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      から思っていたこと・記録として残しておきたかったこと・提案してみた
      かったこと等、公是良俗に違反せず他者を誹謗中傷しない範囲で、自分の
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第六九九号
   ゴールドコーストマラソンに参加して!

2019年8月10日
AAC会員

西田 克也

   77日オーストラリア・ゴールドコーストマラソンに参加してきました。
  (5回目)以下旅行中の思い出、マラソンについての備忘録です。

   (1)何故ゴールドコーストマラソンに参加するのか?
     毎年神戸、大阪、京都マラソンにエントリーすれど、毎回落選ゴールド
      コーストは抽選なし。レース
2日前でも申し込めます。
       (ホノルルマラソンも同様)
    ➁時差が1時間(体に優しい)
    ➂3月末~9月末迄走る意欲減退、モチベーション維持のために7月第1日曜
     のレースは有難い。

    ④費用が安い。 飛行機・ホテル・エントリー代含め1週間15万円程度。
    ⑤谷川真理さん・川内優輝さんと親しく話したり共にJOGすることも可能。

   (2)ゴールドコーストマラソンとは
     今年(2019年)41回目。フル・ハーフ・10km等色々な種目があり、
    今年は合計27287人が参加・フル完走者は5751人で、コースも
    ゴールドコーストの海岸に沿って南北に走り風光明媚なルートです。

     また、高低差は8m、いつも殆ど雨が降らず、日中の最高気温も20℃位。
   (今年は例外で雨、寒かった)


   (3)今回の旅行について
     毎回ゴールドコースト以外の所1・2か所を観光、今回はメルボルン。

     7月2日(火) 関空発14時の飛行機で成田へ、夕方20時成田発の予定の
    ため16
時過ぎに軽食をとる。20時カンタス航空より出発遅れのためサン
    ドイッチと水が配られた。
23時やっと機内に、23時夕食が提供される。
    本日
5回目の食事(朝、昼、16時、20時、24時)

     73日(水) うつらうつらすると朝食6時、8時メルボルン着。(雨)
     メルボルンはキャンベラが首都になる前の首都です。
     ヨーロッパの古い町並みと新しいビルが混在しているような風情のある
    街です。昼頃にユースホステルに到着、午後市内を散策、街中にヤラ川
    が流れており多くの人たちが
JOGをしています。

     74日(木) 市内ブラブラとメルボルン市内中心地のトラム(市電)
    はすべて無料です。市内1周約1時間、地上300mのスカイデッキから
     メルボルン一望を楽しみました。
     夜、寝入りばな館内放送で緊急放送、十分理解出来ないまま同室のニュー
    ジーランド人と着の身着のままホテルの外へ、30分後に部屋に戻る。
    ボヤ騒ぎ? オーストラリアは冬、寒さが身に沁みました。


     7月5日(金)メルボルンからゴールドコーストへ移動。(飛行機2時間)
     飛行場からまっすぐゼッケンを受け取りにコンベンションセンターへ
     併設のエキスポには神戸マラソンのブースがあり暫し雑談後ホテルへ。
     (バックパッカー用ホテル13000円弱、イギリス人・ドイツ人と同室)

      76日(土) 朝7時ゴールドコーストの中心地サーファーズパラダイスで
      谷川真理さんの朝練に参加。(個人参加の人たちの集まり、約30名)

      77日(日) レース当日。スタート時強い雨(寒い)30分後雨がやみ、
    海上に巨大な虹。(感動) しばらくすると、太陽光線が強くヒリヒリ痛み
    を感じる。そして又、小雨。(
4時間の間に冬、秋、夏を感じた)
      フィニシュ5時間17分、疲れました。4954
      優勝者は設楽雄太さん、2時間7
     夕方アフターパーティーに出席。(ツアー参加の方も含め150名ぐらい)
     谷川真理さん・川内優輝さん達と食べ・飲み・話し・楽しいひと時を過ご
    しました。


      78日(火)ゴールドコースト⇒シドニー⇒関空へと帰路につきました。
     来年も体力があれば参加したいと思っています。
      (大会開催日:2019・7・7)
              



第六九八号

   懐かしい四国高松でトライアスロン!

2019年7月18日
AAC会員

松川 幹雄氏

   高松はサラリーマン時代の1996年10月から6年半単身赴任していた思い出の地
   です。当時は明石海峡大橋もしまなみ海道も無く、四国と本土は瀬戸大橋で結ばれ
   ていて、私の帰省などはジヤンボフェリー(青木~東高松港)で4時間弱かけてい
   たことを思い出します。今回のサンポート高松トライアスロンは当時を懐かしく思い
   エントリーしました。

   7月7日は雨模様の予想でしたが、晴天に恵まれ気分よくスイムスタートを向かえま
   した。スイムは750mを2周するのですが、第3ウェーブの私は第4ウェーブの2分
   遅れの女子軍のバトルの中に入ってしまい、殴られたり蹴られたりを耐えながら1周
   目通過、2周目は自分の泳ぎが出来ましたが相変わらずのタイムです。

