管理者からのお願い!

      この投稿欄はスポーツをこよなく愛し活動する方々、若しくはスポーツに 
      関心のある全ての方々を対象とし、政治・宗教関係を除くその他全般に関
      する記事を掲載していただくコーナーとして利用して下さい。そして日頃
      から思っていたこと・記録として残しておきたかったこと・提案してみた
      かったこと等、公是良俗に違反せず他者を誹謗中傷しない範囲で、自分の
      日記代わりに思いの丈を投稿して下さい。
            (投稿はe-mailでご連絡ください!)


   
   第七三九号

          コロナ禍で久しぶりの一人トレイルラン!
         「高尾山~陣馬山往復」

2020年10月10日
AAC会員
奥田 有史氏

   早いもので東京支部結成から丸5年が経ち、6年目に入っています。今年も新メンバー
   加入で、賑々しく活動ができることを楽しみにしていましたが、ご存知の通り、コロナの
   影響で年明け早々から活動が制限され、今思えば3月に皆で東京マラソンコースを走っ
   たのが最後の活動となりました。

   緊急事態宣言が出ている間は、芦屋にも帰れず、都内から出ることもできないので毎週末、
   家から走っていける範囲を一人で「旅ラン」していました。東京は名所が多いので、それ
   はそれで楽しいのですが、近くに山がないためトレランだけはできませんでした。
   10月になって人の動きも出てきたので、先日久しぶりにトレランをしてきたことをご紹介
   させていただきます。

   今回は山に不慣れな私でも道に迷うことのない関東のトレイルコースのど定番「高尾山
   ~陣馬山往復」にしました。高尾山は都心からも近く、「ミシュラン・グリーン・ガイド」
   にて3つ星の観光地として選ばれた大変人気の高い山です。季節のいい週末は山頂ま
   で渋滞することもありますが、トレランの本当のスタートはこの山頂から。

   陣馬山に向かうルートはそれほど人も多くなく快適な縦走路となっており、いくつかの山
   を巡る稜線で、天気の良い日には富士山を綺麗に眺めることもできます。所々に茶屋も
   あり、とろろそばやおでん、山菜天ぷら・なめこ汁、夏場ではメガ盛りのかき氷も有名です。
   出発から約3時間で往路の目的地陣馬山の頂上にある白馬像の前でゴール。

   山頂はとても広く、360°の展望が楽しめる絶景のポイントとなっており、気分をリフレッ
   シュさせたあと、来た道を戻ります。往路の疲れもありますが復路は下り基調なので、意外
   に早く高尾山へ到着できました。高尾山頂上からはいくつかの下山ルートがありますが、
   霊山・高尾山の雰囲気を満喫するために私は毎回1号路を選びます。

   天狗で有名な「薬王院」など、開運はもちろん、金運や恋愛運など、バラエティーに富んだ
   パワースポットが満載です!下山後は「高尾山口」駅に併設している日帰り温泉「極楽湯」
   で汗を流すのもおすすめですが、今回は一人だけだったので、着替えだけしてそのまま
   電車に乗って家まで帰りました。

   高尾山口~陣馬山往復で28キロ、休憩も入れて約6時間の行程ですので、日帰りのトレラ
   ンとしてはお手軽なコースです。来年も東京支部の行事に入れる予定ですので、今度は仲
   間で走れるといいなと思います。ご興味のある方は是非ご参加ください。
   東京支部としては2020年内は、公式行事を行いませんが、関東在住の方はもちろん東京
   方面へご出張やご旅行の際は、お声かけくだされば、今回の高尾山含め、色々なランニン
   グコースを個別にご提案&ご案内させていただきます。
   今後とも東京支部をよろしくお願いいたします。
    (開催日:10月4日)
   


   
   第七三八号

      ツール・ド・フランス(TdF)観戦記!
2020年9月27日
AACフランス支部会員
澤 直樹氏

   AACフランス支部からの報告です。昨年7月にフランス南部(イタリアに近い側)に移住し、
   今年に入ってぼちぼちトライアスロン大会に参加しようか思い、9月のアイアンマンニース
   70.3に申し込んでいました。フランスは3月中旬から5月まで外出制限となり、オフィス
   での勤務が必要な場合の出勤、買い物、1時間程度の運動(それも家から1キロ以内)の
   外出以外は罰金を取られるという状況でした。その後、外出は徐々に解除され、最初は
   自分の住んでいる県のなか、次にフランス国内、さらにEU圏内はOKとなりましたが、ス
   ポーツイベントの開催はなかなか難しく、ニース70.3は結局、キャンセルとなりました。

   一方、徐々にプロスポーツは開催されるようになり、サッカー、ラグビー(ラグビーは最
   初はラック・モールは禁止、みたいでした)、8月にはようやく自転車レースも再開されま
   した。世界の3大スポーツイベントの1つに数えられるツール・ド・フランス(TdF)は例
   年7月のバカンスシーズンに開催されますが、今年は8月末~9月に開催時期が変更と
   なり、夏場にコロナ感染ペースが一旦落ち着いたおかげで、8月末にスタートし、9/20に
   無事にゴールを迎えました。TdFについてあまり知らないという方はこちらをどうぞ!
   (ここをクリック

