管理者からのお願い!

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ailでご連絡ください!)

   

    第八一〇

       感謝!


2023年12月12日
AAC会員

濱口 誠氏

     2022年12月に入部しました濱口と申します。
     そう言えば、ランを始めたきっかけは、考え事がまとまらなくて何か模索していた時に、
     気がつけば武庫川河川敷を走っていました。さわやかな朝のイメージがランにつなが
     ったのかもしれません。

     全くの素人で初めは3kmで膝が痛くなり歩いてました。それから約10年、フルマラソン
     なども完走できるようになり、そろそろレースは引退しようかかと思っていたところ、AA
     C練習会のお誘いをいただき、昨年12月に入部させていただきました。

     レジェンドの方ばかりの中、ついていくことなど到底できないと思っていましたが、皆様に
     あたたかく受け入れていただき、AACの魅力にはまっています。お誘いいただいた中川
     隆夫さん、宗政様、皆様、本当に感謝しています。今後ともよろしくお願い致します。

     <AACの魅力>
     ・ おしゃべりしながら楽しく走ることができる。息がきつく練習になります。
     ・ 練習会の時間が決まっていて、自分の時間にあわせて練習ができる。
     ・ さすが芦屋、街並みもキレイ上に、海と山の景色が美しすぎる。毎回感動。
     ・ フラット、アップダウンコースもあり、変化にとんでいる。
     ・ いろいろなレース報告を聞ける。
     他にもたくさんあると思いますが、勝手に書かせていただきました。

     <AAC効果>
     ・ 10月のキャノンボールに参加し、とりあえず完走できました。大会の前々週のAACト
      レラン練習会で鍛えられたおかげで、なんとか間に合いました。
      まだまだ他にも効果ありますが・・・

     <思い出の大会>
     2018年の大阪城トライアスロンで初めて落車を経験しました。直線コースなのにハンドル
     がぶれて縁石に乗り上げ頭から突っ込んでました。通常ならDNFするところと思いますが、
     スタート前に鎧兜の武士がほら貝を吹いて戦いの始まりを見せられているだけに、ここで
     負けるわけにはいきませんでした。

     マーシャルか医師?の方がライトで瞳孔を照らして確認をされOKだったので、続行かDNF
     かどうしますかと問われました。本当にダメージがひどかったのですが、バイクも前輪が
     曲がってるのをまっすぐになおして再開しました。ランでは走る振動が首にひびき、長い
     10kmでした。達成感あふれる完走となりました。
   


   
    第八〇九

       リベンジ神戸マラソン!


2023年11月28日
AAC会員

瀬川 悟氏


     神戸マラソンを初めて走ったのがランを初めて2年後(2016)でした。この頃はどこの
     練習会も参加せずほぼ1人か同級生の三宅(のちにお互いAACさんにお世話に)とサブ4
     ってすごいよなぁ~と人ごとのように練習してました。

     フルマラソンは篠山マラソンを2度経験してて、ネットですがサブ5はクリア、それでも
     篠山は収容バスに追いかけられる恐怖をずっと感じてのラン。それに比べ神戸は制限時
     間も長く応援も多いから(知り合いゼロやけど)気楽にスタート。良かったのはそこまで
     で気温・湿度共にも高く明石大橋までももたず、気持ち悪いし両足攣るし足裏も痛くて自
     己ワーストの5時間22分辛くて長いマラソンでした。

     その翌年篠山で最後の関門に引っかかって初めてのDNFを経験すのですが、その経験から
     1人では限界があるから練習会に参加してみようと、初めてAACさんにもお世話になるこ
     とになりました。

     そして今シーズンよく一緒に練習してた方と忘れもの取りに行こうと約束して、苦手な神戸
     と篠山にチャレンジすることにしたが、その前に初金沢マラソンで大撃沈(4時間34分)
     後半ほぼ歩きという幸先が悪く、また忘れ物が増えるスタートになりました。

     そこから3週間とにかくフルを走りきれるようにと調整して7年ぶりの神戸マラソンに
     挑戦!今回はまず天候が言い訳出来ない絶好のレース日和、そしてラン友さんの数が桁違
     いに多い。

     スタート前もずっとおしゃべり、レース中も抜きつ抜かれつ声掛け合って楽しい前半、順
     調にペースも上がり明石大橋、そしてスタバ折り返しアウトレット辺りまで戻ってくる。
     その辺りぐらいで、だんだん神戸の小刻みにあるアップダウンを感じてくる。須磨浦公園
     あたりまでペースを保ててたけど、そこからは少しづつペースダウン。でもそこからはと
     くに応援の力が後押ししてくれて、浜手バイパス神戸大橋と最後の難所を走り切りゴール
     まで辿り着くことが出来ました。

     結果グロス3時間30分22秒と最後の直線で悔しい気持ちにはなりましたが、ネットでは
     3時間29分05秒とサブ3.5が達成でき、PBではありませんがここ2レース不甲斐ない成績
     からは少し抜け出したかなと今回は満足、リベンジ達成やと思ってます。
     今シーズン最後のフル篠山マラソンでPB達成できるよう後4ヶ月頑張りますので、これか
     らもよろしくお願いします。
   


