びわ草子



 2月1日(土)

久しぶりに遅くまで起きてパソコンの前に座っています。
最近、腹が減らんよな〜。と思ってたら、今晩はやたらおなかがすく。
そっか、夜遅くまで起きてなかったからおなかがすかなかっただけなんだな。
どうも2時を過ぎると、おなかが反応するようです。
昔は、私専用夜食で、冷凍庫には冷凍たこやき・たいやきが常備されていたけど、今はないのです。
たこやきの味がなつかしひ・・・。
ところで、今日は貴重な休みだったのに、何もせずただダラダラと寝て過ごしてしまいました。
反省・・・。
本当はこの厳しい寒さのあるうちに、撮影に出かけたいと思っているのですが。
琵琶湖の北の方へ。
普通の川でも見られる現象ですが、水面から湯気が出てる様を撮りたいんだよね。
学生時代から撮りたいな〜と思ってた。
しかし川からのぼる湯気を見てたのは、時間帯としてはとってもよかったけど、通学途中だったので写真とか撮ってるわけにもいかず。
学校に行かなくてよくなった今は・・・行きたいと思ってたんだけど、なんせ冬の朝は寒い!!(当たり前だ)眠い!
つーわけで行けてないのです。
2月中には行かないとね・・・



 2月2日(日)

フリーセルの調子が悪い・・・
パソコンに向かってはフリーセルをする私だが、どうも調子がいいときと悪いときとあって、今日はどうにもこうにも調子が悪い。
いい時は、「私って天才ちゃうん?」と勘違いするほど、うまくいく。
「簡単すぎて、つまんないゲーム♪」とのたまう。
逆に今日は「私って・・・なんでこんなあほなんやろ・・・」
と、たかがゲームなのに、真剣に落ち込んでしまう。
「くそっ、このゲームが悪いんや!!」と得意技:責任転嫁をする始末。
そういうわけで、夕食前まで文句を言いつつ「手詰まりです!」とか言われつつやっていた。
夕食が終わり、真っ先に自分の部屋へ向かう。
もちろん、フリーセルをやるために。
「これから、けりつけてくるわっ!」と両親に宣言して。
そして自分の部屋に向かう途中、「けりって一体・・・何?まさか」と思い、辞書を恐る恐るひいた。
もちろん、「けりをつける」の「けり」は、物事の終わり、という意味である。
なぜ終わりのことを「けり」と言うのか、が問題だ。
なんとなく、イメージで「蹴り」だと思っていた。
しかし、私の宣言後に、父親が「終わりにけり」と言ったのがひっかかった。
まさかまさか!!
辞書をめくると、その予想は的中!
「(謡曲の道行文の最後が多く「・・・に着きにけり」で終わることから)」と書いてある。
そうか、やはり助動詞「けり」からきてたのか!!
なんだか感動したのであった。(いちいち反応するのは、マニアだからだろうか・・・?仲魔求む)
フリーセルは・・・
やはり一日、どうも調子がよくないのであった。



 2月8日(土)   もしも願いが叶うなら

唐突に、もしも「なんでも3つの願い事を叶えてあげる」と言われたら、どんな願い事がいいかな、ということを考えた。
「願いごとを100にして」とかそういうの抜きで。
多分、1つは賢さだな、と思う。
天才で、周りの人間が馬鹿に思えて逆に面白くない、というほどの賢さはいらない。
でも、人並み以上の賢さがあればいいなぁと思う。
そしたらこの不景気もなんとかのりきっていけそうだ。
もう一つは健康だな、と思う。
病弱で・・・ごほごほ、というほど不健康なわけではないが、「健康優良児だ」と言うほどの健康でもないので、溢れんばかりの健康がほしいなと思う。
そしたら人生はかわりそうだ。
例えば1日ちょっと遠出したら、次の日は1日寝たきりとか、みんなで楽しんでる時に頭痛でそれどころではないとかいう状態にならなかったら、どれだけ物事を楽しめるだろう。
最後の一つは何にしよう。
名誉なんてあっても仕方がないし・・・
美貌も、手に入れたら入れたで、苦労がありそうだ。
なんてことを真剣に考えていた。
そこで、同僚に「もし3つ手に入るなら何をもとめる?」と相談(?)してみた。
最初に出たのが「結婚」。
そんなものでいいのか?そんなことに願いを使っていいのか?
「だって、養ってもらえんねんで?」
「そんなん、この時代無理やって。よっぽど金持ちのとこじゃないと〜。しかもそれこそ主婦なんて同じ仕事の繰り返しやで?つまらんで〜」
「パートに出るもん」
「それでも疲れて帰ってきたら、掃除・洗濯、家事せなあかんねんで?自分の分だけじゃなく、ダンナの分も」
「そんなんダンナにやらす」
「そんな都合のいいダンナがおるかいな」
「確かに・・・」
「そんなん言ってるから結婚できひんねん」
「そうやな・・・」
喧々諤々、かなり真剣に何がいいか話し合っていた。
「金もほしいけどな〜。そしたら養ってもらわんでいいやん。でもなんか願い事を金っていうのもな〜。夢ないしな」
「強運がほしいかな」
「あ、それいいやん!!」
強運とは、いいことを考え付いたものだ。
賢さに強運がついたら、鬼に金棒、怖いもんなしじゃないか?
「強運やったら、競馬とかあてまくりで金も手に入るやん!!」
「株でもうけたりとかな!!」
「お金持ってたら狙われやすいけど、そこは強運の持ち主やから!」
「狙われへん、と!!」
「いい男もゲットかも!!」
「それいいな!!」
というわけで、私の願い事は「賢さ」「健康」「強運」をもらうことに決定。
でももし、1つしかかなえてもらえないとしたら、何を求めよう?
そんなことで悩む私だった・・・
何かいい願いごとありますか?



