びわ草子



 9月11日(火)

体が、おかしい・・・。
早起きをして、試合の応援に行ったのだが、4時間は寝てたし、電車でもずっと寝てたのに、ちょっと練習(ほんとにちょっとだ。暑かったけど)したくらいで、家に帰ったらすぐ寝てしまった。
我慢できないほどの睡魔に襲われたのである。
絶対11時には寝ていた。
で、起きたら朝の9時。
それから母を病院に送っていって、待合室で本を読みながら待っていたら、睡魔が・・・
30分ほど寝ていた・・・
1時過ぎに家に帰って、また寝る。
起きたのは夕方。
昼ごはんはハンバーガーだったのだが、夕飯食べれず・・・。
食欲がないのだ。
どうしたのだろう。
そして今度はまた、9時をすぎた時点で睡魔に襲われる。
これも、意識もうろうの中、書いている。
明日の予定をたてないといけないのに・・・眠い・・・



 
9月12日(水)

アメリカでおそろしい事件が起こった。
午前中はずっとその関係のニュースが流れていたから、今さらここで詳細を記す必要はないだろう。
とにかく、怒りがわく。
どんな主張があろうとも、こんなやり方は間違ってるに決まってる。
どんな言い分があって、もし相手が悪かろうとも、こんなにも多くの人をまきこんで、命を奪う、そんな権利は誰にもないのだ。
あるはずがない。
ショックなことがもう一つあった。
ニュースで見たのだが、パレスチナの人たちが、あのビルが崩壊している映像を見て、歓喜の声をあげているのである。
大人も、子供も・・・。
そんな世界があることに、「なぜ」という気持ち、怒り、やりきれない気持ち、とにかく色んな気持ちが胸の中をうずまいた。
どんな事情があるにせよ、人が死んでいくのを喜ぶなんて、やはり間違ってる。
被害にあった方、亡くなった方、今も無事を祈るご家族の方、救命活動に携わっている方。お見舞い申し上げます。



 9月20日(木)  ゼミ合宿1日目 その1

恐れていたゼミ合宿の日になってしまった。
何を恐れていたかというと、もちろん、中間発表である。
夏休み、2ヵ月半もあったのに何してたんだ〜!って自分でも思うけど、気づいたら時は過ぎ去ってたのさ!アハハ!つーわけで、調べものが全然進んでなかったのですよ。
さすがに、17日から19日は毎日学校に行って調べてたんですけどね。
で、先生に「中間発表は無理です。できません。ごめんなさい」なんてメールを送って(文そのまんまやし・・・)、「これでもういいや〜あは〜」などと考えていました。
でも、小心者だから、心のどこかではどうなることだろうとビクついていたのだ。

