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         から思っていたこと・記録として残しておきたかったこと・提案してみた
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第五九八号
      ベ ル リ ン マ ラ ソ ン 出 走 記 !



2016年12月30日
AAC会員

前田 雄司氏

       3か月も前のことになりますが、2016年の思い出として、またみなさんの海外マラソン
       出走の参考になればと寄稿させていただきます。
       取引先のベルリンマラソン視察に同行する機会に恵まれ、せっかくの機会なので出走
       することにしました。出張が決まったのが2か月前で正規のエントリーは締め切ってお
       り、割高となりましたが旅行代理店枠で参加しました。ベルリンマラソンはニューヨーク、
       シカゴ、ボストン、ロンドン、東京と並んで世界6メジャーマラソンの1つで、フラットな高
       速コースとして知られ43回目を迎えます。

       金曜朝に関空を出発、ヘルシンキまで10時間、2時間のトランジット後ベルリンテーゲ
       ル空港まで2時間の旅でした。ホテルにチェックイン後、関係者のパーティーに出席し
       ましたが、日本と違いディスコのような会場で薄暗い照明の中、バンド演奏以外はほ
       とんどスピーチや出し物もありませんでした。ベルリンについてから気分がすぐれず、
       その日は時差ボケで一睡も出来ませんでした。

       翌日ブレックファストランを視察。シャロッテンブルグ宮殿前からオリンピック競技場ま
       で約6キロ、無料で誰でも参加可能で5000人以上は参加しているようでした。ゴール
       後はジュースとパンをもらえます。前日の体調不良と翌日のレースを考え私は見るだ
       けにしましたが、ランナーの盛り上がりぶりを見て参加しなかったことを後悔しました。
       土曜日にはキッズランやインラインスケートの大会も行われていました。

       午後からはエントリーのためEXPOに行きました。160のブースが出展する世界最大級
       のものでした。ランナー受付は日本のように番号によって並ぶのではなく、ゼッケンが
       プリンターで出てくる仕組みでした。正規のエントリー代は98ユーロ、計測チップはオ
       プション(レンタルまたは買取)です。ヨーロッパではマイチップを持っている人が多い
       ようです。Tシャツ(30ユーロ)やウインドブレーカー(70ユーロ)もオプションで事前申
       込制です。私はLを頼みましたが日本サイズではXXOだったようです。。。

       レース当日、気温は最低10度、最高22度程度。ホテルから歩いてブランデンブルク門
       に到着、その壮大さに圧倒されます。手荷物預けのシステムは日本とほとんど変わり
       ません。スタートブロックには保温のためのadidasのポンチョやビニールシートが用意
       されています。4万人ものランナーが参加するため3つのウエーブスタート制をとってい
       ます。当然ながら周りは大柄な白人だらけで(笑)年齢は日本同様高めです。シュー
       ズにはいろんな計測チップをつけていました。意外とシューズはadidasが少なめな気が
       しました。

       スタート直後は8車線くらいあることもあり、スムーズなスタートです。応援も有森裕子
       さんがあちこちにいるのかと思うくらいハイテンションで(笑)こちらのテンションも上が
       り、自然とオーバーペースになります。あちこちで音楽の生演奏があり、教会の鐘の
       音も雰囲気を盛り上げます。

       給水のごみ箱がなく道路脇に捨てるでもなく、プラスティックのコップが散乱しバリバリ
       と音を立ててます。水は硬水なので胃腸の弱い人は要注意だそうです。スポーツドリ
       ンクの味はあまり慣れてないものでした。途中でエナジージェル、RED BULLの水で
       薄めたドリンク、バナナやリンゴが出ました。何箇所かにスポンサーのBMWの格好良
       いゲートや陸上トラック風の走路がありました。

