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藤沢周平さんの本の書評

 

藤沢周平 (ふじさわ しゅうへい)

 
(プロフィール)
昭和2(1927)年、鶴岡市に生れる。山形師範学校卒。48年「暗殺の年輪」で第69回直木賞を受賞。
主要な作品として「蝉しぐれ」「三屋清左衛門残日録」「一茶」「隠し剣孤影抄」「隠し剣秋風抄」「藤沢周平短篇傑作選」(全四冊)
「霧の果て」「海鳴り」「白き瓶小説長塚節」(吉川英治文学賞)など多数。
平成元年、菊池寛賞受賞、平成6年に朝日賞、同年東京都文化賞受賞、平成7年、紫綬褒章受章。
 
  
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たそがれ清兵衛

たそがれ清兵衛

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,400円+税;
発行所  :新潮社
発行日  :2002年10月10日
形態   :単行本・314ページ

ジャンル:時代小説、映画化された小説

目次
たそがれ清兵衛
うらなり与右衛門
ごますり甚内
ど忘れ万六
だんまり弥助
かが泣き半平
日和見与次郎
祝い人助八
 内容
 得意な性格や風貌のために人からあだ名をつけられて侮られがちな男たちのここ一番での活躍を描いた短篇集。 困窮する藩における下級武士でありながら人並みはずれた剣の実力を備え、その剣の実力ゆえに無理難題を押し付けられる男たちの活躍と苦悩を描く。

 感想
 短篇の時代小説であり、また映画化されたタイトルであったので手にとって読んでみた。 主人公が非常に個性的に描かれており、話の終わりも決してハッピーエンドというわけではないがなんとなく心が晴れやかになり非常に好ましく思えた。 「武士道精神」そのものの古きよき時代が語られており、すがすがしく感じる。
話の中では「たそがれ清兵衛」と「だんまり弥助」、「祝い人(ほいと)助八」が特に面白い。
(書評作成:2004年6月24日)
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