   次のバイクは、高松のメイン道路の中央通りを走る平坦な4.4kmを9周するコース
   で事前にAACの方から2~3km短いと聞いていたのでバイクの苦手な私は楽しみ
   にしていました。やっぱり中央通りは人が多く気合いが入り9周でしたが、懸命にペ
   ダルを漕ぎました。でもバイクメータの距離は39.3kmでした。

   最後のランに入る頃には海岸沿い直射日光が照り付け、暑い中を4周するのです
   が2周目に入る頃に、ひょっとしたら3時間が切れるのではと思い、最後の4周目は
   クラブの土曜練習会の後半の追い込みを思い出し走りました。 
   結果 2:59:11で自身3回目の3時間切りを達成、思い出の高松の地で達成出来
   て良かったです。

   高松を離れ早16年経ちますが、会社事務所も健在で街は道路が広くなり、駅や港
   の回りにはシンボルタワーや大型ホテルが建ち当時と比べようもありませんでした。
   私個人も16年前はトライアスロンどころかランニングも行っていなかったので、今回
   のサンポート高松トライアスロン大会の完走は自分自身の変貌に一番驚いています。
   (大会開催日:2019・7・7)
      



第六九七号

   バラモンキング総合優勝しました!

2019年7月12日
AAC会員

三田 博史氏

   バラモンキングこと、五島長崎国際トライアスロン大会Aタイプ、第2回日本ウルトラ
   ロングディスタンストライアスロン選手権で、初の総合優勝することが出来ました。

   長崎県の五島列島福江島で行われる本大会。アイアンマンディスタンスで行われる
   Aタイプ(Swim 3.8km, Bike 180.2km, Run42.2km)と各種目距離が短いBタイプ(Swim
   2km, Bike 124km, Run21.1km)があります。
   過去に2014年Aタイプ総合4位、2017年Aタイプ総合2位と相性の良い大会。今年は
   エントリーできた時点(先着順なので0次関門があり、去年落選)で上位を意識。
   レースナンバーの発表から、出場メンバーを確認すると、歯が立たないような強豪
   がいないことがわかり、優勝を目標にしていました。

   ~レースに向けて~
   6/19(水), 6/20(木), 6/22(土)は禁酒、6/21(金)は呑むと決めていたので、6/21は早
   朝から夜中3時頃までひたすら呑んでいました。予定外だったのは、6/21(金)にバイ
   ク30km試走、6/22(土)早朝ジョグ3kmをしようと思っていたのに、お酒のせいで6/22
   (土)朝にバイク21km, レースペースのラン1.5kmをする羽目になってしましたが、レー
   ス前後も楽しむのがポリシーなので、旨い酒、美味しい食事が食べれて良かったと
   思うことにしました。

   ~レース本番~
   *スイム
   富江港を2周するコース。フローティングスタートで、スタート位置が横に広かったの
   でブイ右側から 泳ぎ始めました。基本的に湾内なのでほぼ波はありませんが、今
   年は風が強かったため、湾から少し外に出た場所では多少のうねりがありました。
   2周目はほぼ単独で泳ぎましたが、ヘッドアップも上手くいき、ロスもほとんどなく無
   事完泳。
    Sタイム  1:06:13
    S順位    46位

   *バイク
   最初から最後まで適度なアップダウンがあるコース。今年は風の影響で、ずっと向
   風のトンネル区間などありましたが、特に問題はありませんでした。バイクスタートし
   て、いつも通り前の選手をパスしていくと大宝折り返し2km手前(40km地点?)くらいで
   白バイを発見。タイム差は7分程度だと思い、100kmまでには先頭に立つな、と考え
   ながら走っていたら、まさかの57kmで先頭に。その後は15m空けて白バイドラフティ
   ングしようと思っていたのに、白バイが離れすぎて単独走行と変わりなし。
   下りや前方周回遅れやBタイプの追い抜きのあるコーナーで白バイが詰まって、走
   りにくくなる場所が何回かありましたが、常に前に目標物があるのでひたすら一人で
   走るよりかは気持ち的に随分楽でした。最後まで余裕を持ってバイクフィニッシュ。
   Bタイプ出場のAACメンバー全員を抜けたのは良かったです。
    Bタイム       5:14:25(T1,T2含む) バイクのみ5:04:23
    B順位       1位
    トータル順位  1位

   *ラン
   トップでランスタートしていること、後ろはまだバイクフィニッシュしていないハズ
   (放送が聞こえなかった)なので、5分以上は空いていると思い、暑さに弱いので
   水を被りながら淡々と走る。バイクを抑えていたので初めは脚が軽く、初めて
   使用したシューズHOKA ONE ONEの意味である"Time to fly"と思いながら快
   適に走れました。
   10.5km折り返しで2位との差を確認すると、約2.5km。時間にして12分程度だったの
   で、ペースを維持して進むことに。ハーフの折り返しで1:41:11。このまま行けば3時間
   30分切りはいけそうと思いながら走りましたが、すぐさま失速。キロ5分を超えるよう
   になっていつ抜かれるかと思いながら走っていたら、残り10.5kmの折り返し。2位と
   の差は約1kmで、ペース的に5分くらいは離れていて3位との差は大きかったので、
   取り合えず遅いながらもペースを維持して走っていました。ラスト1.5kmくらいの右折
   で初めて後ろを振り返り、2位が見えなかったので500m以上離れていると確信して、
   少しペースアップ。Bタイプのゴールと重なってゴールするのは嫌なので、最後まで
   ペースを落とさずにレッドカーペットを走り抜けてしまい、ハイタッチで出迎えてく
   れた観衆を無視してしまいました。
    Rタイム     3:33:35
    トータルタイム 9:54:13
    R順位        18位
    トータル順位     1位