   
    第八〇八
   ひとつの夢が叶えば、また次の夢が・・・


2023年11月9日
AAC会員

小阪 はるな氏

     10月14日ハワイコナで行われたアイアンマンワールドチャンピオンシップに参加してき
     ました。

     スイム:プロのスタートを見てから、スタートの列に並び始める。45-49歳のカテゴリー
     は最終スタートだったので、プロ選手のスイムアップを見て、プロのスタートから1時間以
     上も後でやっとの入水でした。
     フローティングスタートなので、スタートラインまで泳いでいきますが、今回はスタートの
     号砲までにスタートラインに到着できました。ブイを見ながら、自分ではまっすぐに泳い
     でるつもりが折り返しですでに2100mも泳いでました。
     折り返しからはキンカメのポールを目標に気持ちよく泳いでいたのですが、泳いでも泳
     いでもゴールが見えず。やっとスイムアップして時計を見たら、4500mも泳いでました。
     毎週のように海で泳いでいるのに、蛇行してしまうのは課題です。
     これを克服できたら、10分は短縮できるはず。(1:27:07)

     バイク:とりあえずコースミスをしないようにエイドステーションまでの距離を書いたメ
     モをバイクに貼って、確認しながら走行しました。後は、経験者から聞くコナウインド。
     完走しなかったら、大会記録リストから名前がなくなり、何の記録も結果も残らないから
     と言われていたので、あまりに風が強く恐怖を感じたら、バイクを押して歩くことまで考
     えていました。
     今年は、全然風がなかったらしいですが、私にはこわくてDHバーをほとんど持てません
     でした。レースまでの練習の1か月半で2回も落車し、幸いにも擦過傷程度で骨は折れ
     ませんでしたが、心は折れまくっていました。バイク終了時には、変な力が入りすぎてい
     て腕はパンパンでした。(7:05:53)

     ラン:バイクで腕がパンパン、変に力を使いすぎてなかなか走り始めることができませ
     んでした。エイド以外は歩かないといういつもの目標は達成できず、かなり歩いてしまい
     ました。20㎞を過ぎたあたりからは、補給してもリバースでした。
     何とかオレンジをエイドで1口ずつ食べれていたときはよかったのですが、そのうちそれ
     もうけつけなくなり、塩分をとったらいけるかもとエイドのポテトチップスを口に含んで
     なめながら走りました。
     しかし、次のエイドで水を飲むとリバース。そんな中で歩く、走る、そしてリバースを繰
     り返し、暗い中でリバースしている姿を自分のライトで照らしていることもありました。
     なかなか進まず、本当に今までで一番つらいランでした。ようやく、ゴールが見えた時に
     はホッとしました。

     一生に一度のことだから、日の丸をもってゴールするべきと出発直前に言われ、急いで
     準備しました。(店頭にはなく、店員さんがバックヤードまで探しに行ってくれました。)
     そして、42㎞ポケットにいれて一緒に苦しんで走っり、少し湿った日の丸をもってゴール
     しました。(5:10:03)  トータル(14:02:27)

     ゴールコールのYOU ARE IRONMANの言葉には、毎回感動です。
     ゴール後もボランティアさんの温かいサポートを受けて、リカバリーエリアまで誘導して
     もらえます。そこで、力尽きて寝転んだら爆睡してしまってました。大丈夫ですかの声掛
     けで目を覚ましました。

     トライアスロンを始めてから、いつかは両親が新婚旅行で行ったハワイに、私の応援に
     連れていくという夢を抱いていました。今回、母親は介護が必要な状態なので、連れて
     いくことができず、父親だけでもと思い誘ってみましたが、ハワイは2人で行きたいと思
     っていた場所だから、次への資金として貯蓄して、まだまだがんばるようにと言われまし
     た。

     また、コナに行くことは難しいですが、また行きたいという夢は持ち続けたいです。
     6月に長期休暇をもらい、4か月後の10月にまた長期休暇をもらうことは難しいので、
     退職も視野に入れていましたが、かなりのサポートを受け、仕事も継続することができ
     ています。

     レースは、一人での挑戦ですが、そのスタートラインに立てることには、たくさんの方
     々の協力やサポートがあることも忘れずに、これからも頑張り続けたいと思います。
   


   
    第八〇七
    2023スパルタスロン参戦記!
    ~~今年も去年に続きギリシャスのパルタスロンに参加してきました~~

2023年11月5日
AAC会員

山本 貫太郎氏

     日  時 : 9/30(土)7:00 ~ 10/1(日)19:00
     距  離 : アテネからスパルタまでの246km
     制限時間 : 36時間


     過去の戦績は 1998年 125km 膝痛によりDNF
              2022年 125km タイムオーバーによりDNF

     コースはアテネのパルテノン神殿をスタート、アテネ市街地を抜け、エメラルドグリーン
     の海が続く地中海沿岸へ、コリントス運河を超えるとここからは内陸、古代ギリシャ時代
     の遺跡のある街中ではカフェからの声援、人里離れた寒村では子供たちとのハイタッチを
     受けながらレースは後半へ。

