環境設定: テキスト表示の基本設定

 ここでは、編集テキストの基本的な表示に関する設定を行ないます。
●フォント

 「フォント」ボタンを押すと、「フォント選択ダイアログボックス」が 表示されます。ここで、編集テキストの表示フォントを選択します。 ちなみに、ここでは、現在選んでいるフォントの「サンプル」を表示する ボックスがありますが、この中には、予め用意されている文字列だけでなく、 任意の文字列を入力して確認できます。

 「フォント」ボタンの右側の表示欄には、現在選択されているフォントの 名称、サイズ、ピッチ型等の情報が表示されます。

●表示色
 ここでは、編集テキストの表示色を指定します。この色には、次の 「色選択ボタン」が示す4種類があります。 これらのボタンを押すと、「色選択ダイアログボックス」が表示されて、 そこで選択した色が、そのテキスト部分の表示色として設定されます。
●1行の最大桁数(折り返し桁数)
 ここでは、表示行の最大桁数を指定します。 論理行が、この桁数よりも長いと、 この桁位置で自動的に折り返されます。但し、例外として、改行記号や、行末禁則文字(句読点など)は、 この桁位置をはみ出して表示される場合があります。但し、 その場合でも、行末禁則文字1字と改行記号の全角2文字幅が最大で、 それを超えて、はみ出すことはありません。
 この桁数は、20 〜 1024 桁の範囲内で指定可能です。
・「ウィンドウ幅で自動調整」チェックボックス
 このチェックボックスが ON の場合、上記の桁指定は、無効になります。 その代わりに、ウィンドウの表示幅に応じて、折り返し桁数は、自動的に 調整されます。この調整では、折り返し桁数は、通常、テキスト表示領域幅の 最大桁数よりも2桁少ない桁数になります。この2桁の有余は、改行記号や 行末禁則文字の表示に使われます。なお、折り返し桁数が自動で調整される場合でも、 その桁数は、「1行の最大桁数」の指定と同様に、20 〜 1024 桁の範囲内に 限られます。
 この自動調整は、特に必要がない限り、OFF にしておきます。というのは、 この処理は、ウィンドウ幅が変わるたびに行なわれるので、その際の応答性が 悪くなるからです。特に、編集テキストのサイズが非常に大きい場合は、 煩わしいかもしれません。また、この調整は、自動で行なわなくでも、 初期環境では、Shift+Ctrl+F1、または、メニューバーの「設定」→ 「ウィンドウ幅で折り返し」の操作に割り当てられているので、 随時起動できます。
●タブの間隔
 ここでは、タブ間隔の桁数を設定します。タブ間隔は、通常、等間隔ですが、 本エディタでは、各間隔ごとに異なる桁数を指定することもできます。

 等間隔の場合、次のどれかなら、それぞれのラジオボタンから選択できます。
  2桁、4桁、8桁、10桁

 等間隔でない場合、または、上記以外の桁数の場合には、 「指定」のラジオボタンを選択して、その右側にあるコンボボックスに 各間隔の桁数を入力します。各桁数は、コンマで区切ります。 最後の桁数は、それ以降の間隔の桁数になります。例えば、
  12,4,7,8
と指定された場合、第1〜第3番目のタブ間隔は、それぞれ、 12桁,4桁,7桁となり、第4番目以降のタブ間隔は、8桁になります。 また、
  15
だけの場合には、15桁ごとの等間隔になります。
 なお、ここで指定できる各タブ間隔の桁数は、2〜80 桁です。これを 超える桁数を指定しても、この上限( 80桁 )でカットされます。 また、このコンボボックスに入力できる字数は、240 字までです。
●行間
 ここには、行間の画素数を設定します。
●字間
 ここには、字間の画素数を設定します。 等幅フォントの場合、半角文字の字間は、この設定値になり、 全角文字の字間は、半角と全角の表示幅(=文字幅+字間)が 必ず丁度 1: 2 になるように、調整されます。 一方、非等幅フォント(プロポーショナルフォント)の場合、 半角文字でも全角文字でも、各字間はこの設定値になります。