       ゴールのブランデンブルグ門までの長い直線は夢見心地でラストスパート!ゴールは
       そこから数百メートル先でしたが、何とかネットは4時間を切れました。ゴール後の流
       れも日本と大差ないです。完走メダルはありますがフィニッシャータオルはなく、adidas
       のビニールシートをかけてもらいます。バナナやリンゴの軽食セットをもらい、ノンアル
       コールビールも飲めます。温水シャワーもあったようですが、着替えの際に足のこむら
       返りに悶絶していたためチェックを忘れました。その後完走メダルに名前とネットタイム
       を刻印してもらいました(オプションで10ユーロ)。ちなみに帰国後に聞いたのですが、
       地面がアスファルトではなくコンクリートや石畳が多いので足に来るそうです。
       (私は気づきませんでしたが)
       レースは世界記録に6秒差のタイムでケニア人が優勝。川内選手も出走し13位の記
       録でした。

       以上長文となりましたが、大会参加に関してコミュニケーション上の不便はあまり感じ
       ませんでした。ベルリンの歴史的建造物と大声援の中、43回の歴史と重みを感じなが
       らメジャー大会・ベルリンマラソンに参加できたことはこの上ない喜びでした。
       2017年が皆さんにとって良い年でありますように!
       (大会開催日:2016・9・25)



第五九七号

      トライアスロンからのシクロクロス! シクロクロスからトライアスロンへ!!


2016年12月14日
AAC会員
近藤 美和氏

       ある時出会ったRUNのコーチがトライアスロンのコーチで、またそのコーチがAACの
       方だったご縁で、今年から、AACに入れていただきました!
       一昨年から、スイムの呼吸が苦手だった私に楽な息継ぎの仕方を教えていただき、
       遅いですが、何キロでも海を泳げるようになりました!そして去年、トライアスロンオリ
       ンピックディスタンスにデビューしました!デビュー戦の南紀白浜大会で必死で完走し
       たご褒美が年代別二位?! 驚くばかりですが、とても嬉しくて、そこから私の人生が
       変わりました!今はどっぷりトライアスロンの毎日で、今年は5戦の内ironmanセントレ
       ア70.3ハーフも完走できて、いつかは、AACの皆さんとトライアスロン発祥の地「皆生
       トライアスロン(ロング)」に参加するのが夢です✨

       しかし、その過酷なレースに打ち勝つために、まだまだダメダメなバイクテクの持ち主
       の私に、冬場のバイクトレーニングとしてシクロクロスを仲間が勧めてくれました!?
       シクロクロスとはオフロードで行われる自転車競技で、河川敷や砂浜、山の中などの
       不整地を走り、そこの一部に人工的に柵や階段などの障害物を作って、そこは必ず
       バイクを下車して担ぐ、また芝生の道や森の中の木の根っこの道、泥の中の道などを
       走るコースで、3~4キロを時間制限(30分から1時間)の中で周回する、まさにサバイ
       バルなレースです。

       しかし、不整地を走ることで自転車の操舵能力、瞬発力を高める訓練となり、ロードレ
       ース選手の冬季トレーニングとして始まり、ヨーロッパでは盛んなようです!関西では
       2016〜2017関西シクロクロス全11戦が行われます!皆さんも大人の泥んこ遊びで
       バイクテクニックを高めてみませんか?!

       河川敷の土手の斜度のある道を転けそうになりながらペダルを回し続けますが、滑っ
       て落ちたことは何度も?! ドロドロの道は回せず、バイクを押して走りますが、次に
       乗るときはクリートがはまらずその足でまた回す・・・ 心拍は上がりヘロヘロのドロドロ
       ですが、変化にとんだ難関コースをクリアできた時はとても嬉しいです!トライアスロン
       とはまた違ういろんなコースも楽しいです!私はヘロヘロ過ぎて転け過ぎてまだまだ
       ですが、何とかあの泥んこの土手を華麗に上れるようになりたいです! きっと、また、
       違う世界が広がることでしょう!そしてそうなれば、きっとトライアスロンのバイクパート
       をもっと、上手くなれるのかなぁ?!次のシーズンに向けて頑張ります!!



第五九六号

           私にとっては初めてのハーフ そして初めての海外遠征!


