ファンシー
○秘密の小部屋○


強い詩が書きたい。そう思うんですけど。
結局気付いたら、なんだか悲観的なモノが多かったり。どうにもならんな、うむ。
から元気もなんだか逆に寂しい気がするので、やっぱりこんな風になってしまうんでしょう。
まあいいや。仕方なし。このまま突き進みませう。
このバージョン(?)は、青春の苦しみ。高校生の頃に多く書いたモノ(だと思われる)。
最近は少し浮上してますので。それもちょこっと。





「或る日のつぶやき」

ーーーこのままでいいの?
本当に、このままで・・・
私は何度も自分に問いかけた

返ってくるのは いつも同じ
「だって仕方がないじゃない・・・」
だった。



今は、今だけを精一杯 生きて行けばいいと思うのだけど
やっぱり 時々立ち止まって
後ろを振り返ったり 霧でぼやけている先を見ようとする。
すると、たまらなく不安になって、不安になって・・・
どうして生きていけばいいのか わからなくなる。

「つまらない大人になりたくない」
そう言ったのは まだ少女だった頃の私・・・
つまらない大人に少しずつ近付いている 今の私・・・



なんにもないのに
ふと 妙に悲しくなって
その気持ちが抑えられなくて
一人では 抑えられなくて
なんとかしようと 色々試みたけど
やっぱり悲しくて
死ぬしかない と思った




大きな荷物を持って
古びた物を全て捨てて
どこに 行こうとしているの?


 
私はいつも考えていた。人は何故病むのか、と。
どうして人は、羽をもぎ取られた鳥のように苦しみ、あがき、失うための大切な物を持ち、人混みに埋もれようとするのか。
何も知らない純粋で従順な子犬のように。心を持たない石像のように。
私はいつも考えていた。何故、花を愛するように、小鳥同士が愛し合うように、人は人を愛せないのだろうか。
人は何故こんなにも、こんなにも苦しむのだ。
道端にある石ころのように、海に眠る真珠のように、人は何故生きられないのか。
ーーーそれが「人」なのだと気付いた 今日この頃。



私の心は 頑なになるばかりだった
誰にも受け入れられないし
誰も受け入れない
私の瞳に映っていたのは
空と 雲と 風だけだった



ずっとずっと続く
長いみちを
私は 歩いていた
しばらくすると
先が真っ暗になって
何も見えなくなった
恐かった



雪の降る町は
灰色に濁っていて
わたしはおもわず
すいこまれそうになった

真っ赤な顔をして
君が走ってきたから
私は 君に会うために
階段を駆け降りたんだ
空にとけるのをやめて



あんなにも 一生懸命に命を生き抜こうとしている
小さな生き物にも
(たった一週間しか外界にいられない蝉や)
早く消えてしまえって 思ったりもするのです
その醜い姿を見て 顔をしかめるのです

本当に輝いているのは 彼らなのです
顔をしかめるのは 本当は
自分の醜さを認めるのが恐いからです

人間は とても弱い生き物
でも 強くなろうと思うこと それも
人間の証しなのです



いつでも
早く大人になりたかった
大人を知らなかった
少女の頃の話



何もかもがつまらない。
教室にいる事も、話す事も、そしてこうして生きている事も。
窓の外は雨が降ってる。
暗い、鉛色した雲が、とても重くて・・・私は押しつぶされそうになる。
小刻みにふるえる時計の針は私の心をふるわせる。
(私はかわいそうなずぶ濡れの子犬。)
爪に塗ったピンクのマニキュアが泣いている。行き場のない哀しみに泣いている。
あのひとはいない、もういないのだ。
もう思い出しはしない。
遠い昔のあの人はいつの日か、いたずらっ子の少年の面影を残したまま、どこかに消えてしまった。



ピーターパンは大人になれない
ならない
ずっとずっとピーターパンになりたかった
夢でした



誰でもみんな
幸せになりたいから
いつも不安を抱えながら
それでも 歩いている



一つのものにしがみついて
ずっと生きてきた気がする
それがココロの支えだった
手を離すのは とても怖かった



「時は流れる」

ほんのつかの間 休んだら
今度は歩き始めよう
いつまでも同じところには
もう いられないから



「強くなりたい」

強くなりたい
健やかに 強くなりたい
全てのものを受け入れることの出来る
強さをください





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