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これがアイラインの素材のABS 現在ABSを含め工業用素材はほとんどが中国に流れて しまい、入手困難でだんだん高価になりつつある素材だそうです。 リサイクル性も良いことからトヨタ純正オプションのエアロ等にも 使われています。 これに特殊な機会で熱をかけることで軟化させます。 (画像撮るのを忘れてました。。。) |
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その軟化したABSの板を型に押さえつけて樹脂と型の間の空気を 下から吸うことで真空に近い状態を作り出し、型に樹脂を密着させて 型と同じ形にします。(真空成型法) |
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これが型です。 なんと本物のヘッドライトをカットしちゃってます。 ヘッドライトのアイラインの部分に透明のアイラインみたいなものが 付いているのは製品を両面テープで貼るのですがその両面テープしろ (クリアランス)です。 製品のフィッテング性を重視しています。 |
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型から抜いたところです。 片側のアイラインを作るのにこれだけ大量のABS板が必要になります。 |
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ここからは全て手作業です。 上の成型したABSにこのトリムゲージを当てがってカットします。 このトリムゲージを使うことによりカットによる製品のばらつき がなくなります。 カット後、塗装の為の足付け工程を経て出荷となります。 (トリムゲージの上に並んでいるのが製品です) |
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ABS製アイラインの利点 ・軽くて強度が高い。(画像は○。○○○のウレタン製他車種用アイラインと 今回の製品の重さを持ち比べしているところ。違いは明らかでした。) ・製品のばらつきがほとんどない。 ・表面が凸凹しない。 ・離型剤を使わないので塗装の乗りが良い。 欠点 ・価格が少々高い ・破損時補修がきかない |