   私は7、8月のバカンスシーズンは休まず、TdF観戦にあわせて休みをとることにしてい
   たので、8月末からのコロナ第2波にはらはらしましたが、大丈夫でした。(この記事を
   書いている9/24時点の情報では9/25から一部の地域ではレストラン・バーの営業停止、
   10人以上の集会禁止などが始まるらしい・・・)

   自転車ロードレースは出場している選手全員が1位を目指しているわけではなく、チー
   ムで戦い、チームのエースを勝たせる競技です。(実は競輪も似たようなところがあり、
   決勝に向けて予選・準決でいかに仲間(同じ地域の選手同士など)を勝ち抜かせるかが
   大事で、そのためにレースでの勝ちを捨てて仲間のために風よけになったり、ライバル
   をブロックしながら走ります。)TdFの場合、1チーム8人、21チームが参加し、3週間
   21ステージという長丁場を戦います。通常、各チームに1人のエースがいて、その他の
   7人はアシストと呼ばれます。エースはアシストに守られ、できるだけ無駄な疲労を避け、
   ライバルチームのエース同士の争いに集中します。3000km以上の距離を走った合計
   時間で秒差・分差の世界なので、一瞬たりとも気を抜けません。一方、アシスト選手た
   ちは日々のステージのなかで様々な形でエースをサポートするわけですが、毎日のレ
   ースを必ず制限時間内で完走しないと、その選手はリタイアとなるので 、これはこれで
   大変で、アシストが終わった後もあまり気の抜けた走りはできません。

   TdFをはじめ、ヨーロッパの自転車ロードレースはほとんどの場合、町から町に移動す
   るワンウェイコースです。つまり、自転車レース観戦はそのコース上のどこか1カ所でし
   か見ることができません。168人の選手が通過するのは数分から数十分、当然、レース
   全体が見られるわけではありません。それでも、多くの観客がコース上に集まり、何時
   間も選手が来るのを待って、その一瞬に大声で選手を応援します。上位争いをしてい
   るエース達、お気に入りの選手、そしてその日の仕事を終えて制限時間内ゴールを目
   指すアシスト達。TdFはワールドツアー上位のチームしか出場できないので、約1000人
   しかいないプロ自転車選手のトップ中のトップ168人ですから、生でそのスーパースター
   達の走りを見ることができるだけでも大興奮なのです。

   私は今年は第3、第16,17,18ステージを観戦してきました。第3はゴール前、第16は
   勝負どころの山岳ポイント、第17は今年一番厳しい山岳ゴールのゴール手前3キロ地点、
   第17はスタート地点です。基本的に近くまで車で行って、徒歩または自転車で観戦ポイ
   ントに向かいます。3時間くらい前には到着し、あとはひたすら待ちます。そして選手が
   来たら、全力で応援です。(実際は応援したい気持ちと写真も撮りたい気持ちの葛藤で
   すが) 自転車ロードレースはとても過酷なスポーツで、それを走るプロ選手達は最高
   に格好良く、生で観戦したその姿は子供の頃にTVで見た憧れの選手達の姿に重なり、
   いつまでも自転車に乗る気持ちをかきたたせてくれます。 まだまだ、TdF観戦は素人で
   観戦ポイント選びはまだ改善の余地がありますが、もうしばらくはフランスにいるので
   来年、再来年もまた見に行こうと思います。

   ちなみに、レースは日本でも放送されているので、友人に観戦ポイントを伝えて、TVに
   自分が映るかどうか、なんてことも少し楽しみにしています。また、南フランスは自転
   車乗りには天国のような場所です。TdF観戦、アルプスの峠制覇など、興味があればご
   連絡ください。
   (観戦日:8月31日と9月15日~17日)
   
   写真① 第17ステージ:今年のツール総合争いをした3選手です。左から総合優勝した
        ポガチャル(若干21歳)、総合3位のリッチーポート(出場15回目にして
        悲願の表彰台)、惜しくも優勝を逃したログリッチ(元スキージャンプ選手
        という異色の経歴)
   
   写真② 第18ステージのスタート前


   
   第七三七号

       六甲<ショート>トレイルランに初参加しました!
2020年9月26日
AAC会員
山崎 達也氏

   9月19日、芦屋ロックガーデンショートトレイルランに参加させていただきました。コロナ
   禍の3月、AACに入会し、6カ月が経ちました。2010年から走り始めましたが、なかなか
   タイムは伸びず悩んでいた頃に、岡田さん・船田さんからお誘いを受け、入会した次第です。
   今までの“ラン慣習”を改善しようと、土曜練習会やFBI、木練に参加しておりますが、皆
   さんの後ろを必死で追っかけている状況です。

   そのような中、フルの大会もないのでトレランやったらと誘われ、何もわからないまま船田
   さんが購入した「トレシュー」を履かせていただき、ショップもいかずおnewのトレシュー
   とザックで、ショートトレイルに参加させていただきました。

   六甲のハイキングや山登りの経験は多少ありましたが、トレランは初めてでしたので、ショ
   ートとはいえ不安で、参加された方々に迷惑を掛けたらどうしょう? という緊張のなか、
   集合場所/芦屋川に向かいました。到着すると、皆さんの和やかな会話と優しいお気づか
   いで、緊張は一気にほぐれ、芦屋川~高座の滝~キャッスルウォール~岩梯子~テーブ
   ルロックへと、楽しみながら一気に登った感じです。