     深夜の冷え込む中、草木の全く無い荒涼たる山岳地帯、標高1,200m超のサンガスの岩
     山越えなどなど、日が昇ると今度は灼熱地獄の中を永遠に続くかと思われる上り下りの
     ロード、最後はレオニダス像と多くの観衆の待つスパルタのビクトリーロード。
     なんとも贅沢でタフなコースです。

     結果は35時間35分54秒をかけ、念願の初完走出。制限時間のわずか25分前。
     おもなCP通過タイムと関門タイムは以下の通り、
       CP11  42.2km  通過タイム  4:31:21 (関門タイム 4:45)
       CP22  79.8km  通過タイム  9:10:12 (関門タイム 9:30)
       CP28  99.6km  通過タイム11:49:24 (関門タイム12:30)
       CP47 159.4km 通過タイム21:53:47 (関門タイム22:10)
       CP60 193.8km 通過タイム27:47:03 (関門タイム28:10)

     レースは、制限時間の36時間始終関門時間に終われまくる展開。
     246㎞内に75ヵ所設置されている全てのCPにおいて3km毎のタイムトライアルの様相で
     1分から30分前の制限時間ギリギリでかろうじてCP通過の繰り返し。

     肉体的にも精神的にもとてもとってもとってもタフなレースとなりましたが、何とか最後
     まで諦めることなく粘りに粘ってゴールのレオニダス像の左足にタッチすることが出来ま
     した。

     初挑戦から25年、『念ずれば花ひらく』、お陰様で感無量のゴールとなりました。
     これも、家族の理解とAACの皆様をはじめ、多くのランニング仲間のお陰と感謝しており
     ます。ありがとうございます。
     また、今後ともよろしくお願い致します。

     最後に『スパルタスロン』は世界各国から老若男女関わらず日頃から鍛錬された人々が
     集う素晴らしいレースです。AACの皆様も機会があれば是非日ごろの鍛錬の成果をこの
     素晴らしい『スパルタスロン』で発揮してください。
   


   
    第八〇六
   10月1日開催の「LAKE BIWA TRIATHLON 2023」
             に参加しました!


2023年10月8日
AAC会員

西尾 勝氏

     大反省からお伝えしたいと思います。レース当日の朝のことです。準備に「トランジション
     エリア」に入ろうとしたところ運営担当の方が「時間が過ぎていますのでトランジションエ
     リアには入れません!」という思いもよらぬお言葉・・・。「そんなあほな、このままレー
     ス観戦で終わるのか!?」と絶望の嘆き「えぇ~何とかなりませんか!」と叫んでいると。

     今はトランジションエリアには入れないけどレースに参加可能との暖かいお言葉。バイク
     は前日預託でしたので、その他一式をトランジションエリアの入口付近に特別に置いて
     おける場所を設けていただき、スイムから上がってから準備、バイクスタートとなりました。

     本当ならば、ルールを守らなかった私は失格のところ、何とか参加させていただけること
     になり、感謝でいっぱいです。ありがとうございました! そして、そして、大反省です。

     レース(S1500m B80k R20k)結果は5:03:06(176/559位)。バイクは相変わら
     ず遅かった(305位)のですが、ランは最後まで気持ちよく走れて目標のキロ5分切りを達
     成しました(97位)。

     レース結果もラッキーでしたが、前日のお昼にもう1つラッキーで大反省なことがありまし
     た。付き添いの妻と、バイク預託前に昼食にしようとショッピングモールのピエリ守山へ
     向かっている途中に海鮮丼の幟が見え「ここでええやん」と店に入る。入る時に入り口付
     近の人に何か見られているなと思いましたが、「どうぞ空いている席へ」と普通に案内。
     店内はうるさいぐらい騒がしいなと思いながら、私がアジフライ定食、妻が海鮮丼を注文。

     しばらくして、びっくりするくらいの豪華大盛のアジフライ定食、海鮮丼が運ばれてきた。
     私かなりの小食なので、運んできたお兄さんに「すみません半分ぐらい残しますけど・・」
     と話をしていると、店のオーナーらしき方が「本日は全て無料でございます!色々たくさ
     ん食べてくださいね」。その時点でやっと理解、実は当日はこの店のプレ(テスト)オー
     プンで全員身内か知り合いのお客さんやったこと。その時に初めて10/6グランドオープン
     の幟を見ました。

     大会後「これも思い込みであり注意不足やったなと・・・。
     これからは今までの経験に頼らず、新しい気持ちで何事も見ていかないと・・・。
     ラッキーやったからよかったけど、いつか他の人に大変な迷惑をかけてしまうな」と妻と
     二人改めて反省しました。

     終わりに、10/1開催の「芦屋浜潮風ウルトラマラソン」無事開催、選手の皆様完走おめ
     でとうございました。お手伝い出来ず、すみませんでした。来年は必ず選手かボランティ
     アで参加したいと思います。
          