2016年12月7日
AAC会員
金海 勇希氏

       みなさま、2016年もあと少しとなりましたが、お元気でお過ごしでしょうか!^ ^
       来シーズンのエントリーがスタートしている大会もあり、Facebookなどからみなさまの
       ワクワク感がとても伝わってきます!

       さて、少し以前のお話しになりますが、9月下旬にチャレンジチェジュというトライアスロ
       ンの大会に出場いたしました。 韓国の済州島で開催された大会で、種目の距離は、
       swim 1.9km、 bike 90km、 run 21kmのハーフになります。

       私にとっては初めてのハーフ、そして初めて飛行機に乗っての遠征でしたので、荷物
       のビックリする重量オーバーなどハプニングは沢山ありました。ただ「経験」というだけ
       ではなく、海外の方との交流(トライアスロンの魅力は世界共通でした^^)はもちろん、
       あらためて日本で開催される大会の良さやマナーなど認識の違いや、その事につい
       て一緒にエントリーした方達とディスカッションをしたことで「知識」も増え、とても充実
       した時間を過ごすことが出来ました。

       この秋、ギックリ腰になったことで、走ったり泳いだり練習できることの有難さをとても
       実感いたしました。これからは自分自身のカラダを見つめる時間を多く作り、おばあち
       ゃまになっても元気にスポーツを楽しみたいと思っています。

       済州島での想い出は、とにかくご飯が美味しいのひと言です!今回の私は、いろんな
       ことにいっぱいイッパイでしたので、食事以外に観光など楽しむ余裕がありませんでし
       た(笑)が、また機会があればぜひ海外へ行きたいと思っています!

       チャレンジシリーズは、アイアンマンシリーズのように世界各国で開催されており、
       チャンピオンシップもありますので、みなさまもご興味があればぜひHPをご覧下さいま
       せ。  http://www.challenge-family.com/
       (大会開催日:2016年9月25日)



第五九五号

        「大阪マラソン」を走り終えハードルの高さに再認識しました!


2016年11月18日
AAC会員
糸井 博志氏

       「大阪マラソン2016」に参加しました。何故か大阪マラソンの当選確率が高く、第1回
       と第5回以外は当選しているというツワモノです。

       フルマラソンにしては早い時期なのですが、暖かい季節が好きな私にとっては、この
       大会に勝負を賭けていました。しかし、二週間前のあまがすきハーフで1時間半を切
       れずと言った失態で自信はなく。。。
       
       でも、サブ3を狙って2年目となり、それなりに手が届くかどうかのラインまで行ってる
       かと思ってたんですが。結果は28kmから脚が無くなり、ラン&ウォークで残りを消化し、
       3時間24分26秒でゴールしました。

       脚がなくなったレース終盤の局面でリタイアも頭によぎりましたが、京セラドームで応
       援して頂いた方々や、抽選で落ちた方々の事を思い、折れた気持ちを持ち直し完走
       することができました。

       大阪マラソンを振り返って。良かった点は、サブ3ペースを28kmも持った。
       悪かった点は、レースを楽しまなかった。

       楽しくなかったレースですが、得たものは大きく、大阪マラソンを走り終えて、実力不
       足が認識できましたので、ハードルは高いですが超えがいがあるハードルなので、
       また、一から鍛え直して行き、サブ3できる存在になりたいと思います!

       AACでも、ペース走があればなぁ~と思ったりします。。。
       (大会開催日:2016年10月2日)



第五九四号


       加 齢 に よ る 衰 え と は !