   荒地山から宝寿水~風吹き岩~会下山遺跡~芦屋川まで、とりあえず坂道では転ばない
   ように、また皆さんのリズムに合わせようと走っていたら、アッという間にゴールでした。
   本当は翌日の東半山トレランに参加したかったのですが、20日は仕事で参加できず、シ
   ョートトレイルでの参加でしたが、今回のコースは初めてで、めちゃくちゃ楽しかったで
   す。

   これも偏に河内さんをはじめ参加された皆様のおかげと、感謝している次第です。
   余談ですが、21日会社の仲間と六甲山にハイクの予定でしたので、元々のコースを
   変更して、ショートトレイルのコースを上り下り(復習)し、芦屋川~テーブルロック~
   雨が峠~六甲山から有馬まで、西宮北口でBEERと焼肉くらって、B3ランで帰りました。

   翌日22日も、トレランの練習と思い、甲山ランしました。また、調子に乗って、キャノン
   ボールのエントリーもしちゃいました。参加された皆様にあらためてお礼申し上げます。
   今後ともよろしくお願い申し上げます。
   1963年生まれ、西宮浜の山崎達也でした。
   (開催日:9月19日)
   


   
   第七三六号

       六甲東半山縦走トレイルランに参加!
2020年9月24日
AAC会員
小谷 恵実子氏

   六甲東半山ト縦走レイルランに参加しました。AACに入会して、まだ1年。スポーツをした
   ことがなく、フルマラソンに出るようになって4.5シーズン。土曜練習会はいつも最後尾。
   こんな私がトレラン できるの  参加したい、いや、大丈夫だろうか、でも参加したい。
   とイベントページを何回も読みつつ悩むこと数日。不安だらけで参加ボタンを押しました。

   ルート-新神戸〜布引滝〜市ケ原〜摩耶山頂〜掬星台〜ガーデンテラス~一軒茶屋~宝塚
   ~市ケ原で、『黒岩尾根か天狗道のどちらのルートで行きますか?』  と河内部長。
   『みなさん行けそうなので、急傾斜な黒岩尾根で行きます』  ここですでに不安感MAXな
   ところに、『これから行く道はロープつかんで岩場を登るよー』 と同行の方から悪魔のさ
   さやき。いつ岩場が見えてくるんだろうかと、頭の半分以上はロッククライミング的な想
   像に支配されつつ、登ること約1時間。
   『着いたよー』  え?岩場は?ない? 『そんな危ないところには案内しません』  あー!
   そりゃそうですよね。ばっちり信じてしまいました。おかげで、登りはあっという間に過
   ぎていきました。

   掬星台から一軒茶屋まではロードもあり、藤原商店でビールやらご飯やらおしゃべりやら。
   楽しくリラックスしてすごせました。
   一軒茶屋からは、さぁ降ります。走ります。本日一番のドキドキポイント。無事走り切れ
   るのか。ついていけるのか。とにかく転ばないように、遅れないように。転びそうになり
   ました。遅れてお待たせもしました。でも、無事に走って宝塚に着きました!

   私には出来ないんじゃないか、怪我したらどうしよう、と不安でいっぱいでしたが、ご一
   緒した方々に引っ張っていただき、初めてのトレランを無事走りきることができました。
   嫌な顔ひとつせず待っていて下さったみなさま。後ろから同じペースでついてくれた方々。
   本当にありがとうございます。次は西半山も行きたいです。全山も!いつかは、他のお山
   にもチャレンジしたいです。夢がふくらみます。同行のみなさま楽しい1日をありがとう
   ございました。

   「追記」 景色や天気的なことは全くリポートできません。一日中見ていたのは、前を進
         む方のオシリとシューズのみ・・・
   (開催日:9月20日)
   


   
   第七三五号

        来年の第40回大会に参加し完走を目指したい!
2020年9月16日
AAC会員
松田 三智子氏

   2020年COVID-19感染拡大により、各地のスポーツイベントが中止に追い込まれトレー
   ニングにおいても行動制限が強いられる中、皆生トライアスロン39.5回大会が無事開催
   されました。日本国内トライアスロンの歴史的聖地とされている皆生です。今年40周年
   記念大会の年を迎えておりましたが、中止を余儀なくされ今年は来年へ向けての39.5回
   イベント大会として繋がれました。例年は個人950名、リレー240名およそ1200名の選
   手が集う大会ですが、今年は日程を3日に分け各日30〜40名程に絞り、留意すべき感染
   予防策をできる限り励行した上で、競技を行いました。

   スタッフの方々と選手の方々の協力体制と地域の方々の、ご理解ご尽力がなければ成
   功はしなかったイベントであったことを、今改めて感じます。(大きな芝生広場に、フィ
   ジカルディスタンスを広くとって設置した自転車ローラー台で、まず自転車を50km分
   乗り、今年完成開通した弓ヶ浜のサイクルロード!を海を見ながら境港往復30kmラン
   のコース) 1回目(8月23日開催)参加メンバーに続き、2回目(8月30日開催)に参加しま
   した。1回目の参加メンバーから日除対策のアドバイスと目標値をいただけたので、暑
   さへの準備や抱負もできて行けたので良かったです。