 2月9日(日)

体中が痛いです・・・(涙)
(筋肉痛って、なんだか筋肉が増えた様な気がするんだけど、ただ単に乳酸がたまっただけなんだよね・・・)
金曜日の夜中出発で、会社の人とスノーボードに行ってきました。
最初は行かないつもりだったのですが、なぜかノリで行くことに・・・。
2年ぶりのボード(そもそも、ボードなんてほとんど行ったことがないのだ。ウィンタースポーツはあんま好きじゃないかも。寒いから)。
不安的中。
1本目滑って、即「疲れた・・・休憩しとくし、滑ってきて」「いきなりかい!!」ということに・・・。
結局、リフトの1日券買ったのに、全然意味ありませんでした(私だけ)。
車ん中で寝られなかったのもあるとは思うが、それにしてもダウンするのが早すぎです。
結局、3回くらいしか滑らないで、途中で車に一人戻り、2時間ほど寝てました(おい)。
途中、いい感じに滑ってたら、後ろから激突されて、血ぃ出て、それから何度もこけて、嫌になってしまったのですよ。
こけたら、頭まで響いてきて、結局家に帰るまでずっと頭痛がひどかった・・・。
楽しかったけど、ボードはもういいやって感じです。



 2月10日(月)   怒りの受容の四段階

ナースである幼馴染が夜、家に来た。
そこで珍しく思い出話ではなく、現状を訴えてみたりした。
といっても、私はわりと怒りはすぐおさまってしまう性質なので、ぐちぐち言ったわけではないのだが。
最初は、怒る。
イライラして仕方がない、もうものを投げつけたろか、というくらい怒る。(投げたって自分が損をするだけ、とすぐに気がつくので、実際はやらないのだが)
会社でも、結構イライラしてることが多い。
なるべく顔に出さないようにはしているが、本当は「ぬどりゃぁ〜〜〜!!」と叫びたい思いに駆られる。
やったら変態なので我慢するが。心の中では叫んでいる。
しかしそれも長くは続かず、その怒りがだんだん悲しみに変わってくる。
「なんで私が!!(怒)」から「私が・・・私が・・・(涙) こんな人間だからか・・・(哀)」といったかんじで。
だんだん目つきが虚ろになってきて、「生きていても・・・ふっ・・・」と、何をそこまで悲しむ必要もないのだが(大抵、怒った理由というのも、しょーもないものなのだ)、かなしーくくらーくなる。
で、それからだんだんまた気持ちは変化していって、今度は諦めの状態になる。
「しゃーないな。これが現実・・・悩んだところで、変えようがないさ・・・」
そして、諦めと悟りはひっじょーに似通ったところにあると思うのだが、「ふっ・・・人生ってこんなもん」と悟ったりする。
私の怒りはこうやっておさまる。
毎回、よくもこんな同じことをっていうくらいこの段階をふんで、悟りに行き着く。
私の怒りの受容の四段階は、「怒り→哀しみ→諦め→悟り」なのだ。
そして、今回幼馴染に訴えたのも、実際心の中ではもう決着がついていて、既に「悟り」の段階まできていたのであった。
(でも、一応こんなことがあって、こう思って、それからこう思って、今は悟ってる、って話をした・笑)
死の受容の四段階、というものがあるという。
聞いたことのある言葉だ。
人が自分の死を受け入れるまで、四つの段階を踏む。
拒否→怒り→諦め→受容
まず、自分の死を受け入れられない、という拒否。「嘘だ、何かの間違いだ!!」とかね。
それから、なぜ自分が、という怒り。「他にもたくさん人はいるのに、なぜこんなんに限って自分なんだ!」とかね。
それから、もうどうしようもない、という諦め。
それから、自分の死を受け入れ、残りの時間をどうするかを考えるという。
私の怒りも、似たような感じだなぁ、と思った。すごいすごい。(何が)
多分、明日も私はなんらかに怒っているだろう。
でも、寝る頃には忘れているはずだ。
得な性格だ(?)。



