びわ草子


 

 7月6日(金)    

仕事で隣のJAに行ったら、笹が飾られてて、短冊が。七夕なんだなぁ、と思う。
「おりょうりがじょうずになりますように」
「プロサッカーせんしゅになれますように」
幼い字が多くある中で
「このままずーーーーーっと幸せな人生が続きますように」
と大人の字で書いてある短冊があった。
ずっと、じゃなくてずーーーーーっと、だ。相当長い棒線だったぞ。
この人、よっぽど幸せなんだろうなぁ・・・と思ったのだった。いやはや、羨ましい限り。



 7月7日(土)

大学時代のサークルの同期の結婚式二次会に行ってきた。
相手がサークルの後輩の女の子で、なんだか不思議な感じだ。
結構前から(もう1年は前からちゃんと)準備をしていたので、結婚するのは分かっていたのだけど、なんとなくこの二人が結婚というのがピンとこない。
でもまあ、二人が幸せなんだったら良いんだけどね。
サークルの人間が多数行っていて、かなり懐かしい人に会ったりして、なんだか同窓会みたいだった。
卒業してもう何年も経つけど、こうやって集まる度に思う。
何年経って会っても、まるでその頃に戻ったみたいになれる。いい仲間だな、と。
そんなことありえないから、無意味なことなんだけど、もし大学時代にサークルに入ってなかったら、一体どんな学生生活を送っていたのだろうと思う。随分味気ないものだったんじゃないかな。
人との関わりは、面倒なことが多いけど(自分の性格が災いして、だが)、やっぱりいいもんだ。
帰りはかなり遅くなった。
滋賀まで一緒に帰ったN君とF君は途中で寝てしまい、大丈夫かいなと思っていたら案の定、降りる駅に着きそうになっても起きる気配がなかった。(しかも二人とも)
F君なんか、一回叩いただけではビクともしなかった。疲れてんだね。
「えっ、あー、あー・・・、スミマセン、あ、じゃまた・・・」って寝ぼけながら降りていった。明日は(というかもう今日は、なのだが)早朝からゴルフとか言っていたが、大丈夫なんだろうか・・・。



 7月8日(日)

ついに覚悟を決めた。
図書館にて『ハリーポッターと不死鳥の騎士団』を借りてきた。読むのだ、ついに・・・。
今更だけど、ずっと死なせたくなくて読めないでいたんですよね。(05年12月のびわ草子参照)
だけど、テレビみてたら7月20日には映画が公開されてまうやん!しかもよく考えたら(よく考えんでも)もう7月やん!
てことで、よくぞここまで読まなかったよって感じなんですが、借りてきてもらったんですよねー。
だけど、今日はなんだかずっとダルくて寝てたので、読めず。
夜になってきて、回復してきたんだけど、この時間から読むと、止まらなかった場合次の日に響くのでやめておく。
今週は三連休なので、それで完読できるだろうし。まる3日間あればね。
体調が悪くならないことを祈る。



 7月9日(月)  

北海道に出張に行っていた営業Yさんが、お土産にとキャラメルを配っていた。(ま、正確にはこれ持って帰りんさい、と一箱だけ持たされたらしいのだが)
一粒ずつ。
キャラメル・・・にしては色がちょっと変だ。薄い気がする。
それで箱を見たら、「ジンギスカンキャラメル」と書いてあるではないか。
こ、これは何がどうなって商品化するに至ったのか不思議になるほど不味いと評判のキャラメルではないか!!噂には聞いたことがあるぞ!騙されるもんか〜
「食べたくない!」と宣言。
「いや、食べてみんと不味いかどうかわからんやんか〜」
「わかる!酷いって聞いた!」
ギャーギャー言って、私は断固キョヒした。ジンギスカンは好きだ。でもキャラメルにはしてほしくない。キャラメルは好きだ。でもキャラメルとは甘いものだ!
同期は食べ、「なんか・・・キャラメルじゃないねんな、いきなりネギの味やな。うん、酷い」
って言っていた。ほら、やっかし・・・。
支店長が居ないときにギャーギャー言っていたのだが、支店長の机にも置いてあって、「だまし討ちですねー」「でも、どんな反応しはるんやろ、ちょっと楽しみー」「こんな不味いもん食わせんな!ってYさん、怒られますよ〜イヒヒ」「うん、楽しみーイヒヒッ」などとほくそ笑んでいたら、支店長の反応は
「これ、何や?」
で、箱の裏の成分表などを見て「ほー、たいしたもんや」としきりに感心していた。
この成分でこの味を出していることに感心しているらしい。
ちょっと予想とは違って、Yさんが怒られなかったのが面白くなかった(笑)。
しっかし、ジンギスカンキャラメル、噂に聞いたのはかなり昔な気がするのだが、まだあったのね。マニアがいるのだろうか?



