特注の銅板がセットされて、火力を送るのが、これまた特注の焼き台です。
武蔵の場合、1つの焼き台に数人で焼き作業を担当するので、銅板を4枚から最大6枚をセットできる大型の焼き台を特別に製作してもらっています。
焼き台に並べた6枚の銅板すべてに生地を流すと、240個のたこ焼きが作れるという、なかなか豪快な生産能力を持つ商売道具であります。
【 秘密兵器、仕切り板】
これは焼く者にしか分からない苦労とありがたみ。 このステンレス板を銅板の間に挟み込んで、隣で焼いているスタッフの火加減を遮るアイテム。
これまでは、並んで焼いている時は、常に隣に気を遣うことが多かったのですが、この道具のおかげで自分のペースを保って焼けるようになりました。
実は、これまでこの秘密兵器の存在を知らず忙しい時ほど、不意に焦がしたり苦労してましたが、大阪・道具屋筋に立ち寄った際、焼き台の陳列の上にコレがポンと置いてあり、「何コレ?」と聞けば目から鱗の説明・・やっぱり専門店はひと味違いますね!