8.スイッチ・オンからOSの起動まで

パソコンの電源を入れて、使えるようになるまでに少し時間がかかります。最新の機械であるパソコンにしては、立ち上がりが大変遅いのです。
実はこの間に、機械の中ではいろんなことが行われてます。

1.電源スイッチ・オン
2.<BIOS>(バイオスと読む)というプログラムを読む
3.OS(オーエス)という基本ソフトを呼び出す

つまり、この3.の操作で、ウィンドウズという基本ソフトが起動して始めていろんなソフト(ワードやエクセルなど)が使えるようになるのです。

BIOSって何でしょう?(豆知識のBIOS参照)
マザーボード上に、<BIOS ROM>という小さなチップがあります。この中には、パソコン本体と、接続されてるいろんな機器を認識する、基礎的なプログラムが入っていて、スイッチ・オンと同時にこのプログラムを実行します。
まず、本体のいろんな部分をチェックし、次に接続されてる機器など(プリンターなど)のチェックと、ハードディスクのチェックなどが行われる。
一通りのチェックが終わると、いよいよウィンドウズなどのOSの入ってるところ、すなわちハードディスクにつないで、ウィンドウズを読み込みます。

スイッチ・オン
BIOSを読み込む マザーボード上のチェック、接続機器のチェック。パソコンのウォーミングアップ。
OSの起動 パソコンという機械を、いろんなソフトで使うためのプログラム。
ソフトの起動 これでやっと、文章を作ったり計算したりという、パソコンの仕事が始まる。

BIOSがいろんなチェックをしてる時間、本当はいろんなプログラムが進行している画面が見られるのですが、専門家でもない限り必要のない画面なので、メーカー製のパソコンにはその間、自社のマークを映し出し照ることが多いと思います。自分のパソコンのそんな部分も一度注意してみてください。
数十秒の間、画面は静止画でもパソコンは猛烈なスピードでいろんな動きをして準備してます。

パソコンの基本的な構造はいちおうここでおしまいです、わかりにくいでしょうか?

ほんの数ページでパソコンを語ること自体無理なことですが、少しでもイメージが湧けばいいと思います。理解しようなどとは思わないほうがいいと思います。
自分がパソコンを使っていく上で、少しでもプラスにしていただければ・・・・

次回は、<OSとソフトの関係>