|
|
|
|
| (全日空ANAのCMの歌) |
|

空 is SKY 海 is SEA 俺達 WE
女子達
GAL
お前のハートは Your HEART
We are in OKINAWA ウッ!

波 is WAVE 魚 is FISH お尻はHIP
熱いぜ HOT
THIS is ビーチク THIS is
BEACH
WE are in OKINAWA ウッ! |
|
|
|
. |
|
|
中居 |
というCMでおなじみのSMAPの中居です。ただいまよりANA機内でのみお楽しみいただける"Smaaaap!!
CHANNEL"をお送りいたします。しばらくの間、お付き合い下さい。 |
|
|
|
. |
|
|
シューッ |
|
|
|
. |
|
|
女 |
お付き合いって、まだ私たち知り合ったばっかりなのに。 |
|
|
中居 |
知り合ってからの時間なんて関係ないよ。 |
|
|
女 |
でも、 |
|
|
中居 |
デモなんてしない。君に対する不満なんて、これぽっちも無いんだから。 |
|
|
女 |
それは逆に、私のことあんまり良く知らないから。 |
|
|
中居 |
よく知って付き合えないより、余り知らずに付き合って、二人で不満を解決する方がいいのさ。 |
|
|
女 |
中居さん。 |
|
|
中居 |
だからさ、つきあ・・んんんツ! 月明かりの下で本を読むと目が悪くなる。 |
|
|
女 |
は? |
|
|
ウエートレス |
コーヒーお待たせしました。 |
|
|
中居 |
夜コーヒーを飲むと眠れなくなるんだ、ウン。付き合おうよ。 |
|
|
女 |
夜コーヒーを飲むと? |
|
|
中居 |
あッあん、違う違う。君のこと考えると、夜も眠れないって言ったんだ。 |
|
|
女 |
さっき知り合ったばっかりで、夜はまだ一回も来てないけど? |
|
|
中居 |
夜もって言ったじゃん。つまり、昼間も、だから今も眠れない。 |
|
|
女 |
今寝られても困るけど。でも、中居さんが本当に私のこと好きなのかどうか分かんないし。 |
|
|
中居 |
そりゃ、好き・・んッ! 隙があったらかかって来い! |
|
|
女 |
は? |
|
|
ウ |
こちらカフェオレになります。 |
|
|
中居 |
あ、カフェオレ、こっちこっち。ウン。カフェ、カフェ、おれ、カフェ俺、なんちって、ウヒヒ・・ |
|
|
ウ |
ごゆっくり。 |
|
|
中居 |
どうも。好きに決まってるじゃん。 |
|
|
女 |
ウソ! だってさっきから、お店の人が来たら恥ずかしがってごまかしてるもん。 |
|
|
中居 |
ごまかしてなんかないよ。 |
|
|
女 |
じゃ、「隙があったらかかって来い」って何? |
|
|
中居 |
恋はいつでも真剣勝負ってことだ。 |
|
|
女 |
いいよ、もう。 |
|
|
中居 |
いや、本当に好きなんだって。 |
|
|
女 |
うーん。じゃ、私のどこが好き? |
|
|
中居 |
好きになるのに |
|
|
女 |
(クシャミ)ハックション! |
|
|
中居 |
理由なんていらないさ。 |
|
|
女 |
あー、ごめんごめん。何だって? |
|
|
中居 |
2回も言うの嫌だよ。 |
|
|
女 |
私のこと好きじゃないんだ。 |
|
|
中居 |
好きだよ・・・、だよ、だよーン、ダヨーンおじさん、ダーヨーンおじさん、ね! ウへへ。 |
|
|
女 |
また人が通ったらごまかした。 |
|
|
中居 |
違うって。ダヨーンおじさんと同じくらい好きっていう意味だよ。 |
|
|
女 |
うれしくない。 |
|
|
中居 |
あ、ほんと? へー、そういう人も居るんだ。 |
|
|
女 |
そういう人ばっかりだよ。ねえ、好きなんだったら、もう一回言ってよ。 |
|
|
中居 |
え? うん・・・・、じゃいうよ、んんッ。好きになるのに理由なんか要らないのさ。 |
|
|
女 |
2回目だと感激薄いね。 |
|
|
中居 |
何だ、聞こえてたんじゃねえかよ。 |
|
|
女 |
じゃ、ね、どれくらい好き? |
|
|
中居 |
そりゃもう、すっごい、すごい好きだよ。 |
|
|
女 |
どのくらい?! |
|
|
中居 |
んー、このくらい。 |
|
|
女 |
フーン、そんな両手広げたくらいだけなんだ。 |
|
|
中居 |
違う、違う。今、両手で表そうとしたのは、こっから、
(喫茶店のドアを開ける)ガチャ
ここから、ずーと、ずーと、ずーっと、ずーと、ずーと、ずっと、ずっと、
(喫茶店のドアの鈴)カラン、コロン |
|
|
ウ |
ありがとうございました。 |
|
|
中居 |
ずーと、ずーと
(ぶつかる)ドン |
|
|
男 |
な! おい! 痛えな、おい! なんだてめえ、おい、わざとぶつかってきたろ、こら、兄ちゃん。ちょっと、事務所まで来てもらおうか。 |
|
|
中居 |
え? |
|
|
(車のドアを開ける)ガチャ。 (車、走り去る)ブーン |
|
|
女 |
中居さん! |
|
|
|
. |
|
|
(ドアを勢いよく開ける)ガチャ
(女が入って来る) |
|
|
女 |
中居さん、居るの? |
|
|
男 |
おー、何だ、おめえ! |
|
|
女 |
フン! (男を殴る)ブン! |
|
|
男 |
オゥ・・
(男、倒れる)ドサ |
|
|
中居 |
あぁ、来てくれたんだ! ありがとう。 |
|
|
女 |
ここまでなの? |
|
|
中居 |
え? |
|
|
女 |
ずーと、ずーとの続き。 |
|
|
中居 |
あ、あー、いや、あの、うん! そうそう、そうなの。あの店からこんなとこまで。 |
|
|
女 |
そんなもんなんだ。 |
|
|
中居 |
ウソ? |
|
|
|
|
|
|
(上空での飛行機) |
|
|
中居 |
そして僕は、ずーと、ずーとの先を示すために、こうして彼女と飛行機に乗っています。長距離移動はANAで。 |
|
|
|
|
|
|
(飛行機が飛び去る)ギューン |
|
|
|
. |
|
|
(小鳥が鳴いている) |
|
|
草なぎ |
あ、飛行機だ。どこまで行く飛行機なんだろうね、木村君? |
|
|
木村 |
(そっけなく) 空港じゃない? |
|
|
草なぎ |
曲いこっか。 |
|
|
|
. |
|
|
 |
セロリ |
|
|
|
フェードアウト |
|
|
|
. |
|
|
(空港ロビー) |
|
|
マネージャー
(女) |
じゃ、私代わりにチェックインしておきますから。 |
|
|
香取 |
な、どうもありがとう。 |
|
|
マ |
