びわ草子



 2月11日(月)

ハッピーウェディング!!!たらら、たらら〜♪
と、浮かれてますが。この日はなかなかレアな、そして嬉しい体験をしたのだ。
バイト先のホテルにて、この日はブライダルフェア。
ブライダルフェアというのは(前に説明したことあったかな)、簡単に言えば、披露宴を考えているカップルに、どんなプランがあるか、とか料理はどれがいいか、とか引き出物は、など提示すること。
毎回、ちょっと違ったりするのだけど今回は、ドレスの試着があった。(これはあまりない。展示は毎回あるけど)
で、なんとホテルの人のはからいで、特別にお客さんにまぎれてドレスを試着してもよい、とのこと!
予約までしてくれた♪
そういうわけで、夕方から仕事だった私は、それより早く行って、ドレスを着させてもらったのだ。
いくつかある中から一つ、自分の気に入ったのを選べる。
あまり露出の少ないものを選ぶ(笑)。
本番の前にウェディングドレスを着ると、行き遅れるっていう迷信があるけど、私はもしかしたら、本番がないかもしれないもんね。
着れる時に、着てやるさ!!
白いドレスにティアラ、そして写真を撮ってくれて、後日その写真をもらえる。
楽しみだ〜。
こういうとこ、やはり私は女心を持っていたのだなぁ〜と自分でも驚く。
このドレスの試着が終わると、仕事である。
てっきり、このブライダルフェア会場の後片付けだと思っていたら、宴会に入れられる。
だるいな〜と思っていたら、なんとテニスプレイヤーの伊達公子さんを招いた宴会!
テニスをこよなく愛する人間として(ちょっと大げさ)、これは嬉しいお客様ですよ!
近くでみたら、これが世界の伊達か!?というくらい華奢なかわいらしい女性でした。
きゃーきゃーしたいところだったが、ホテルの人間としてミーハーになるわけにもいかず、そっと心で喜びをかみしめたのでありました。
いやぁ〜、この仕事、たまにはいいこともあるわ。
本当にたまに、だけど。



 2月13日(水)

お友達が、ここんとこ休んでいた小説を続けてアップ。
それに触発されて、私も書きたいな〜と思ったのですが。
お友達の書くのは、ほっとあたたかくなるようなお話。
ところが、私の思いつく話といったら、殺伐とした話やら・・・なにやら病んでいる話。
かわいい、前向きな話を書きたいと思うのだけど、そう思うと頭の中にな〜んにも思い浮かんでこないのです。
考えても、考えても、全く思い浮かばない。
で、話を書こうと思うと、病んでる話ばかりが出てくる。
思えば、絶対人を殺してるし。推理小説でもないのに。
どうやったら素敵な話が書けるんでしょう?
こんなブラックなのは自分でも嫌なんだけどなあ〜。かわいい話を一度くらい書いてみたいものです。
せめて、最後には救いのある話を。
でも、最低な話を書いて、「もう読まん」と言われると「してやったり♪」と思う私・・・
こんな話しか考えられないのは、やはり、心がゆがんでいるせいなのかしら・・・



 2月14日(木)

今年は今日がバレンタインデーだってこと、わかってたぞ!
と、偉そうに言うことではありませんが。
もうここ数年、「バレンタインデー??えっ、もうすぐやったん?」って感じでしたからね。
バイト先では新人さんが(高校3年生だ)、手作り〜きゃあきゃあ、と言っていたし(若い・・・)、お友達のとこではバレンタインネタの話があったし・・・。
と、それは全然関係なく、そろそろ更新作業をしよう、と思いついた。
なのになぜか素材のあるサイトをめぐる・・・
多分逃避だ。
そこで、面白いというかかわいいスクリプトがあったので、それに挑戦!
ところが、なかなかうまくいかない。
私はHP作成ソフトを使っているので、タグとかほんとはよくわかっていないのである。
試行錯誤の末、なんとかできたか?と思ったら、朝の4時。
何してるんだか・・・。
んでもって、そっちに夢中で、結局文は一つも書けてないし^^;
よーし、早くに起きて、午前中は更新作業じゃい!
と思ったが、やってるのは結局夕方なのであった・・・。



 2月15日(金)

実明日から旅行だったりする。
行き先は中国・上海。
旅行だから、楽しみかといわれると実は楽しみよりも不安だらけだったりする。
というのも、友達と一緒に行く、気楽な旅行というわけではないからである。
(あとは、飛行機・・・いつも酔うから・・・。上海まではなんと2時間強で着いてしまったりするのだが、問題は時間ではないのだ。離着陸の揺れがいかん。あと、あんな鉄の塊が浮いてるっていうのがおかしいと思ったり、実は空中にいるのだと思ったりすることが苦痛。)
一緒に行く人は誰か・・・わからない。
というのも、内定先の会社の研修旅行(というより、慰安旅行みたいなものらしいが)だから。
私は後採用だったので、内定式に出ていない。
なので、同僚が何人いるかすら知らないのである。
そして他の新入社員は、少なくとも1回は会っているはずだから、私を見て「・・・誰?」となることだろう。
あーあーあー。
しかも、集合場所に行っても、誰が誰やらわからないのだから、ちゃんと合流できるのかー?といった感じである。
目の前にいたとしても、それが仲間なのかどうかわからないんだから。
親睦の場を与えてくれたことは感謝するが、いきなり海外。辛い。
と、考えていても明日は来る。
仕方がない。諦めよう。
中国を楽しもう。レポートしに行くと思おう。
運を天にまかせて・・・直前まで中国のことは忘れていよう。
レポ、お楽しみに〜・・・