   今大会のタイム目標は、予想し難い条件下でありましたが、1回目に参加のレジェンド
   中川さんが、トップにつけて二位でランをスタートされたというリザルト吉報に、皆や
   る気の火をつけられ・・・!^ ^  朝8時スタート50kmのバイクを全員が勢いよく踏
   み出す!滝汗に冷たい霧吹き水や、うちわで涼風を与えてもらいながら1時間程でバイ
   クを終えて、それからランへ。もうジリジリと上から照り付けてくる太陽、雲も無く
   日陰もほぼ無しのロードを2.5km毎のエイドを渡り継ぎ、全てのエイドで水分補給と氷
   水をかけてもらい双六みたいに進む。

   皆生AACメンバーや大会ボランティアのエイドや、沿道誘導にいてくださったスタッフ
   の方々もどんどん日焼けされていって、終わる頃には選手と同じ色合いになっておら
   れました!渾身の親切を本当にありがとうございました。

   ラン中は、エイドでもらった氷をキャップとウェア内に忍ばせて、走る拍子にポケット
   からポロポロこぼした氷も大事に追いかけ拾い使いつつ、上昇する体温をなんとか
   冷やしコンディションをキープしました。参加人数も少ない上、私は遅かったので長い
   コース上で時折、周囲には誰も見えない状況の一人ぼっちになり、シューズに水が溜
   まってチャプチャプいう自分の足音だけがやたら大きく聴こえてきて、振り返っても自
   分の足跡だけ点々と見えるだけ・・・孤独になって考えました。

   今回の皆生大会は、皆んなで千羽鶴を折ったりして、仲間と一緒に走る快復祈願ラン!
   の思いも込めさせていただいていました。友の病気の痛さやしんどさを思う。今、すご
   くシンドイけれど動ける、歩ける、走れること、生きている事もありがたく感じ、ゼッ
   ケンに付けた鶴さんにパワーをいっぱいもらいながら走り続ける。私が走り切れたから
   といって何かが起こるわけではないけれど、少しの祈りが届けば嬉しい・・・とひたす
   ら走る。

   境港の公園で折り返し、まだ半分!でももう半分来たか~っと前向きに思い直しまし
   たが、あと8kmから先が長くて!やっと残り1.2kmの皆生温泉街が見えてきた所でAAC
   応援が来てくれたので、ほっとほころんで一息。そして最後まで、気持ちを切らさない
   でフィニッシュへ笑顔で進むことができました。

   大会恒例のゴールアナウンスで盛り上がるフィニッシュ会場へ。
   山﨑さんと山口さんは、仲良くランラン同時フィニッシュ!*\(^o^)/\(^o^)/  
   廣田さんは灼熱の皆生を初ご堪能(^ー^)v!
   宗政さんご夫婦のラブラブ同伴ゴールには、会場全員が笑顔で大拍手(*^^*)\(^-^ )
   心優しくも強く通った意思で成し遂げられた今イベント大会でした。
   3回にわたる大会の総合結果としてAAC参加全員が無事完走!!
   小阪さんが総合入賞!  
   中川さんはさすがの快走年代入賞!、
   松田は棚ぼた年代入賞(^^;) 応援のおかげです。感謝!
   賞状はもうすぐ郵送していただけるそうで、うれしく待っているところです。

   来年もまた楽しくみんなで皆生に行って、先輩AACメンバーと一緒に私自身も、本大会
   に挑みたいと思います。皆さん本当にありがとうございました。
   (大会開催日:8月30日)
   


   
   第七三四号

           感動・20年ぶりの皆生大会!
2020年9月5日
AAC会員
西尾 勝氏

   第39.5回全日本トライアスロン鉄人皆生大会(1回目 8月23日)に参加し完走しました。
   もともと東京オリンピックで女子マラソン(8月2日)を観戦、珠洲トライアスロン参加(8月
   23日)の予定でしたが中止・延期になり、まさか20年ぶりに皆生の地を走ることになると
   は思っても見ませんでした。

   特別ルールでの開催。開催日を3週に分け1回あたりのエントリー制限は70名。この日は
   37名の参加人数でした。Swimは当日にはやらず2kmの自己申告タイム、Bikeはローラー
   台で50km、Runは境港往復の30kmです。

   宗政さんから「ローラー台の時の日よけにテント用意している方がいいよ」とのアドバイス
   をいただき、直前に用意。そのおかげで、天候の不安を抱えることなく当日を迎えること
   ができました。

   苦手Bikeスタート。自分なりにいい感じで足を回している…つもりも、側で応援の嫁さんが、
   「他の人と比べて、なんかこぎ方、回るスピードが違うよ」と言われ続け、「・・・とほほ」
   の気分でした。遅いのは覚悟していましたが、中川さんがRunスタートに移っているのに(
   中川さんは全体の2位でBike終了!!)私のメーターは半分も進んでいません。なぜか
   メーターがストップしてしまっていました。マーシャルの方に相談し、自己申告タイムに5分
   プラスのペナルティーに負けてもらい、Runに移ることが出来ました。(1時間25分)

   しばらく走っていると、あら!恵みの雨が!!「20年前の皆生と同じや.。(ちょっと感慨に
   ふける)」そして、小坂はるなさんのほんまに楽しそうに走る姿に感動し、ゴールに着く頃
   には晴れ間がもどり、待ってくれている嫁さんのもとへ無事たどりつけました。(2時間47分)

