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五一九
      初! 皆生トライアスロン出場!!


2015年8月11日
AAC会員
田中 有朱

       こんにちは! 先日、皆生トライアスロンにリレーのスイム担当で出場してきました!
       トライアスロンはまだスプリントに2回出ただけですが、今回は初リレーで初3kmの海
       スイムを体験できて、とても貴重な経験になりました!
       とにかく水の中とくに海が好きで、早朝の海をたくさん泳げるのがとても嬉しくて、大会
       当日は早く泳ぎたくてうずうずしていました。(笑) タイムは49分10秒。すこしはチー
       ムの役に立ててよかったです。ただ、もっとちゃんと練習して挑戦したかったな、という
       気持ちがとてもあります。

       仕事と趣味とのちゃんとした両立ができていなくて、スイムは1週間ぶりというか運動
       自体が1週間ぶりで体がなまりまくっていて、前日から『これはやばい!』と、泳げるか
       さえ不安な状態でした。そこで朝ごはんを猛スピードで食べて、あわてて当日の朝に
       1キロランをして汗を出すという、ひとりドタバタと最終手段を実行していました。(笑)
       少しは効果があったと信じています。(笑)

       私の目標は、まず仕事と両立すること。次に、来年に五島と宮古島に出場して完走す
       ることが目標です。スイム後に応援しながら、目の前を通り過ぎていく選手があまりに
       キラキラしていて、私はその姿がとてもうらやましくて、自分も来年はフル出場したいく
       てしょうがなくなりました。今はとにかく仕事を頑張りたいので、まず1番に仕事を優先
       して、うまくバランスを取りながらトライアスロンも頑張って、来年は目標達成したいで
       す。欲張りですね!^ ^ でも、ただがむしゃらに頑張りたいです。仕事も、プライベート
       もがむしゃらに頑張れることができることがとても幸せです。支えてくださる方々に感
       謝です。 頑張ります!!

       練習会にあまり参加できないのですが、いつも暖かく迎えてくださるAACの皆さまに
       感謝しています。今回もリレーメンバーに選んで頂き、本当にありがとうございました。
       吉岡さん、田村さん、本当にありがとうございました。AACの皆さま、これからも、どう
       ぞ宜しくお願い致します。
       (開催日:2015・7・19)



五一八
     完走率27.5%!? 死闘の第1回山中温泉トレイルレース!


2015年8月8日
AAC会員
門田
 元氏

       真夏のデスマッチ、第1回山中温泉トレイルレース出走してきました。距離71kmに対
       し、累積標高は6,000m以上はあったとか。(笑) この距離と累積標高のバランス、あ
       まり聞いたことがありません・・・。勇敢なトレイルランナーが388人集結しましたが、生
       還者はわずか107名・・・。281人がリタイヤという信じられない結果に・・・。
       結果は11時間27分、出走者388人中の総合6位、そしてエイジ優勝と、中年の無名ラ
       ンナーの快挙です(笑) まずは、応援やサポートしてくれた家族、トレラン仲間、AAC
       メンバー、友人、大会ボランティア&スタッフ、そして山中温泉の地元の人たちに感謝
       です。ありがとうございました!

       最初に、このレースは私のトレラン仲間が地元の温泉街を活性化させようという思い
       の中、今回の主催者であるOSJに掛け合って実現させたレースなのです。関西主要
       のトレランショップに一緒にビラ配りのPR活動に行ったり、エイド内容の相談を受けた
       りと、微力ながらサポートもさせてもらった思い入れのあるレースでした。しかし直前に
       なり、レース概要(コース、距離、制限時間)が二転三転とし、一時は84kmまで延長す
       るとの情報や、完走率も20%を切るのではないかとの噂も広がり、ベールに包まれた
       まま当日を迎えるという前代未聞のレースとなりました。

       そんな真夏の灼熱ロングトレイルレースに一体誰がでるんでしょうかね。(笑) はい、
       いてました、いてました。AACからは小澄さん・多田さん・大村さん・青木さんに私くし。
       オレこそが『LOVE! HARD TRAIL』だと豪語する豪華メンバーが集結です。まるでア
       ルマゲドンで小惑星に核爆弾を埋め込みに行くスペシャリストが集まったようで、行先
       が宇宙と温泉街の違いくらいです。
       向かう車中では、装備をどうする? 補給はどうする? さらに、日焼け止めは塗る?
       車のカギは誰が持って走る? おにぎりは腐るかな? までの熱い論議が・・・。
       そして、福井県を通過する頃には、地元出身の多田さんによる嶺北・嶺南の違いにつ
       いての車内ケンミンSHOWの始まります。言い忘れてましたが、運悪く私だけがまさか
       の夜勤明けです・・・。