   ゴール後市長から完走メダルをかけて頂き、テレビインタビュー。
   結構長いこと話したのに、翌朝の九州沖縄版NHK朝のニュースで使われていたのは
   最後に一言、と言われて言った言葉 『ビールが飲みたいです!』 のみでした。
   その後写真撮影やら、別のインタビューやらを受けてましたが、どこで使われるのか
   分からずのままです。

   ~表彰式~
   待機場所は一番前の特等席。総合で呼ばれて壇上へ。メダル・楯・賞状・ニンテン
   ドースイッチ・シックスパックのleg belt・チャンピオンポロシャツを頂き、帰りの
   荷物一杯。
   挨拶では前日のテレビインタビューと同じくインタビュー方式かと思いきや、完全丸
   投げのスピーチ。挨拶の言葉は全く考えてなかったので、なんとなくアカデミー賞な
   どのスピーチで聞いたようなセリフを並べて乗り切りました。
   席に戻ってしばらくすると、大会関係者の方が来られて、日本選手権の優勝で、写
   真にも乗るのでサンダルはやめて下さいと怒られました。次回から壇上に上がると
   きは靴を履きます。

   最後に、スピーチで言った言葉は割愛しますが、この大会にエントリーする時から、
   AACの皆様にはお世話になっています。福江島に着いてからも、様々なサポートが
   あり、リラックスしてレースに挑めました。なかなか恩返し出来ていませんが、まず
   は結果を残すことでAACの名前を全国に広めようと思います。
   どこまで参考になるか分かりませんが、指導者の資格も持っていたので、習・技術・
   ケア・メンタル・栄養など、多少はアドバイス出来ると思います。何かあれば聞いて
   ください。ありがとうございました。
   (大会開催日:2019・6・23)
       



第六九六号

   びわ湖トライアスロンin近江八幡に3回出場して!

2019年7月3日
AAC会員

長滝谷 一也氏

   敬愛する名誉会長より投稿の命を賜り、諸先輩方の前でお披露目するほどの文章
   ではありませんが、「頼まれごとは試されごと」の精神で謹んで出稿させて頂きたく思
   います。
   2016年4月よりAACのお仲間に入れて頂いておりますが、幽霊部員ぷりが半端なく、
   会員更新の際にも西川会長に拝み倒して継続して頂いた、長滝谷(ながたきだに)と
   申します。年々、公式練習会より飲み会への回数が上回ってしまい、自分にとって
   『AAC』が事実上『芦屋浜呑みクラブ(ANC)』のような位置づけになってしまっていま
   すことをここで宣言、いや謝罪させて頂きます。でも会員意識は相当強いと自負してお
   りまして、AACバイクジャージを一式、まっさらのAACランニングシャツを一枚持って
   おります。

   この度「第5回びわ湖トライアスロンin近江八幡」に出場してまいりました。当方あまり
   頻繁に大会に出る方ではありませんが、3年前のデビュー戦がびわ湖トライアスロン
   で今回で本大会に計3回目の出場になりましたので、ご報告させて頂きます。
   「びわ湖トライアスロンin近江八幡」は壮大なびわ湖をバックにスイム、バイク、ラン
   を展開するからでしょうか、大会の雰囲気がとても柔和で参加しやすい印象を強く感じ
   ます。運営の方も少しずつ改善していこうという意識が感じられ、年々ソフト面もハー
   ド面もバージョンアップされています。そしてなによりも会場まで近く気軽に参加でき、
   AACのメンバーの方も数多く出場されているので、気持ちもリラックスして臨むことが
   出来る大会かと思います。ショートのデビュー戦では、ここが一番お勧め!です。
   国体選考大会となっていて、一般のエイジの方以外にも大学生なども数多く参加して
   いますので、力漲る若い選手と一緒にスタートでき、動きを観察したり、ハイスピード
   を体感できるのもおまけの要素になっているのではないでしょうか。

   今年のスイムは天候が大荒れでしたので波が高く泳ぎにくかったですが、通常は潮
   流やうねりもなく泳ぎやすいかと思われます。コースも緩やかに設定されていて激し
   い進行変更は必要なく、最小限のストレスで泳ぐことが出来ます。750mのコースを
   2周します。一度は陸地にあがりますので、スイムが苦手な方も一息つくことが出来
   るかと思います。
   バイクコースはのどかな田園を周回します。少し道幅が狭いところもありますが、
   ほぼフラットで高速コースになりますので、気持ちよくバイクパートを過ごせるかと思
   います。偶にプーンと香る牛舎の匂いが「ふるさと~♪」っと長閑に感じれるものとな
   っております(笑)。
   ランコースは今年はコースが変更になり、芝と砂の重たいコースがなくなりかなり走
   りやすくなりました。5周回もするのでお仲間とのエール交換も頻繁に出来て、心が
   折れにくいかと思います。イカツイ顔して走ると何回も見られてしますが・・・・
   (それ私)