2016年11月1日
AAC会員

鎌苅 滝夫氏

       現在の私の年齢は68歳5ヶ月。先般義母が90歳で亡くなり、親戚では92歳の義父、
       83歳の叔母に次いで3番目の年寄りになった。60歳を迎えた頃から体力の衰えを
       感じ始めたが、65歳を過ぎてからはさらに一段の体力の低下を実感している。
       年1回の人間ドックの検査の結果は、すべての数値で正常で問題はないが、マラソン
       のゴールタイムは毎年悪くなってきている。加齢による衰えを日々感じるこの頃であ
       るが、今回のコラムでは、この加齢による「衰え」ついて考察したい。

       まずは心肺機能について。
       心臓は筋肉できた器官で血液を循環させるポンプの機能を有しているが、加齢ととも
       に心臓や血管が固くなり心拍数が少なくなり、血液を全身に送り出す量が減少するこ
       とになる。機能的には通常時は問題ないが、若い時と違いが明らかになるのは、心
       臓が激しく動き、多量の血液を送り出さなければならない場合、つまり運動時である。
       高齢になると心臓は若い人に比べ速く打って、多くの血液を循環させることができなく
       なる。この最大心拍数の減少が、運動能力の低下を招くことになるのであるが、定期
       的な有酸素運動によって、衰えの速度を遅くすることは可能である。

       ところで、アスリートに多く見られるスポーツ心臓について付言しておこう。スポーツ心
       臓は明確な定義はないが一般的には安静時心拍数が40~50程度の場合であると
       される。普通は心拍数50以下の場合は、「徐脈性不整脈」の可能性が検討されるが、
       継続的なトレーニングによる心臓の筋肥大となっているスポーツ心臓は、一度の収縮
       作用で肺を通じて酸素を取り込んだ血液を大量に送り出すことが可能となるのである。

       次に肺機能であるが、加齢とともに肺活量が減少してくる。肺活量の低下は、呼吸運
       動を行っている肋間筋や横隔膜の筋力低下により、引き起こされるものである。肺活
       量は個人差があるが、男性は3000~4000、女性は2000~3000と言われ、いず
       れも20歳代がピークであるが、30歳以降徐々に低下を始め、60歳代にはピーク時
       の70%弱になる。人は呼吸により空気を吸い込み、血液中に酸素を取り込んで、こ
       の酸素を利用して糖分や脂肪を分解して、運動エネルギーを獲得する。また、加齢と
       ともに肺胞数と肺毛細血管の減少も見られ、したがって吸い込んだ空気から取り込ま
       れる酸素量も減少することになる。

       このように加齢による心臓と肺の機能の低下により、運動エネルギーの形成に大きな
       マイナスの影響をおよぼすことになる。加齢による心肺機能の低下を止めることは不
       可能であるが、生活習慣や食習慣、特に過度のアルコール摂取の抑制、そして継続
       的な運動により、その衰えの速度を遅くすることはできる。

       次に骨と関節について。
       腸管からのカルシウムの吸収が悪くなって骨密度が低下し、骨がもろく、弱くなって骨
       折のリスクが高くなる。関節は、長年の使用による消耗・摩耗により軟骨部分が薄く
       なり、スムーズな動きが阻害されることになり、さらには関節そのものが変形すること
       もある。

       骨と筋肉を結合する腱や関節同士を結合する靭帯は、弾性が低下してくるため、柔軟
       性が失われてくる。腱や靭帯の損傷やこれに付随するケガや故障も、年を取るととも
       に増えてくるのである。

       筋肉量と筋力ついても、加齢による減少が見られる。筋肉量は30歳前後がマックス
       といわれ、その後は減少が始まり、生涯続くことになる。75歳までに、若い頃の半分
       になる。個人差はあるが、30~40%程度まで減少する場合もある。筋肉には速筋と
       遅筋の二種類あるが、速筋の方がより多く失われるので、長距離ランナーが持久力
       よりもスピードの衰えを感じるのは、このためである。

       筋肉と筋力の減少を抑え、その進行を遅らせるためには運動が必要である。激しいト
       レーニングではなく、継続的な運動が求められる。筋肉量が減少すると基礎代謝量も
       低下することになるが、このためカロリー消費量の減少となり、体脂肪の増加につな
       がり、太りやすくなる。体脂肪の増加は、運動にとってはマイナスであることはもちろ
       んのことであるが、糖尿病や高血圧など健康上の問題が生ずるリスクの増加にもなる。