その代わり、お土産、お願いしますよ。 |
|
|
香取 |
分ってるって。俺、ちょっと展望台行って飛行機見てくる。 |
|
|
|
|
|
|
(展望台) 飛行機の発着の音 |
|
|
香取 |
どわぁ、すげぇー! さすが空港。飛行機がいっぱい並んでるよ。 な? あれ? 剛君だ。 何やってんだ、滑走路で手広げて、あんな、お尻プリとかさせちゃって。 |
|
|
男 |
お詳しいですね。 |
|
|
香取 |
は? |
|
|
男 |
いや、あの飛行機をご存知とは。 |
|
|
香取 |
飛行機って、あれ、剛君・・・。 |
|
|
男 |
そう、ツヨシ−747(セブン・フォー・セブン)。全日空の飛行機の中でも一番小さいタイプです。 |
|
|
香取 |
いや、でも剛君は人間ですよ。 |
|
|
男 |
ははは。よっぽどあの飛行機に愛着があるようですなぁ。 |
|
|
香取 |
いや、愛着っていうか・・・。 |
|
|
男 |
まあ、確かに見ようによっては、人間に見えなくもない。 |
|
|
香取 |
見えなくもないって、そんなひどい? 剛君の見かけって? |
|
|
男 |
おっといけない。そろそろ出発の時間なんで。じゃ。 |
|
|
香取 |
んな、はい。
まだあんな所で手広げたまんまだよ、剛君。
(大声で呼びかける)おーい、つよしくーん! ・・・だめだ、届かないよ。 |
|
|
|
|
|
|
(再び空港ロビー) |
|
|
香取 |
いやぁ、びっくりしたよ。剛君がさぁ・・・ |
|
|
マ |
えっ!?なんで知ってるんですか、香取さんが乗る飛行機のこと? |
|
|
香取 |
うそっ!? 俺乗るの、あのツヨシ−747とかいう・・・ |
|
|
マ |
さ、もう搭乗時間ですよ。行きましょう。 |
|
|
香取 |
いやだよ、あんなのに乗るの。 |
|
|
マ |
なにそんなに嫌がってるんですかぁ。 |
|
|
香取 |
当たり前じゃん。っていうか剛君が空飛べるとは思わないし、だいたい想像してみてよ。俺とスーツケース担いで剛君が滑走路走ってる姿を。 |
|
|
マ |
それが何か? |
|
|
香取 |
飛べるわけないじゃん。 |
|
|
マ |
大丈夫ですって。ANAですもん。 |
|
|
|
. |
|
|
ナレーター
(女) |
そう、ANAなら安心して快適な空の旅をお楽しみいただけます。長距離移動はANAで。 |
|
|
|
. |
|
|
(飛行機が飛び去る音)ギューン |
|
|
(香取の叫び声と供に) あーーーーーははぁぁーーーーーーーーーー |
|
|
|
. |
|
|
友人 |
あっ、ほら、あの飛行機じゃない? |
|
|
稲垣 |
うん、あー。 |
|
|
友人 |
行っちゃったねぇ。まぁ、元気出せよ、吾郎。 |
|
|
稲垣 |
どっから? |
|
|
友人 |
ど、どっからって・・・俺も医学的なこととかよくわからないよ。 |
|
|
稲垣 |
元気はどこから出せばいいんだろう? |
|
|
友人 |
耳から出したりなんかして。 |
|
|
稲垣 |
ハハハ・・・ |
|
|
友人 |
そうそう、笑って笑って。 |
|
|
稲垣 |
・・・あーぁ、変な顔。 |
|
|
友人 |
ほっとけ! 顔で笑ってたのかよ。まぁ、いいや。元気出たんなら、なんか食べるか? 元気でたらお腹すいたろ? |
|
|
稲垣 |
いや、オレ吾郎だけど。 |
|
|
友人 |
知ってるよ。知ってるけど、だからって『お腹すいごろう』なんて言わないだろう? |
|
|
稲垣 |
ハハハッ。 |
|
|
友人 |
な? おかしいだろう、『お腹すいごろう』だなんてさあ。 |
|
|
稲垣 |
変な顔。 |
|
|
友人 |
いいよ、もう顔は。 |
|
|
稲垣 |
でも、飛行機ってなんで飛ぶんだろうね? |
|
|
友人 |
いや、俺、航空力学的なこともよく分んないけど。 |
|
|
稲垣 |
きっと、大きいから飛ぶんだろうな。 |
|
|
友人 |
ああ、なるほどね。なんか、素人的には小さいほうが飛ぶような気がするけど、あれか? 風力とかの関係で実は大きいほうが・・・ |
|
|
稲垣 |
いやいや、大きいから走ると邪魔になるじゃん。 |
|
|
友人 |
えぇ!? |
|
|
稲垣 |
だから、飛ぶんだろうね。 |
|
|
友人 |
あーぁ、そういう、そういう『なんで』だったの? さっきの『なんで』は。 |
|
|
稲垣 |
『なんで』?・・・そうだ! カレー食べよう。あっ、でもね、僕はライスで。 |
|
|
|
|
|
|
(レストランに入る、インド風の楽器の音が流れている) |
|
|
ウエートレス |
いらっしゃいませ。お2人様ですか? |
|
|
友人 |
はい。 |
|
|
ウ |
こちらへどうぞ。 |
|
|
|
|
|
|
友人 |
ええっと、どれにしようかな? |
|
|
稲垣 |
いろいろあるね。 |
|
|
友人 |
結構、本格的だよ、ここ。 |
|
|
稲垣 |
うん。 |
|
|
友人 |
どうしよう。タンドリーチキンとか言うくらいだから、やっぱりチキンが本場っぽいのかな? でもマトンとか普段家では食べないからここでっていう考え方もあるよな。 |
|
|
稲垣 |
やっぱりね、チキンだと思うよ。 |
|
|
友人 |
え、そう? |
|
|
稲垣 |
オレはそうする。 |
|
|
友人 |
じゃ、俺もそうしよう。 |
|
|
ウ |
お決まりですか? |
|
|
友人 |
チキンカレー。 |
|
|
稲垣 |
親子丼。 |
|
|
友人 |
無いよ、そんなの。 |
|
|
ウ |
かしこまりました。 |
|
|
友人 |
あるのかよ。 |
|
|
ウ |
ライスかナンが付きますが。 |
|
|
稲垣 |
僕はライスで。 |
|
|
友人 |
そりゃそうだろ、親子丼だもんな。 |
|
|
ウ |
そちら様は? |
|
|
友人 |
あぁ、じゃ、僕はナンで。 |
|
|
稲垣 |
大きいから飛ぶんじゃないのかな? |
|
|
友人 |
あ? |
|
|
稲垣 |
いやいや、ほら、今、『なんで』って。 |
|
|
友人 |
違うよ、もういいんだよ、飛行機の話は。その『なんで』じゃないんだよ。 |
|
|
ウ |
では、ライスとそちら様はナンで |
|
|
稲垣 |
たぶん大きいからだと・・・ |
|
|
友人 |
もういいって! あの、すみません、以上で。 |
|
|
ウ |
かしこまりました。 |
|
|
友人 |
余計なことは言わなくていいんだよ。 |
|
|
稲垣 |
それは違う。 |
|
|
友人 |
な、なんだよ、急に真面目な顔して。 |