   過去大会はバイクやランコースの距離が少し短かったのですが、今大会は適正な距
   離に刷新されバイクはほぼ誤差無し、ランに到っては10km丁度でありました。これ
   に関しては、運営の方の並々ならぬ努力の結果かと思いますが、今まで以上に速い
   タイムは出にくくなったのではないでしょうか。嬉しいような悲しいような・・・・・
   少し短くしといてくれてよかったのにとは、罰当たり以外の何ものでもありません。
   (苦笑)

   このようにコースも変わり、天候も様々ですので、記録や順位はあまり参考にならな
   いかと思いますが、折角3度も出場させて頂いているので、定点観測の意味も込めて。
    2016年大会]曇天、雨パラツキ 総合記録2:23:59 総合順位94位/ 年代別17位
    2018年大会]晴れ、暑い    総合記録2:23:59 総合順位82位/ 年代別  5位
    2019年大会]曇天、少雨、寒い    総合記録2:25:39 総合順位54位/ 年代別  6位
    ・・・・・・・・・・・・・。
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(汗)
    解釈できません。
    えーっ、定点観測終了します。

   三回ともサブ2.5出来ているのはラッキー以外の何ものでもないかと思いますが、
   今年のスイムは2周目には波が高くなってきたので直進出来なくなり距離が増えて
   タイムは大幅に落ちちゃいましたが、例年と同等スピードで平均心拍数は10下がり
   ました。バイクは平均ワットが15w上がり、平均心拍数はこれまた10下がりました。
   ランはスピードがキロ当たり22秒上がりましたが平均心拍数は8下がるという。
   3種目とも同スピードにて低心拍でも早いスピードが維持できるようになりました。
   フィットネスが多少なりとも向上しているのは、今期は大きな故障なくこれているのが
   とても大きな要因となっていると思います。

   もともと右側臀部の梨状筋症候群、右下腿シンスプリント、背中の筋膜性疼痛の持
   病があり、この3年間でも定期的に上記にまつわる故障を繰り返してきました。
   日々のメンテナンスだけでなく、動きと体の使い方、特に走る時の足の動かし方に
   今までよりは留意するようにしております。トライアスロンを始めて4年目になります
   が、一度の故障で2~3か月の後戻りになることを考えると故障しない事が、一番の
   進歩ということに、一昨日位にやっと気付きました(苦笑)。

   現在、仕事、子育て世代真っ只中でありますので、これからも家族の協力に感謝を
   忘れることなく、あまり自分だけの趣味に没頭することなく、愉しんでトライアスロン
   を続けて、少しずつ進歩を感じていきたいと思っています。

   最後になりましたが、大会関係者の方々、ボランティアの方々、近隣にお住まいの
   方々そして偉大なる琵琶湖、心より御礼申し上げます。
   『 素敵なレースを有難うございました!』
   最後まで読んで頂き有難うございました!
   (大会開催日:2019・6・16)
       



第六九五号
           完走記!

   「隠岐の島ウルトラマラソン〜初めてでも、何度でも〜」


2019年6月29日
AAC会員

谷口 ひとみ氏

   6月16日、隠岐の島ウルトラマラソン100キロの部に参加してきました。隠岐の島は
   「島前」「島後」という大きく二つの島に別れています。人口約14,300人の島で、島外
   750人含めて1,200人のランナーを募集します。大会は隠岐諸島最大の「島後」の方
   でコースは島をぐるりと一周します。

   私の初の100キロが、2015年の「水都大阪ウルトラマラニック」で、13時間切るのが
   精一杯で、足がパンパンに腫れたので、ずっと100キロは避けてきました。今回、
   奥田さんに誘われた主人が私の意思を無視して二人分エントリーしていました。
   ご存知の方もおられますが、2017年のクリスマスに左足の甲の骨を複雑骨折し手術
   しました。その後リハビリ通院しながら、今年3月の篠山マラソンでは、自己ベストで
   完走しました。しかし、篠山後の練習時に「腰から臀部」にかけてまともに歩けない程
   傷めてしまいました。4月の「芦屋さくらファンラン」「水都大阪」はドクターストップ
   で、練習もままならないまま、5月の野辺山ウルトラ71キロは何とか完走しました。
   そんな私が100キロなんて走れるのか?最悪、観光&応援で行けばいいと当初は
   思っていました。

   さて、「旅にトラブルはつきもの」と言いますが、本当に出発前の金曜日にとんでもな
   い連絡がきました。「乗船する予定の高速船が、悪天候の為に欠航するかもしれな
   い。フェリーなら別の港になるけれど着岸可能です」と振り替えする選択肢を提案さ
   れました。先ずは確実に「スタートラインに立たねば!」と、3人の意見が一致してフェ
   リーに変更しました。結局、直前まで飛ぶはずだった飛行機だけが欠航となりました。
   フェリーでは、酔い止め薬を飲んでも、少し船酔いしながら、「これでスタートラインに
   立てる!」とようやく安堵しました。「あれ?私、走るの?大丈夫?」って自問自答しま
   した。