   
    第八〇五
    IRONMAN Cairns 2023 (June 18)レースレポート!
        ==アイアンマンへの熱い想い==


2023年9月27日
神戸市在住

杉永 一顕氏

     IRONMAN Malaysia (2018年10月)以来5年ぶりのトライアスロン大会に出場しました。
     まさかアイアンマンレースに復帰できるとは!復帰からIronmanへの思いを投稿します。

     IRONMAN Malaysia 2018 出場後の同年12月に椎間板ヘルニアによる右下半身に激し
     い痛みを発症し救急搬送から入院を経験しました。手術をしない選択をし、2週間の入
     院から痛みが残るものの退院をしました。この退院から苦しい5年間を過ごす事になり
     ましたが…。

     負の連鎖から金属アレルギーも発症し、痛み以上に痒みは人を破壊します。(笑)
     ほんとに苦しかったです。運動ができなくなるとトライアスロンを通して親しいと思って
     いた人と疎遠になって行くのも辛かったです。気持ちが凹むと病気は治らないのは身を持
     って経験しました。「病は気から」は本当でした。ターニングポイントは2022年小豆島
     一周ウルトラウォーキング100kmの完走から大きく気持ちが変化していきました。

     2018年のIRONMAN Malaysiaの出場まではIRONMAN World Championshipに出場する
     事を目標に持っていました。僕はクオリファイを獲れるほど選手ではないなので、IRON
     MANのLegacy Programs(レガシープログラム) を使い出場する事を考えていました。
     Legacy Programsは上位には入れない選手でも12回IRONMANを完走し、ある一定の条
     件をクリアすれば抽選に入れる権利が貰えるプログラムが有りましました。僕は後6回
     完走すればその抽選に入れる段階だったのでIronmanにこだわり頑張っていました。
     現在では、このプログラムは連続12回と条件が追加になってしまったので今までの実績
     では抽選には入れなくなってしまいましたが Championship出場は僕の目標に変わりな
     いです。

     レポートは前後しましたが僕とってIronmanトライアスロンはライフスタイルです。身体
     を動かす事が大好きなんだとウルトラウォーキング100kmに参加してつくづく思いました。
     挑戦する事にワクワクする自分がいました。
     スイムも自転車もランも、舗装路もトレイルも、テニスもスキーも、ジャンルに関係なく
     スポーツが好きです。ウルトラウォーキング100kmに参加してからの気持ちの変化から
     「アイアンマンへの熱い想い」が再び!

     新型コロナからの特例処置だったのか!? ︎ Deferral Program で70.3でエントリーして
     いた大会を移行できると事務局からのメールで回答があったので、2023年6月のケアン
     ズ をIronmanディスタンスにアップグレードして出場しよう!と大会半年前に決断。
     6ヶ月間の準備でフルディスタンスのアイアンマンに出場し完走したいねん!と、断れる
     のを覚悟で石橋健志コーチに相談したところ快くコーチングを引き受けて頂き、2023年
     1月からIRONMAN Cairnsに向けてトレーニングが始まりました。

     椎間板ヘルニアからの激痛で神経経路と筋肉に後遺症が残り、膝の痛みなどはないに
     関わらず正座ができないなどの障害が残っていました。最初は30分 、キロ7分でも走れ
     ない身体からのトレーニング開始でした。
     そんな状態でも根気よく僕に合わせたメニューを作成してくれて、そのメニューを忠実に
     消化してレース当日を迎える事ができました。今まで動かなかった身体が無理のない
     メニューを淡々とこなすだけで少しずつ回復して行く感じがとても不思議な感覚でした。

     いよいよIRONMAN Cairns 2023。 Ironmanの大会はトラブルがあって当たり前のと
     ころがあって、今回も例外なく出発からディレイ発生!約3時間遅れで出発。まぁフラ
     イトキャンセルにならなくて良かった。航空機のディレイ以外にも現地で妻が病気にな
     り現地病院に受診する事になったりとトラブルを含めてIronmanだと思っています。

     今回出場するケアンズの大会は2022年度のIronman大会で一番の評価の高い大会です。
     ケアンズは関西国際空港から直行便で約7時間30分、空港から会場があるケアンズ市
     内までタクシーで約20分でIRONMAN Cairns はとてもアクセスの良い大会です。今回も
     大会参加型ツアーには申し込まずに妻と2人で自由に旅行&大会を楽しみました。
     自分達でホテルを選んだりチケットを取ったり色々と手配するのも楽しみです。円安から
     現地レストランの食事代もままならないので、今回はキッチン付きのホテルを手配をして
     現地では自炊をして過ごしました。ケアンズ のスーパーWoolworthでお買い物も楽しい
     ですよ。ケアンズのカフェに行くのも楽しみの一つです。

