隠岐の島釣行記2006年(6/9〜11)



あー、何ということでしょう!! 身の毛もよだつ、あの隠岐西ノ島での出来事が・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
徳ちゃんが40のマダイをくわえて倒れていたわけ、おっちゃんが「うまかー」と言ったとたん倒れてしまったわけ、善ちゃんがケツ痛で倒れてしまったわけ、、、、、、、


 今年は、タケノコが早めに終わった割には、あと雨が多く、結局5月のみかんの消毒作業が終わったのが6月の初旬だった。みかんは冬の寒さがたたって葉っぱが落ちてしまい、花を付けるどころではない木が多い。今年うちは表番だというのに(世間は裏番ですが)。

 5月の例会は、リフレッシュ活動で参加できず、来来のみ参加した。1時間遅れで行ったら、ヒゲメバルさんも来てくれていた。行くのは6人善ちゃん、徳ちゃん、おっちゃん、上ちゃん、ヒゲメバルさんと俺。隠岐の打ち合わせをした。途中、ヒゲメバルさんは畑仕事のため帰っていった。レンタカーの予約は、俺の担当だったので、軽を1台予約しておいた。

 ヒゲメバルさんの知り合いの貝塚サーフの野村会長が、隠岐西ノ島のポイントを教えてくれるということで、5月の終わり頃、メールが届いた。西ノ島4枚中之島2枚のポイント図が添付されてあった。聞けば、野村会長の知り合いの大阪黒潮サーフの養老会長が書いてくれたものだそうだ。なんかすごいことになってきたな、と思いながらも心は西ノ島状態。上ちゃんと徳ちゃんにそれを送ってみんなでTELで話し合い。

 エサの予約は、6月に入ってからで良いかなと思っていたら、5月末に善ちゃんからTELでエサどうするか聞いてくれると言う。さすが善ちゃん!!!
 6月はじめ、善ちゃんからみんなのエサの報告あり。「釣り餌関西」に予約を入れる。去年は、上ちゃんがエサとってきてくれたけど、今年はダメみたいなので、俺が取りに行くことになった。

 ポイント図にエサは青イソメがよいと書いてある。青イソメを2000円とマムシを3000円、それと石ゴカイを1000円にした。
 例によって荷物が多い。竿はヒゲメバルさん用1本を含めて5本とルアー竿が1本。仕掛けは、1本針、2本針、3本針仕掛けをそれぞれ20セットずつ作って、クーラーやら着替えのリュックやら、あとバーベキューセットやら、もう俺の荷物だけでも大変な量。

 掲示板や携帯でやりとりしてるときに、エサの話になった。ヒゲメバルさんが餌を取ってきてくれることになった。ヒゲメバルさん、みんなのエサを見て「性格出てるなぁ」としきりに面白がっている。

 当日のPM7時前、ヒゲメバルさんよりTEL。これからエサ取りに行くとのこと。

 9時50分、ヒゲメバルさんに携帯TELすると、もう善ちゃんところに来てるとのこと。それではと家を出発。善ちゃんとこでエサを分けて、荷物をみんなボンゴに積み込んで、このボンゴでの隠岐行きはこれが最後だね。なんて感慨に浸りながら出発。

 とりあえずあとで飲みたい善ちゃんが運転することになった。ビールを1ケース持ってきたらしい。おまえは何しに行くねん??? 徳ちゃんはおっちゃんと下ちゃんのところへ肉をとりに行って、加西で合流することになっている。天気は上々だ。

 加西で徳ちゃんたちと合流。すこし休憩した。焼き肉系はやめてソバだけにした(いつも大食いがたたって帰りがとてもつらいので)。
 徳ちゃんが疲れているみたいなので、徳ちゃんの車を運転。俺のボンゴは、上ちゃんが運転していた。徳ちゃんの車はノアだ。ボンゴなんかに比べたら加速がすごくいい。少し踏み込むと120出る。後ろの車の上ちゃんが怒ってパッシングしてる。米子道に入った。霧が濃い。雨が降ったのか地面の濡れているところがある。勝央まで後ろからパッシングをかまされながら走った。

 勝央でトイレ休憩とボンゴに軽油を入れる。そこからはノアは徳ちゃんが運転し、俺はボンゴに戻って少し運転した。いつもの釣具屋は、深夜閉まったままになってしまった。それで少し先の釣具屋に寄った。大きい氷を一つ買った。ヒゲメバルさんは、樽カゴを見つけてそれを買っていた。