       さすがにそんな熱い議論と座学が面白おかしく無視できず、ほぼ一睡もしないまま山
       中温泉へ向かいます・・・。ココロとカラダも衰弱状態の中、道中では多田さんアレンジ
       の福井B級グルメ『ソースかつ丼』の聖地・敦賀ヨーロッパ軒本店へ!幸いエネルギー
       チャージはできましたが、観光気分でますます寝れません・・・。結局その状態のまま
       決戦の地・山中温泉に夕方到着し、前日エントリーを済ませます。
       そしていよいよ情報が錯綜し、ベールに包まれていたレースの概要説明会です!
       さすが! ここはトレラン経験豊富なメンバーたち!誰も説明会には出席しません。(笑)
       満場一致で最優先は温泉と睡眠です。そして夕食を済ませ、装備を整えているうちに、
       相部屋になった内田さんという方が説明会から帰ってきたので、説明会の内容を聞く
       という何とも合理的なメンバー。聞くだけ聞いて20時過ぎにはさっさと就寝。到着して
       まだ4時間後のことです。そして相部屋・内田さんは可哀想に、暗がりの中、すり足で
       明日の準備です。

       翌朝は3時に起床、5時に会場入り、5時半スタートです。結局正確な距離、エイドの情
       報が無いまま、5人一緒にスタート地点の前方に陣取ります。そして青木さん、すぐ近
       くにあったトイレに気付いたのか、覗きに行っただけですぐに列に戻って来たのです
       が・・・ えっ・・・! アウト・・・? 最後尾スタートです。スタート10分前の悲劇でした。
       厳しい! OSJルール!
       ここからは、ちょっと真面目な話になりますので、興味のある方だけでけっこうです。(笑)
       今回のレースですが、1ヶ月半後のUTMFの予行演習ととらえてたので、UTMF用に揃
       えつつあった新しいギアチェックや補給食の味見やタイミング・ペース配分・装備の軽
       量化・心拍の使い方などが大きな課題でした。

       【シューズ】
       買ったばかりの『スポルティバ・ミュータント』 事前に練習で1回履いただけで挑みま
       した。スポルティバはホールド感が抜群で、高いプロテクション性能でとにかく丈夫な
       ので一番のお気に入りです。最近は片足200g台が主流になってきてますが、私の場
       合はロングトレイルなので片足300gを超えてでも頑丈さを優先します。

       【ザック】
       これも買ったばかりの『UD・SJベスト7L』 事前に練習で1回だけ装着しただけでした。
       今まで中・長距離レースでは、同じ『UD・PBベスト11L』を使用していましたが、長丁場
       では本体自体の重さに加え、ついつい詰め込んでしまう性格で重くなっていたので、
       少しでも軽量化を追求しようとの考えで小さくしました。ロングのトレイルレースでは、
       少しでも削れる部分は削る事が重要だと思っています。当然、大会側が決めた必携
       品(今回はヘッデン・熊鈴・水分1L)は装備しますが、それ以外は極力切捨てます。
       携帯電話も予備電池もレインウェアもそこそこの重さと容積なので、装備から外しまし
       た。勿論、何かあった場合は自己責任という認識で。

       【補給食】
       これはいろいろと熟考しました。トレランの1時間の消費エネルギーは、(体重+ザックの
       重さ)×8kcalを基準値としています。(わたしの場合は約500kcal) 今回は予想タイム
       を12時間と想定し、6,000kcalのエネルギー消費と見積りました。そして、レース前のカ
       ーボと朝食によって、スタート時点ではカラダが貯蓄できる最大の2,000kcalを保持し
       ているという前提で、レース中は4,000kcalが必要という計算でした。

       しかし、さすがに4,000kcal分の補給食は持てません。ジェルに換算すると約33個分で
       す・・・。それでもジェルは固形物が消化吸収に90分かかるのに対して、わずか15分
       でエネルギーになってくれます。ですから、ジェルだけは必ず45分~60分に1個摂取
       することを心掛けました。
       最終的には、ジェル系×15個、ゼリー系×4個、ブロックグミ系×2個、ドライフルーツ
       など合計約2,800kcal分の補給食と、その他、水に混ぜて飲むスティックタイプの、塩
       熱系サプリ、回復系サプリ(ベスパ・メダリスト)、整腸系サプリ(マグマ)を装備しました。
       結局、固形食はほぼ装備せず、エイドのバナナや糖エネルギー以外の体脂肪エネル
       ギーの有効利用にも期待。これらのおかげでザックの収納は7Lでも十分余裕ができ、
       過去同クラスのレース時よりも格段に軽くなったと実感。

