カメラとレンズ
合成
画像に勝る写真は器材から
ホタル撮影は,合成写真という
派手なイラストが蔓延ってきている。ホタル鑑賞をしたことのないひとはこれが本当の写真と思ってしまうであろう。プロのカメラマンがそうなのであるから、
なんとしましょう。
私たち研究会はこのような風潮をただして「本当の写真」を広める運動をしています。よい写真を撮ることがその早道です。いくら立派な理念を唱えても皆が
魅力を感じなければ普及は難しいでしょう。
合成写真や改造写真はイラストです。これを凌ぐ作品を作りたいのです。まずそのためには最低限の機材を揃えなければなりません。
カメラ本体はフィルム一眼レフ
まずはフィルム一眼レフカメラを購入しましょう。デジカメに比べ非常に美しい写真になることは、難しい理屈は抜きにして間違いありません。もちろん理屈
もあるのですがそれは本で学んでください。ホタルの場合は特別にそうなのです。もちろんデジカメは加工や改造するのが普通のようになっていますが、そのよ
うなことをすればするほど真実から遠ざかり不自然な納得できない画像になってしまいます。
一般に、フィルムカメラで写す
とシャープに撮
れ、自然の美さが映えるのです。さらに深みがあるかないかはよく言われることで、穏やかな気持ちになれる写真が出来上がります。
さらにフィルム写真は露出時間が無限大です。山奥では30分以上開いていることがありますが、これはデジカメでは無理です。
現在、カメラの売れ筋は、完全
にデジカメに移行しています。そのため,
中古のフィルム一眼レフカメラは、従来では考えられないような値段で売られています。これを購入しましょう。とにかく安い。
レンズはF1.4,50mm標準レンズ
ホタルは弱い光なので,限界を超えた撮影と思ってください。そこで最も明るいレンズを使います。昔憧れであったF1.4の50mm標準
レンズが基本です。これを絞り開放で使うのです。F4〜5.6で撮影するような説明も一部にあったようですが,研究会の3人の実写の繰り返しからでた結論
は,従来のこれらとは全く違うものでした。
このレンズはプロの一部も使っています。不思議とパッとしない写真が公開されたりしていますが----
ズームは原則不可
カメラを持っている人は「ズームレンズで全てことたれり」というのが普通になってきました。量販店の広告もズーム1本が基本セットです。これは暗いので
使用できません。特別明るいといっても限度があります。
これもマニュアルレンズが中古で安価にで出回っているので,これを購入しましょう。