 ヒゲメバルさんの運転で七類港へ。3時半頃。駐車スペースを見つけて、ノアをそこに入れて、ボンゴはその前に止めて、とりあえずボンゴで宴会が始まったようだ。俺は例のごとくトイレに行ってそれから徳ちゃんの車で寝ていた。寝ていてもボンゴの中の宴会の声で何回も起こされた。

 5時半過ぎに宴会に起こされた。あたりはもう明るい。今日は晴れだ。ヒゲメバルさんが、サンドイッチを作るという。バスケットからフライパンやら皿やらを取りだして、フライパンをバーナーにかけて、バターをひいてまず卵を焼いて、パンになんかをぬって、レタスと焼いた卵と名宝ハムを挟んで、それをナイフで斜めに二つに切って皿に盛り、横にタマネギとシーチキンを添えてできあがり。コーヒーはペーパードリップで香りがよい。ヒゲメバルさんは半分酔っぱらいながらもなかなか手際よく作っていった。味は結構おいしかった。材料はすべて奥さんが用意し、作り方も奥さんに教わってきたとのことだ。どうりでうまいはずだ。
 
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後かたづけをするおっさん達後かたづけをするおっさん達

 出航は9時20分。8時頃から受け付け開始。
 受付ロビーで声をかけてくるサングラスの人がいた。門宮さんだった。投げ釣り界では有名な人だ。徳ちゃんとは今でも親交があるらしい。善ちゃんの方を見て「堀田君やろ」という。長く会ってないので名前と顔がバラバラになってる。「駐車場でにぎやかな声が聞こえてたけど君らやったんか?」。  門宮さんは、3人で中之島の方に行くらしい。

門宮さんカッコイイ!!酔っぱらい3名

 それからしばらくして、今度は俺たちのところの有名人の照ちゃんと陽ちゃんがやってきた。彼らは2人で西郷に行くらしい。
 みんな酔ってるので結局俺が車をフェリーに入れることになった。バックは苦手なんだよな。誠ちゃんがいたら頼むんだけど・ ・ ・ 。 入ってみるとバックじゃなく前進だった。あーよかった。

 船に上がって、枕を並べて場所取りして待ってたが、奴らなかなか来ない。「ごめん、話してて遅くなった。」もっと早く来い!!!

 レンタカー屋にTELを入れておいた。徳ちゃんといろいろと話している中で、ボンゴ4人はしんどいのではないか?という話になり、もう1台レンタカーを追加しようということになって、レンタカー屋にTELすると、「何とかしましょう」とのことだった。

 車が3台だから2人ずつということで、あみだくじをすることとなった。結果は、俺と善ちゃん、おっちゃんと上ちゃん、徳ちゃんとヒゲメバルさん(焼酎コンビ)。俺と善ちゃんは相性が良くないんだけどなぁ?!!!
 フェリー内は結構人が多かった。場所取りしたが、4人分しか場所が確保できなかったので、上ちゃんと徳ちゃんがゴザを借りて甲板に寝にいった。俺たちも少し寝た。

 まず知夫里島の来居港に入って、そこで門宮さんたちは下りたようだ。
 そこから30分ほどで西ノ島の浦郷港に到着。フェリーを下りてとりあえずレンタカー屋を探す。看板がない。一度行き過ぎて、観光センターまで戻るとその中の同じところが事務所だった。レンタカー2台というと、1台しか聞いてないという。さっき電話したというと、軽はないので乗用車を軽の料金で借りれることのなった。

荷物の積み替えをするおっさん達荷物の積み替えをするおっさん達

 上ちゃんチームは、倉の谷に行くらしい。俺の行きたかったところだ。焼酎コンビは、波止港に行くという。俺たちどうする。善ちゃんは浦郷湾の中うろうろするという。

 まず、浮き桟橋の所に行ってみた。良さそうだけど。浮き桟橋で釣りしてる人がやけに暇そうにしてる。「別の所にする?」と善ちゃん。そこから橋の下の方へ、道路沿いの広くなったところで竿を出してみた。藻が多い。もう少し先に行ってみた。かなり深い。当たりがないので、橋の真下まで行った。そこはまた見るからに深そうだ。藻はない。少しそこでやってみたが、善ちゃんにイソベラがきたくらいだった。

