環境設定: 各種編集モード

 ここでは、各種の編集時のモードの設定を行ないます。
●最初のIME(日本語入力変換)状態
 編集ウィンドウが開かれた時の最初のIMEの ON/OFF 状態を、 このチェックボックスの ON/OFF で指定します。
●上書き時の「改行」機能
 挿入モード時に、「改行」を実行すると、 改行コードが挿入されますが、上書きモード時では、 のどちらかが選択できます。
 「カーソル移動のみ」を選ぶと、上書きモード時に、「改行」を行なった際、 改行コードが挿入されずに、カーソルだけが次行の先頭に移動します。但し、 カーソルがテキストの最終行にある時は、改行コードが挿入されます。
 一方、「改行コードを挿入」を選ぶと、上書きモード時の「改行」は、 挿入モード時の「改行」と同じ動作になります。
●上書き時の「タブ」機能
 挿入モード時に、「タブ」を実行すると、 TAB コードが挿入されますが、上書きモード時では、 のどれかが選択できます。
 なお、ここでいう TAB コード は、下記の『「タブ」は所定桁まで半角空白を挿入』 の指定が ON の場合、TAB コード自身ではなく、その分の半角空白コードになります。
●「タブ」は所定桁まで半角空白を挿入
 このチェックボックスが ON の場合、TAB コードの代わりに、そのタブ空間を 満たす個数分の半角空白コードが挿入されます。
●空間を埋める空白コードは TAB を優先
 フリーカーソルモードで、カーソルを改行コードよりも右の桁に移動して、 何かの文字を入力した時、その入力文字が、そのカーソル位置の桁に入るように、 その行末からそのカーソル位置まで、空白コードが埋められます。
 このチェックボックスが ON の場合、その空白コードには、 TAB コード が 優先的に使われ、半角空白コードは、必要最小限だけ使われます。一方、 これが OFF の場合には、TAB コード は使われずに、全て半角空白コードで 埋められます。
 また、クリップボードのテキストを矩形状に貼り付ける際に、空間を埋める場合が ありますが、その場合等にも、この設定が適用されます。
●半角空白→TAB 変換で、1対1の箇所は不変換
 このチェックボックスを ON にしておくと、「半角空白→TAB 変換」で、一連の複数個の半角空白が1個以上の TAB コードに 相当する箇所は、変換されますが、1個の半角空白が1個の TAB コードに相当する箇所は、 変換されません。
 例えば、C言語等のプログラムでは、識別子と演算子の間などに、半角空白を1個 入れることはよくありますが、そのような半角空白を、「半角空白→TAB 変換」の 対象外にする場合に、このチェックボックスを ON にします。
●元に戻す(Undo)の処理
 元に戻す(Undo)機能のオプションは、次の各チェックボックスの ON/OFF で 指定します。なお、この詳細は、 「復元機能について」をご覧ください。
●選択範囲はクリップボードへコピー後もそのまま
 選択範囲のテキストをクリップボードへコピーするコマンドを実行した時、 その範囲選択状態をそのまま保持しておくか、解除するかを、 このチェックボックスの ON/OFF で指定します。
●選択範囲の特殊編集を行なう
 このチェックボックスを ON にしておくと、選択状態を保持したまま、その範囲の特殊な編集が 行なえます( ⇒参照 )。 特に矩形範囲の編集では、慣れると非常に便利です。 一方、このチェックボックスが OFF の時は、従来の編集形態になります。