     今回はレースレポートを細かく書けるほどの中身のあるレースが出来なかったので反省。
     何とか完走したレベルで楽しむ余裕もなく、正直辛かったです。制限時間をほとんど使い
     完走する事ができました。
     完走ができた要因の一つにスイムコースであるパームコーブビーチの海がプールのよう
     に穏やかで、一番不安だったスイムパートをリラックスして泳げた事が大きかったです。
     バイクパートはドラフティングの取り締まりが緩くなった感じがとても残念に思いました。
     2018年まで出場していたIronman大会、特にオーストラリアのバイクマーシャルはプロ意
     識が強く審判の仕事をしていたと思います。今は選手がお客様で…客離れしないように
     運営側からの指示が有るのではないかと思うほどでした。

     完走ができた要因の二つ目は、石橋コーチのオンラインバイクトレーニングです。大会ま
     での実走は100kmが1回、120kmが1回、高知合宿の2日間、他は全てローラー台でトレー
     ニング。そのローラートレーニングも長くても90分で概ね60分を週に3回ほどのメニュー
     を消化で180kmを無理なく走れた。速くなかったけどミラクルです。

     完走ができた要因の三つ目は、僕の完走したいと思う強い気持ちだったと思います。
     諦めが悪い性格なので仕方ないですね。(笑)  ランパートは気力で歩きました。

     完走ができた要因の四つ目は、人の出会いです。同じ関空からの出発で偶然に知り合いに
     なった萩原さんの影響も大きかったです。コースのどこかで頑張っていると思うと負いれ
     なかったですね!負けん気はモチベーションです。(笑)

     今までもIronmanで多くの友人ができた事は僕にとって宝物です。 初めての海外遠征で
     IRONMAN台湾に行った時は友人知人も居ない、妻と2人でIronmanの情報など全くわか
     らない中の参加でした。日本の大会では感じない何かが海外のトライアスロンIRONMAN
     台湾(墾丁)にはあったような気がします。感じた何かと、人との出会いが 「アイアン
     マンへの熱い想い」へと繋がっていったと思います。

     そしてケアンズは応援が最高です!海外の人達は楽しむ事が上手です。ノリノリの声援
     は海外に行かないとなかなか経験できないですね♪。 また海外の人達はIronmanを完
     走した者達へのリスペクトする気持ちが大きいです。海外選手の人への思いやりの気持
     ちを感じる事も多いです。Ironmanに参加する人達は人の痛みがわかる人が多いと思う。

     最後にIRONMAN Cairns の作戦は制限時間を一杯使って完走しましょう!だったので
     予定通りでしたが、ランパートでは最初の10kmしか走れなかったので、やり残した気持
     ち満載です。またリベンジを考えています。動ける身体を作り再挑戦したいですね。
     2023年6月21日関西国際空港に帰国。IRONMAN Cairns 2023遠征は無事に終わりました。
     これからもIronmanで感じた「何か」を探す為に旅を続けて行こうと思います。
   


   
    第八〇四
   アイアンマンワールドチャンピオンシップ
            に参加してきました!


2023年9月24日
AAC会員

中川 隆二氏

     昨年までアイアンマンワールドチャンピオンシップは、10月にハワイのコナで行われてき
     ましたが、コロナ禍の影響で選手の人数が多くなり過ぎたため、今年の男性はフランス
     /ニースで、女性はハワイ/コナとなりました。
     来年の男性はハワイ/コナ、女性はフランス/ニースとなります。

     今年、男性がニース決まったとき、行ったことのないフランスのニース、ニースはフランス
     のリゾート地。この機会を逃がすと次いつ行けるかわからないので、参加することに決め
     、それからレースのための情報集め、ニースの気温など調べていきました。
     気温は25~27℃、湿気は低く過ごしやすい風光明媚な環境、そこで、約2000人規模の
     アイアンマンワールドチャンピオンシップ、スイム・バイク・ランが行われました。

     スイム(3.8km)
     水温は24.7℃。24.5℃以上になると、ウエットスーツ着用が禁止になります。今回は0.2℃
     高いので保温と浮力のあるウエットスーツは着用できなくなりました。スイムの弱い僕に
     は辛いことです。今回はこんなこともあるのではないかと思い、スイムスーツを持って来
     ていのでそれを着用してスイムにのぞみました。

     薄暗い夜明けの中、濃紺の海を午前7時3分にスタート、冷たい海へと入って行きました。
     少し泳ぐと海水温度に慣れてきて冷たさは和らぎ少しほっとしましたが、3.8km泳ぎ海か
     ら上がり着替えテントに入ると、手足・体が震えだし着替えるのに大変苦労しました。

     バイク(180km)
     震える体でバイクに乗り、体がぬくもるまで安全運転。約10km地点位から体があたたか
     く感じるようになり、そこから高低差1200mの山を目指して漕ぎだしました。70km地点位
     まではずうっと登り、それ以後130km地点までは登りは辛いが下りは楽の繰り返し、ほん
     とにバイクコースは綺麗でした。

     130k地点からゴール近くまでは下りなので、130km地点まで行けばゴールまでなんとか
     行けるだろうと思って漕いのですが、130km地点でタイムオーバーDNFとなってしまい、
     ランへは移れませんでした。

     今大会には2217人が参加し、その中で私は最高齢者だったのでなんとか完走したかっ
     たのですが、大変に残念な結果になってしまいました。
     来年に向けて、改めてまたトライアスロン頑張りますので、皆様よろしくお願いいたします。


   


   
   八〇三
  AACの皆さんとトライアスロン珠洲大会に出場してきました!

