最近、カフェメシが多かったので、今日は気分を変えて『松富や壽 いちえ』でおばんざいの昼メシ。おばんざいってナニ?って聞かれると困るんですが漢字は万菜だっけ、番菜だっけ?まぁメシのオカズと思っていただければOKじゃないかと(^^;)

ココは2×4なぞどこ吹く風。大きな梁と柱のある昔ながらの民家を、空間デザイナーが再生したイマドキ古民家。いや、古町屋になるのかな?まぁいいや。木の家の懐かしさと洗練された空間が同居します。どこか懐かしいのは空間だけじゃありません。

切り干し大根にひじきの煮付けなど、懐かしい日本の食卓顔をした料理でメシがスイスイ進みます。メシは麦メシ、味噌汁は具が無く、味噌の風味と出汁の深さを味わいます。小さなシアワセ、小鉢も充実。特に冷や奴は濃厚な大豆の旨味がオススメ。最近多い凝固剤で固めた豆腐じゃなく、濃密な味です。他の食材も有機栽培の野菜に無添加の醤油や味噌を使い、美味しくて安心な料理を食べさせてくれます。

町屋に流れる静かな空気は、食べることが豊かな時間であることを思い出させてくれました。

(2005.2.7)
ハコはイマドキ、メシは古風。

【shop information】
 松富や壽 いちえ
 京都市中京区柳馬場通
 三条下ル槌屋町87
 075-255-7899