   受付終了後、同じフェリーだった杉本さんと中島さんにもお会いして、「頑張りましょう」
   とエール交換し、もうこの時には、すっかり走る気満々になっていたようです。
   当日の朝、宿を出る時は気にならない程の雨でしたが、スタートしてから時折り強風
   (向かい風)で何度か帽子も飛んだり、2度もスコール的な雨が降り、すぐに晴れ間が
   出たりと変化がありました。気温は16℃〜19℃ぐらいでしたが、前半は湿度が高くて
   思いのほか汗だくになりました。
   コースは100メートル級のアップダウンがこれでもかと嫌になるほど連続でありました。
   ゼッケンにコース高低図が印刷されていて、走りながら確認ができるようになってい
   ました。あまりのしんどさに、時折の晴れ間に広がる綺麗な海岸や遠くの山を見て走
   っていました。

   公設エイドは、給水がフィニッシュ含めて34ケ所、アイシンングは3ケ所ありました。
   約26キロまで給食エイドはないのですが、その後は、のり巻(さざえの炊き込みご飯)
   味噌汁、おにぎり、パン、ぜんざい、レストステーションではソーメンやカレーもありま
   した。走っている時に固形物は食べられない私には、お味噌汁はとっても食べやすく
   て良かったです。1ケ所レッドブルがあり、主人がマイボトルに入れてもらっていました。
   私設エイドは幾つもあって、雨の中でも設営がしっかりされていて、メニューも豊富で
   した。
   後半の私設エイドでは、私の好きなコーヒーがあり、程よい温度でとっても美味しくて
   感動しました。この大会は、事前に島民にランナーリストが配布されていて、ゼッケン
   ナンバーから名前を見つけ出して応援してくれます。なかなか名前が判明できない事
   もあり、私達が通過してから背中越しに「谷口さん頑張れ!」とか聞こえてきます。
   双眼鏡で早目にゼッケンを確認したりして、各所での「ひとみちゃん頑張ってー」の声
   援にはとっても嬉しくて、元気をもらいました。ついでのように、主人は「隣のお兄ーち
   ゃんも頑張れ!」なんて言われていました。

   中盤の頃からか、両足の爪が内出血してはがれそうで疼き出してきましたが、沢山
   の公設エイドと私設エイド、そして多くの島民の皆さんの応援のお陰で何とか完走で
   きました。先にゴールしていた奥田さんもゴールで待っていてくださり、3人でアイシン
   グしながら休憩し、そしてビールで乾杯、とても美味しかったです。完走メダルは7色
   あるようで、7年連続完走すれば、「レインボーメダルケース」というのがあるようです。

   帰りの高速船に乗るまでに時間があったので、地元のとあるクラブ主催の川内兄弟
   の交流会に参加しました。ゲストは川内優輝さん、奥様の侑子さん、弟の川内鮮輝
   (よしき)さんです。川内さんのお父様が隠岐出身というご縁で、二人は今年も招待選
   手で50キロを走られました。100キロの私達は後方から来られるお二人の走りを見ら
   れました。優輝さんが、参加者全員にボストンマラソンの優勝メダルや仁川(インチ
   ョン)などのメダルを手に取らせてくれました。優輝さんのサインに添えられるお言葉
   は「現状打破」です。主人はしっかりスマホカ バーにサインをもらいました。第二部は
   優輝さんと「おしゃべりジョギング」というのがありましたが、時間がなくて諦めました。
   まっ、筋肉痛でとても疲労抜きジョグなんてできませんでしたけど・・・。

   昼食後、島婦人による隠岐民謡を聞きに行きました。まるで民家にお邪魔したような
   雰囲気のお店で、窓からの心地よい風と隠岐民謡と三味線の音色に癒されました。
   「キンニャモニャ踊り」というのがありまして、両手にしゃもじを持って三味線に合わせ
   て踊ります。その中で、片足をあげてその下でしゃもじを鳴らすというのがあって、筋
   肉痛の私には結構つらかったです。

   あっと言う間に時間が過ぎ、大勢のお見送りの中、高速船にて隠岐の島とお別れし
   ました。高速船の方が乗り心地良かったです。本土に着いてからは、「江島大橋」
   通称「ベタ踏み坂」へ行きました。鳥取県境港市と島根県松江市を結ぶ橋で、全長
   1446mで、高さ46mです。いざ、橋の頂上へ「リハビリジョグ」しました。この橋をラン
   またはバイク練習している方々もいました。すっかり夕方になり、大山を望みながら
   鳥取をあとにしました。
   最後になりましたが、奥田さん、3日間お付き合い頂き大変ありがとうございました。
   タイム : 11時間34分09秒  (年代別5位・ 部門別25位)
   (大会開催日:2019・6・16)
       



第六九四号
     いつのまにかレインボーメダル!

