ひとりで行っても、ええお店。
MSは美味しいモノが好きです。誰かと食べに行くことも多いですけど、ただのんびりと食べることと時間を楽しむ、ひとりメシも結構好きです。古都と言われる京都にも、最近は新しいお店が多くなってきました。

でもなかなかひとりだと入りにくいトコも多いんです。だってカップル率が激高なんですよ!!!のんびり本でも読みながらオーダーが上がるのを待ってても、隣のテーブルからは愛のオーラが漂ってくるんです。隣のテーブルで「ぶちゅー」ってのもありました(^^;)そうなると「のんびり、ゆっくり」した気分になりたいからひとりメシに行くのに、何だかひとりじゃ居場所がありません。

そんな時、カウンターのあるお店は便利です。対面するのはキッチンで、ちゃきちゃきと手際良く料理をつくる方々を見ているとMSは嬉しくなります。最近ちょっと疲れることが多かったので、久々にひとりメシ気分で京都は四条烏丸に出てきました。目指すは京都大丸裏の『富太楼』です。

旧NTTビルが新風館に変貌を遂げて以来、姉小路通りは10代後半から20代前半くらいの若者(笑)の多い街になりました。そこから東洞院通を通って錦小路通りへほんの少し歩みを進めて店に入ると、雰囲気は喧噪から一転。『富太楼』はカウンターも座敷もある、ゆっくりとごはんが食べられるお店です。ちなみに今日の日替わり定食は鯖の塩焼き。

焼き魚なんかは注文してから焼き始めるマジメさなので少し待ちますが、本を持ってれば心地よい待ち時間の始まりです。それでも客を待たせることが気がかりなのか、おかみさんが「じきに上がりますから」と京都弁で声をかけてくれます。いえいえ、こちらは急ぎませんので、どうぞお気遣い無く。

京風の昆布の優しい甘みが出た味噌汁、まったりとした口当たりの鮪の刺身に皮の脂がじゅうじゅう言うてる鯖の塩焼き。赤身と白身の共演です。ごはんのお供にひじきの煮付けと香の物。そしてどんぶりに盛られた美味しいごはん。あ〜、これぞ日本人のシアワセ。そうそう、どんぶりかお茶碗かをちゃんと聞いてくれますから、女性でもご心配無く。って、このサイトってオンナのコが見るんかいね?まぁいいや。

京都に訪れる機会が有れば、ぜひぜひオススメのお店です。ひとりで行ってもふたりで行っても、肩肘張らへんええお店。ちなみに夜定食もやってます。飲食店なら、どこもカップルやグループ客が欲しいのはわかります。でももう少し、こんなお店が増えてもいいんじゃないでしょうか。

ちなみに今回の画像は、最近持ち替えたケータイのカメラで撮りました。以外にキレイに撮れてビックリです。

(04.10.24)
【shop information】
 富太楼
 京都府京都市中京区西魚屋町612
 075-221-6274