|
|
稲垣 |
そっちこそ、さっきから面白い顔して。 |
|
|
友人 |
うるせぇよ。顔のことは、ほっとけよ! |
|
|
稲垣 |
でも、余計なことがあるから、世界は楽しいんじゃないかな? 綺麗な絵や感動的な映画や心に響く音楽や、それから、友達との遊びの事とか、面白おかしいことだって、そういった計なことが心を豊かにしてくれるんじゃないかな? |
|
|
友人 |
まぁ、それはそうだけど。 |
|
|
稲垣 |
だから、ある意味、その面白い顔だって、心を豊かに・・・ |
|
|
友人 |
うるさいって!なんだよ、それが言いたかったのかよ。 |
|
|
稲垣 |
いや、僕達がいつも歌を歌うときに思っていることを言いたかったんだよ。この曲が、みんなの心を少しでも揺さぶることができたらいいなぁって。 |
|
|
友人 |
この曲? |
|
|
稲垣 |
SMAPで、"SHAKE" |
|
|
友人 |
カレーは!? |
|
|
|
. |
|
|
 |
SHAKE |
|
|
|
フェードアウトにかぶさってアナウンサー(女) |
|
|
|
|
|
|
ア |
はい、SMAPで"SHAKE"をお聞きいただきました。 木村さんはこの曲に何か想い出とかエピソードなんかありますか? |
|
|
木村 |
いや、別に。 |
|
|
ア |
あぁ、そうですか・・・いや、簡単に終わっちゃいましたね、エヘヘ。 |
|
|
木村 |
あるんですか? |
|
|
ア |
えっ? |
|
|
木村 |
あなたは、この曲にまつわる思い出があるんですか? |
|
|
ア |
い、いや、べ、別に |
|
|
木村 |
あるでしょ? |
|
|
ア |
うっ、うぅ・・・そ、そうだ、この頃なんかスーパーで大根が・・・ |
|
|
木村 |
ズバリッ! 当てましょう。あなたは、この曲が流行った頃、彼氏と別れましたね? |
|
|
ア |
うっ、どうしてそれを? |
|
|
木村 |
人の人生は、全てその人の鼻の穴に反映されるんです。 |
|
|
ア |
うそぉ。 |
|
|
木村 |
ほら、手で隠さない! さ、見して。 |
|
|
ア |
こうですか? |
|
|
木村 |
いやいや、そんなに指で広げなくても。(バリッ)いや、セロハンテープで止めなくていいですって。(バキッ)やめなさい、割り箸突っ込むのは! ドジョウすくいじゃあるまいし。そうそう、そうやって普通にしていればいいんです。 |
|
|
ア |
はい・・・。 |
|
|
木村 |
うーん・・・あなたの方が、彼にフラれましたね? |
|
|
ア |
わかりますか? |
|
|
木村 |
わかりますよ。今の行動を見てれば。 |
|
|
ア |
ひどい。 |
|
|
木村 |
いや、もちろん鼻の穴にもそれが出てます。 んー・・・あー、なるほど。 |
|
|
ア |
なんですか? |
|
|
木村 |
風邪ひいてる? |
|
|
ア |
当たった・・・って、それって占いじゃないじゃん。 |
|
|
木村 |
いやいや、風邪をひいたのも、大きくいえば人生の一部。 |
|
|
ア |
まぁ、それはそうだけど・・・。 |
|
|
木村 |
その彼氏とは、よくボーリングに行きましたね? |
|
|
ア |
当たってる。 |
|
|
木村 |
そして、あなたはボーリングの玉をその鼻の穴に入れたでしょう? |
|
|
ア |
そんな事までわかるんですか? |
|
|
木村 |
さっき鼻の穴を手でこう広げたときに、ちょうどそのくらいの大きさだったから。 |
|
|
ア |
また見た目じゃん。 |
|
|
木村 |
でも、11号までは入ったけど12号は無理だった。 |
|
|
ア |
どうせ、それも見た目でしょ? |
|
|
木村 |
そうです。 |
|
|
ア |
ふん、やっぱり。・・・って、それはそれですごいわ。 |
|
|
木村 |
まだその彼氏のことが、忘れられませんね? ・・・じゃ、忘れさせてあげます。 |
|
|
ア |
付き合ってくれるの? |
|
|
木村 |
やだよ。 |
|
|
ア |
そうよねぇ、こんな鼻の穴の小さい女・・・ |
|
|
木村 |
いやいや、小さいとかじゃなくて。 |
|
|
ア |
どうしたら忘れられるの? |
|
|
木村 |
まぁ、旅行でも行けば? |
|
|
ア |
すっごい普通。 |
|
|
|
|
|
|
ナレーター
(女) |
旅行に行くならANAで。 |
|
|
|
. |
|
|
(タクシーに乗り込む) |
|
|
運転手 |
どちらまで? |
|
|
草なぎ |
羽田空港までお願いします。 |
|
|
運転手 |
お客さん、ご旅行ですか? |
|
|
草なぎ |
ええ、そうなんですよ。 |
|
|
運転手 |
へぇ、いいですね。あ、降って来た。 (ワイパーの音) |
|
|
草なぎ |
なんか暗くなって来ましたね。(幽霊が出る時の笛の音、ヒュー)ねぇ、運転手さん。 |
|
|
運転手 |
このまま行くと墓地があるんですよね。 |
|
|
草なぎ |
えっ! |
|
|
運転手 |
ちょうど今日と同じような雨の降る日でした。 |
|
|
草なぎ |
もしかして・・・ |
|
|
運転手 |
えぇ、髪の長い女の人が立ってましてね。 |
|
|
草なぎ |
乗せたんですか? |
|
|
運転手 |
乗せました。 |
|
|
草なぎ |
それで・・・ |
|
|
運転手 |
結婚しました。 |
|
|
草なぎ |
は? |
|
|
運転手 |
思いのほか、話がはずみましてね。 |
|
|
草なぎ |
結婚って、運転手さんと? |
|
|
運転手 |
そうですよ。 今、ほら、あの駅前の弁当屋で働いています。 |
|
|
草なぎ |
いや、そんなのは聞いてません。 |
|
|
運転手 |
その時の事を思い出すんですよねぇ。 |
|
|
草なぎ |
うーん、なんか怖い目にでもあったのかと思いました。 |
|
|
運転手 |
怖い目にもあいました。 |
|
|
草なぎ |
やっぱり。 |
|
|
運転手 |
浮気がバレた時は、あれは怖かった。 |
|
|
草なぎ |
あぁ、なんだよ、まだ奥さんの話かよ。じゃ、別に幽霊に出会ったとか、そういう訳じゃ・・・うぉ! おぉー、運転手さん! 出ましたよ!あー、そこっ! ほらっ、白い着物が・・・人が立ってる! ちょっと、早く、早く通り過ぎて! 早く! ちょっと運転手さん、なにスピード緩めてんの? 運転手さん、おい! ま、窓とか開けるなよ! |
|
|
(車が雨道を走る音が聞こえてくる) |
|
|
運転手 |
俺、これから羽田までお客さん乗っけてくから、おー、じゃなー。