2019年6月27日
AAC会員

杉本 信芳氏

    思い出せば三田さんに紹介してもらったのが「隠岐の島ウルトラマラソン50キロ」
    参加のきっかけでした。以来、早く走れないのでLSD(ウルトラマラソン)に切り換え
    て年に3~4回各地の大会に出場しています。

    今回 受付で「レインボーメダルに挑戦」との小さいステッカーをゼッケンに貼るよう
    にともらいました。予期せぬことなので内容を聞くと「完走7回目に挑戦。完走したら
    7個のメダルを飾る盾とポロシャツ贈呈。但し、来年の参加の時に渡す。」と言う。
    それならば完走しようという気持ちが強くなりました。

    結果は6時間39分で見事完走。ただ、レジェンド中島さんに3分遅れです。温泉に
    浸かりながら「6時間以上走ってたったの3分。何ともならんかったな。」とぼやい
    ていたら、彼はそれが実力の違いやという顔でニヤニヤしていました。温泉を出て一
    休みしていると例年どおり川内優輝さんが来て中島さんは帽子にサインをもらって
    いました。

    帰宅してランダムに保管している記録票をひっくり返したら5時間台の時もあり昔は
    早かったです。この時、川内さんと隣に並んでスタートしたのも思い出です。
    この時の気分は一流選手。

    「隠岐の島」は応援・コース・民宿・運営などとても気持ち良いです。リピーターが
    多いと聞きます。私もその一人。
    今年は100キロに谷口ご夫妻、東京の奥田さんが参加。民宿の近くが46キロなの
    で応援に駆け付けたらすでに全員通過したあとでした。やはりAACの実力は高い
    です。
    (大会開催日:2019・6・16)
      



第六九三号

      オーバー60のKONA常連たちに訊く!
            アイアンマンで強く在り続けるヒント!

2019年6月12日
AAC会員

宗政 義仁氏

    去る4月28日に開催されたトライアスロン雑誌「ルミナ」さんが開催された行事
    「KONAチャレンジEXPO」で、KONA(アイアンマン世界選手権)に何度も出場
    されている強豪エイジグルーパー仲間とのトークセッションに参加しましたので
    その様子をご紹介します。
    これからKONAを目指す仲間の皆さんに少しでも参考になれば幸いです。

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第六九二号

               
目指そう一番!

2019年6月11日
トライアスロンバイクメーカ
「CEEPO」の社長

田中 信行氏


   フェリー船上で考えました。何事においても一番を目指す事は大切だ
   と思います。そしてその目標達成のために自己分析を含めた状況把握、
   計画作り、そしてその計画を実行する。相当な努力が必要になります。

   一番と二番の差は大きく、二番が一番に追い付き追い越すにはその
   差の数倍の努力が必要となります。一番というのはいろいろな意味が
   あって、レースで言うと総合優勝の一番、エイジ優勝の一番、チーム
   (仲間)内で一番などがあります。

   またビジネスに視点を置くと、市場でのシェアーが一番、販売金額
   (数量)で一番、サービスへの顧客満足度が一番、商品の品質や機能が
   一番などがあります。

   人や企業は一番を目指す事で必然的に計画が生まれ、努力をする事
   で個人、企業の成長に繋がります。一番は大きな中での一番である
   必要はありません。

   数人のグループで一番も一番、家族の中で一番も一番、会社組織の課
   もしくは部もしくはお店の中で一番も一番、と言うように多くの一番
   が存在します。
   さてあなたはいくつの一番があるでしょうか?

           



第六九一号

      南紀白浜トライアスロン大会に参加してきました!


2019年5月27日
AAC会員

富岡 節子氏

   こんにちは!2015年ごろに入会させていただきました富岡節子と申します。
   今回、記念すべき300人目の投稿に宗政名誉会長から投稿のご指名いただき、初め
   て書かせていただきます。
   JIB(ジブ)というブランドのセイルクロスのカバンを製造販売している会社で働いてい
   ます。店の運営があるため土日祝や連休は休めず、さらに夏が最繁忙期のため、
   ほとんど練習会にも参加できていませんが、ふところ深いAACのみなさんのおかげで、
   ギリギリ幽霊会員(宴会会員?)とさせていただいています。ありがとうございます!

   私は、元来音楽を専門とする文系出身で、今の仕事もかなり畑ちがいではあったの
   ですが、昔からトライアスロンというより、単にトライアスリートの引き締まった美し
   い体に憧れ、2012年ごろのAACのメンバーであった数人の方々との出会いがきっかけ
   で始めたトライアスロン。走ったのは高校生以来、自転車はママチャリだけ、海怖い
   水嫌い&カナヅチの状況から、今年で早くも7シーズン目?海スイムをなかなか克服
   できず、スタート直後に過呼吸でリタイヤ、苦い思い出もたくさんありますが、少しず
   つ慣れてきて3種目ができるようになってきたかな、というところです。

   さて前段長くなりましたが、先日の日曜日、白浜トライアスロンに参加させていただき
   ました。以前から何かと周囲の評判が良かった白浜でしたが、なかなか機会もなく、
   お声がけいただきすぐ挙手させていただきました。一昨年は最後が鳥取砂丘のデュ
   アスロンで終わり、去年一年はヘルニアと狭窄症で、一番ひどい時はほぼ全く歩けず
   会社も2週間ほどお休みする状態でした。絶対安静から夏にはほとんど歩ける状態
   に戻り、この春頃には足のしびれも取れてきて今に至り、今回は実質、復帰レース
   初戦となりました。