   この大会を開催までこぎつけていただいた関係者の皆様、ありがとうございました。Bike
   ではボランティアの皆様にウチワで扇いでもらったり、冷た~い氷水をかけ続けていただ
   きました。また、Runでは至れり尽くせりの給水サポートをいただきました。皆様は来週も
   再来週もですね。本当にお世話になりました。ありがとうございました。
   最後に、いつも付き添いで来てくれる嫁さんに心から感謝申し上げます。
   (翌日、嫁さんの付き添いで米子ゴルフ場へ行きました。)

   追伸:この投稿を書いている時点で、2回目(30日)が終了しています。1回目と比べもの
       にならないくらい過酷なレースになったと思います。 挑戦し完走された皆様に敬服
       いたします。 お疲れさまでした。
   (大会開催日:8月23日)
     


   
   第七三三号

            六甲ナイト縦走 景色最高!
2020年9月2日
AAC会員
山本 耕一氏

   AACトレラン部恒例のナイト縦走に参加してきました 非常に楽しみにしていた企画です。
   昨年は7月開催予定で雨で中止になり今年は時期をずらしてこの時期にしたみたいです。
   当日は心配していた天気もよく 、絶好の夜遊び日和りです。
   宝塚夜9時記念撮影してオッサン6人で出発、順調に東半山トレイルをこなし六甲山頂に
   到着。ここまででかなりの水分補給。ロードでガーデンテラス・記念碑台と途中でトイレ
   休憩をとりながらすすむ。三国岩を過ぎたあたりから先頭のミサちゃんがスピードをあげ、
   かなり差をあけられる。 『何しとんねん!』 と心でつぶやいてました。

   掬星台では大勢の若者が夜景を楽しんでました。我々の姿が異様に写ったみたいです。
   ここから市ケ原までほぼ下り、下りは苦手でしたが前よりはだいぶましになってきたよう
   に思います。市ケ原でたろうちゃんが帰路につき、大龍寺で安藤さんが体調不良で無念
   のリタイア。

   市ケ原合流予定のみっちゃんは最終列車に乗れず、竜野からランでこちらに向かってる
   との事。市ケ原から4人(3人は強者 1人はヘタレ)で塩屋をめざす。逆走の今回ではここ
   からがキツイ。鍋蓋山・菊水山と順調に進み、夜があけた鵯越駅で長めの休憩。ここから
   のロードが長く、完全に前3人後ろ1人の隊列になる。

   途中脚がツリ待ってもらう時間がながくなり、やっとこさ旗振山。そこから塩屋までがま
   た長くようやくゴール。スタートから12時間超え、5リットル以上の水分補給。塩屋で合
   流したみっちゃん含め5人で六甲道灘温泉へ 。
   サイゼリアで軽く打ち上げ、濃密な半日でした。河ちゃんをはじめ同行頂いたみなさん、
   ありがとうございました。なんか、来年は距離を短くして多数のメンバーが参加しやすく
   するみたいです。秋にはキャノンパワーにエントリーしてますが、半分で終わりそうな出
   来でした。
   (開催日:8月2日)
   


   
   第七三二号

        「カヌーの魅力」をあらためてふり返ってみました!
2020年8月26日
AAC会員
熊谷 憲氏

宗政名誉会長から「カヌーの魅力」についての投稿文を頼まれ、これはいい機会だなあ
と思いました。ここらで22年間のカヌー・ライフを振り返るチャンスをいただけたと感
じたからです。特に競技やレースという目標があるわけでもないのに、この歳になって
も朝の5時から漕いでいるときや、マイナス4℃の凍える中をダウンリバーしているとき
は、さすがに「よくやるなあ」とか「なにをしているんやろう」と我ながらあきれること
があるので、カヌーにどっぷりはまっている理由をあらためて考えてみようと思います。

カヌーの魅力は・・・一つ、いわゆる「下手の横好き」でしょう。
たしか22年前にカヤック(パーセプションのダンサー)を購入して以来、週末にはおも
に川で漕いでいたので、年間50日以上はカヌーをしていることになります。今は一日に
漕いでいる時間は短くなりましたが、単純に計算すると22年で少なくとも、のべ110
0日以上漕いでいることになりますが、そのわりには、上手くならないというのが正直な
実感です。

カヌーのスタイルには、スプリントカヤックやスラロームカヤックなどがありますが、私
が続けてきたのは、カヤックで川下りしながら、瀬があると自由にそこで遊ぶリバーカ
ヤックです。瀬には、ウェーブができたり、ホールができたりするので、技術が向上す
れば流れる水の力を利用して、カヤックを横回転や縦回転させたり、ひねりを入れたり、
跳ねたりすることができます。このようなフリースタイル・カヤックは動きが多彩で、
奥が深いです。カヤックがひっくり返ったときに起き上がる「ロール」という技術は、
カヌーを始めてすぐに身に着けた技術ですが、この「ロール」にもいろいろなやり方があ
ります。またカヤックは上半身だけのスポーツのようですが、膝や足元を踏ん張ったり、
体重を乗せたりして下半身も使います。そして、全身のひねり、バランスや重心の動か
し方、視線の置き方やメンタル面など、一つできても一つ忘れるといった失敗が多いだけ
に、上手くいかないことだらけです。

