今日はチョコレートを考案した聖バレンティアヌスの誕生日でした…ってウソウソ(笑)MSも義理チョコを幾つか貰ったので、紅茶と一緒にちょっとまったり。中でも「コレは絶対美味しいから!!」と力説されて貰った『ORIGINES CACAO』はカカオの風味が濃密で香りが深く、甘くないのにすごく美味しいんです。

チョコをくれたコにお礼のtelをすると「アレね、東京の○○○のショコラティエが×××…」と嬉しそうに色々とそのチョコレートのコダワりを話してくれました。んが!!お菓子に詳しくないMSには【○○○】×【□□□】=チンプンカンプンの数式同然(^^;)しかし我が身を振り返れば思い当たるフシもあります。

「ステッチの綿糸は××番手の…」
「デニムは岡山の○○で…」
「リベットは□□へ別注した…」


マイスタを始めた時は「まだソレを知らないヒトに伝えられるように」と、細かなディティールを追うより、もっと大雑把なカッコ良さにコダワりました。勿論、真摯にコダワり抜いた結果、ミクロ的視点に辿り着くモノだって沢山あると思います。でも自分自身が最初に惹かれる理由はソコでは無いと思ったんです。

わかるヒトにだけわかる数学の公式じゃなくて、その公式を見たことの無いヒトにも魅力を伝えられる文脈を目指さねば。その為にはディティール・レベルの話に振り回されず、もう少し違った視点で語る言葉が必要になっていきます。

うぅむ、先は果てしなく長い。ま、焦らずのんびり行きますわ。

(2005.02.14)
物欲の吟遊詩人?