あれ、うちの女房なんですよ。 |
|
|
草なぎ |
えぇ!? |
|
|
運転手 |
弁当屋のパート、5時までじゃないですか。 |
|
|
草なぎ |
え?いや、知らないですよ。 |
|
|
運転手 |
ちょうど今くらいは、大体この辺歩いているんですよねえ。 |
|
|
草なぎ |
いつもあんな白い着物なんですか? |
|
|
運転手 |
だってほら、弁当屋だから、清潔なイメージって大事でしょ? |
|
|
草なぎ |
だからって着物は・・・。 |
|
|
|
|
|
|
「うらめし〜〜〜。」 |
|
|
草なぎ |
うわぁー! |
|
|
運転手 |
どうしたんですか、お客さん? |
|
|
草なぎ |
出たぁ! 出ました!出ました!! |
|
|
運転手 |
あぁ、お袋。羽田まで行くからちょっと我慢しな。 |
|
|
草なぎ |
おふくろ? |
|
|
運転手 |
えー、すみませんね。 |
|
|
草なぎ |
今、そこのお墓から・・・ |
|
|
運転手 |
まさか。 |
|
|
草なぎ |
でも、恨めしいって。 |
|
|
運転手 |
いえ、『うら、めし』って言ったんですよ。 |
|
|
草なぎ |
はぁ? |
|
|
運転手 |
ほら、私、下の名前『うらきち』じゃないですか。 |
|
|
草なぎ |
そんな事知りません。 |
|
|
運転手 |
だから『うら、飯はまだかって』言ったんです。 |
|
|
草なぎ |
でもいつの間に・・・ |
|
|
運転手 |
ずっと乗ってましたよ。気づきませんでした? |
|
|
草なぎ |
気づきませんよぉー。こんなって言うか・・・大丈夫なんですか? こんなシートの下にいて。 |
|
|
運転手 |
大丈夫ですよ。そこが好きなんですよ。 |
|
|
草なぎ |
好きって・・・ |
|
|
運転手 |
猫とかって狭い所で、丸まって寝るじゃないですか。 |
|
|
草なぎ |
いや、猫はそうかも知れませんけど。 |
|
|
運転手 |
だって、ほら、うちのお袋の名前『たま』でしょ。 |
|
|
草なぎ |
知りませんて、そんな事。なんなんだ、このタクシー。 |
|
|
運転手 |
あのー、お客さん。 |
|
|
草なぎ |
なんですか? |
|
|
運転手 |
この先、また墓地があるんですよ。 |
|
|
草なぎ |
えっ!? あー、どうせまたそこで誰かと出会ったってそういう風に言うんでしょ? もういいですよ、そんな運転手さんの個人的な話は。あっ、わかった。パターン的に今度は、本当に幽霊が出たんだ。いや、まてよ。俺が今そう言ったって事は、また逆になるパターンで、またなんか変な話かな? いや、この運転手さんの事だから・・・、うぅーん、どっちだ? あのー、運転手さん。 |
|
|
運転手 |
はい。 |
|
|
草なぎ |
やっぱり聞いておきます。 |
|
|
運転手 |
そうですか? |
|
|
草なぎ |
そのー、この先にまた墓地があるんですよね? |
|
|
運転手 |
えぇ。 |
|
|
草なぎ |
それで? |
|
|
運転手 |
それだけです。 |
|
|
草なぎ |
えぇっ!? |
|
|
運転手 |
いや、墓地がありますよって。 |
|
|
草なぎ |
それだけー? |
|
|
運転手 |
えぇ。 |
|
|
草なぎ |
もうー、なんだよ!もういいですよ、そんな事言わなくて。てっきり今度は、怖い話かと思ったのに。 |
|
|
運転手 |
怖い話、聞きたいですか? |
|
|
草なぎ |
やっぱり、あるんですか? 聞きたい、聞きたい。 |
|
|
運転手 |
このタクシー、どこへ向っていると思います? |
|
|
(ヒュ〜〜〜ドロドロ〜〜〜) |
|
|
草なぎ |
すげえ、あぁ、そうだ! そう言えば、こんな墓地ばっかりの所なんて普通通らない。通らないのに通っている。なんでー? あれっ? そうだっ! これ、羽田に行く道じゃねえだろう! |
|
|
運転手 |
ふふん、その通り。 |
|
|
草なぎ |
ほえ〜、怖ええ、え、なに? え!? なんだよ。どこに連れて行くの?俺を。 |
|
|
運転手 |
いや、羽田ですけど。 |
|
|
草なぎ |
なに? |
|
|
(ブレーキ音) |
|
|
運転手 |
道、迷っちゃいました。 |
|
|
草なぎ |
えぇっ! |
|
|
|
. |
|
|
ナレーター
(女) |
空港へは余裕を持ってお越しください。長距離移動はANAで。 |
|
|
|
. |
|
|
男1 |
あ。 |
|
|
香取 |
(遠くで)ヘーイ!タクシー! |
|
|
男1 |
あれ、香取慎吾じゃない? |
|
|
男2 |
ホントだ。 |
|
|
香取 |
ヘイ、ヘイ!タクシー! |
|
|
男1 |
うわっ。俺、始めて見たよ、『ヘーイ!タクシー!』って言う人。ヤバくない? その言い方って。 |
|
|
男2 |
それ以前に街中で全裸はヤバいだろ、香取慎吾。 |
|
|
香取 |
ヘーイ!タクシー!ヘーイ!ハークションッ! (キレ気味に) ヘイ!タクシー! |
|
|
(通り過ぎるタクシーの車内から聞こえる香取の声)
おーい! |
|
|
草なぎ |
もうすぐかな?空港。僕達、今、どの辺にいるんだろうね、木村君? |
|
|
木村 |
タクシーの中。 |
|
|
草なぎ |
・・・曲、・・・いこっか。 |
|
|
|
. |
|
|
 |
ダイナマイト |
|
|
|
. |
|
|
(空港、出発ロビー) |
|
|
女1 |
飛行機乗る前になんか食べて行こうか? |
|
|
女2 |
そうだね。そこは? |
|
|
女1&2 |
あーっ! |
|
|
女1 |
"Bistro SMAP"。本当にあったんだ。ねぇ、見て、中居君。 |
|
|
女2 |
本当だ。 |
|
|
女1 |
入ろ入ろ。 |
|
|
(店に入る) |
|
|
中居 |
ようこそ、"Bistro SMAP"へ。 |
|
|
女1 |
あぁ、本物だぁ。 |
|
|
中居 |
当"Bistro"には一切メニューはございません。 |
|
|
女2 |
TVと一緒。 |
|
|
中居 |
と言うか、食材もございません。 |
|
|
女1&2 |
えーっ!? |
|
|
|
. |
|
|
中居 |
今日も売上げゼロだった。店の名前を変えようと思う。 |
|
|
|
. |
|
|
女1 |
あれ?ここ、お店の名前変わってる。 |
|
|
女2 |
あ、ホントだ。"Bistro Step" |
|
|
女1 |
入ってみようか? |
|
|
女2 |
うん。 |
|
|
(店に入る)カラン、コロン |