 7月13日(金)

仕事が終わってから、久々に中学時代からの友達と夕食に。
めでたい話を聞いた後は、近況報告(私の場合、病状報告?)やら、昔話やら。
小食やし、食べられへんわぁ〜などと言いつつ、ちゃっかり食べるワタシ。食欲出てきたかな♪
それとも、話すのにカロリー消費!?
昔からよくベラベラと喋ってばかりいたが、そこらへんは変わりないね。
今は車で移動なので、彼女を家まで送り届けたら、あっさりバイバイで帰るけど、昔は歩きで家まで行っていたので、バイバイしてから玄関先で小一時間、それから途中まで送るわ〜って歩いて途中でまた小一時間、なんてダラダラ喋りたおしてたね。懐かしい。
時間は流れて、これからも流れるから、ずっと同じではいられないけど、これからもお互いに心地よい関係でいられるといいと思います。生きてる限りね〜。
悪魔に魅入られた彼女です(笑)



 7月16日(月)

宣言していた通り、ハリー・ポッターを読みましたよ。
土曜日は結局、うだうだ帯ギュを読んだり、漫喫に行ったりして逃避していたのだが(23時過ぎくらいから読み始めた)。
あの人が亡くなるって、わかっていて読むのはほんと、辛いものがありました。
出てくる度に、ああこれが伏線なのね・・・とか思ってしまって。
今回は、なかなか暗かった!まあ、事態は深刻になってるし、ハリーたちも成長して、無邪気ではいられないので、致し方ないんだろうけど。
ハリーが子供から大人へと近づく過程を描いたってだけあって、あの時期特有のイライラやら矛盾やらが、読んでるこっちとしては、ハラハラしたりイライラしたり。大人になれよ〜って。
まあ、どっちかというとイライラの方が多かったかな(苦笑)。
次の巻では落ち着いてくれてることを願います。
(しっかしハーマイオニーがハリー達より大人なのはちょっと前からだけど、ジニーがいつしか大人になってて、おばちゃんびっくりしちゃったわ。)
ストーリーの流れでイマイチ腑に落ちない点もあるんだけども(ダンブルドアの判断ミスとか・・・)最終巻に向けて、一体どうなるのかなぁと楽しみな気もします。
まあ、読み終わったあとはなかなかに気が重かったけど^^; なんせあの予言・・・。
(でも実は最初からネビルが好きだったので、活躍が嬉しい。)
カナシミのシーンは、なにかあっけなく、「え?まさか?」って感じだった・・・。
早くハッピーな結末を読みたいです。

地震。自然災害が続いていて怖い。
被災された方が一日も早く通常の生活を取り戻せるように祈ります。
九州地方の豪雨について、ニュースで言っていたんですが、かつてそうしていたように、地を守るという考えでなく、遊牧民みたいに(って言い方ではなかったけど、多分そういうこと)その季節に合わせて、いい時期にいいところに移動したらいいって、そういうことも考える時期にきてる、と。
自然には逆らえないから、と。
なるほどとも思うんだけど、地震は日本に居る限り、どこで起こるかわからないから逃げようがないと思うんですが。



 7月17日(火)

