管理者からのお願い!
この投稿欄はスポーツをこよなく愛し活動する方々、若しくはスポーツに
関心のある全ての方々を対象とし、政治・宗教関係を除くその他全般に関
する記事を掲載していただくコーナーとして利用して下さい。そして日頃
から思っていたこと・記録として残しておきたかったこと・提案してみた
かったこと等、公是良俗に違反せず他者を誹謗中傷しない範囲で、自分の
日記代わりに思いの丈を投稿して下さい。
(投稿はE-mail・Facebook・Lineでご連絡ください!)
第八五〇号
久しぶりの堺チャリニック 2025.5.4!
 |
2025年6月30日
AAC会員
本地 敏行氏 |
投稿文の依頼はあったが、数年前から足の具合が悪くて良くなる傾向もみられないので、
走りのネタもなく、自転車で堺方向へぶらぶら散策した時の記事になります。
早朝の尼崎商店街近くの道路を走り、阪神尼崎駅やユニチカ記念館の横を通って43号線
に出た後は、淀川にかかる橋や歩行者も渡れる橋など、海に一番近い伝法大橋を渡る。
この橋は、少し前の関西万博マラニックのスタート地点近くにあって、戦前に造られた最後
のランガー橋とことで驚く。
更に43号線沿いに進んで、橋2つを越えるとJR弁天町駅に着き、その先も同様の急な
上り下りの橋が2つあって、1つ目の橋を渡ると大正区に入り、2つ目の橋を渡ると北津守
に行ける。北津守につながる橋は、川(運河)を2つ越えるので、橋の長さは4つの中で一
番長い。降りた近くのラムー北津守店には、朝の8時を過ぎたくらいに着いたので、休憩も
含めて店舗に入って、お昼に食べるお弁当や水・パンなどを選んだ。
ラムー北加賀屋店から加賀屋へ行く場合、すぐ前の新なにわ筋を走ると迷わなくていいが、
実際走ってみると信号が多く、また車や人の通行も多いので、木津川近くの工場通りを走
ることにした。
住宅街をくねくねと木津川方向に進むと、木津川近くの堤防沿いの道に出られたので、
堤防沿いを南に走る。落合下渡船乗場を越えて、信号がほとんどない工場通りを進むと、
遠くに見えていた千本松大橋(めがね橋)は見上げる位置になっていた。この橋は両岸で
ぐるぐると円を描きながら高度を上げた先で橋が繋がっている。
北加賀屋の町のあちこちにアートが描かれている場所は、千本松渡船乗場から近い距離
にあり、まずはクリエイティブセンターを目指す。少し走ると、高い防波堤にさまざまな絵
(アート)が描かれている場所に着いた。それら防波堤アートを眺めながら進むと、大きな
入口があって、鉄の格子扉が半分だけ空いている。中に入りたかったが、閉められている
扉側に、イベント開催のため立入禁止等が書かれた案内があるので、その場から中を覗
くだけにした。扉の向こう側は、左側に有料駐車場があり、中央部分には、造船に使用す
るようなドッグ(コの字状に深く入りこんだ湾)があって、数隻の小型船を係留している。
右側の建物は変わっていて、半分には屋根や壁はあるが、残り半分には屋根も壁もない
むき出しの鉄骨造りで、イベント会場にもなるらしい。
この周辺のアートは、新なにわ筋を挟んだこちら側と向こう側に点在していて、アートの場
所を把握できていないので、グーグルマップで探しながら走ることになる。中にはバレリー
ナのように工場が取壊されて、なくなっている絵もある。時計を見るとまだ9時過ぎで、アー
ト工房などは閉まっているので、敷地に置かれたアートらしき作品などを道路から見てまわ
るだけになる。中には建物の小さな窓越しに展示している作品の一部が見えることや、植
栽の中、駐車スペースに置いている作品もあった。
次に北加賀屋から、少し南に行った場所にある大阪市営地下鉄の車両保存館に向かう。
保存館といっても、建物は一部で、多くの地下鉄車両は外に置かれていて、それを歩道
から塀越しに見ることができる。地下鉄車両は、JR車両のような塗装車両とは違い、
ほとんどが100円玉のような金属色なので同じ車両に見える。年に1度開催される鉄道
イベントでは、保存館の中に入ることができるみたいだ。
住之江ボートレース場横を通り、次に向かったのは、大和川の近くの旧加賀屋新田会所
跡だったが、今は補修工事中のため、ジャンプや背伸びをして、塀越しに中を見るだけに
なった。立て看板には、遠浅を埋め立てて、新たに畑や田んぼを造った等の内容と会所
のことを書いていた。
新なにわ筋に戻り、大和川を渡って少し走ると、南海堺駅が見えてくる。橋近くの小さな
竜神堂を訪れた後、堺事件の天誅組のことが書かれた石碑(外国人を殺害した内容)、
南蛮橋(ポルト橋?)、龍女神像(浜寺公園の水族館の閉園に伴い移設された乙姫)を見
て回った。像の近くには、旧堺港へ流れていた大和川の本流を変えて、この港を造った
人に関する石碑があったが、自分が気になったのは、石碑横にある本殿のない鳥居と2
匹の阿吽の狛犬だった。
乙姫像の対岸には赤と青色のみゃくみゃく色の船があり、その船へ遊歩道には、みゃく
みゃくが描かれた旗が風になびいている。この湾内はヨット等を係留するハーバーになっ
ていて、その湾をぐるりと走って、南側の湾の入り口に行くと、土台の石がきれいに積ま