|
|
(タ、タ、タッタタ)軽やかにステップを踏みながら |
|
|
中居 |
ようこそ、"Bistro Step"へ。 |
|
|
女1 |
かっこいいー! |
|
|
女2 |
中居君、踊りは上手だもんね。 |
|
|
中居 |
今、『踊りは』って言った? |
|
|
女2 |
あ、いえ・・なんにも。 |
|
|
女1 |
あのーメニューは? |
|
|
中居 |
ありますよ、もちろん。 |
|
|
女1 |
食材も? |
|
|
中居 |
もちろん。 |
|
|
女1 |
よかったぁー。 |
|
|
女2 |
ねえ。 |
|
|
中居 |
少々お待ちください。 |
|
|
(タ、タ、タッタタ)(ステップ踏みながら、さがる) |
|
|
女1 |
ねぇ、ステップ踏んで移動するお店なんだ。 |
|
|
女2 |
ねぇ。 |
|
|
女1 |
うん、・・・て事は? |
|
|
女2 |
あー! |
|
|
(タ、タ、タタ、タ)(ステップを踏みながら、運んでくる) |
|
|
中居 |
メニューとお水をお持ちしましたぁ。 |
|
|
女1&2 |
あーっ!! |
|
|
(ガチャーンッ!) |
|
|
|
. |
|
|
中居 |
今日も売上げゼロだった。その上コップも割ってしまった・・・。 |
|
|
|
. |
|
|
女1 |
また名前変わったよ。 |
|
|
女2 |
ホントだ。 |
|
|
(店に入って) |
|
|
女1 |
うわ! くさぁ! |
|
|
中居 |
ようこそ"Bistro スカンク"へ。 |
|
|
女1&2 |
うぅっ・・・ |
|
|
(バタッ) |
|
|
|
. |
|
|
中居 |
今日も受け上げゼロだった。と言うか保健所が来て営業停止になった。落ち込んだぁ。落ち込んだ時はそうだ、歌を歌おう! (声のトーンを落として) メンバーに邪魔になんない程度に・・・うん。 |
|
|
|
. |
|
|
 |
がんばりましょう |
|
|
|
. |
|
|
(下町、祭り囃しが聞こえ、露店の雑音の中。) |
|
|
稲垣 |
(江戸っ子口調で) いゃー、歌はいいねぇ。歌は世に連れ、世は歌に連れ、やつれた子連れが道連れで、はずれて失礼、親父のヅラが、ってね。 |
|
|
女1 |
あのー、すみません。 |
|
|
稲垣 |
いよっ、いらっしゃい、おねーちゃん達。 |
|
|
女1 |
あのー、SMAPの稲垣さんですよね? |
|
|
稲垣 |
あららら、バレちゃった? |
|
|
女2 |
もしかして、今度の映画の役作りですか? |
|
|
稲垣 |
うん、そうなんだ。 |
|
|
女1 |
“フーテンのライオン” さんですよね。 |
|
|
稲垣 |
そう。 |
|
|
女2 |
大変ですね。 |
|
|
稲垣 |
いやぁー、まあね。こういう方面での役作りはそれほど大変じゃないんだけどね。 |
|
|
女1 |
そうなんですか。 |
|
|
女2 |
どんなのが大変なんですか? |
|
|
稲垣 |
今回もちょっと体重がね。 |
|
|
女2 |
あー、大変そう。 |
|
|
女1 |
かなり減量したんですか? |
|
|
稲垣 |
あぁ、まぁ一応、こう見えても僕もプロだからさ。 |
|
|
女1 |
今何キロあるんですか? |
|
|
稲垣 |
2キロ。 |
|
|
女2 |
すごい、ぺらっぺらですものね。 |
|
|
稲垣 |
なんとかね。 |
|
|
女2 |
大変ですね。 |
|
|
女1 |
でも今回の映画は、稲垣さんのためにあるような映画ですもんね。 |
|
|
稲垣 |
そうだね。監督も元々僕をイメージして、本を書いたみたいだから。 |
|
|
女1 |
あー、やっぱりそうなんですか。そうじゃないかと思った。 |
|
|
女2 |
だって題名が『男は面(つら)よ』だもんね。 |
|
|
女1 |
稲垣さん、ぴったりー。 |
|
|
稲垣 |
おいおい、あんまりそう言われると、僕が顔だけで中身がないみたいじゃない。 |
|
|
女1 |
そんな事ないですよぉ。 |
|
|
女2 |
そうですよ。体重を2キロまで落とすようなプロ意識をもった俳優なんて稲垣さんの他にはいませんよ。 |
|
|
女1 |
うんうん。 |
|
|
稲垣 |
ありがとう。でも君達に僕だってバレたって事は、まだまだなんだなぁ。 |
|
|
女2 |
でも、私達も、もしかしてってぐらいしかわからなかったし、ねえ? |
|
|
女1 |
だってすっかり “フーテンのライオン” さんになりきれてますよ。 |
|
|
稲垣 |
そう? まぁまぁ、僕自身はね、ライオンのつもりなんだけどね。 |
|
|
女1 |
あぁ、じゃ、私達も今度からライオンさんって呼ばなきゃ。 |
|
|
稲垣 |
ハハハッ。ぜひ、そうしてよ・・・うっ! (バタッ) |
|
|
女2 |
ど、どうしたんですか!?稲垣さん! |
|
|
稲垣 |
僕はライオンだ。 |
|
|
女1 |
大丈夫ですか? ライオンさん。 |
|
|
女2 |
無理な減量がたたったんじゃ。 |
|
|
稲垣 |
むっ、胸が・・・。 |
|
|
女1 |
胸?心臓? |
|
|
女2 |
つまり、ハート? |
|
|
女1&2 | らいおんハート! |
|
|
女1 |
はははは・・・ |
|
|
女2 |
きゃはは、うまいうまい! |
|
|
稲垣 |
きゅ、救急車・・・
(バタッ) |
|
|
|
. |
|
|
 |
らいおんハート
フェードアウト (カーラジオ) アナウンサー(女)がかぶせて ア : はい、SMAPで『らいおんハート』をお聞きいただきました。 木村さんはこの曲に何か想い出とかエピソードなんかありますか? 木村: いや、別に。 ア : あ、そうです・・
|
|
|
(カーステレオのスイッチを切る) ピッ。 |
|
|
ナレーター
(男) |
成田に行く高速道路は適度にすいていた。 木村拓哉は5年ぶりに帰国する友人を迎えに愛車を走らせていた。 |
|
|
木村 |
5年ぶりかぁ。ずいぶん変わっちゃっているんだろうな、あいつ。 |
|
|
ナ |
5年前のある日、木村はその友人から日本を離れる事を打ち明けられたのだった。 |
|
|
|
. |
|
|
木村 |
ま、な、体だけには気をつけろよ。 |
|
|
友人 |
うん。 |
|
|
|
. |
|
|
ナ |
その友人が5年ぶりに日本に帰ってくるのだ・・・ねっ、木村君。 |
|
|
木村 |
うん。えっ!? 誰? |
|
|
ナ |
助手席には、日本を離れていた友人に聞かせようと用意したSMAPのアルバムが置いてあった。 |
