![]() と言っても、MSの洗濯方法は全自動洗濯機に突っ込み、汚れの程度に応じて洗剤の使用・不使用を選択するだけで、特にコダワった洗濯方法などは実施していない。我が家の洗濯機にはナニやら『洗剤無し洗い』なる新機能が付加されているが、未だに活躍したことはない(笑) ただ個人的にセルヴィッジのアタリがハッキリと出たジーンズが好きな為、洗濯後にアイロンでセルヴィッジを開くくらいのことはしている。まぁ、気が向いた時だけだが(^^;) ![]() 当然、洗剤もごく普通にスーパーやホームセンターで売っている市販品だが、近所の100円ショップで少し面白そうなモノを見つけた。その名も『ジーンズハンガー』である。パッケージに書かれた説明書きをまとめると、その特徴は以下のようなものらしい。 @広げて干せるから乾きが早い。 Aピンチがスライドしてウエスト40〜100cmに対応。 Bワイドピンチをダブルバネでガッチリ挟み込む。 うぅむ、ナニやら頼もしそうだ。ブラックやサックスブルーなど何種類かのカラーがあったが、ここはインディゴ・ブルーと好相性のオレンジを選択。実際に使用してみると、確かに幅広のピンチがガッチリとジーンズを挟み込み、洗濯後の重い状態でも落下の心配はなさそうだ。今後は頼もしい天日干しの友になってくれそうな期待を抱かせる、新加入選手の登場である。 96年に購入して穿き込んだドゥニームのXXは、当時、ジーンズを一本しか持っていなかった関係でなかなか洗濯することが出来なかった。その為、結果的に洗濯スパンは3〜6ヶ月に一度と言う、俗に言う『根性履き』になってしまった。確かにコントラストのハッキリしたドゥニームらしい荒々しい色落ちを見せたが、其処此処にダメージが残った。考えてみれば綿糸は油分に強いワケではない。汗や皮脂などが付着した状態で洗濯せずに強いストレスが加われば綿糸が痛み、切れていくのは至極当然のことだ。 ドゥニームの林芳亨氏が「(洗わずに穿き込めば)古着みたいになりますか?」と聞かれて、「あれはみんな洗うてますぅ。」と応えたのは、知る人ぞ知るエピソードである。 ![]() 学生の頃はカネが無く、1本のジーンズを洗っている間に、別のジーンズが穿けることをとても羨ましく感じていた。今は並行で穿き込んでいるジーンズが2本。ワンウォッシュが4本、リジッドで6本のジーンズが今や遅しと出番を待っている。しかし、なかなか穿き込む時間はない。 多くを持たず、有り余る時間を享受した時代を鑑みて羨ましいと感じるのは、もう決して帰ることの出来ない時代へのセンチメンタリズムなのだろう。 …などとナイーブ(わはは)ぶってしまったが、まだまだMSは26歳(2004年9月現在)。 昔は良かったと感じるにはまだまだ早い、今が楽しいオトシゴロ(?)である。 |