   海で泳ぐ練習は時々やっていましたが、レースとなると「母なる海」は「恐怖の海」と
   なり(笑)パニックとの隣合わせ。今回は特にブランクもあり、まだ海が冷たい時期か
   ら一人で海練に行ったり、呼吸法に気をつけたりと、自分なりに対策をして臨みました。

   レース前日は明日の天候も怪しい、海も荒れそうだとの情報に不安が募りましたが、
   もうここまで来たら楽しむしかない!ということで、周辺のバイク試走と説明会を終え、
   バイクコースのゲキサカを車で視察し、その後はもう単なる旅行気分に。今回ブッキ
   ングしていただいた「望海」という民宿に引かれている天然温泉にドップリつかり、夜
   はAACの皆さんで名物料理「海鮮鍋」を囲んでプチ宴会。たっぷりお野菜の上に魚介
   やお肉が乗った豪快な蒸し鍋で、その他お刺身や小鉢などたたみかけるようなごち
   そうをペロリと完食。これが本番でとんでもない失敗につながるのですが・・・

   さて当日は雲天で波もそんなになく、比較的に穏やかでラッキーでした。レース開始、
   最後尾からスイムスタートしたのはいいけど、どんどん置いていかれ泣きそうでしたが、
   とにかくまずは無事に完泳する!そんな気持ちで泳ぎきりました。どこまでも続く白い
   砂と透明な海、周回最後の磯近くでネオンフィッシュのような魚を見る余裕もあり、白
   浜は沖縄方面の海とはまた違う美しさでした。

   しかし、久々のレースで自分のカラダの弱みをすっかり忘れてしまい、前日から食べ
   方の失敗に気づいた時には遅し。普段でもそんなに食べない朝ごはんも、何も考え
   ずしっかり食べてしまった結果、スイムアップからひどい吐き気とかなりの腹痛。悶絶
   しながらバイクに乗るが、ジェルどころか水さえ受け付けない。自分のキャパ以上に
   消化しずらいものを食べ過ぎたことと、泳ぎが長すぎて身体も冷えたことも原因。
   同じことを過去のレースで何度かやっていて、その時以後は学んで「朝は3時間前ま
   でにパンを○個」など、決めていたマイルールを完全に忘れてました。

   リタイヤ?いやいや、今日はショートだから、すぐ終わるから行けるとこまで行こう、
   と自分を励ましながら漕ぐ。さらに、バイクでは途中で周回がわからなくなってしまい、
   バイクのDHバーに付けていたドリンクボトルがサイクルメーターにあたっていて誤作
   動を繰り返したようで、最後は距離で見れば良いと思っていたが全く当てにならず、
   結局、なんとなく自分の40キロの時間を考えて終わるという、なんともモヤモヤした
   状態でなんとかバイクフィニッシュ。

   ランでは、走り出したら、左胸から肩にかけての激痛と、走る振動でますます腹痛が
   ひどくなり、序盤の長い下り坂ではピークに。脂汗とともにトイレに何度か駆け込み、
   最後は早くトイレに行きたい!という一心で思いの外頑張れ、なんとかフィニッシュゲ
   ートに滑り込みました。フィニッシュではどんなレースでも毎回、自然と涙が溢れそう
   になります。今回も早々にゴールしている仲間たちの顔が、嬉しさと安心感を倍増さ
   せてくれました。

   しかし、まだ続きます。移動の大会バスに携帯を置き忘れ、大会事務局の方や仲間
   に迷惑をかけてしまいました。本当に我ながらそそっかしいやら注意力が足りないや
   ら、欠点を大暴露してしまいました。(あとで見つかりました!)

   また、この大会で驚いたのは、ショートのレースでとても立派なアワードパーティー
   が開催されたことです。着物を着た民宿の若女将はじめの綺麗どころがずらりご接待、
   たくさんのご馳走の数々に「おもてなし」の気持ちいっぱい、感動しました。
   さらに嬉しいことに、ご一緒させていただいたレジェンド中島さんがエイジ優勝され、
   一気に場の温度が上がりました。リザルト出て、自分も周回ミスもなく完走もできて
   おり、事なきを得てまず一安心。

   色んなトラブルありつつも終わってみれば全てOK、全ておかげさま、楽しく嬉しく、
   感謝がじわじわこみ上げてくる穏やかな帰路、車中でありました。
   このレースの参加の機会、この投稿の機会を与えてくださった宗政名誉会長、ご一
   緒くださったメンバーのAACの皆様、ずっとアテンドして頂いた吉岡副部長に、心か
   ら感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございました!またよろしくお願いいたし
   ます!
   (大会開催日:2019・5・19)
          



第六九〇号

          挑む! 野辺山ウルトラマラソン!