       【レース編
       さて、いよいよレーススタートです。スタート直後は40位くらいだったでしょうか。なんと
       なく出走数の10%圏内で位置取りしようと、焦らず我慢していく作戦でいきました。早々
       に水無山(350m)を登りますが、やせ尾根に岩場激下りと最初からパンチの効いたトレ
       イルでスタートです。そして、下りの最後で膝に痛みが・・・。一旦ロードに出て膝を触
       りながら走っていると併走していた選手が『蜂に刺されましたネ?』と。『ボクも刺され
       ましたけど、スズメバチではなかったですが!』と。それにしてもスタート30分にしてモ
       チベーションダウンです。
       そして、続いて間もなく六甲山より少し高い富士写ヶ岳(941m)の急登と、テクニカルな
       下りを経て第1関門(19km)に到着。このあたりで20位くらいだったのでしょうか。予定
       通りの間隔でジェルも補給し、下りも無理をしなかったので、まだまだカラダも軽く最小
       限の消耗具合でした。

       そして前半のクライマックス小大日山(1.198m)へ。第1関門から1,000mアップの長い
       激坂登りを経てアップダウンを繰り返しながらの下りです。その上、この間次の第2関
       門までは19kmもあり、給水ポイントは一切ありません。(昨年のロングレースでもほ
       ぼ同じような条件を経験し、案の定水分が枯渇してしまい、コケだらけの沢水を飲む
       苦い経験あり) 今回はボトル500ml×2本の常時装備に加え、この区間の攻略用に
       500mlの空ボトルを用意。しかし、第1関門を出て2~3km進んだところで、空ボトル分
       の給水忘れに気付き、精神的にショックを受けます・・・。1,000mのアップダウンに1Lの
       水で耐えなければいけない状況に・・・。

       それでもジェルだけは忘れずに摂取し、一応は得意の上りで上位選手を一人ずつ拾
       いながら進みました。ここまでくると、顔や名前の知っているメジャーレースのトップラ
       ンカー選手たちもちらほら。意外にも上位陣が息があがっているのに驚き、それに比
       べて私の方が比較的楽な状態だと判断できました。はい、心拍のコントロールを意識
       的にしながら動いてきたつもりだったので。下りの途中でボトル2本の水は完全に枯
       渇しましたが、これも想定していたことだったので、パニックにならないように第2関門
       を目指しました。

       そして、第2関門(38km)に到着すると順位は6位くらいに。途中で9位と言われてから
       は、カラダも動いたのでペースを上げました。ここからは三童子山(493m)を中心とした
       稜線伝いのアップダウンが10kmほど続くのですが、その前に次のエイドの沢に行くと
       ザックを背負ったまま、うつ伏せで水に浮いて微動だにしない選手の光景が・・・。
       しかもゼッケンナンバー1です。この光景を見て、初めて危険なレースに参加している
       のだと実感しました。

       このあたりでは5位~8位くらいの選手が団子状態となり、10kmの強烈なアップダウン
       の連続区間にもがき苦しみながら、抜きつ抜かれつの持久戦が繰り広げられ、まさに
       死闘でした・・・。何度も迫る急登と激下りの連続で、高低図では確認できなかった最
       大の難関箇所でした。風吹岩くらいの高さなのに、とにかく上っては下っての殺人的ト
       レイルで不意打ちを喰らいました。途中、前方の5位の選手が熱中症とのことでリタイ
       ア宣言も・・・。この方もトレイルレースでは上位常連選手です・・・。

       脱落者が出たりと、奇跡的に途中5位まで順位を上げたましたが、何とか6位をキープ
       して第3関門(58km)に到着。そこで文頭に書いた、この大会を実現した友人に再会し、
       しばし談笑&記念写真。三童子山の稜線の死闘も終わり、リラックスムードで映画の
       エンディングロールが流れてくるような気分も束の間・・・。後続の選手数名が関門に
       到着し、その中には女子1位がとうとう現れました!。22歳の女子トレラン界の新星で
       す。(後で調べると2014ハセツネの女子4位のエリート選手) まだ終わっていなかった。
       ドラマ、映画によくあるストーリー展開です。このデスマッチ、さすがに女子には負けら
       れないと、残り13kmの最終決戦です。