しかし、五十路を間近に控え、体力も筋力も二十歳のころには到底及びませんが、歳を
とっても技術は少しずつでも高められる気がします。しかも、頭で考え、身体で覚え、身
に着けた技術はいつまでもなくならないと思っています。「下手の横好き」を地で行きな
がらも、カヤックを操る技術が少しずつでも上手くなっていると思っている(勘違いして
いる)ところが、続いている理由の一つかなと思います。

カヌーの魅力は・・・一つ、旅としてのカヌーでしょう。
危険なイメージがあるかもしれませんが、ライフジャケットやヘルメットなどの安全装備
と、基本的な知識や技術があれば、カヌーはとても安全なスポーツだと思っています。
日本の川を下りたい、海外の川へも行きたいと考えていたので、知識を学び技術を磨こ
うと思いました。カヤックは、ひっくり返って抜け出し泳ぐ(ことを沈脱という)と危険度
が増し、体力を極度に奪われます。七転び八起きのように、何度ひっくり返っても、ロー
ルで起き上がれば、元通りなので泳ぐことはありません。カヤックを購入後、すぐにモン
ベルのロール講習に参加して、教えてもらったことを頭と身体に叩き込み、百本ノックじ
ゃないですが、週末に一人で川に行っては瀞場で百回連続ロールを特訓して身に着け
ました。

自分である程度漕げるようになると、北海道の川を漕ぎたくなり、舞鶴港(または敦賀港)
から出港する新日本海フェリーに、カヤックを積んだマイカーで乗り込み、若いころはよ
く川下りをしました。当時からダウンリバーのガイド本はありましたが、ネット情報はそれ
ほどではなかったので、出会った方に話を聞いたり、現地に行って漕ぎ出しの場所やゴ
ール地点を探したりしていました。初めての川、初めての場所はそういう意味でもおもし
ろいですね。

道東の釧路川は、湿原部分もいいのですが、川のスタート地点が屈斜路湖なので、その
湖から漕ぎだして、眺湖橋の下をくぐると釧路川が始まります。その漕ぎ出しの瞬間
から森の中の美しい川を進むので、源流部はとても心地よい時間を過ごせます。カワ
セミのような美しい鳥が飛んでいて、まっ白な蛇が透き通った水の中を泳ぎ、湧き水の
ところに手を入れると水が冷たく、クレソンが生えていて、あちらこちらに倒木があっ
て行く手をさえぎるところは、ちょっとした冒険気分を味合わせてくれます。

ゴール地点にカヤックやパドルなどの道具を置いて、ジョギングシューズに履き替え、
スタート地点の駐車場に向かって歩道を走っているとき、私の右横を並走する何者か
の姿が横目で確認できました。木々の中を走る人がいるのかと、ふと目をやるとエゾシ
カでした。エゾシカも、並走している私に気づいたらしく、お互い近距離で目を合わせ、
驚いた顔をしたかと思えば、エゾシカの方が森の奥へと逃げてくれました。

また、増水したときに、この釧路川の源流部を下ったときは、倒木に引っかかっている
フォールディング・カヤック(組立折り畳み式)を見つけました。倒木はストレーナーの中
でも、一度つかまってしまうとかなり厄介なもので、強度の低いフォールディング・カヤッ
クは、がっちり倒木にはまってしまっていました。こうなると、カヤッカーはカヤックと倒
木に挟まれて抜け出せなくて命を失うこともあるので、私は、おそるおそるカヤックの中を
確認しました。

運よく持ち主は抜け出せていたようで、中には何もなく、私はほっと胸をなでおろしました。
ただ、倒木にフォールディング・カヤックが張り付いたままだと、より強固なストレーナー
になりかねないので、なんとかフォールディング・カヤックを引きはがそうとしたのですが、
水流の力はすさまじく、まったくびくともしませんでした。もう少し水位が下がるまで無理
だと私は判断したのでそのままにして、ゴール地点で上陸後、地元のアウトドアガイドに、
危険箇所がある旨を伝えました。

北海道は美しい川はたくさんあり、砂金で有名な歴舟川、水質が良い羊蹄山の麓の尻別
川、都会の札幌市を流れ急流を楽しめる豊平川、ラフティングが盛んで激流の鵡川、富
良野のシーソラプチ川と空知川、屈足の十勝川などがあり、それぞれの川に忘れられな
いエピソードがあり、それを書くと長々とした紀行文になってしまいます。岐阜の長良川や
木曽川、関西では奈良吉野川や和歌山の北山川、京都の保津川や木津川、九州の球磨
川や大野川、四国の仁淀川や那賀川、激流吉野川の大歩危小歩危などを下りましたが、
面白いアクシデントやハプニングがあり、川遊びの魅力はいくらでも語り続けられます。
しかし、やはり実際に経験するのが一番ですね。

カヌーの魅力は・・・一つ、激流への危険な誘惑でしょう。
学生時代はバイクでテント旅行をしていて、野田知佑さんの著書「日本の川を旅する」
や椎名誠さんの「わしらは怪しい探検隊」シリーズを愛読していたので、のんびり川を下
ってテント泊する旅をイメージしていました。しかし、1級程度の瀬しかない川ばかりだと、
正直すぐに飽きてしまいました。そんな時に、北海道へ川旅に出かけ、新日本海フェリ
ーで小樽港に着いてすぐに尻別川に向かうと、同じ便のフェリーに乗っていた関西在住
のカヤッカーに尻別川で出会いました。シットオントップ・カヤックとリバーカヤックを車
上に積んだそのカヤッカーは、「仕事の出張ついでに漕ぎに来ました」と言いました。仕
事かカヌーかどちらがメインなのか分からないぐらい怪しいいで立ちでしたが、関西に戻
ったら一緒に漕ぐ約束をしました。

