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グラハム・ハンコックの本の書評

 

グラハム・ハンコック (Graham Hancock)

 
(プロフィール)
元「エコノミスト」誌の東アフリカ特派員。
 
神々の指紋 上  神々の指紋 下
 
  
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神々の指紋 上

神々の指紋 上

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,500円
発行所  :翔泳社
発行日  :1996年2月29日
形態   :単行本・397ページ

ジャンル:その他(海外)

目次
第1部 地図のミステリー
第2部 海の泡 ペルーとボリビア
第3部 翼ある蛇 中央アメリカ
第4部 神話の謎1 記憶を喪失した人類
第5部 神話の謎2 歳差運動の暗号
 内容
 大航海時代の前、人類がまだ新大陸や南極大陸の存在を知らなかった時代にそれらの大陸が正確に描かれた地図が存在している。 その地図をきっかけに古代には現代に負けない高度な文明が存在し、いつのまにかそれらの文明があったことは忘れ去られたという仮説を立てた著者が、中南米の遺跡や神話を元にその仮説を検証していく。

 感想
 文書の量も多く、また記述も結構難解であった(聞きなれない人や地名が多く紹介されている)ため、読むのに非常に時間がかかってしまった。 一生懸命、地理や遺跡などについて解説しているが、文書ばっかりで全く頭に入ってこない(想像できないのでリアリティがない)ため非常に読みにくく、読むのがかなり苦痛であった。 百聞は一見にしかず、という言葉のように写真や図を多用すれば、もっと分かりやすいのに。
 著者の提案する意見(仮説)については、今後解明が進むと思われるので、現状ではその確からしさは分からないが、ひとつの新しい説としては面白いと思う。 でも文書が読みにくく、途中から読む気が失せてしまったという点においては、本としては失格であると思う。
(書評作成:2004年5月6日)
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神々の指紋 下

神々の指紋 下

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,500円
発行所  :翔泳社
発行日  :1996年2月29日
形態   :単行本・342ページ

ジャンル:その他(海外)

目次
第6部 ギザへの招待状 エジプト1
第7部 永遠の支配者 エジプト2
第8部 結論 本体はどこに?
 内容
 エジプトのピラミッドを舞台として、これまでの歴史解釈では説明できない部分について解説している。 あわせてピラミッドに隠された秘密(神々の指紋)について、神話や上巻で解説した内容と絡み合わせて、古代人が残した知識の遺産およびそれが意味する現代への警鐘について述べている。

 感想
 対象がエジプトのピラミッドやスフィンクスであり、上巻に比べると読みやすく理解しやすかった。 ピラミッドやスフィンクスに秘められた数字のマジックや建設時期に関する謎(一般的な学説との建設時期の食い違い)については興味深く読めた。 ただ面白かったのはそこまでで、第8部以後で力説されている世紀末的な展開、および結末の内容は読んでいてかなりひいてしまった。 そういう考え方をする人もいるのね、という風に軽く受け止め、前半部分のピラミッドの謎の部分だけ楽しめばいいと感じた。
(書評作成:2005年2月11日)
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