れた日本最古の木造洋式灯台がある。灯台の説明を見た後、さらに先に進むと大浜公
園に入ることができた。
大浜公園には体育館・プール・野球場・テニスコート及び相撲場、遊具・バーベキュー場
や史跡までもある。まずは1等三角点がある日本一低い(蘇鉄)山へ行くにした。山は公園
の南東にあって、約50mの登山道を登ると見晴らしのない山頂に着いた。山腹には山と
同じ名前の蘇鉄を植えているが、昔からこの場所にあったのかと疑う。また、いくつかの
看板もあり、山の説明・登頂証明の発行場所や詩等が書かれている。
山の麓には、安政地震の碑と草に覆われた所にはコンクリート造りのラジオ塔があった。
自転車を押して歩いていると、バーベキュー場からの匂いでお腹が空いてきたので、少し
早かったが昼食を取ることにした。公園のベンチに座り、ごはんを食べながら次に行く所
を探してみる。利晶の社や堺伝匠館、シマノ自転車博物館は行ったことがあるので、今回
は人権ふれあいセンターへ行くことに決めた。
堺旧港からは10分くらいで、目的のセンターがある公園に着いた。公園には、銭湯、テニ
スコート、それに大きな建物がある。建物の中には、郵便局と図書館、体育館があり、目的
のふれあいセンターもあって、入口はそれら施設が共用で使用している。
センターの展示コーナーに入ると、展示物や壁には年表を掲示していて、置いているパソ
コンを操作すると、選択に応じて当時の写真や説明が表示される。机の上には、ラミネート
が施された本も置いていて、写真や説明が書かれていたので、それらをゆっくりと見ていく。
奥には、将棋打ちの坂田さんの展示物コーナーがある。将棋の世界次に訪れるのは寺地
町の寺群を予定している。堀のような川を進んで行くと南宗寺近くに着いた。グーグル真っ
訪れるのは寺地町の寺群を予定している。堀のような皮を進んで行くと南宗寺近くに着いた。
グーグル真っを見回ってみたが、近くには駐車場や自転車置き場もないので、一般の立入
りはご遠慮してほしいのかなと感じたので、入り口の古い門を見るだけにした。
そこから少し東の大安寺は、入口の扉が閉められていたので、入口に立てているお寺を
説明する看板2つを読む。その一つには狩野派の金の屏風の説明があって、絵を描いて
立ち去ったが、松の枝を書き忘れたので戻って書き足した等の内容が書かれていて面白
い。もう一度、南宗寺の前を通って、大通り沿いに進むと、少林寺の名前が目に着いた。
このお寺と拳法やカンフーは関係なかったが、昭和世代ではジャッキーチェン、サモハン
キンポー、ユンピョーが活躍する映画だろう。大通りから中に入ると、閻魔の絵が目立つ
看板の長泉寺がある。更に周辺のお寺もいくつか見たが、説明(看板)のないお寺も多い。
入口付近に説明看板等があれば、少しでも歴史を知れるので、看板を立ててほしいと思
った。
寺地町からは東方向に走り、小高い上り坂を進むと大仙公園に着く。公園内には堺市営
の博物館があり、映像による古墳群の説明や、展示物の多さを考えると入場料以上に満
足できる。堺市博物館や百舌鳥古墳群ビジターセンターに行かずに公園内を散策した後、
JR線を越えてからは、大阪市内に向かって走り、大和川近くのアビナンミュージアムを
目指す。
グーグルマップを見ると、ミュージアム前に来ているが、そこには中学校だけがあって、
ミュージアムの入口はない。校内では休日中でも生徒が活動していたので、入口近くで長
くいると、不審者と勘違いされないように、少し離れた場所でミュージアムを調べる直すこ
とにした。すると、そのミュージアムは中学校の中にあって、入場するためには事前に予
約が必要とも書かれている。学校の中にミュージアムを造った理由は、中学校を建設中
に化石や貴重な土器など出土したことがきっかけらしい。
先ほどの幹線道路に戻って、北に少し行くと長居公園が見えてくる。公園に入ると、万博
会場よりも人が多く、何かイベントが行われていると勘違いするくらいだった。2つの陸上
競技場では、大学生と中学生の陸上競技大会も行われていて、放送やホイッスル音が
聞こえてくる。
公園を出た後は、北東側の南海天下茶屋駅や萩之茶屋駅へ行く道筋をとる。その辺りで
アートや街並みを見た後、グーグルマップで地図案内を登録して道案内を参考に、落合
下渡船乗場に向かう。途中、大阪マラソンで折り返し地点の一つになっていた南海西天
下茶屋駅近くの商店街を通った後にほぼ西の方向へ走る。
落合下渡船乗場は、木津川の上流側にある渡船場で、船を降りた大正区では千島公園
をなめるように10分弱走ると、次の尻無川の甚兵衛渡船場に着く。
甚兵衛渡船を降りたあたりはお休み中の工場地帯なので閑散としている。大阪市内方向
に弁天町のベイタワービルが見えるので、それを目印に向かって走り、西九条のラムーに
立寄って、買い物と併設するぱくぱくのたこ焼きを食べて帰途についた。今日一日を振り
返ると、いくつかイレギュラーはあったが、初場所はいろいろと回れたので、それなりに
満足だった。残念な点と言うなら施設(館)等に立寄ることが少なかったことになる。
のんびり自転車散策は、気になる碑や地形を見たり、道中でお酒やパン、野菜を買った
りと面白いので一度出かけてみてください。