2023年9月12日
尼崎市在住

惣川 塁氏

     今回、珠洲トライアスロン大会後に宗政さんから『会員のようで会員ではない惣川さんに
     投稿文をお願いできないか?』というお声掛けを頂き、このたび投稿文でお邪魔します
     惣川です、 よろしくお願いします。
     実は珠洲の大会には10年程前から、廣田さんのコバンザメのようにAACの皆さんに同行
     させて頂いてます。それが【会員のようで会員でない】と言われる所以です。
     前置きが長くなりましたが今回の旅のレポートです。

     【レース前日】
     朝5時に出発し7時位に多賀のサービスエリアで今回初めて珠洲に参加される、N夫妻
     と合流。車の中で家から持ってきたおにぎり3つは車の中で完食してしまったので、ここ
     で例年通り食事。朝からカレーうどんを平らげる。

     次の目的地は、髙尾というお店の限定20食の海鮮丼。ここでAACの皆さんと合流。
     そして久しぶりの髙尾の能登海鮮丼!!大満足☆ SさんとNさんが同じ中学の同じクラ
     スという事が判明して盛り上がりました。世間は狭いです(笑)

     そこから説明会会場に移動。出店しているショップで買い物をしてから、会場で振る舞わ
     れている無料のうどんとそばとスイカを頂く。お腹いっぱいで次は宿に移動。
     海岸沿いランコースにある【民宿さわむら屋】さんに到着!部屋の窓からは水平線が見
     えるとても景色のいいお宿でした。

     そしてそれぞれ明日の下見に行く前に、前回まで宿泊でお世話になった【シイタケ小屋
     ひろ吉】さんにご挨拶。5月に震災があったので心配してましたがご主人と女将さんの
     元気な姿にお会いできてよかった☆

     私は今回初めて参加のNさんとバイクコースの下見で約50キロのコースを車で1周
     (レースは2周回)、4年ぶりに来たので復習出来て良かったです。
     宿に帰って夕飯!! 能登牛にお刺身と美味しくとても豪華な食事で大満足でした。
     珠洲に来ると必要以上にカーボローディングしてしまいます。
     ご飯のおかわりは最低3回するくらい食が進みます。

     食事の後レースの準備でバイクに補給食を積んだりエアポンプのセットしていると稲光
     が10秒おきくらいに光り、そのまま夜通し雷がゴロゴロ、上手く眠れず朝を迎えました。
     近くで大雨警報、雷注意報、土砂災害警戒区域やらと出てたのでやるのか?
     やらないか?

     【レース当日】
     快晴です! 予報ではくもりだったが暑くなりそう・・・
     まずはスイム 2500m 
     海はとても穏やかで過去最高にキレイでした。水が澄んでおり、一番遠くのブイまで行っ
     ても海底まではっきりと見えるくらいでした。おかげさまで1周目の後半でSさんのスイム
     キャップのゼッケン番号を発見しその横にピッタリマーク!いつもレースが同じときは1、
     2分程度遅れるので上手く腰の横について行きました。
     須摩で廣田さんとの練習が活きました! 51分12秒 63位

     次はバイク 102.2Km
     スイムアップ、Fさん、Nさん、Sさんと私の4人がトランジットエリアで遭遇。Hさんの
     バイクは既になかったので、だいたいの順位をここで把握出来ました。バイクがスタート
     すると例年より漕ぎ出しが良い感じだなーっとおもってたら、Sさんにあっさり2つ目のコ
     ーナーでパスされました。

     本人はいい感じがしても、比べる相手の絶対値が違いすぎます。(笑) マイペースで進み、
     久しぶりの珠洲のコースを満喫しながら走っていました。このコースの名物は最大勾配
     16%もある、大谷峠をはじめとした合計3つの峠越えです。しかも2周回なので6回の
     峠越え。

     登りはなかなか、しんどいのですが登ったところからの景色は絶景!!このバイクコース
     はおススメです!!ただし2周目は斜度が上がっているように感じますし、距離も長くなっ
     ているように感じます。(笑) はっきりいって景色を楽しむ余裕なんてバイクが苦手な私に
     は1周目の楽しさがかき消されて行きます。(泣)

     50kmのコースの2周回なのであまり仲間と出会うことのないコースなのですが、今回は
     Fさんと2回も遭遇。1周目で「お先でーす!」と抜いていい感じと思っていたのに2周目
     に「休憩中?」ってさらりとパスされ、ついて行こうにも足が売り切れ状態でついて行けま
     せん・・・トランジット2つを含め 4時間51分12秒 70位

     最後はラン 23.3km
     今年のランは暑かった、珠洲らしいと言えば珠洲らしいのですが。32度くらいはあったと
     思います。この段階で自分がどれくらいの順位なのかわからないのですが、一緒に行った
     AACのメンバーで前にいるのが3人なので頑張って追いかけました。