今日、日本三大祭りのひとつの祇園祭はハイライトの山鉾巡行を迎えた。
もちろん、普通に仕事でございます。
京都の得意先は、道が通れなくなるから・・・って言ってはりました。
ワタシ、実は近い割には宵山と山鉾巡行、それぞれ1日ずつしか行ったことないんですよ。
宵山は高校生の時、すごい人で道に迷うし暑いし疲れてもう二度と来ないって思った。(そして以来行ってない)
山鉾巡行は何年か前に行ったのだけど(いつかは忘れてしまった。大学生の時やろね)
、こっちは良かった!昼のが絶対楽しい。鉾が各交差点を曲がる際の「辻回し」。めっちゃ興奮するのです♪
また行きたいな〜と思いつつ、仕事するのでした。



 7月21日(土)

情報誌を見ていたら、デートスポットで海ホタルが見れる♪みたいなことが書いてあった。
海ホタルと言えば、ゼミ合宿で行った大三島で見たと思う。
確かに綺麗なのだが、あの青色発光の目的は外敵に対する威嚇だ。
で、刺激を受けると発光する。
こうやってね、光りますーなんていって見せてくれたのだが、恐怖に陥れて光らせて喜んでるってなんか趣味悪いな〜とぼんやり思っていた。
ひねくれもんかな?
きっとデートで行っても「威嚇してるんだ〜」って思ってロマンチック?はて?状態になること間違いなしだ。



 7月22日(日)  今更だけど感想

6月3日、「血の婚礼」を観に行った。(今から思えば、あの外出が私の免疫を完全に奪ったのだった・・・後半から大分、意識朦朧、やばかったもんな)
折角病気になりながらも行ったのだから、簡単に感想を。
あのねー、官能の世界でした!一人で良かったかも。ちょっと気まずいわ(笑)
ドキドキしちゃったよ。
「血」の婚礼だもんね、そりゃ爽やかな世界とは違う。生と性を感じさせる。
話は単純で、花嫁が婚礼の祝宴の途中でいなくなる。花婿は必死で探すが、実は花嫁は昔付き合っていた男と駆け落ちしていた、逃げる者、追う者。
いやー、正直話は「え〜」って感じだったんだけど、世界観はよかったし、興奮しました。(いや、変な意味じゃなくて;)
そして何が一番良かったってギター!これでした。
フラメンコ・ギター。力・欲望・情熱。何か高揚感があり、魂が抜け出そう。
うん、魂だ。魂が揺さぶられる感じでした!
帰り、ふらふら〜と歩いたいたら、
「純潔なのですってあそこまで行ってて何が言いたいんやろな〜」「この際、したかどうかは関係ないやんな〜」と前を歩く女性二人が言い合ってました。
うん、多分この話の本質はそこにはないけど、言いたいことはわかるよ!
大体、私は一人が好きで、こういうのも一人で観るのは全然苦じゃないんですが、帰り道だけは誰かといたかったなと思います。
感動とか興奮とか、文句とかわかちあいたいよな〜。
一人モンモンと考えながら帰ったのでした。

ところで、ヘルペスのその後。
「あと3週間くらいで完全に治る」って医者は言ってたけど、治る気配が見えないのですが?
跡がしっかり残ってるのですが・・・ですが・・・。
痛みとかはもちろん、もうなくなったのだけど、見た目結構グロいよ?あーあ、傷モンになっちまったわい。
腹チラリ服は今後一切着られないな。まあもともと着ませんけど。
しかし、こんな残るんだったら、掻いたらよかった。
ワタシ、もんのすごい精神力をもってして、一切掻かなかったんですよ。(ヘルペスとわかってから)
それは、跡が残らないようにと思ったから。あと、治癒が遅れないように。
「えらいな〜」って感心されるくらい、全然掻かなかったんですよ。それがどれだけのストレスだったか。
掻いても掻かなくても残るんやったら、めっちゃ掻いたったわ!そしたら、ストレスもあそこまで酷いものじゃなかったと思う。クソ〜!