2019年5月23日
AAC会員

小杉 太郎氏

   信州の長野県と山梨県の県境にある八ヶ岳を望む「野辺山ウルトラマラソン」100km
   の部に参加してきました。関西地方からはアクセスが悪く馴染みが薄い大会ですが、
   「西の村岡、東の野辺山」と言えば何となく想像つくかと思いますが、坂の多い難関
   コースで標高最高地点が1,900m、最大高低差1,000m以上のアップダウンが売り物で、
   今年で25回目のなかなか歴史のある大会です。難敵となるのは高低差だけではなく
   大きな気温差も選手に立ちはだかり、スタート時に10度を下回る気温は下山した日
   中のタイミングでは20度前後に上昇すると共に、容赦なく太陽も照りつけると冬のフ
   ルから初夏のフルを続けざまに走るようなコンディションとなり、対応力が求められ
   るレースとなります。

   思い返せば10年前、会社の先輩から「野辺山100キロに出ない? キロ8分平均で完
   走できるからフルマラソンより楽だよ!」と訳の分らないお誘いを受けて、無防備に
   エントリーしてしまったのがキッカケでした。当時私は、フルマラソンも4時間10分位で
   走れるようになり少し走力がつき始めたところで、まぁイケるやろうと何の根拠もない
   変な自信がありましたが、これが大きな間違いでした。

   当時、特別なトレーニングもせず大会当日を迎え、意気揚々とスタートしたものの、
   前半の長い下りで足の親指の爪が完全に死んでしまい、出血で靴下も血に染まり、
   42キロエイドで受け取る予定で預けていた(はず)の荷物が届いておらず、何故か71
   キロ地点エイドに・・・(単に預け間違っていただけですが)、次々とモチベーション
   を下げる事態に襲われました。結局、71キロのチェックポイントにあった「リタイアの
   方はこちら」の看板に吸い込まれるように流れ込んで、初めてのウルトラマラソンは終
   わり、大会終盤の野辺山ウルトラの代名詞とも言える名所 “馬越峠(まごえとうげ)”
   を経験せずに帰ることになりました。

   あれから10年・・・、AACの皆さまのおかげでフルのベストも当時より40分程更新でき、
   丹後ウルトラや六甲全山縦走、トライアスロンで経験を積んできた自信と、縁あって
   今回一緒にチャレンジ表明をいただいた8名のAACの皆さんとリベンジに立ち上がる
   こととなりました。

   10年ぶりに本大会を迎えるにあたり、事前に大会の雰囲気や情報に触れることも大
   事となります。前夜に大会会場にて開催される歓迎パーティーにメンバーの皆さんと
   参加いたしました。会費2,000円でカレー・蕎麦・オーマイパスタ・鳥の唐揚げなどと、
   ビールにワインなど食べ放題&飲み放題というモテナシに、しっかり“元は取らねば”
   という関西魂で皆さんガッツリいって胃袋は大変満足となりましたが、これが翌日の
   レースでは思わぬ事態へと展開する方もいらっしゃいました。パーティー後半のイベ
   ント抽選会では、AACメンバー9名中4名の高確率での当選となり、私も25周年記念
   パーカーが当たるなど、幸先の良いスタートとなりました。

   翌日、朝5:00にスタートとなり、前夜のカーボローディングも効いて?順調なスタートと
   なり、10年前に爪をやってしまった長い下りも、危なげなくクリアできました。歓迎パー
   ティーで20回完走者「ユプシロン」の方からのお言葉、「野辺山の折り返しは78キロ地
   点の馬越峠を越えてから」という全く理解できないアドバイスをいただいたおかげで、
   頭の中は「馬越、馬越・・・」と呪文のように繰り返されていました。それが幸いした
   のか、馬越の麓に到着した時には、疲れてはいるものの71キロ地点からの標高差700
   mに怯える以上に、挑めなかった馬越峠に10年越しで臨める充実感に満たされ揚々
   と登っていきました(歩いてですが・・・)

   しかしながら、さすがは百名山が連なる八ヶ岳の麓、ひとたび登り始めると永遠と登
   っているような感覚。並走しているランナーからも、「この登り、いつまで続くんです
   かぁ・・・(泣)」と泣きつかれるほど (知らんがな・・・)。 やっとの思いで峠を越え、
   その時はじめて「完走」の手応えを感じることができました。標高差400mの急こう配を
   動かない足で下り、90キロ地点からの標高差200mの登り返しを我慢して登ると、野辺山
   駅周辺のゴール会場の明かりと歓声が近づいてきます。ゴールに向けて最後のカー
   ブを曲がるところで、一緒に出場したAACメンバー8人の皆さんが待ち構えていてくれ
   て、並走しての感動のゴール!ありがとうございました!!!
   10年前の忘れ物を、ようやく持ち帰ることができました。こみ上げてくるものが・・・
   と想像しておりましたが、あまりの疲労感と出過ぎた汗のせいか涙の滴ひとつ出てこず、
   麺が売り切れたツユだけとなった蕎麦汁をゴール横で“すすって”帰路に向かいました。

   100キロの部男子で完走率70%、例年よりはやや高い完走率だったそうです。
   AACの皆さんにとっては完走は容易いかもしれませんが、十分にチャレンジのしがい
   のある大会かと思います。来年ぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。
   <完走記録:13時間53分、1,273位/1,383人 100 キロ男子完走者>
   (大会開催日:2019・5・19)