|
|
木村 |
あいつ、これ聞いてなんて言うかな? |
|
|
ナ |
音楽に対する感じ方で議論になった時、むきになって反論する友人の顔を思い浮かべて、木村は知らず知らず笑みがこぼれた。 |
|
|
木村 |
フッ。 |
|
|
ナ |
凄くおかしくなってきた。 |
|
|
木村 |
ハハハハ。 |
|
|
ナ |
大笑いした。 |
|
|
木村 |
ウワッハハハハッ! |
|
|
ナ |
貴婦人のように笑った。 |
|
|
木村 |
オホホホ。 |
|
|
ナ |
貴婦人のように大笑いした。 |
|
|
木村 |
オーホホホホッ! |
|
|
ナ |
もっと。 |
|
|
木村 |
ウォーホホホッ!!! |
|
|
ナ |
もっと。 |
|
|
木村 |
ウォッホ、ウォッホ、ホホッ (咳きこむ) ゴホッ。 何やってんだ、俺? |
|
|
ナ |
相変わらず道はすいている。この分だと一時間は早くつけそうだ。 木村は腕時計に目をやった・・・というよりじっと見つめた。 |
|
|
(間) |
|
|
|
木村 |
まだ?・・・まだ見ているの、時計? ・・・おいっ、ちょっと。おいって!怖ぇーよ! ちょっと前見ろ、俺! |
|
|
ナ |
ようやく木村が顔を上げると、そこは雪国だった。 |
|
|
(吹雪) |
|
|
|
木村 |
さみーぃ。 |
|
|
ナ |
木村の操縦するスノーモービルは、雪煙をあげて進んでいった。 |
|
|
木村 |
成田って、こんな雪国だっけ? |
|
|
ナ |
あ、そうだ、成田に向っているんだった。 |
|
|
木村 |
あっ、戻った。あ? なんだったんだ? |
|
|
ナ |
隣を車線を行くリムジンバスから子供が笑っていた。 |
|
|
木村 |
あー、家族旅行か。ふふふ、みんな楽しそうに。 |
|
|
ナ |
木村のスノーモービルを見て笑っていた。 |
|
|
(スノーモービルのエンジン音) |
|
|
木村 |
そこは戻ってねぇのかよっ! |
|
|
ナ |
じゃ、戻す。 |
|
|
木村 |
頼むよ。 ん?誰?今の。 |
|
|
ナ |
そろそろ空港への出口が見えてきた。 |
|
|
木村 |
いよいよか・・・。 |
|
|
ナ |
男ぶりをあげたであろう友人を迎える事への期待に木村の胸は膨らんだ。 |
|
|
木村 |
ふふ。 |
|
|
ナ |
もはやその胸はDカップにまで膨らんでいた。 |
|
|
木村 |
おっ、なんだこれ? どうしたんだ、俺の胸? |
|
|
ナ |
ちょっと触れてみた。 |
|
|
木村 |
あん ・・・、ってなにやってんだ、俺は! |
|
|
ナ |
木村が胸をおどらせるのも無理はないだろう。 なんと言っても一日ぶりに会うのだ。 |
|
|
木村 |
どんなふうになってんのかなー、この一日間で。ずいぶん変わっちゃって・・・え? 一日? そんなに変わってねえか? あれ? なんで俺、昨日会ったヤツわざわざ迎えに行くんだ? |
|
|
ナ |
疑問に感じながらも木村の胸は期待に膨らんだ。 もはやその胸はDカップにまで膨らんでいた。 |
|
|
木村 |
何だ、これ? |
|
|
ナ |
ちょっと触れてみた。 |
|
|
木村 |
あん ・・・、ってさっきもやったろ、これ! |
|
|
ナ |
いよいよ空港の建物が見えてきた。 もうすぐ、もうすぐ25年ぶりに親友に会える。 |
|
|
木村 |
25年ぶりかぁ・・・あいつもちょっとは変わっ・・・、めちゃくちゃ変わっているじゃないか!25年って。って言うか、見てもわかんねぇよ、俺。 |
|
|
ナ |
木村は少々混乱したが、運転は少しも乱れる事はなく、彼の操縦する飛行機は大空高く飛び立っていった。 |
|
|
(飛行機が飛び立つ)ギューン |
|
|
ナ |
空の旅はANAで。 |
|
|
|
. |
|
|
稲垣 |
あの大空を飛ぶ飛行機のように・・・。 |
|
|
ナレーター
(女) |
男子幅跳び決勝。 稲垣吾郎は、最後の跳躍に全てを賭けていた。 |
|
|
稲垣 |
よし! (観客に手拍子でアピールする) パン、パン、パン。 あれ?誰も手拍子してくれない。うわぁ、寂しぃ。 |
|
|
ナ |
稲垣は考えた。手拍子を変えてみることにした。 |
|
|
稲垣 |
(盆踊りのリズムで手拍子する)パパン、パ、パン。パパン、パ、パン。
(が、誰も手拍子しない。)
バカか、俺は。あ、そうだ!
(リズムを口ずさみながら手拍子をする。)
♪ パーララ パララ パーラララ、パーララ
パララ パーラパララ・・・ |
|
|
(次第に観客たちも手拍子をし始める。"青いイナズマ"フェードイン) |
|
|
 |
青いイナズマ
(歌フェードアウト。歌と再び手拍子が重なる) |
|
|
稲垣 |
♪ パーララ パララ パーラパララ、パーララ
パララ・・・ |
|
|
場内アナウンス(女) |
稲垣選手、タイムオーバーです。 |
|
|
稲垣 |
バカか、俺は。 |
|
|
|
. |
|
|
草なぎ |
いっけね。時間過ぎちゃう。急がないと、床屋さん閉まっちゃうよ。 |
|
|
(店に入る) |
|
|
草なぎ |
あ、すみません、まだいいですか? |
|
|
床屋 |
いいですよ。 |
|
|
草なぎ |
明日、友達の結婚式があって。だから、後ろとかちょっと揃えるだけでいいんですけど。 |
|
|
床屋 |
わかりました。じゃ、こちらへどうぞ。 |
|
|
草なぎ |
(席につく)あー、よいしょっと。 |
|
|
床屋 |
それじゃ、後ろだけ刈りあげときますか? |
|
|
草なぎ |
あの、刈りあげだと短くなりすぎませんか? |
|
|
床屋 |
大丈夫。櫛あてて、出てるところだけだから。 |
|
|
草なぎ |
あ、じゃ、お願いします。 |
|
|
床屋 |
じゃ、ちょっと頭、前に倒してくださいね。 |
|
|
(チェンソーの音) ウィーン、ウィーン、ウィーン・・・ |
|
|
草なぎ |
ん? あの、ちょっと床屋さん? |
|
|
床屋 |
んんーんんんん! んんんんんん! |
|
|
草なぎ |
ちょっと! |
|
|
(モーター音が止む) |
|
|
床屋 |
何ですか? |
|
|
草なぎ |
今のバリカンじゃないでしょっ!? |
|
|
床屋 |
バリカンですよ。 |
|
|
草なぎ |
うそーっ! 嘘だよ。だって今の音・・・お、おい! これ、チェーンソーじゃねぇかよっ!! |
|
|
床屋 |
ん?バリカン。 |
|
|
草なぎ |
チェーンソーだろっ!? これ! |
|
|
床屋 |
バレた? |
|
|