       人の命は限りがあり、年齢を重ねるとともに身体のあらゆる機能の低下は免れない。
       しかし、運動能力や内臓機能を維持し、その低下の速度を遅らせることは可能である。
       年齢を考えたバランスの取れた食事、ストレスをためない快適な日々の生活の確保
       に努めること、もちろん継続的な運動を行うことは、論を待たないところであろう。

       本コラムでは、運動能力についての衰えを考察したが、内臓の働きや知的・精神的な
       働きの低下も顕著に現れる。それらに関しても機会があれば記載したいと思っている。
       私自身は、医学的、あるいは解剖学的な学問に関しては門外漢であるが、今回の記
       述は、ほとんどは書物を通じての知識をもとにしており、誤解や曲解、あるいは風聞な
       ど多くの誤謬を含んでいるかもしれませんが、ご指摘の上、正しい内容を示して頂け
       れば幸いと思っております。



第五九三号

     IRONMAN World Championship in Hawaii/kona!


2016年10月25日
AAC会員

宗政 義仁氏

       2016年10月8日(土)
       IRONMAN World Championship に6回目の参加・完走して帰ってきました。成績は
       70~74歳代で6位、目標の5位以内入賞には今一歩届かず残念な結果だった。
       しかしながら、日本人選手の中では大会最高齢者・大先輩の稲田氏に次ぐ完走者と
       なり、来年以降に望みを託す内容となった。アイアンマン/オフィシャルサイトが配信
       している動画に、日の丸国旗を背にした私のゴールシーン(3人目)が写ってます。
       これからも目標目指して挑戦していきますヨ!^ ^ 
       その他に 
<一般男子スタート> と <稲田氏ゴール> もご覧ください。
       以下に、レース以外で楽しく過ごしたイベントを紹介しますのでご覧ください。 

       大会期間中では10月8日(土)のレース以外でも連日のように催し物が開催されてい
       る。差し当たっては4日の国別パレード。これまでは現地到着が遅かったため参加で
       きていなかったが、今回は念願の初参加が叶った。当然のことアメリカは参加人数が
       一番多いがその他で目を引いたのはドイツ、殆どの選手が同じユニフォームを身に着
       け、そして全員が一斉に声を発していた。我が日本と言えばパレードに間に合う人は
       少なく約20名強だったが、ユカタやハッピ姿で大きな拍手・声援を受けながら練り歩
       いた。

       次にご紹介するのは5日に参加した“コーヒーボート”なる他のレースでは味わえない
       行事、確かに今まで味わったことが無い!^ ^  レース前日まで毎朝レース時間に合
       わせ、スタートする海岸から約500m程の沖合に停泊する大型ヨットまで泳ぐ。 そこで
       銀色に輝く朝日を浴びながら、熱々のコナコーヒーを頂くという趣向だ。 唯でさえ美
       味しいコナコーヒーが10倍にも100倍にも美味しく感じられたのが不思議だった。

       インパクトの大きい次なる行事は6日の“アンダーパンツラン” 男女とも下着を身に着
       けて走るという、これまた他大会ではやったことも見たこともないイベントだ。 特に際
       立って選手・観衆の目を引いたのは日本人の“フンドシ姿”だった。 一緒に写真を求
       められたり大歓声の中を気持ちよくジョギングしたりと、これだけはどの国にも負けて
       ない”チャンピオンのいで立ち“?だった。 このイベントはチャリティーを目的としてお
       り賛同者は一人2500円程の拠出であった。(ちなみに、フンドシはamazonで購入し、
       アイアンマンロゴを自作して貼り付ける)   <ランニングシーン>

       そしていよいよレース当日の8日を迎えた。 大砲の轟音と白煙を合図に一般男子が
       6:55スイムスタート。何とか予定時間で完泳しバイクトランジッションに来てみると、
       予想通り60歳以上のバイク置場だけがいっぱいだった!^ ^バイクに移るも思い通り
       のスピードが出ず、ハビの上り坂は我慢の一言で乗り切った。かなり強めのコナウイ
       ンドと最高気温30℃以上の中で、往きも帰りも向かい風に苦しみながら何とかゴール。
       応援者の声援に励まされその度に気力を振り絞り折返し地点を求め走る。折り返すこ
       ろには“三日月さん”の薄明りで照らされながらひたすらコナの明かりを目指す。
       フィニッシャーズロードの大歓声の中を日の丸国旗をなびかせながら歓喜のゴール。
       ただただ、ありがとうの感謝の気持ちを込めた一礼でレースを終えた。
                        <ゴールシーン>   <タイマツダンス>



第五九二号

            あ り が と う ご ざ い ま し た !