ところで、以前、BS朝日でドラマにもなった「サラリーマン転覆隊」は、20年以上前か
らアウトドア雑誌「BE-PAL」で連載されていました。カヌーでやられるときは豪快に
転覆することをモットーとするサラリーマン転覆隊にあこがれをもつ「〇〇隊」というカヌ
ー・チームが、この時いくつかできました。北海道で出会ったカヤッカーは、いわゆる「
〇〇隊」の一つで、関西で活動するどんぶらこ隊の一員でした。

どんぶらこ隊の仲間とは、急流、激流といわれる川へ漕ぎに行きました。サラリーマン
転覆隊は、映像での記録も充実していましたが、当時は防水デジカメなどなかった時代
だったので、私はデジカメと同じ値段がする防水ケースを購入して(つまりデジカメ2台
分の費用)、どんぶらこ隊の仲間が豪快に転覆する写真や動画を撮りまくりました。泊
りで川に行った時には、転覆写真や動画を酒の肴に飲み明かすというカヌー遊びに、若
い頃は没頭していました。

カヌーの魅力は・・・一つ、種類が多すぎて遊び尽くせないでしょう。
所有しているカヌーはリバーカヤック4艇と、1人乗りダッキー、2人乗りダッキー、6人
乗りラフティングボートに新しくシーカヤックを購入しました。若い頃は、いつかはサーフ
ィンと思っていましたが、リバーレスキュー講習やラフトガイドトレーニング、リバーカヤッ
クインストラクターなどの技術を磨いていると、やりたいことがあり過ぎて、海までサーフ
ィンをしにいけないとあきらめました。

また、これだけ所有艇があると、私のカヌーだけでプールでのカヌー体験ができます。
毎年、小学校で小学生を対象にカヌー体験をしていますが、一度に全部をプールに浮か
べると動かせず、また準備するだけでもひと苦労です。しかし、子どもたちが楽しそうに
漕いでいる姿を見ると、疲れも吹き飛びます。でもやっぱりプールではなく、川や海な
どの自然のゲレンデで漕いだら、何十倍も面白いのになあと、いつも感じています。

ゲレンデといえば、若い頃は、大山スキー場でスキーをして、2日目は日本海の荒波で
サーフカヤックをしました。サーフボードではなく、リバーカヤックですが、日本海の大波
を多いに堪能できました。冬の日本海の大波の高さと、波に乗って走り出した時のスピ
ードは、まるでジェットコースターのようで、川とは違い、風の強い海の一瞬一瞬のパワ
ーの強さには驚かされました。

今年はカヌーマラソン大会に参加したいと思って、シーカヤックを購入しました。特に、
カヤックと自転車と登山をする「シートゥーサミット」の皆生大山大会(5月)か、三重紀
北大会(11月)の参加を目標にしていましたが、新型コロナウイルス感染予防のため
に中止になってしまいました。シーカヤックは、回転性能が高いリバーカヤックと違って、
艇長が長くキールがはっきりしている形で、ラダーもあるので直進性がとても優れてい
て、スピードが出ます。シーカヤックといいますが、深さがあるところでは川でも漕げます。
近場では、枚方市長杯カヌーマラソン大会が淀川であります。リバーカヤックでもシーカ
ヤックでも、SUPででも参加できます。

もちろん新型コロナウイルスが終息してからの話になりますが、「シートゥーサミット」や
近場のカヌーマラソン大会に参加しながら、いつかは遠方の奄美シーカヤックマラソン
IN加計呂麻大会に出てみたいと思います。

もしAACの方で、カヌーマラソンに興味があって、カヤックの練習するのであれば、ご一
緒できればと思っています。カヌーを始めるには、芦屋浜や海洋体育館というとても充
実した環境が、芦屋にはありますから。





第七三一号

   真夏のロングトレイルレース くろんど輪舞曲180K!
2020年8月24日
AAC会員
門田 元氏

   お久しぶりの投稿となります。今春まで4年間の東京生活からようやく関西に戻ってきま
   した。ほぼ山ランで、練習会に姿を見せる機会はやや少ないですが、引き続き宜しく
   お願い致します。

   さて今回は、「くろんど輪舞曲180K」に参戦してきました。大阪・交野市のくろんど
   園地を8.6Km×21周=180K(累積標高:10,500mD+)を42時間以内で走破すると
   いう珍しい真夏の超ロングトレイルレース。いつも100マイルレースとなると約4~5
   ヶ月前からはトレーニングスケジュールを設定しカラダづくりをするのですが、今回は
   6月に突然の開催の公式アナウンス。

   昨秋からハセツネ、UTMFと予定していたレースがことごとく中止となり、ロングレース
   に対してのトレーニングは何もしていなかった状態の中、1ヶ月半という短期トレーニン
   グでどこまでできるのだろうかという不安もあったが、このご時世、大変貴重なロング
   レースという事もあって出走に至りました。エイドサポートもしっかり2人付けて、準備
   は万全だったのですが・・・。