草なぎ |
バレるよ! それにあんた、んんんーんとか言って。 ちょっと怖ぇーなぁー。いい、もうバリカンやめます。 |
|
|
床屋 |
チッ。 |
|
|
草なぎ |
なに? 今の。ちょっとちょっと、今、チェッって言ったでしょ! |
|
|
床屋 |
じゃ、切り過ぎないように細かく切っていきますねー。 |
|
|
草なぎ |
じゃ、ホントお願いします。 |
|
|
床屋 |
じゃ、ちょっと頭、前に、はいっ。 |
|
|
(トントントントントン・・・) |
|
|
草なぎ |
ちょっと、何だいこれ? 床屋さん、床屋さん!? |
|
|
床屋 |
まだ動きやがる。 |
|
|
草なぎ |
ちょ、ちょっと! |
|
|
床屋 |
はぁ? |
|
|
草なぎ |
っていうか、今、包丁使ってたでしょ? まな板で。 |
|
|
床屋 |
そんな、いくらなんでも・・・。 |
|
|
草なぎ |
鯵のタタキお願いします。 |
|
|
床屋 |
へいっ! 鯵のタタキ、一丁! (トントントントン・・・)じゃ、おひげを・・・。 |
|
|
草なぎ |
おひげをじゃないよー! まったく。おいっ! どこにそんなもん隠しているんだよぉー! |
|
|
床屋 |
エッヘヘヘ。じゃぁ、おひげ剃りますので、頭後ろに倒してください。危ないので、動かないでくださいねぇ。 |
|
|
草なぎ |
は、はい。 |
|
|
床屋 |
(息を吐く)フー。 (刀をぬく音:シャーン!) ウンッ! (刀を振り下ろす:ズバッ!) |
|
|
草なぎ |
うわーっ! って、おいっ! |
|
|
床屋 |
はぁ? |
|
|
草なぎ |
あ、あんた、今、刀振り回しただろっ! 刀振り回して! ズバッって、なんだ! ズバッって! どこ切ったんだ!? 俺の! |
|
|
床屋 |
いや、ひげですけど。 |
|
|
草なぎ |
ひげで、あんな音するわけないだろ! |
|
|
床屋 |
お客さん、毛硬いから・・・。 |
|
|
草なぎ |
もういい! 帰る! |
|
|
(機内アナウンスを知らせる音) ポーン。 |
|
|
床屋 |
あっ!お客様! |
|
|
草なぎ |
なんだよ! |
|
|
床屋 |
ただいま、シートベルト着用のサインが出ましたので、席をお立ちにならないようお願い致します。 |
|
|
草なぎ |
は? なんで床屋さん、そんなスカートはいてんの? |
|
|
(飛行機が飛び立つ) キーン |
|
|
草なぎ |
なに? なにこれ!? えっ!? あー、飛んでる!飛んでるよ! おー、この店飛んでるよー! |
|
|
|
. |
|
|
(機内アナウンスを知らせる音)ポーン |
|
|
ナレーター
(女) |
危険ですので、シートベルト着用のサインが消えるまでは席をお立ちにならないようお願いいたします。 |
|
|
|
. |
|
|
(機内が続く) |
|
|
香取 |
あのー、すいません。お水頂けますか? |
|
|
キャビンアテンダント |
はい、かしこまりました。少々、お待ち下さいませ。 |
|
|
香取 |
普通じゃん。 |
|
|
友人 |
そうだね、山田航空なんていうから心配したけど。キャビンアテンダントの人達は特に問題なさそうだ。 |
|
|
香取 |
でもさ、普通でいいのかな? |
|
|
友人 |
え? |
|
|
香取 |
山田航空なんて皆知らないじゃん。 |
|
|
友人 |
うん。 |
|
|
香取 |
だから、ちょっとでも他と違うとこ作るためにもっと丁寧にっていうか、むちゃくちゃ礼儀正しいとどうだろう。 |
|
|
友人 |
うーん。 |
|
|
|
. |
|
|
香取 |
あの、すいません、お水頂けますか? |
|
|
男 |
押忍ッ!自分はお水をお持ちするであります! |
|
|
|
. |
|
|
友人 |
いや、男は無いだろう、男は。 |
|
|
香取 |
そっか・・・ |
|
|
友人 |
っていうか、行き過ぎ。応援団じゃん、それじゃぁ。 |
|
|
香取 |
そうか、そうか。あくまで、女性のキャビンアテンダントさんだね。 |
|
|
友人 |
そうそう。 |
|
|
|
. |
|
|
香取 |
あの、すいません? |
|
|
女 |
はっ。 |
|
|
香取 |
いや、あの、そんな、やめて下さいよ、正座なんて。 |
|
|
女 |
勿体無いお言葉。恐縮至極に御座います。 |
|
|
香取 |
いや、あの、水が欲しいだけなんですけど。 |
|
|
女 |
はっ! 私としましたことが気づきませんで。申し訳も御座いません。 |
|
|
香取 |
いや、別に・・・ |
|
|
女 |
かくなる上はこの身を持ちましてお詫びをさせて頂きます。 |
|
|
香取 |
ちょ、ちょっと!やめて下さいよ! |
|
|
女 |
お止め下さいますな、さらば! |
|
|
香取 |
あぁ!ちょっと、水! |
|
|
|
. |
|
|
友人 |
駄目だよ。 |
|
|
香取 |
そうだな。 |
|
|
友人 |
第一、それじゃ礼儀正しいっていうより時代劇じゃん。 |
|
|
香取 |
かたじけない。 |
|
|
友人 |
いや、その言葉、使い方違うと思うけど。 |
|
|
香取 |
じゃ、さ。もっと進んでロボットだったら礼儀正しいよな? |
|
|
友人 |
あ、なるほど。今だいぶロボットの開発も進んでいるしね。 |
|
|
香取 |
近い将来出てくるかも知んないよ、ロボットキャビンアテンダントさん。 |
|
|
|
. |
|
|
香取 |
あの、すいません。 |
|
|
ロボット |
ナ、ン、デ、ス、カ。 |
|
|
|
. |
|
|
香取 |
やっぱ、いいや。 |
|
|
友人 |
なんで? いいじゃん、ロボット。 |
|
|
香取 |
お前、キャビンアテンダントと合コンって言われて、行ってみたらロボットだよ、相手。 |
|
|
友人 |
なるほど。 |
|
|
香取 |
ロボットと山手線ゲームやっても絶対負けんじゃんよ。 |
|
|
友人 |
そういう問題じゃないと思うけど。まあ、こう言うと合コンのためみたいですごく失礼だけれど、ロボットはちょっとな。 |
|
|
香取 |
っていうか、やっぱり人の温もりが無いと駄目なんだよ、親しみっていうか。 |
|
|
友人 |
そうだよな。 |
|
|
|
. |
|
|
香取 |
あの、すみません。 |
|
|
女 |
なに? |
|
|
香取 |
うん、いやー、あの、お水貰おうかなと思って・・・ |
|
|
女 |
あ、水ね。あー、取りに行くのめんどくさいから、これあげる。 |
|
|
香取 |
え? |
|
|
女 |