 思い切って西の端の珍崎まで行ってみようということになった。途中道を間違えて、イカ寄せ神社の方に行ってしまった。そこでも良さそうだったが、珍崎まで行くことにした。途中上ちゃんにTELするとぽつぽつキスが釣れてるとのこと。徳ちゃんにTELすると波止港は浅いとのことだった。

 道はかなり細い。赤ノ江をすぎて細い山道をしばらく行くと突き当たりが珍崎だ。波止を歩いて先端まで行き見てみた、かなり深そうだ。ここでやってみようということになり、竿を2本だけにして投げてみた。深いなぁ。
珍崎波止港
 1時間ほどやってみたが当たりがない。あきらめて引き返した。門宮さんの本には、赤珍の浜なるものがあると書いてある。赤ノ江と珍崎の間の浜だそうだが、目印のポンコツ車が無く、結局わからなかった。

 赤ノ江は藻がいっぱいだった。また波止の先端には先客がいた。
 藻の多いところが多くあちこち回った。(藻うや、良い子だ、どっかいけ−昔話のリズムで−)

 美田湾の運河の横の外浜海水浴場に出てそこで竿出ししてみた。1遠目からパンと当たってキスが来た。運河に近い方に投げるとイソベラやフグだった。真ん中の方は、キスがいるみたいだが、3匹釣れて終わってしまった。善ちゃんは、トイレに行って帰ってきて、ケツが痛いといっている。善ちゃんに当たりがない。

 上ちゃんからTELがあったのでTELしてみる。伝言に入れといたけど、35と32のカレイ来たでぇ。とのこと。徳ちゃんたちも波止港をあきらめて倉の谷に行くと言ってるそうだ。4人でいっぱいやで。と上ちゃん。そっちに向かってうろうろ行ってみるわ。と言っておいた。

 物井の波止には先客がいた。護岸では夫婦が竿釣りしていた。



 結局、倉の谷まで来てしまった。湾の根本にコンクリートの護岸があり、車横付けの楽珍ポイントがあった。正面に上ちゃんたちの波止がある。先端にヒゲメバルさん、その手前が上ちゃん、それからおっちゃん、根本に徳ちゃんがいる。ヒゲメバルさんの竿が曲がっている。「カレイや、カレイ」と声が聞こえる。2回ぐらいそういうのを見てしまった。結局ヒゲメバルさんはカレイを5枚釣ったそうな。

 俺は右、善ちゃんは左に釣り座を確保して、釣り開始。すぐにキスの当たり。結構大きいキスだ。2本の竿を、もう2本追加して4本出した。遠投よりも近投でよく釣れた。上ちゃんがこっちにほってきよる。当たってると思って上げてくると上ちゃんの針がひかかってる。なにすんねん!!!上ちゃん目の前にほってきてキス釣っていきよる。それは俺のキスや!!

 暗くなってきた頃、徳ちゃんが40センチくらいの鯛を釣り上げた。波止の根本からだ。左の善ちゃんはなかなかキスが釣れないようだ。

 8時45分納竿ということで、俺と善ちゃんは先にボンゴで、隣の物井港に行った。水銀灯があり、広々として焼き肉にはもってこいだ。水銀灯の下で、バーベキューセットを広げて火をおこした。着火炭、消し炭、堅炭、着火剤を入れてすぐに火がおこった。手慣れたもんである。そうこうしてると、みんなもやってきた。
物井倉の谷
 焼き肉宴会が始まった。例によっておっちゃんの「うまかー」が聞こえてきた。去年は聞けなかったもんなぁ。
 焼き肉のあとはコーヒータイム。これはインスタントだけど。

 明日どうするという話になって、メンバーを替えようということになった。おれが、ヒゲメバルさんと組み、徳ちゃんとおっちゃん、善ちゃんと上ちゃん、となった。徳ちゃんたちは、あちこちさぐりながら戻るらしい。善ちゃんたちは、たぶんあの橋の下あたりかな。俺はもうちょっとキスが欲しかったので、倉の谷で粘ることにした。ヒゲメバルさんも了解してくれた。

 11時過ぎに就寝。俺と上ちゃんは、テントの中でシュラフにくるまって寝た。(金比羅船船小池に帆かけてシュラフフフってなんのこっちゃ)ほかの連中は3台の車に別れて寝たらしい。
 午前2時起床。水銀灯の下のパレットにアザラシみたいなのがおる。よく見るとヒゲメバルさんだった(すみません)。外で寝たけど寒くなかったそうだ。
 それぞれに向けていざ出発!!