 2月14日(金)

何年ぶり?今日がバレンタインデーだとわかっていたのは・・・
そしてこのイベントに参加?したのは・・・
もう数えられない年月、「そんな日もあったな」くらいの認識だった2月14日。
今年は違いました・・・!!
会社の人に、あげました。女の子3人で共同で。
得意先のバームクーヘン買って。これはすんごいおいしいのです。
チョコじゃないところがポイント。
いや、自分たちも食べられるほうがいいやろーって、なんて策略家なんでしょう私たち。
そういうわけで、人数分切り分けて、(もちろん私たちの分も切り分けて、影でさっさと食べて)「じゃっ、お疲れっしたー!」「おおー、ありがとな〜」とさくっと帰って参りました(笑)。
そしてふっとある人の話を思い出しました。
大学時代の同級生で、今は某チョコレート会社(と私は勝手に認識している。多分、世間一般には製菓会社です)に勤めている人。
昨年会った時に、会社で試食用のチョコを作るのに、どれくらいの時間がかかるのか?という実験(?)をした時の話をしてくれたんだけど。
(ちょっと酒入ってたから、記憶もちと曖昧だが)
男3人で、チョコをとかして・・・というところから作ろうとしたらしい。
「簡単やと思ってたんやけど、それがなかなか大変やってん」
チョコレートとかして形変えるのがそんな大変かな?と思ったら。
まずチョコを鍋に入れ、火をかけたと。
「・・・直で?」
私は耳を疑いました。
「そしたら、チョコがこげてきてさ〜!すごい臭いしたって。火力が強すぎたんやなってことで、次は火力弱めて、やってんか。でもそれでも焦げて、大変やった」
「・・・・(そりゃそうだろう)」
「えっ、なんで?」
もう一人の同級生(男)が、不思議そうな顔をしている。
「(なんでって・・・)」

「それで、やり方間違ってる?と思って、調べたら、なんと湯せんっていうのしなあかんかってん」
「何なに?湯せんって」
「えっ・・・ていうか・・・誰も湯せんのこと知らんかったん?」
仮にもチョコレート会社(勝手に)に勤めてる者が3人そろって、わからなかったのか?
チョコレートをとかすのには湯せん、これは常識だと思っていたのだが・・・。
「え、知ってた?さすが女の子やなー」
「・・・。」
ってことで、男の子にとってチョコは湯せん、これは常識ではないのかどうか、調べてみたところ(と言っても知り合いに聞いただけなので、サンプルが少ないのだが)、5:4で知らない率が高かったです。
でもあんまり変わらないかな。
ところでその時、「手作りのまずいチョコと買ったおいしいチョコともらうならどっちが嬉しいか」とベタな質問をしてみたら、「手作り!!」とそっこーで返事が返ってきました。
「えー、でもまずいよりおいしいほうがいいやん?食べるんやったら。それに好きな子がまずいの作ってきたら、料理下手なんかーってちょっとがっかりせーへん?」
私は抗議してみました。私だったら、おいしいほうが嬉しいんだけどな・・・
「いや、違う!!手作りっていうだけで価値があるねん!!」
「えー?・・・」
「自分の為だけに、手間をかけてくれたっていう事実が嬉しいわけよ。男って単純やからな!!」
単純さを力強く説いてくれました。
男ってわからん・・・。
乙女心もわからんが、男心もわからんな。(中途半端な私だ)
そういうわけで、手作りって意味あるらしいですよ。女の子。←でも自分はやる気ない



 2月15日(土)     冬の蛾

次の日も休み、という開放感につつまれながら、私はパソコンに向かっていた。
夜、寒くなってきたので、出窓のロールカーテンを閉めようと動いたところ、どこからか(おそらく窓付近なのだろうが)蛾が飛んできた。
結構速い。ばさばさっ・・・と。
親指の第一関節くらいの大きさである。
とりあえず、「ぎゃぁ〜」と驚いてみた。
で、部屋から追い出したかったので、部屋の電気を消し、変わりに廊下の電気をつけてしばらくたってから、ドアを閉めて電気をつけてみた。
ふう、蛾は見当たらない。
「冬なのに元気だね」
その友人のことばに、はっとした。
そういえば、こんな時期に見るのは珍しい。がんばってたんやな、蛾・・・。
追い出してちょっと悪かったな・・・。
朝起きたら、出て行った、と思っていた蛾が天井にへばりついていた。
そうか、蛾よ・・・ここがそんなに気に入ったか。
廊下は寒いだろう。
ここにいろ・・・。
生命の力強さに感動しつつ、冬の蛾をじっと見つめる。
なんだか愛しさがこみあげてくるから不思議だ。
(でも、あんまし近づかないでね☆)



