削除コマンドの一覧を、下表に示します。ここでは、それに対応する 操作キーがあれば、合わせて示しています。これらは、初期環境での割り当てです。 このうち、Delete と Backspace キー以外は、 必ずしも、Windows 標準ではありません。
コマンド | 操作キー | 機能説明 |
---|---|---|
選択範囲を削除 | 選択範囲のテキストを削除する | |
前の1字を削除 | BS※1 | 現カーソル位置の前の1字を削除する |
次の1字を削除 | Delete | 現カーソル位置の次の1字を削除する |
現カーソル行を削除 | 現カーソル位置の論理行を削除する | |
行頭までを削除 | Shift+BS※1 | 現カーソル位置から論理行頭までを削除する |
行末までを削除 | Shift+Delete | 現カーソル位置から論理行末までを削除する |
単語を削除 | 現カーソル位置の単語を削除する | |
単語の先頭までを削除 | Ctrl+BS※1 | 現カーソル位置から単語の先頭までを削除する |
単語の末尾までを削除 | Ctrl+Delete | 現カーソル位置から単語の末尾までを削除する |
※1 | BS は、Backspace キーのことです。 |
範囲選択されている時に、「次の1字を削除」か「前の1字を削除」のコマンドを 実行すると、つまり、初期キー割り当てでは、Delete キーか、Backspace キーを 押すと、その本来の機能(次の/前の1字を削除)が行なわれるのではなくて、 その選択範囲のテキスト部が削除されます。この時、選択状態は解除されます。 この選択範囲の「削除」は、選択範囲の「切り取り」と、表面上同じ動作に なりますが、「削除」では、クリップボードの内容は変わりません。
「選択範囲を削除」のコマンドには、初期環境では、キー割り当てがありませんが、 通常、上記の操作で代用されます。
以上述べた「次の1字を削除」,「前の1字を削除」,「選択範囲を削除」以外の 削除コマンドでは、選択範囲がある時に、それを実行しても、その選択範囲は 削除されません。その場合、選択状態が解除されてから、その本来の機能が 実行されます。