     出来るだけ前半はリラックスして走り後半勝負を心がけて走ります。その代わりエイドで
     はドリンクだけとって長居しないようにします。2つ目のエイドで僕に気付いてくれたFさ
     んをパス。「休憩中ですかー?(笑)」と三度、声を掛け合って元気をもらえます。いつも珠
     洲でするこんなやりとりが結構好きです(笑)。そのまま走っていくと折り返してくる先頭の
     選手の姿が見えたので自分の前に何人くらい走っているのか数えながら前を追うことに。

     今年は310人程度しかAタイプの選手がいなかったので(例年は800人程度)なかなか前
     の選手の姿が見えず、一人単独で走っていることが多かったのでペースを維持するのに
     気持ちが折れそうになりました。

     折り返しの見附島に到着する前にまさかのSさんをパス。気温が高く少し苦戦しているよ
     うでしたが、自分にとってはこの暑さが有利に働いたと思います。あとはHさんをどこで
     発見できるかですが、おりかえしの付近(少し公園内を大回りする)で見つけることが出
     来ずにいたので、長くても1km圏内にいることがわかったので姿が見えるまで少しペー
     スアップしました。

     ランコースの中で一番アップダウンのある所を越えた所でHさんをパス。やはり暑さで足
     の痙攣が辛そうでした。このあたりでAちゃんともすれ違ってエール交換、そしてKさん、
     Nさんとも声を掛けて元気をもらいます。ここからは一つでも前を抜いて、一つでも順位
     を上げようと頑張って走ります。 2時間1分38秒 16位

     トータル 128.0km 6時間52分50秒 総合32位 年代別4位
     タイムは過去3番目でしたが、自分の過去の順位では一番良かった成績でした。
     暑さもあったので単純なタイム比較はできませんが満足できるレースでした。

     長良川ミドル、五島Aタイプに続き、珠洲もAACの皆さんと参戦させていただき、あり
     がとうございました。経験豊富な皆さんとレースでご一緒させてもらうと、一人で練習し
     ていると知りえない事を吸収できるのでとても刺激になります。今年の私のトライアス
     ロンシーズンは終了してマラソンシーズンに突入しますが、又レース会場でみなさんと
     ご一緒できることを楽しみにしております。
   


   
   八〇二
      バイクツアー ~ 仙台から函館への旅 ~

2023年9月4日
AAC会員

Joe Jacobs


      1人で8/23〜8/27まで仙台から函館までバイクで走りました。 湿度と気温は関西より
     はちょっとマシだったけど、毎日晴天で気温は32度でした。宮城県と岩手県は思った
     よりアップダウンがあり、2日目の気仙沼以北は2,300mの上りを走りました。

     ラッキーな事に殆ど毎日海の中ドボンで体を冷やす事ができました。国道45号線沿い町
     を外れると交通量は少なくなったが、長いトンネルが所々にありました。事前にホテル
     の予約私していた為に毎日の目標は既に決まっていたので走り続けました。

     距離は下調べをしてだいたい把握する事が出来たものの、どのくらいのアップダウンか
     は想像できませんでした。 青森県八戸市のホテルに滞在した次の日の朝、陸奥に向か
     う道路を見つける事が出来ずに15km八戸市内を行ったり来たりして時間だけが過ぎて
     行きました。

     津軽半島は大自然、猿が自転車の前を横断し過ぎ去る光景もありました。 本州最北端
     の大間に到着、フェリーで1時間半かかって函館港に到着。 函館に3日滞在し、地元の
     メロンやとうきび(とうもろこし)、新鮮な夏野菜を堪能し旅の疲れを癒やしました。

     走行距離575km、獲得標高約5,300m。 温暖化を感じさせる暑くて長いロードでした。
     宮城県と岩手県は初めてバイクで走った32番目と33番目の県です。 数日間のバイクツ
     アーはアドベンチャーとチャレンジ、そして素晴らしい経験と新しい発見の連続でした。
       


   
   八〇一
       『シマノ鈴鹿ロードレース』に参加してきました!

2023年8月29日
AAC会員
奥田 有史氏

     1.はじめに
     AACではロードバイクに乗られている方が多いので、私も興味はあったのですが、実際
     に自転車を購入するという壁が高く、中々踏み出せないまま数年が経過してしまいまし
     たが、昨年末に西川会長より、お使いになっていないバイクを譲っていただくことになり、
     突如としてバイクの世界に足を踏み入れることになりました。

     当初は乗り方やギアチェンジの仕方なども全く分からず困っていたところ、小澄さんより
     サドルの高さ調整から、乗り方、タイヤの外し方など一通り教えていただき、漸くしてか
     ら走れるようになりました。

     六甲アイランドの練習会にも時々参加するなど、ある程度乗れるようになって、バイクの
     ことも少しずつわかってくると、今度は自分でもバイクを購入したい!という思いが強く
     なり、今春思い切って新車を購入しました。
     (西川会長のバイクは室内練習用として引き続き愛用させていただいています)
     そして新車に乗っているうちに、次は、何かレースに出てみたい!という衝動にかられ、
     この大会にエントリーすることになりました。