朝からハプニング。
すごい渋滞で、電車に乗り遅れたのである。大ピンチ!(レイ○エンジェル風に)
というか、ピンチなのは友人Mの方だったりするのだが。(彼女の特急券を持ってた私・・・)
まぁ、無事新大阪で合流できて、あっという間に岡山に着く。
ここで降りるか?などと話す。
目的地は伊予諸島中、最大の島である、大三島。何があるのだ・・・?
ガイドには大山祇神社と大三島美術館、伯方の塩くらいしかのってないし・・・
行って、何をするんだろうと不安を抱きながら(先生は遅れて、夜着くことになっていた)、とにかく旅館に向かう。
旅館に着いて荷物を置くと、とりあえず昼ごはんを食べにいこうということになり、外に出る。
暑い・・・。
日差しがめちゃくちゃすごいのだ。島だからか・・・?(たまたまか?)
長袖の上着を着て、さらに雨傘(日傘は持っていってなかった・・・)をさして、完全防備で昼食へ。
中華の店にふらりと入って、食べて、さてそれからどうしようということになる。
で、結果、いきなり解散、自由行動になる(笑)。
せっかくこんな遠いところまで来たのだから、まわらなくちゃ損だよな〜と思い、私と友人Mはここ一帯を探索することにする。(これが失敗だった・・・?)
まずは一番有名な大山神社に行く。
ここは日本最古の神社と言われ、古くから幾多の武将たちの信仰の中心だったところとされている。(説明でもさすがに「日本書紀」や「古事記」「金葉和歌集」などという名前が見られる)
祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)と大山積大神。
この大山積大神というのは有名な天照大神の兄神(まぁ、兄神はいっぱいいるのだけど・・・)。
「古事記」を読んでるとよくわかるのだが、この神には娘が二人いて、美しい木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)は、天照大神に国を治めるように言われた邇々芸命(ににぎのみこと)という神と結ばれていて、それ故、大山積大神はわが国建国の父と言われている。
ここに天然記念物の楠の大樹におおわれ、荘重な神殿がたっている。
ちょっと年齢層の高い集団を連れる、ガイドさんの話を盗み聞きしたところ、楠は12本あるらしい。
(数えていったが、結局4本しかわからんかった・・・)
でもさすが、なかなかすばらしい神社であった。
歩いてまわるうちに、道がそれて、わくわくパークだったか?に行く。山の上にある・・・
そこはアスレチックのあるところで、暑さでまいっていた私はぼけっとつったっていたが、友人Mははしゃいではしゃいで、滑り台を「わーい」なんて言いながらすべっているのであった。
若いのぅ・・・
しばらく彼女が遊んでいるのを見たあと、「満喫した?」と言ったら「うん!今日の中で一番楽しかった!」とかなり嬉しそう。
えがったなぁ、と思いつつ、また旅館の方に戻る。

長くなりそうなので、その後は「その2」にて。



 9月20日(木)  ゼミ合宿1日目 その2

さて、旅館に戻った私たちは少し休んでから、また出かけることにした。
5時位(ここらへん、本当に適当だし・・・)に集合してみんなで風呂に行くということになっていたのだが、あと2時間という、微妙な時間がある。
ブラブラ歩いて、目的のお風呂に先に行ってみよう。
そのお風呂はこの4月にできた、(海水温泉)マーレ・グラッシア大三島というところ。海水風呂や、水風呂、サウナなどなど色々あるリラクゼーション施設だというのだ。
さらに「伯方の塩」の工場が隣にあるらしい。(友人Mはこちらの方にやたら興味があるようだ)
大三島に行く前に、インターネットで検索してチェックしていた所なのだが、意外にも近かった!
歩いて、歩いて・・・
分かれ道にきた。右に行けばマーレグラッシア、そして左に行けば「入日の滝」と標識にある。
この入日の滝というのが、これまた私のチェックポイントで・・・
「鷲ケ頭山の南麗、大山祇神社より3キロ地点にあります。滝の高さは15メートルあり、夕日に映える瀑布の色が怪しく変化して幻想的です。」
3キロもあるということは忘れていて、「幻想的」という言葉だけを覚えてた私・・・
風呂には後でくるのだから、どうせなら滝に行こうと二人の意見が一致。(これが彼女にとっての失敗だった・・・)
この時は考えてなかったんだよね、滝ってどういうところにあるか・・・(平地にあるわけがないんだよね・・・)
地図もなく、標識だけで行こうとする我々。
道はだんだん人気のないところへと・・・。
「彼女らはただひたすらに歩いた」
「目的地まで2キロ、その距離が示すものはなにか、そんなことも考えずにただひたすら歩いた」
などと物語り口調で話しながら歩いた。途中、中学生らしき少年が反対側からこちらへ走ってきた。
クラブ活動だろうか。
すれ違うその瞬間、「おす!」
「・・・!?」
少年は私たちに挨拶して走り去ったのだった。
ここの人たちは、知らない人でも挨拶する習慣があるのだろうか?
疑問に思いつつも歩は進み、どんどんさみしいところに入っていく。
そして山のふもとに到着。
「滝だから・・・山にあるのは自然なことだったが、そのことに気づいたのはまさに山の麓についた時であった」
「引き返すか?一瞬のためらい。しかしここまで来て引き返すことなどできるだろうか、いやできない」
で、のぼってのぼって・・・息を切らしながら、ここまでして見る価値のある滝なのかどうか不安に思いながら・・・
到着!!
滝は・・・微妙だった。でも「これはないやろ!」というものでもなく、とりあえず写真を撮る。
がんばってきたからな〜。
そして撮影中に、悲劇は起こった・・・
「あぁっ」と声にならない声が聞こえて、一人小川になっている部分を撮影していた私がふりかえると・・・
前のめりに倒れ、呆然としている友人Mの姿が!
着いた着いたと無邪気に、22歳と思えないはしゃぎっぷりだったMが!
彼女もかたまっていたが、私もかたまった・・・一瞬、何が起きたのかわからなくて。
「・・・・・・はっ!ど、どうしたん!?大丈夫!?」
「・・・すべった・・・」
肘のところ、切れて血が出てるし・・・あざになってるし・・・
服も汚れてるし・・・
「カメラ、大丈夫?」
カメラが下に落ちていた。なかなかに高価な、まだ使いこなしていないというカメラである。
「大丈夫・・・だと思う」
このちょっとした事故で、私たちはすぐ帰ることにした。何か悪いことが起きる予感がする。
帰り道がやたらに長く感じる・・・
「年甲斐もなくはしゃいだらあかんってことやな・・・」ポツリ、とM。
「その時・・・」
と私は話し始めた。
「その時彼女は初めて気付いたのだった。心は若くても、体はそうはいかない。自分の年齢を自覚しなければならないのだ」
「ほんまになぁ・・・この事故で、悟りと・・・傷口もぱっくりと開いたな。ハハ・・・」
Mは乾いた笑いをした。
海水風呂に入ったらどうなるのだろうか。そんなことを思ったが、私はあえて気付かぬふりをした。