 倉の谷の波止で俺は徳ちゃんが鯛を釣ったポイントに入り、ヒゲメバルさんは昨日と同じ先端に行った。少し当たりがあってでかいギンポが釣れた。天ぷらにしたらおいしいらしいが、ちょっとなぁ。リリース願った。その後は当たりなし。ヒゲメバルさんは、キスを2匹釣ったが、食いが渋いとぼやいていた。

 あけて少しした頃善ちゃんよりTEL。上ちゃんはチャリコを釣ってるらしい。善ちゃんはでかいガシラを釣ったそうだ。
25.5のガシラ宇賀
 
 宇賀に行ってみましょうということでその先の宇賀まで行ってみた。足下からかなり深い漁港で、磯のような所を少し歩けば大きな波止に出る。でも竿釣り場だ。2人ふかせ釣りの人が歩いていった。俺たちは、手前の小さな波止から投げてみた。かなり深い。もう一つとらえどころがない。ヒゲメバルさんにイソベラが来た。30分ほどで場所替え。もう一度倉の谷に戻って、今度は、浜側のコンクリート護岸から攻めてみることにした。

 俺は昨日と同じ右側。ヒゲメバルさんは、磯竿1本で錘をつけて引き釣りスタイル。俺は例によって、正面2本右の漁港へ2本、斜めに1本の5本を投げて待った。すぐに正面で当たりがあり、キスが釣れてきた。ちょこちょことキスが釣れる。ヒゲメバルさんの方も、コンスタントにキスを上げている。

 最初は結構キスが釣れたが、そのうちにフグやガッチョが釣れだした。ヒゲメバルさんはキスばかりをコンスタントに釣っている。ヒゲメバルさんが、11匹目と言って上げた。そのとき俺は10匹だった。勝てそうで勝てない。13匹釣ったところで、ヒゲメバルさんは、後ろの建物の影に寝に行った。しめしめ今のうちと頑張った。途中下ちゃんと誠ちゃんよりTELあり。今までの釣果を話しておいた。結局俺は16匹止まりで、ヒゲメバルさんが起きてきて、すぐに2匹連続でキスを釣り上げて15匹になった。数では1匹勝ってるんだけど何か納得いかないなぁ!!!

 最後にもう一度前の波止へ行ってみようということになり、ヒゲメバルさんが先端俺が根本で竿出しした。徳ちゃんたちがやってきて、俺たちの釣っていた護岸に行った。そこで俺が釣っていた場所で、おっちゃんがカレイを上げた。何と俺は優しいんだろう。トホホ。結局俺の所は何も当たりなし。ヒゲメバルさんは根に持ち込まれて切れてしまったそうだ。12時になり、納竿した。

 浦郷まで戻りレンタカーを返して、隣で飯を食った。何とか定食が飛び魚の刺身など盛りだくさんでうまかった。
 3時45分のフェリーで七類へ。 焼き肉系をあまり食べなかったので体調は崩さずにすんだ。途中雅くんより善ちゃんにTELあり。彼は入院中で、今回参加できなかったけど、気になるのだろう。

 6時七類着。そこからヒゲメバルさんの運転で、蒜山で休憩をとり、食事をして(ジンギスカン定食、飯2杯)、次は加西で休憩して、徳ちゃんたちとはそこで分かれて、自宅についたのが11時過ぎだった。

キス35匹、カレイ1匹、キューセン2匹、ガッチョ6匹
キス7匹、カレイ1匹は徳ちゃんの魚です

 
 わかりましたか? 徳ちゃんがマダイをくわえて倒れて見えたのも、おっちゃんが「うまかー」と言ったまま息絶えて見えたのも、善ちゃんがケツが痛いと行って倒れたのも、きっとそれは、あの隠岐の雄大さが私にそう思わせた、ただの空想だったのです。チャンチャン

 
また行くぞ西ノ島 待ってろよ!!マダイ(うん? 誰かに似てきたかな??)