていると思う。 推理小説のある種のお決まりごとを逆手に取った記載や構成が随所に見られ、それはそれで面白い。 ただそのような仕掛けに凝るあまりに、本来目立つべき存在である主人公・雪平があまり目立っていないように思えた点は残念であった。 |
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(書評作成:2010年3月6日) | ||
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秦建日子 (はた たけひこ) (原作)佐藤嗣麻子 (さとう しまこ) (脚本)多田洋一 (ただ よういち) (ノベライズ) |
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小説アンフェア the movieおススメ度:(5点満点)![]() ![]() ![]() 本体価格:1238円+税 発行所 :ワニブックス 発行日 :2007年4月20日 形態 :単行本・204ページ ジャンル:サスペンス・ハードボイルド小説、映画化された小説 |
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![]() 警視庁公安部総務課刑事・雪平夏見は警察の不正について独自に調査を進めていた。 そんな折、彼女の一人娘が爆発事故に合い、病院に担ぎ込まれる。 更にはその病院をテロリストが占拠。 テロリストは警察の誰かと通じているらしい。 雪平はたった一人で娘の救助に向かう。 ![]() 200ページ強であるが1ページ辺り15行と文字数が少ないため、一気に読み進められる。 映画を見ていないので純粋にこの本だけの感想であるが、ちょっと消化不良の感がある。 全体的にはハードボイルド、さらにそこにいま流行の警察小説の暗部を描きたかったのであろう。 ただ書き込みが足らずいずれもが中途半端に終わってしまっている。 ノベライズだから映画の内容を忠実に再現することに主眼が置かれたのであろうが、小説化に際しては映画の内容から多少脱線してももう少し踏み込んだところまで書き込んだほうがよかったと思う。 |
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(書評作成:2007年9月16日) | ||
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