2016年10月23日
AAC会員
目方 孝氏


       ご無沙汰いたしております、目堅 孝(メカタ タカシ)です。
       独立行政法人国際協力機構(JICA ジャイカ)のシニア海外ボランティアとして大洋州
       地域のバヌアツ共和国に10月5日(私の62歳の誕生日でもあります)から2年間赴任
       致しました。

       今年の3月に芦屋市から東京都杉並区のマンションに移転しました。芦屋市のマンシ
       ョンより、部屋とベランダが共に狭く、引越費用を掛けて持ってきた3人掛けのソファー
       が窓からも(家内がマンションを見に来た時は改装中で中まで入れなかった)入らず、
       費用を更に掛けて大型ゴミとして東京都に回収してもらう等狭い部屋に合わせて、
       ひたすら荷物を減らしていきました。JR荻窪駅まで徒歩5分と便利で、且つ、ペット可
       の賃貸住宅が少ないこともあり、間取りは60㎡弱しかないのに、家賃19万円、駐車場
       3万円とかなりな負担となっています。

       東京に移転して、仕事が残務整理や引き継ぎ程度になったため、NOVAや早稲田エ
       クステンションスクールに通い、7月7日から8月10日の35日間(青年海外協力隊の人
       は70日間の研修)JICAの駒ヶ根研修センターでの泊まり込みの研修、東京に戻って
       35日間のWeb語学研修を終えて、その後ほぼ毎日飲み歩いていました。学生時代の
       友人が、ほぼ全員再雇用のため定時に仕事終わるので、私も含めて時間だけは売
       るほどあるのが要因といえます。

       バヌアツの公用語は、英語、フランス語、ビスラマ語と、英語が公用語となっているた
       め、言葉の問題が他国へ行くボランティアより軽減される点は楽といえます。現地で
       の業務内容は商工会議所に入って、零細企業(観光業、飲食業、運送業程度しかな
       いようです)の経営支援や起業支援ということなので、ほぼ日本で行っていたことと同
       じなのでそれ程不安は抱いていません。

       ランニングの方は、レース出走等の目標がないこともあり、時々スポーツクラブのトレ
       ッドミルで走る程度になっており、体重も徐々に増えてきております。東京に住んでい
       る娘が“海も山もあって、歩道は広いし、芦屋ほどランニング環境に恵まれている所は
       ない”と芦屋に来るたびに言っていましたが、その通りだと実感しています。阪神間に
       住んでいる人は、環境に恵まれているのだから、真面目にトレーニングさえすれば結
       果はついてくるのでは??と素直に思います。
       帰国後の住まいは、JR東京駅から約1時間の神奈川県茅ケ崎市(JR辻堂駅西口す
       ぐ)のマンションを購入し、平成30年2月に移転する予定です。湘南マラソンの時は
       AACのTシャツ着て応援しますよ。

       また、Webで見ていただければわかりますが、バヌアツはマリンスポーツが盛んなう
       え、ゴルフ場、カジノ完備の観光立国ですので時間とお金に余裕のある方は是非遊
       びにきてください。Mail: mekabon1005@gmail.comまで連絡して頂ければ、空港までお
       迎え致します。
       フライトは、オーストラリアのシドニー、ブリスベン、ニュージーランドのウェリントンおよ
       びニューカレドニアから出ています。シドニーからが便数も多く一番便利なようです。
       心よりお待ちしております。



第五九一号

     マラソンは一人で走ってるんじゃないのですね?!