 2月18日(火)

蛾はまだ私のそばにいる。

ところで、どうでもいいことですが。
他人様のサイトで背の低い女の子が主人公のストーリーを読むと、なんだか落ち込みます。
「あー、かわいいなー・・・・いいよな・・・」
私の身長は(多分)大きすぎはしないけど、高い方です。
ちっちゃい女の子ってかわいいよな、って思う。
かわいいってだけで許される。
でも男の子に可愛がられて、ズルイ!とは思わない。(うらやましく思えることがあるけど)
だって実際可愛いから。
・・・私も可愛いもの好きだから、可愛い女の子のすることは無条件で許してしまうことが多々あるし。
そういうわけだから、世間一般の男の子を責める気はないのです。
普段は自分のでかさに気づかないんだけど、小っちゃい子の隣に並んだ時とか、写真見た時とか、自分のでかさを自覚して、「がーん・・・でかっ。かわいくなっ」ってちょっとショックです。
(いや、かわいくないのは身長のせいではないのですが。かわいくなさ二割り増しと言うか。)
そんなん気にしないでも・・・と言われるけど、そして私も身長なんて関係ない、と思っているけど、
やっぱりどこか気にしてしまうのです。
あー、なんでこんなにでかくなってしまったんだろう。
昔は小さかったのにな。
んでもって、「大きくなりたい」って言ってたのにな。
小さい子は小さい子なりに、もう少し身長が欲しいとか思ってるらしい。
でもそれが私には「嫌味か?」と思えてしまう。
あー、なんて心の狭い私。
でも、小さかったら「大きくなりたい」って言ってるかも。
結局、ないものねだりなのかな。



 2月22日(土

休みだ〜♪
ということで、金曜の夜は夜更かしだぜいっ!と張り切っていたが、早々と眠くなり2時頃寝る。
そして起きたら、昼の12時半であった・・・。
それまでトイレにも起きず、ひたすら寝ていた。
昼ごはんを食べると、買出しに出かける。
目的はCDとビデオ(借りる)だったのだが、どちらも手に入らなかった。
(くそー、ツタ○め〜。アニメはやたらおいてるくせに!!しょぼすぎるんだよ!!・・・多分うちの地域だけです)
かなりがっかりして家路へ。
帰ってビデオを見るつもりだったのに、それが手に入らなかったので、ふて寝する。
してるうちに夜ご飯。
食べて、テレビを見ていたはずが、いつの間にか寝ていた。
起きたら10時になっていた。
ああ、今日はトータル何時間寝たんだろう・・・(というか、明らかに起きていた時間をかぞえたほうが早い)寝すぎだ・・・
それでもまだ眠いのだから、不思議である。
それだけ寝たので、今度はさすがに夜は更けるまで起きていることができた。
ひさびさ朝を迎えたぜ・・・
ちょっとハッピー・・・。(何故)



 2月23日(日)

大学の時の友人(アンド後輩)と4人で会う。
一週間ほど前から軽く(?)欝だった私は、これで少しでも気が晴れるといいんだけど、と思いながら梅田へと向かった。
愚痴を言いまくったろーと思っていたが、しょせん内部の者にしかわからない愚痴だし、私自身が言ってすっきりするといったタイプでは(あまり)ないので、程ほどにして、あとはてきとーに話しを聞いていた。
皆それぞれに、不満はあって、なんとか過ごしてきてるんだよなーとか思いつつ。
お昼ごはんを食べて、そのまま同じ場所でずっと話していた。
何時間いるねん?ってくらいに。
それでも、そんなに時間がたったと思えなかったのは、やはり人に飢えてたのか?(笑)
思い出のクロロフィル話(すっごい内輪ネタだ。説明しにくいので割愛)で大いに盛り上がり、腹がよじれるほど大笑いした。
抱腹絶倒とはまさにこのことだー。(そしてこんなに笑ったのはどれくらいぶりだ?涙)
あまりに長居したので、違う店に行こう、と移動したが、クロロフィルのせいで体力を失ってしまった私は、すんげー眠くなり、その店では他の3人が楽しげに話しているのを、朦朧としながら聞くしかなかった。
(というか内容はさっぱり覚えてないし。目を開けてるだけで精一杯でした)
最初は、「帰りに、阪神百貨店の地下によってくぞ〜♪」と宣言していたのだが(阪神の地下は、食べ物がすごいのよ。すんばらしいのよ。お菓子から魚からとにかく色々あって。ほんと、大好きな所。)、睡魔にやられてそれどころではなく。
「最初の元気はどこいった?」と笑われながらも「あはは・・・」と弱い笑みを返すしかなかったのである。
そうして皆と別れ、運良く電車も座れたので、あとは爆睡であった。
楽しかったけど、疲れたー・・・。