しかし風呂は大丈夫だったようだ。みんな満喫した。
M、一人でウォーキング風呂を嬉しそうに歩いてたし。
塩を買って帰ると、夕飯である。
夕飯はひらめの活造りと鯛、たこのお刺身、とにかく魚づくしだった。特に鯛めしなどもあり、鯛多し!
私は肉がないことにショックを隠せなかったのではあるが、お魚はおいしかった。
特にたこはうまかった。もっと食べたかったのだが、残念ながら私の胃は小さいのですぐにおなかいっぱいになってしまった。(少したつとまたすぐにおなかがすくのだが・・・)
今でも悔やまれる。山登りまでして、かなり活動的な一日を送ったのになぁ〜。
夕食後、院生の発表と、どこまで進んでいるかの報告を4人がして、今日は終わった。
私は明日だそうで。「覚悟しておけ」と言われた。
覚悟も何も、できてないんだから、どうしようもないっすよ・・・
と思いつつ、就寝。疲れた・・・



 9月21日(金)  ゼミ合宿2日目

さて、朝食を食べると、出発前に大山祇神社に出かけると教授が言う。
もう昨日行ったから、いいよ・・・と思ったのだが、しぶしぶついていく。
入って天然記念物の大楠を見て進むと、国宝館の入り口がある。昨日は入館料が



 9月26日(水)

