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天木直人さんの本の書評

 

天木直人 (あまぎ なおと)

 
(プロフィール)
1969年外務省入省。
中近東アフリカ局アフリカ第二課長、内閣安全保障室審議官、在マレーシア日本国大使館公使、在オーストラリア日本国大使館公使、在カナダ日本国大使館公使、アメリカ在デトロイト日本国総領事などを経て、2001年2月〜2003年8月、駐レバノン日本国特命全権大使。
8月末、外務省を実質的な解雇処分に。

天木直人さんの公式ブログ
http://www.amakiblog.com/blog/
 
さらば外務省!  さらば小泉純一郎!
 
  
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さらば外務省

さらば外務省! 私は小泉首相と売国官僚を許さない

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,500円+税
発行所  :講談社
発行日  :2003年10月8日

ジャンル:政治

目次
第1章 無視された意見具申
第2章 私はけっして小泉純一郎を許さない
第3章 外務官僚と政治家たちの恥ずべき行状
第4章 封印された外務省の犯罪
第5章 恐るべき外務官僚の世界
第6章 こんな外務省はいらない
第7章 さらば外務省
 内容
 イラク戦争に際し政府を批判する外電を打ったために、外務省を追われることになった著者が、役人時代に体験した外務省の不正、不祥事などについて暴露する。 また現状の小泉政権の無能さについて辛辣にこき下ろす。

 感想
 よくぞここまで書いてくれたな、って言うのが正直な感想である(よい意味で)。 読んでいて外務省の役人や官僚のあまりの身勝手さ、無能さに腹が立ってしまった。 口先ばかりのパフォーマンスで、全く実行力の伴わない(某新聞では「やるやる」詐欺とこき下ろされていた)小泉に対しても胸のすくような辛辣な言葉で書かれていた。
 この本を読む限り、現状の小泉政権、自民党、外務省をはじめとする官僚の存在は、日本にとって百害あって一理なしの存在と思える。 ぜひとも多くの人にこの本を手にとってもらって、現状の日本のおかれている立場について考える機会になればと思う。
(書評作成:2004年5月26日)
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さらば小泉純一郎

さらば小泉純一郎! 国民の生命を無視する冷血、傲慢、厚顔宰相を許さない

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,500円+税
発行所  :講談社
発行日  :2004年5月21日

ジャンル:政治

目次
第1章 冷血宰相小泉純一郎への緊急辞任勧告
第2章 小泉首相を糾弾する
第3章 私の人生を変えた小泉首相
第4章 こんなにもひどい対米追従外交
第5章 「外務官僚」という仕事
第6章 この人たちと日本を変えていきたいと思う
第7章 「打倒!小泉政権」のシナリオ
 内容
 盲目的にアメリカの言うことを信じ、大儀なきイラク戦争支持に踏み切った小泉に対する筆者の怒りをぶつけた本。 イラク戦争の理不尽さ、小泉の無能さや、太平洋戦争前の状況に非常に類似している現在の危うさについて解説している。

 感想
 読み進めるうちに非常に腹が立ってきた。 著者に対してではなく、無能な小泉や官僚たち、また高い支持率という形で間接的に小泉を延命させてしまっている自分たちに。 タイトルからして小泉に対する敵対心をむき出しにしている点はあまり気持ちがいいものではないが、それをかすませてしまう小泉の傍若無人ぶり。 できれば単価をもうちょっと下げて多くの国民が読みやすい値段にしてほしい。 また国会議員になって、国会の場で小泉や自民党と堂々と論争をやってもらいたいものである。
 現在の小泉政権や外務省官僚の無能さや真相、その存在の危うさを知るためにも多くの人に読んでもらいたい本である。
(書評作成:2004年9月27日)
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