   結果10周(86km)で熱中症の影響からか、カラダが全く動かなくなりリタイヤとなり
   ました。序盤6周の夜間パートは事前に用意したペース表(36時間ペース)通りで2~3
   位をキープ。その時もペースが速いとも思わず、心地良いペースで走っていたつもりで
   したが、夜が明けるとともにカラダに異変が生じ、再起不能となりました。 ちなみに出
   走者は僅か18名で、完走者は5名のみ。しかし、翌日は何事もなかったかのような復
   調ぶりで、筋肉痛やカラダの痛みはほとんど無く、あの時の異変は何だったのだろうと
   今でもよく解りません。

   今回の短期調整法としては、距離<獲得標高 を重視。6、7月は月間走行距離300Km
   に対して、4%の獲得標高12,000mD+を目標にして、ほぼトレランとヒルランのみ。
   とにかく終始心拍を上げ過ぎない状況を持続し、アップダウン全て走り続けるという練習。
   脚は急速で仕上げたおかげで、レース当日も翌日も脚のダメージが残りませんでした。

   反省点は下記の通り。
   ・レース(20:30)当日に早朝から仕事で、仕事先から急いで大移動し、そのままスター
    トしたこと
   ・予想以上の長雨で30km以上、6時間以上のトレイル練習がほとんどできなかったこと
   ・周回レースの為スタート地点に戻る度に止められるという誘惑に押されてしまったこと
   ・制限時間が2時間延長となったことで、その+2時間をレースプランに上手く組込めず
    順応できなかったこと

   やはり100マイル以上のレースは総合力。走力、脚力、精神力は勿論の事、その他セ
   ルフマネジメント力、判断力、順応力などの歯車をうまく合わせていかないと前に進め
   ない。今回はカラダが思った以上に仕上がってくれたのですが、やはりその場の判断
   力や順応力が足りなかったのかと。
   あとは、某ドキュメンタリー番組(N〇K)の取材が入り、レース中けっこうな距離感
   で密着されましたが、こんな結果じゃボツですね。(笑) いやボツになることを祈るば
   かりです。そして次回の100マイルチャレンジは来春のUTMFでしょうか。 
   そこまでは頑張ります!
   (大会開催日:8月8~10日)
    


   
   第七三〇号

       バーティカル!たった2kmだけど達成感はある!
              『牛松山バーティカル』
2020年7月31日
AAC会員
河内 秀行氏

   久しぶりの投稿になります。AACに入会してまだ3年ちょいで何故かトレイルラン部
   の部長をさせていただいております。河内です。今回はトレランレースの中でもちょ
   っと珍しいバーティカルと言う競技に出場して来ました。
   バーティカルは簡単に言うと山の麓から山頂まで一気にかけあがる競技です。
   一般的にコース距離が5km未満で獲得標高が1000mとなっていて、スタートして下
   りはおろか平坦もなくひたす登るだけです。
   今回参加した『牛松山バーティカル』は2kmでD+464m、5km換算にするとD+
   1160mになります。こんな変態的なレースもAACの方に話すと即答で『参加します!』
   てな訳で6名で参加して来ました。

   さてレースはと言うと、昨年の年末にトレランの大会に出場して以来となり、レース
   感はなく今の自分の状態を確かめるくらいで参加しました。コロナ感染対策をとった
   大会でもあり、大会受付もセルフ受付やサーモグラフィー検温など極力人との接触
   を減らす工夫がされていました。参加人数も100名程の少人数での開催で、カテゴリ
   ー別に30秒間隔で1人ずつのウェブスタート!単純に速く走れば前に追いつくし、遅
   ければ後ろから追いつかれるので単純明快です。スタートラインに立つと名前を呼ば
   れ、カウントダウンでスタート!

   最初のロードは余裕を持って走ろうと決めていたにもかかわらず、練習不足のせい
   か乳酸が溜まりそうになり少しだけ歩く。トレイルに入ると斜度は一段階キツくなり思
   うように足を運べないものの呼吸を整えつつ走れる所は走る感じでようやく1km通過。
    (タイムにして12分くらいだったと思います。)
   後半戦もこの調子でと思っていたが、さらに傾斜角がアップする。走れる状態ではな
   いので、パワーウォークで少しずつ進む。息が上がる。心が折れそうになるも、先に
   スタートした選手達が下山途中でエールを沢山くれるので力が湧いてくる。
   から元気だかなんとか走れる。ガーミンの距離計測が1.9kmを指したあたりから斜度
   が緩くなり、ゴールが近い。ラストスパートをしてなんとか『26:17』でゴールしま
   した。たかだか2kmで30分ほどのレースでしたが、滝汗に息をあらがえてゴールした
   時は『やっと終わった~』っと言うのが正直な気持ちでした。一緒に参加したメンバー
   も滝汗ゴールや笑いながらのゴールと思い思いのゴールになりました。

   この日は近畿選手権も兼ねており、昨年世界ユース選手権で優勝した近江君やバー
   ティカル世界選手権で優勝経験のあるズーミンの走りも間近で見ることができました。
   レース後は川の側でお弁当を食べて、その後は亀岡の山を散策トレイルをして充実し
   た一日になりました。トレイルランニングのレースもUTMFのような2日間で100マイル
   を走るレースも有ればたった2kmだけど達成感を味わえるバーティカルレースもあり
   ます。こんな上りだけの変態レースですが興味が湧いた方は是非一緒に参加しましょう。
   (大会開催日:7月19日)