2016年10月22日
天理市在住
中島 秀子氏

       2016年10月2日芦屋浜潮風ウルトラマラソン(70㎞)に参加させて頂きました。
       奈良から始発の電車に乗り7:20に到着、8:00に慌ただしくスタート。雨の予報はどこか
       に、早朝から芦屋浜の海がキラキラ光る晴天になりました(最後の夏日、30度超)

       海沿い片道5㎞のコースを7往復、コンクリートでアップダウンもなく走りやすいコース
       です。釣り・ヨット・BBQを楽しんでる方の横を走るのは新鮮で飽きない景色でした。
       中には応援してくださる方も・・・

       エイドも斬新です!プラスチックコップを支給されて洗濯バサミで身に付けるマイコップ。
       エコやマナーを考えられてますね。エイドは2.5㎞ごとに設置されてましたので手ぶら
       でも充分に補給できて助かりました。食べやすく一口サイズにカットされたおにぎりや
       パン、暑い中ほてった体にそうめんは格別でした。

       往復コースとなるとランナーの方とも何度もすれ違い、皆さんと顔を合わせるのが楽し
       くなっていました!エール交換って素敵ですね。苦しいときに助けられます。また2時
       間ずつ後に50㎞、30㎞のランナーの方もスタートするので疲労が出てきた頃にパワ
       ーをいただけます。

       しかし30㎞を超えてからは暑さとスタミナ切れを感じて、残り10㎞を残し制限時間内に
       ゴール出来ない結果となりました。ただ今年の目標であるフルマラソン以上走ることは
       達成!出会う度に励まして下さった芦屋浜アスリートクラブのスタッフ・ボランティアの
       方の気配りと優しさが、序盤でリタイアをよぎった私にパワーを下さいました。
       これ程、応援の方の温かさを感じた大会は初めてです。

       タイムや完走も大切ですがマラソンは一人で走ってるんじゃないのですね!改めて実
       感しました。最後まで諦めないこと、走ることを見つめ直す充実感溢れる大会になりま
       した。来年こそはしっかりトレーニングを積み完走したいです!
       芦屋浜アスリートクラブの皆さん、長時間、暑い中本当に有難うございました。
       (大会開催日:2016年10月2日)



第五九〇号

     「ゴールしたらロングはもうやめよう」と思いながら・・・


2016年10月22日
AAC会員
脇本 正子氏

       皆さん、ご無沙汰しております。この度、アイアンマン台湾で、2年ぶりでロングトラレ
       ースを完走して来ました。 会長から、「2年ぶりに投稿を!」と言われました。
       確かに2年間、投稿出来る事がなかった・・・( ;∀;)
       さて、IM台湾のレースレポートです。この台風の多いシーズンに、台湾も、本島では
       なく、台北から小型飛行機で南西に1時間のポンフー島という離島での初めての大会
       ということで、かなり不安もありましたが、幸い、台風が行った直後で、「よし、大丈夫」
       と関空へ。

       ところが、台風の余波で機材が遅れ、いきなり関空で3時間待ち。それに伴って変更
       した台湾の国内便(台北松山~ポンフー行き)も遅れ、ホテル到着は22時過ぎ。
       そして、翌日(金)到着予定のバイクケースも、海が荒れたため船便が遅れに遅れ、
       大会前日(土)の14時。慌ててバイクを組み立て、10km自走でバイクチェックイン。
       その後日本語説明会へ。しかも、バイクケースの中には、少し水が入っていました。
       そんなこんなで、バタバタと当日を迎えました。

       大会当日は、雲一つないお天気、朝6時05分エイジグループ、気温34度湿度90%。
       (去年のIMフランクフルトの42度よりまし)の中、ローリングスタート!
       スイムは、1.9kmで一度陸へ上がって、また1.9km泳ぐ2周回コース。ただ、遠浅のた
       め歩く距離が長く、かなりロスタイム。

