パソコン豆知識

パソコンの初心者は、機械が苦手、ソフトがわからないという以前に、言葉につまづくケースが多いようです。特に英語が苦手で、横文字が出てくるとそれだけでいやになるのかもしれません。
確かに英語がたくさん出てきます。でも、考えてみてください。今の世の中、英語はわれわれ日本人の生活の中に深く浸透していて、それなくしては日常生活も成り立たないといっても過言ではありません。身の回りにたくさんの英語があるはずです。
たとえばゴルフをする人、英語抜きには考えられませんね。
テレビで、<英語禁止ホール>なんか作って、英語を話したらペナルティーというルールを作って1ホール回ってみると、いかに英語を当たり前のように使ってるかわかります。
パソコンの用語もそれと同じように考えてみてください。アメリカで作られたパソコン、アルファベットを電気信号で表現することから発達してきたものが、英語を使うのは当たり前と割り切って、必要最小限の言葉は理解したほうがいいのです。なにも無理に覚えなくても、何度も出てくる言葉だけ気をつけたらいいのです。そういう気持ちでいたら、コンピューター・ウィンドウ・メモリー・ソフト・・・・と、いつの間にか使えるようになります。
ここでは、そんな基本的な言葉の説明をしていきます。

BIOS(バイオス)

Basic Input Output System 直訳すると、<基本的な入出力のしくみ>
パソコンの基本動作を決めたり、マザーボードに繋がってるあらゆるものを把握して、円滑にOSが働けるようにするプログラム。
ウィンドウズなどのプログラムはハードディスクに保存されてるが、このプログラムはハードディスクには無くて、別のところに保存されている。ハードディスクのデータは、簡単に書き換え出来るから、このプログラムはマザーボード上の別の場所に保管されてます。

これがBIOSの画面です。CPUの性能などが表示されてます。パソコンを自作する人にはおなじみのプログラムです。

具体的にその働きを見てみよう。

@ビデオカードの初期化

画像としてディスプレイに映し出してはじめてパソコンとして成り立つ、と言っていいくらい、文字や画像を映し出すと言うことは重要なこと。信号を映像に変換する部品が<ビデオカード>。形としてはメモリーのように1枚の板になっていて、マザーボードに差し込まれるものが多いから<カード>と言う名前になっている。そのビデオカードを初期化して、一度真っ白な状態にします。

A接続されてるパーツ類のチェック

メモリー・HDDをはじめとして、プリンターなどが使える状態にあるかどうかを一つ一つ順番にチェックします。これを<Power On Self Test>といい、機械としてのパソコン自身をチェックするようになってます。
すべて異常なければ次に進みます。

BCPUの種類・メモリー容量などの表示

パソコンの心臓部、CPUの種類(たとえば、ペンティアムVなど)、メモリーの容量が128メガであるなど。

COSの起動

以上のプロセスに問題がなければ、BIOS最後の役目、OSを起動するプログラムを探します。この起動プラグラムは通常HDDの先頭部分に入ってるので、このプログラムを呼び出します。ここでBIOSの役目は終わり、あとはWindowsが起動して、パソコンがやっと使える状態になります。

OS

Operating System パソコンを動かす(オペレート)ためのプログラム。最も礎的なプログラムだから、基本ソフトなどとも呼ばれる。いちばんポピュラーなものが、<Windows>で、その他には<Linux><MacOs>など。簡単に言うと、いろんなソフトとパソコンの橋渡しのような部分を担当する、共用部分のソフトという役割を果たす。

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