     2.レースについて
     今回私が参加した「シマノ鈴鹿ロードレース(8/19)」は、参加人数1万人規模にもなる
     国内最大級のロードレースで、モータースポーツの聖地でもある鈴鹿サーキットを走れ
     ることが最大の楽しみでした。

     2日間にわたって色々な種目が開催されていますが、今回私がエントリーしたのは一番
     参加者の多い「2時間エンデュランス」という種目でソロだけでも600人ぐらいがエントリ
     ーしていました。

     当日のスタートは夕方16時。マラソンとは違う緊張感の中、いよいよスタート!・・・・
     と張り切って漕ぎ出した瞬間、まさかのチェーン外れが発生。
     (おそらく並んでいる時に自転車を倒してしまったことが原因かと・・・)

     呆然と立ちすくむ私のまわりを川の流れのようにたくさんの選手が抜かしていくので、
     身じろぎすることもできず、選手の皆さんがいなくなった後、ようやくコース外へ出てチ
     ェーンを直し再スタート。

     「ひと漕ぎもせずDNF」という最悪の事態は免れたと、気持ちを切り替え、ひたすら前を
     追いかけていきました。走り始めて最初の上りで集団に追いつき、そこからは落ち着い
     て走りに集中。

     コースはレーシングカー用で、道幅は一般道よりはるかに広く、路面もグリップ力がいい
     ので、非常に走りやすく練習ではないようなスピード感を体験できました。上り下りに様
     々なコーナーが組合さり変化に富んだ面白いコースで、飽きることなく走りことができ終
     わってみればあっという間のレースでした。

     結果的に当初の目標であった10周(約56キロ)を走ることができ、最後尾から出た割に
     は順位も真ん中の方であったので満足の一日でした。

      3.さいごに
     今回正式なレースに出たことにより、私もバイク競技者として一歩踏み出せたような気
     がします。まだまだテクニックもスピードも、持久力もありませんが、ランニングと同様
     マイペースで生涯スポーツとして取り組んでいきたいと思います。
     これから始めようとされている方がいらっしゃれば一緒に頑張りましょう!

     *最後に、愛車を譲っていただいた西川会長、初歩的なことから親切に面倒みていただ
      いた小澄さん、練習会でご指導いただいた松川さん、その他いろいろアドバイスをい
      ただいたAACの諸先輩方にお礼申し上げます。
   


   
   八〇〇
      登山レポート ジャンダルム登頂!

2023年8月14日
AAC会員
盛次 浩司氏

     6年前、初めての北アルプスで前穂高岳〜奥穂高岳〜北穂高岳を縦走してフラフラに
     なった私。その後、西穂高岳にも登って穂高はコンプリートした気になっていまし
     たが、やはり未踏のジャンダルムはずっと気になっていた山でした。

     今年は穂高岳山荘100周年という情報を聞き、このタイミングで再訪して山荘でしか
     買えない記念Tシャツをゲットして、少しでも当時の恩返しがしたいと思った次第です。
     ということで、天気予報もバッチリな夏山シーズンにジャンダルム行ってきました。

     コースはジャンダルム狙いだったのと、テント泊装備でザックが重いので無理せず、
     涸沢をベースに、上高地~涸沢で1泊、翌日に穂高岳山荘経由で奥穂高岳、そして
     ジャンダルムの往復、徳澤まで下りて2泊、最終日は徳澤~上高地の予定です。

     核心の奥穂高岳~ジャンダルムは気が抜けません。ウマノセも須磨アルプスの「馬の
     背」とは全然違い、岩綾帯の足場の悪い細いルートなのでしゃがんで通らないと、ちょ
     っとでもバランス崩したり風で煽られたら危険です。

     丸印や矢印を辿って進みますが、「これどっやって登るの?」と思う箇所がたくさん
     あります。手の指が掛かる所や足の掛かる場所を必死に探して、右足と左足の爪先を
     置き換えたりして、やっと通過できるといった感じです。

     滑落ばかり気にして進んでいたのですが、途中急峻な下りで浮石に足を乗せてしま
     い、石を落としてしました。これは大きな反省点です。下に何人か人が居たため、
     「ラク!ラク!!」と大声で叫んで注意を呼びかけます。幸い人には当たらず事故に
     ならずに済みましたが、山では落石にも注意して落とさないことにも細心の注意が必
     要ですネ!

     この後はより慎重に危険そうなところでは人が居ないことを確認して進む様にしまし
     た。そしてやっとジャンダルム登頂です!晴れた空にジャンダルムの天使の看板がキ
     レイに映り、感無量でした。

     360度周りも見渡せ、槍ヶ岳を始めアルプスの山々の景色も堪能できました。 道中
     スリルもありますが、その分達成感もあります。もしかするとマラソンのサブ○ー達
     成!ともどこか似ているのかも知れません。

     これで穂高の山々をだいぶ踏破しましたが、実は西穂高岳から槍ヶ岳に抜けるルー
     トは一気には行けてません。いつになるか分かりませんが、次の目標はそれとなる
     と思います。