       ここからは鞍掛山(477m)の急登バーチカルレースのスタートです。ジェルの摂取のお
       かげでしょうか、意外にも脚が軽く、ここは一気に登り詰めたものの、順位を一つ落と
       して7位に・・・。そしてシングルトラックを下りきって最終エイド(64km)に到着。ボラン
       ティアスタッフに『あと7kmですね』と確認すると、申し訳なさそうに『あと9kmなんで
       す・・・』と。  『え~~~~~っ・・・、聞いてないですよ、そんなこと!』と悲鳴を上げ
       ながら6位の選手が先に出発するので、見える範囲で追走することに。ここまでやり
       遂げただけでも上出来なのに、意外にもまだやる気のある自分に驚きです。(笑)

       早々に6位の選手をロードで捕え、トレイル~林道~渓流遊歩道をしっかり走り続けて
       温泉街へ戻ってきました。ラスト1kmあたりでまた友人と再会を果たし、途中まで併走
       してもらいます。そして、ラスト500mで別れを告げ、最後の白山神社へ向かう階段登
       りへ。ここでも大きな男性ボランティアが入れ替わって併走してくれます。なんて心強
       い人なんだろうと、ちらっと横目で姿を確認。え~~っ・・・・!スタート時の戦闘服から
       一転、Tシャツ・短パン・風呂上がり姿の大村さんではないですか!そんなオチもあり
       ながら、最後の直線では7位の選手が追走してくるのが見え、猛ダッシュで6位をキー
       プしてフィニッシュ!ついに、灼熱の死闘がついに終わりました・・・。
       意外と楽しかった(笑)

       このレースを振り返って思ったのは、トップランカーの選手でも、この時期はレースの
       組み立てを間違えるとエラいことになるって事を実感しました。今回のレースは明らか
       に暑さと距離を考えると、スピード戦ではなく持久戦で、速さではなくて強さと緻密さが
       求められたのかと。有名どころのスピードランナーは、後半でことごとく脱落していきま
       した。それに加えて、補給とエイドと心拍の使い方で差が出たかなと感じました。
       あまり食べたいと思わない時でも、レース中は確実に時間を見ながら補給を実践しま
       した。そして、甘いもの、苦いもの、酸っぱいものしょっぱいものをバランスよく用意した
       のも良かったですね。そして、エイドの直前に補給を済ませる事を意識して、エイドに
       着いてもボトルの給水とかぶり水を素早く行い、エイド・関門通過の時間短縮を心掛け
       ました。

       そして、ロングトレイルの場合は、心拍のコントロールが凄く大事です。歩くと走るのコ
       ンビネーションを上手に考え、出来るだけ高心拍ゾーンにもっていかず、糖エネルギー
       の節約をして、低心拍ゾーンでいくことによって体脂肪エネルギーを効率よく使うことが
       持久力をキープするカギとなります。おかげでこの暑さにも関わらず、終始カラダが動
       いてくれたので、無駄なロスが他の選手より少なかったのかと分析します。
       50km以下のレースでは、累積によってはスピード勝負的なところもあったので、有力
       選手には全く太刀打ちできませんでしたが、ロングトレイルになると走力・持久力・メン
       タル・補給法・心拍コントロールなどの総合力の勝負です。速くなくても戦略次第によ
       って、少し張り合う事ができると実感できた収穫あるレースでした。

       恥ずかしながら実を言いますと、ここ3ヶ月の走行距離ですが、5月-156km・6月-167
       km・7月-176kmという、ある意味安定した少ない練習量で臨んでしまいました・・・。
       ほぼ平日週1の早朝と土曜日の午前の低山トレイル練10~20kmと、月1のロング練
       習40km前後だけした。それでも、効率よく練習できたのかなと。心拍計は持っていま
       せんが、自分の心拍がどういう状況でどうなるのかをよく感じ取りながら心拍コントロ
       ール練ばかりしていたのが、レースでも実践できたのが良かったのかもしれません。

       最後に、トレイルランは自然の中を走ること以外にも、自分なりのレースマネジメントを
       組立てることも一つの魅力かと思います!トレイルランはとても奥が深い!
       ぜひ皆さんチャレンジして下さい!
       (開催日:2015・8・2)



第五一七号
   このたった1日で364日分ものパワーを充電できました!


2015年8月6日
大阪市在住
日野 圭子氏

       芦屋浜アスリートクラブの宗政会長とは、私の所属する大阪城を拠点に活動している
       クロスランクラブとの繋がりから、10年近く前から少なくとも年に1度はトライアスロン会
       場でご一緒することができています。
       さて、その唯一の大会が全日本トライアスロン皆生大会、トライアスロンを始めてから
       23年目の私。出産や子育て、そして今は親の介護と色々な環境の中、今は家を空け
       ることが至難の業!今年は唯一の大会=そう、これがこの皆生大会。
       今年も行ってきました。私が初めて出た頃は女子もごく少なかったのに 今や安心で
       きるくらい沢山の女子の仲間が大阪から来ていて、レースだけでなく遠征の終始は
       楽しくすごせました。