私の飲みかけだけど良いよね? 別に。 |
|
|
香取 |
えぇ!? |
|
|
女 |
どう、最近? |
|
|
香取 |
どう、って? |
|
|
女 |
飲みに行ったりしてんの? 水? |
|
|
香取 |
水? 水は別に飲みに行ったりとかは・・・ |
|
|
女 |
またまたぁ、香取ちゃぁーん。 |
|
|
香取 |
香取ちゃん、って。 |
|
|
女 |
六本木とか行ってんでしょぅ? |
|
|
香取 |
いや、水飲みにそんなとこ行きませんよ。 |
|
|
女 |
本当? いゃーよ、他のお店でばっかり水飲んでちゃぁ。 |
|
|
|
. |
|
|
友人 |
うぜーよ。 |
|
|
香取 |
うん、まあな。あんまり親しくされてもな。 |
|
|
友人 |
親しくというより馴れ馴れしい。嫌だよ、そこまでの人は。 |
|
|
香取 |
可愛げが無いとな。 |
|
|
友人 |
そうそう。可愛げが無いと。 |
|
|
香取 |
犬みたいにな。 |
|
|
友人 |
犬? |
|
|
|
. |
|
|
香取 |
あの、すいません。 |
|
|
犬 |
ワン! |
|
|
香取 |
お水頂けますか? |
|
|
犬 |
ハッハッハッハッハッ。 |
|
|
香取 |
あの・・・、水・・・ |
|
|
犬 |
ハッハッハッハッハッ。 |
|
|
香取 |
み、ず! |
|
|
犬 |
ハッハッハッハッハッ。 |
|
|
|
. |
|
|
香取 |
やっぱ、犬には無理だ。 |
|
|
友人 |
分ってるよ。 |
|
|
香取 |
なんだろうな? 犬も確かに癒されるけど、笑顔が良いよね、キャビンアテンダントさん達の。 |
|
|
友人 |
そうだよねぇ。 |
|
|
|
. |
|
|
香取 |
あの、すいません。 |
|
|
女 |
あっははははははははは! |
|
|
|
. |
|
|
友人 |
違うだろ、それは。それは笑顔とは言わないだろ。 |
|
|
香取 |
うん、そうか。でも、キャビンアテンダントさん達の笑顔を見てると何だかこっちまで楽しくなってくるよなぁ。 |
|
|
友人 |
そうそう、旅の楽しさが増すっていうか。 |
|
|
|
. |
|
|
香取 |
あの、すいません。 |
|
|
(出囃子)デンデン |
|
|
女 |
えー、まいどバカバカしいお客様でぇ。 |
|
|
|
. |
|
|
友人 |
失礼だろ、それは! |
|
|
香取 |
そうだよな! っていうか、落語っていうのが違うのかもね。 |
|
|
友人 |
お、まともな事言うじゃん。 |
|
|
|
. |
|
|
香取 |
あの、すいません。 |
|
|
女 |
(拍手しながら)はい、どうも。キャビンアテンダントでーす。 |
|
|
男 |
パイロットでーす。 |
|
|
女 |
二人合わせてぇ、 |
|
|
女男 |
ヒコーキズ、でぇーす。 |
|
|
女 |
あんたは、操縦してなさい! |
|
|
女男 |
どうも、ありがとうございましたあ。 |
|
|
|
. |
|
|
友人 |
水は? |
|
|
香取 |
え? |
|
|
友人 |
水。頼めて無いじゃん。 |
|
|
香取 |
んなぁ。 |
|
|
友人 |
頼みごと出来ないんじゃ、意味無いじゃん。 |
|
|
香取 |
そう言えば、俺が頼んだ水まだ来ない。 |
|
|
友人 |
確かに。 |
|
|
香取 |
駄目だな、山田航空。 |
|
|
|
. |
|
|
ナレーター
(女) |
ANAなら大丈夫。お客様のご要望があれば、客室乗務員が迅速に対応いたします。 |
|
|
|
. |
|
|
(機内) |
|
|
草なぎ |
うわぁ、すごい。窓の下一面の雲の海だ。今、どこ飛んでるんだろうね、木村君? |
|
|
木村 |
空じゃん。 |
|
|
草なぎ |
曲いって、曲。 |
|
|
|
. |
|
|
 |
Peace
フェードアウト |
|
|
|
. |
|
|
(犬の鳴き声が遠くに聞こえる) |
|
|
中居 |
ん? 飛行機だ。いいなぁ、俺もあーやって空高く飛んでみたいなぁ。 |
|
|
外人(男) |
ワカリマシタ。 |
|
|
中居 |
あんた誰? |
|
|
外人 |
ワタシノナマエハ、"マイク・ハナサン"。ボクシングノ、モト、ヘビー級チャンピオンデェス。 |
|
|
中居 |
いやいやあの、ボクシング、カンケイナイデス。ワタシハ、ソラ、トビタイデ・・・ |
|
|
(パンチ!) バキッ! |
|
|
中居 |
うっ! あーぁーーーーーーー |
|
|
ピューーーーーーーーー。 キラン★ |
|
|
|
|
|
|
ナレーター
(女) |
そして、中居は星になった。そう、"夜空ノムコウ"で。 |
|
|
|
. |
|
|
 |
夜空ノムコウ |
|
|
|
. |
|
|
(ピアノ)ジャーン |
|
|
中居 |
あなたはあの夜空のむこうに何があると思いますか? |
|
|
草なぎ |
それともそこは、そんな事考えもしない遠い所ですか? |
|
|
香取 |
確かにそれは遠く、ましてや自分の力では飛んで行くことなんてできないでしょう。 |
|
|
木村 |
でも自分の殻を解き放てば、あなたの心はきっとどこへでも飛んでいける。 |
|
|
稲垣 |
そう、みんな心に女優のおばさんを持っているのだから。 |
|
|
中居 |
はぁ? |
|
|
木村 |
女優のおばさん? |
|
|
稲垣 |
あ、間違えた。自由の翼だった。 |
|
|
香取 |
頼むよ、なんだよ。 |
|
|
草なぎ |
せっかく渋くキメてたのに・・・。 |
|
|
稲垣 |
ごめんなさい。 |
|
|
|
. |
|
|
(ピアノ)ジャーン |
|
|
中居 |
あなたはあの夜空のむこうに何があると思いますか? |
|
|
草なぎ |
それともそこは、そんな事考えもしない遠い所ですか? |
|
|
香取 |
確かにそれは遠く、ましてや自分の力で飛んで行くことなんてできないでしょう。 |
|
|
木村 |
でも自分の殻を解き放てば、あなたの心はきっとどこへでも飛んでいける。 |
|
|
稲垣 |
そう、みんな心に自由の翼を持っているのだから。 |
|
|
|
. |
|
|
 |
freebird |
|
|
|
. |
|
|
中居 |
さて、お送りしてまいりました、"Smaaaap!! CHANNEL" いかがだったでしょうか? 楽しい空の旅のお手伝いができたでしょうか? それでは到着までおとなしく座っているように。 "Smaaaap!! CHANNEL" by Smaaaap でした。
|
|