※2月始めの方の分は、帰国してから書きます。
 多分。
 あ、多分とか言ってたらまた書かんな。
 絶対
書きます。
 ・・・言っちゃった・・・



※2月16日〜19日の分は、「研究」の方に旅行記としてアップします(予定)




 2月20日(水)


さて、中国から帰ってきた翌日。
寝たのはかなり早かったのに、おきてからずっと眠い。
まぁ毎晩かなり遅くまで、最終日はオールと、睡眠不足であったことは確かだ。
それに旅行自体は楽しかったけど、やはりどこかで気をつかっていたのだろう。
なるべく気をつかわないように、社員の人も気をつかってくれていたと思うんだけど、やはり気は使う。使わなかったらそれはそれで問題だと思うし。
いい大人なんだから。
というわけで、ゆっくり休んでいたかったのだが、卒論発表会があったので、大学まで行かなければならなかった。朝から・・・。
行きの電車でぐーぐーと寝る。
発表会の途中も眠りそうになりながらなんとか耐える(これは私にしてはかなりがんばった!!)。
帰りの電車でも、寝過ごしても仕方がないってほど寝てしまう。
夜。
夕食を食べて、しばらくしたら眠くなってしまった。
10時前に部屋に行き、携帯がなったのでそれに応答して、メールに返事を打ってるうちに、寝てしまった。
疲れがかなりたまっているらしい。
本気で「キューピーコーワゴール○」を購入しよかな?と考えている私である。



 2月21日(木)

夜10時に寝たのに、9時に起きてまだ眠い。(あー、眠い話題ばっかりだわ。でも、今も眠いの。自然、眠い話題になっちゃうんだよね)
しかし、今日こそ卒業式の袴を予約しなければ、着ることができなくなってしまう。
そこでしぶしぶ学校に向かう。
色々と検討した結果、学校の近くが面倒でなくてよいだろう、ということに。
時期が時期だし(もう遅い)、おそらくそんなに気に入るものはないだろうと思っていたが、なんとか決まる。
本当は、ピンクの着物がよかったのだが、似合わなかった・・・(涙)
いいんだーい。ふん・・・
で、候補としては落ち着いた感じの黄色のと、白地に紫で大きい花の柄のあるやつと二つで迷う。
着物としては黄色のほうが断然いいと思ったのだが、なにせ、地味。
落ち着いた、はいいのだが、落ち着きすぎで、地味に感じるんだよな〜。それ一つだけで見るといいんだが。
もう一つの方は、柄が安っぽいな〜と思ったのだが、映えることははえる。
ってなことで、柄は気に食わなかったが決定。
いや、もうこれ以上あれこれ考えるのが面倒くさかったから・・・(おい)
帰ってきてから、図書館に行く。
今度、海外研修の感想文を書かなければならないので、ちょっと参考にしたいのだ。
会社に提出しなあかんしね。ウソは書けん。
その後、すぐ近くの文化ホールに向かう。
なんと今日は、わが町に狂言師の茂山逸平さんが来るのである♪
講演会、ということでどんなことをしゃべらはるんやろ?と思ったのだが、狂言の歴史を説明してくれた。
これがわかりやすい。
おないとは思われへんな〜というしゃべりっぷりでした。さすがだ。
それから、今日は狂言は見られないのかな?と思ったら、やってくれるとのこと。
しかも、彼のお兄さんである宗彦さんも特別出演!!
私はこの宗彦さんが一番お好みなのだ♪
かっちょいいのよ〜。
狂言してるときは、めちゃ老けて見えるのだけど(なんでやろ?)、私服姿といったら!!
すらっとした、足の長い、かっちょいーお兄様なのだ(はぁと)
逸平さんが「兄も出てきます」と言った瞬間から、そわそわ。(逸平さん、ごめん!)
狂言は面白かったし(演目は「仏師」というものでした♪)、かっちょよかったし、はっぴーな日になりました♪
どーしよーってちょっと心にひっかっかってた、袴の予約もよーやく終えられたしね。(ちょっとギャ・グ♪)



 2月22日(金)  むかし、むかしのお話

私がまだ小さかった頃、母親の愛情を確かめたくて
「もし、私が誘拐されたらどうする?」と聞いたことがあった。
「それで、犯人から電話がかかってくるの。子供の命がおしかったら、百万円用意しろ、って」
私は、「借金でもなんでもしてお金を払う」と言って欲しかったのだ。
しかし母は・・・
「ひゃくまんえんー?今時100万円しか要求しない誘拐犯なんてなかなかいないよね」
と言って笑ったのだ。
子供の私にとっては100万は十分高い額だった。
「じゃ、じゃあ200万」
「200万かー。そりゃ、払うよ」
けらけらとまだ笑いながら、母は言ったが、そのときすでに私の心は十分に傷つけられていた。
ナイーブだから、私。(自分で言うなって)
その後、母は何か言っていたようだったが、その声は私の耳にはもう届かなかった。
もし、万が一、もしかしたら、まさか、(しつこい)まかりまちがって自分に子供ができたら、その時は絶対に「何をしてでもお金を用意する」って言ってあげようと思う。
子供って、無神経にものをズバズバ言ったりするが、案外繊細だったりするからなぁ。
今でも、あの時の悲しさを忘れてないからね。
小生意気なガキだったが。