       波はほとんどなく泳ぎやすいのですが、なぜか平泳ぎの人が非常に多く、蹴られまく
       り。(スイム1:30:45)
       バイクコースは、ほとんどフラット。風が無ければスピードコース。今回は、風はあまり
       無かったのですが、蒸し暑さが半端なかったです。その時々によって、どちらかでしょ
       うね?!エイドごとに止まって水を確保、被り水をしながら完走をめざしました。
       最後のエイドでは、まさかの「NO WATER!」 何とか1本だけ貰い、しのぎました。
       走り易いコースでしたが、2~3人乗りした原付?バイクが隣のレーンを常に並走、
       危険です。途中の路地からも出てくるため、ボランティアが誘導しますが、ボランティア
       の見落としで突然原付が現れ、ぶつかり落車した女性がいます。他ではあり得ない
       数の原付です。 180kmのメインコースは、3つの橋を往復6回通る25kmのコースを
       3周回、風が強い場所です。(バイク7:33:45)

       ランコースは、細かいUPDOWNがありますが、フラット傾向。往復21kmのコースを2
       周回。朝のスタートが早いので、ランの最初はまだ暑く、足が動かず5kmくらい歩い
       てしまいました。すると、向こうから今回ご一緒のAACのS谷さんが、「そのまま歩いて
       ゴールして!」と。えーっ!?「歩いたら、17時間の制限タイムとはいえ間に合わない
       」と、小走りに走り出しました。
       2回目S谷さんと会った時は、向こうから拍手しながら、「その調子!行ける行ける!」
       次にすれ違った時には、やはり拍手しながら、「間に合う間に合う、その調子!」
       2時間も速いS谷さんとは、それっきりすれ違いませんでしたが、1kmごとに胃液を戻
       しながら走っていた私には、本当にありがたい仲間の言葉でした。
       そして、やっとの思いでゴール、余裕で着替えも済ませたS谷さんが、フィニッシャーズ
       ストリートで出迎えてくれました。2年ぶりのゴールゲートは、そしてゴールアナウンス
       は感激で涙がでました。完走することの難しさと、素晴らしさ。完走だけで十分でした。
       (ラン6:38:37)

       ところが、真っ暗なランの途中で抜かされたと思っていた、同じエイジの女性も後半ば
       てて、私より25分くらい後からゴールされたのです。今回、オーストラリアの女性が棄
       権のため、1機打ちだったのです。完走できた上に、来年のアイアンマン世界選手権
       出場というおまけが付き、本当にラッキーでした。
       去年の宮古島は、強風でバイクで足を使い過ぎ、ラン20kmでリタイア。7月のIMフラ
       ンクフルトは、42℃の熱波と白夜に負けて、バイクでリタイア。今年のIMケアンズは、
       バイクで足が痛くなり、やっとバイクゴールまでたどり着き、そこでリタイア。

       今回は、練習と共に補強もしっかりし、完走を目標に臨んだ大会でしたが、やはりラン
       で気持ち悪くなり、「ゴールしたら、ロングはもうやめよう」と思いながら走りました。
       でも、2年ぶりのゴールは素晴らしく、「来年ハワイでゴールテープを切るためには、ど
       んな練習をしたらいいかしら?」と、もうすでに考えている自分がいます。

       5年前、ロングを始めてすぐに、たまたま行けたハワイ、もう行くこともないと思ってい
       ました。でも、5年間はいろいろな大会に出て、友人も沢山出来、仲間にも恵まれ、本
       当に充実した日々でした。ロングのレースは、途中で何が起きるか分からない、どん
       底で一歩も走れなくても我慢していれば、必ず調子が上がる時が来る。人生と一緒
       ですね!(まだまだ若輩ものですが(笑))、今回のハワイは我慢して続けて来たご
       褒美かな?!
       そして、これまでの完走出来なかった大会も含めて、ご一緒して下さった仲間の皆さ
       ん、応援していて下さった皆さんに、本当に感謝します。ありがとうございました。
       総合タイム15:58:53  エイジ1位/2人  総合643位
       (大会開催日:2016年10月2日)