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ディーン・リップルウッドの本の書評

 

ディーン・リップルウッド (Dean Ripplewood)

 
(プロフィール)
金融ビジネスで大成功をおさめたのち、自分らしい生き方を求めて仏門に入る。
法名は流心。
 
バターはどこへ消えたのか?  ネコはなぜ生きる
 
 
  
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バターはどこへ溶けた?

バターはどこへ溶けた?

おススメ度:(5点満点)

本体価格:838円+税
発行所  :道出版
発行日  :2001年5月1日
形態   :単行本・93ページ

ジャンル:欧米文学
 内容
 バターを追い求める2匹の猫と2匹のキツネの話。 4匹はついにバターを見つけるが、やがてそれらのバターは食べつくされる。 キツネは狡猾な知恵を絞って新たなバターを探しに。 2匹のネコのうち1匹はこれまでと変わらぬ生活に幸せを見つけるが、バターの味を知ってしまったもう1匹のネコは、現状の生活かバターのある生活かの間で苦悶する。

 感想
 話自体は100ページもなく、また小学生の子供でも理解できるような内容なのですぐに読みきってしまう。 一方で、日常の生活の意味について考えさせられるような内容であり、大人が読んでも何か感じさせられるものがある。 ネコのとった生活は本当に私たちを幸せにしてくれるのか、それは読む人それぞれが判断すればよいと思う。
 ただ小一時間で読みきってしまう本、また著者自身も繰り返して読むに耐えるように書いていないという本に対して900円弱の価値があるのか?そんな点でも考えさせられる。
(書評作成:2008年7月5日)
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ネコはなぜ生きる

ネコはなぜ生きる

おススメ度:(5点満点)

本体価格:900円+税
発行所  :幻冬舎
発行日  :2002年7月10日
形態   :単行本・117ページ

ジャンル:欧米文学
 内容
 「バターはどこへ消えたのか?」に登場した2匹のネコ「タマ」、「ミケ」の元に1匹の子猫「シャルバン」が迷い込む。 二匹のネコは父親を探しているという「シャルバン」とともに旅に出ることを決意する。 3匹のネコは途中キツネの「スターン」、世捨てネコの「クランツ」と出会い、ともに旅を続ける。

 感想
 この物語で問われるのは「自分は幸か、不幸か」。 それぞれの登場人物(ネコ)がそう問われて、いろいろと思いをはせる。 みんな生まれも育ちも違うのだから、幸せかどうかの捉え方も違う。 果たして自分は「幸か、不幸か」どっちなんだろうと考えさせられる本であった。
 難しい問いかけを書いたが、この本で書かれているのはあくまでも動物たちが旅をするお話。 小学生でも充分に理解できるもの。 自分も読むと同時に子供たちにも読ませてあげてはどうかと思った。
(書評作成:2008年7月5日)
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