サークルの1・4回コンパがある。
卒業生は卒業時にサークルのみんなから色紙をもらうことになっているのだが、あまり交流がないと(特に少なくなりがちな1回生からは)「卒業おめでとうございます。これからもがんばってください」なんてメッセージだらけになってしまう。
それを避けるために、色紙をいっぱいにしてもらうために、交流をはかろうという目的で、とりあえず1回生と4回生で飲もうということになったのである。
飲み会は・・・普通に盛り上がっておりました。
そして私は「夏休みの思い出 ベスト3」で「ゼミ旅行。島には住みたくない、自分の家が一番よいと思った」 「尾瀬に行く予定だったが、台風のせいで中止になった」という全然楽しくないような思い出(果たして思い出と言えるのか?)を話し、ベスト1は「祝・滋賀脱出」(初めて自分の運転で滋賀県内から出た)ということで、「それが一番か〜」と気の毒そうな顔をされたのであった。
今年はどこというところに行ってないからねぇ・・・
で、気づいたら時間がきて終了。時間がたつのは早かった。
それから帰る気まんまんだったのだが、時間の関係でなぜかオールになる・・・
ってか、年齢的に無理ってわかってるはずなのに!!
ばかばか、自分のばか!!
みんながボーリングをしている間に、友人と老年隊計画をたてる。
まずは老年隊カラオケ&焼肉決定!!
老年隊カラオケのルールは高校生までの曲なら歌っても良い、それ以降は×というものである。
これは中学生までにしようかな〜とも思っている。
意外に歌うの多いからね〜。
まぁ、そんなことをしているうちに、友人は帰ってしまい(私はもうすでにまにあわない時間になっていた・・・)、ボーリングは終わったらしく、24時間営業のファミレスに行く。
そこで朝までまったり・・・。
かなり疲れた。ちょっと眠りかけだった。
1時の時点ですでに「家帰りたい・・・」って状態だったし。
もちろん、始発で帰って、家に着いたら顔あらって(予想通り、ひどいことになってた・・・)、歯を磨いて、寝る。



9月27日(木)

朝6時半に家に帰ってきてから、お昼まで寝る。
お昼ごはんを食べて、いいともを見てたら、いつのまにかソファで寝る。
起きたら、4時。
「いかんいかん!!」
起きるつもりでソファから降りて床に座ったのだが、気づいたら床で寝てる始末・・・。
結局、夕飯まで寝てしまう。
どうも、最近なかなか疲れがとれない。
これだけ寝て、やっと動けるようになったってところだ。
う〜ん、辛い。
旅行から帰ってきて日・月とあわせて25時間の労働。
家に帰り着いてすぐ寝ても、起きたら疲れ取れてなかったもんな〜
なんとかならんかねぇ。



 9月28日(金)

ところで。
心配していてくださる方がいらっしゃるみたいなので、一応報告を。(っていうか嬉しくて言いたいだけ)
なにげに心配していた(でもちょっと忘れていた)成績・・・
無事、とれていて、あとはゼミを残すのみ!!
いや〜、えがったえがった。
ちなみにゼミは4単位で、現在130単位取得・・・とりすぎ。
(うちの学部は、卒業単位124なのです。秋学期のゼミ4単位と、もう一つ2単位の授業とってるから、最終的には136単位に・・・)
まっ、気にせずに!



9月29日(土)

月曜日に仕事があったせいか、土曜日が来るのがなんだかめちゃくちゃ速かった気が・・・。
というわけで、またも仕事。
12時間労働・・・
やはり8時間をこえると、足がついていかなくなる。
家に無事帰り着いてるだけですごいと思う。
疲れのため、びわ草子も短めに。
っていうか日記じゃなくてただの1日の感想になってるし・・・。



9月30日(日)

もう9月もおわりですな。
アメリカのテロ事件から2週間ちょっとたちました。
日本の動き、アメリカの動き・・・不安でいっぱい。
一つ言える事は、暴力は何も生まないってことですね。
(12日のびわ草子に)パレスチナの人々のことについて少し触れてたけど、ああいう状況を生み出したのはアメリカなんだからね。
そんなこと、わかりきってることのはずなのに・・・。
大統領の支持率がこういうことであがるって、前から思ってたんだけど、どういうことだろう。
日本にしても、某総理大臣は熱くなってますね。
彼の発言の一つ一つが、不安をさらにかりたてる。たかっぽいもんね、彼・・・。
インターネットで軍事攻撃反対の若者が集ってるとか。
痛みも、靖国神社公式参拝もそうだけど、某首相には国民の声をちゃんと聞いてほしい。
ほんと、これからいろんなことが心配だよ・・・。
何かできることはあるだろうか。