       『忙しい・・・』 この言葉は言っても仕方がない、いえば言うほど前進の妨げになるだ
       け!! そう思うことで「できること」 「するきっかけ」になるので感謝、喜びを感じてレ
       ースの日まで過ごしてきました。練習が思うようにできない不安はたくさんありました
       が、それが今回のレース!そらしゃ~ないわ!!日常を壊さない程度に出来たらこ
       のレースは一石五鳥!!!それくらいの価値が・・・。

       今回は大会前から不安のあったスイム、予感は的中!!!!!!泳げないのでは
       なく、オープンウオ―ターの攻めができなかった。そして更に心と体をストップ寸前まで
       追いやった出来事が有った。ブレスの度に動きの止まった選手が目に入る。
       これは?!・・・私が気付いたと同時くらいに何人かのほかの選手も気づき、また同時
       にライフセーバーも救助にあたりだした。その後私には怖くて見れませんでした。しば
       らくブイの横で立ち泳ぎ。。。締め付けるような恐怖感、不安感、そして昔の記憶が甦
       ったりと・・・そんな気持ちを落ち着かせなんとか岸まで上がれました。レースを続行す
       るならその人命救助された人のことを考えないようにしなければ・・・
       これが、すごく辛かった。

       トランジットで着替え歯磨きをして気持ちをリセット、いざ バイクへ!!「攻めるレース
       」より「安全なレース」を、そう言い聞かせ次に繋がりました。スイムでの出来事が緩
       和されていったのは、やはり沿道の声援、仲間の応援、ボランティアさんのお蔭です。
       バイクの間にずいぶんと元気になれました。そしてロングトライアスロンのなかで一番
       好きな瞬間がきた!

       ランスタート!バイク中雨が降ったりでスタート時からずっと寒かった。この大好きな瞬
       間に併せて灼熱とまではいかないが、快晴のお日様がギラギラと出てきた。
       さてと・・・あと42km走っておわりか。寂しいなあ~
       ランコースを折り返してからは仲間とのハイタッチはやりたい放題。しかし、ビミョ~な
       距離感にドキドキしたり、日陰の少ないコースなので暑さが苦手な人にはつらいだろ
       うな。。。と思うのです。
       手話ボランティアの人たちがいつも先回りしてエイドの度に応援!大阪から徹夜で応
       援に駆けつけてくれた仲間たち、米子まで来てくれて。。。ほんとにありがとう!すごく
       幸せな環境で大好きなトライアスロンができている。とても贅沢な時間でした。

       いよいよフィナーレ!川沿いの直線、競技場の入り口、そしてトラックです。そしてあの
       コーナーをまわると・・・いた!!!私が聴力を失ってからでも安心してトライアスロン
       ができるように支えてくれ続けた手話ボランティアの一行さんが!!!ただいま~~
       お待たせしました~~~そして恒例行事、この皆さんと一緒に無事にゴール出来たこ
       とは、やはり感謝以外のなにものでもありません。終わった。。。。。

       いつも時計は持ちません。今年は各ポイントにある大会の時計も見ることはなかった。
       そしてゴールタイムさえも。翌日のリザルト表をみてはじめて数字なるものをしりました。
       そんなことより、なにより今年の大会は多くのことを得ました。
       スタート時から、いや練習の段階から「今の自分」それをすべて受け入れて挑むこと。
       決意するのは自分だけれど、それは決して自分一人のちからでは達成できないもの
       です。それにかかわるすべての人々に感謝します。有難うございました。今の環境で
       トライアスロンに出れるのはこの皆生大会が精一杯で、家を中々空けれないのです。
       だけど、このたった1日で364日分ものパワーを充電できました。

       偉大な1日。そして大切な事は、トライアスロンは危険なスポーツではない!と証明で
       きるように、これからもトライアスロン競技にかかわる私たち一人一人が、事に学び・
       事を慎重に・事にあらゆる意味で強くならなければいけないな、と思うのです。
       思いやりや感謝ができる競技者に成ることは、結局自分にもいい感じになって戻って
       くると思います。あと何年トライアスロンができるかわかりませんが、キャリアのそこに
       磨きをかけていきたいです。

       あ、タイムですか? 11時間38分涙。(ワーストです) エイジ2位。(まさに棚ぼた)
       11時間38分、世界中の誰よりも楽しい時間を過ごしたにちがいない。
       皆さん長々と読んでくださり、ありがとうございました。
       (開催日:2015・7・19)



第五一六号
      ひさわうみがめトライアスロンを完走して!


2015年8月4日
AAC会員
前田 和宏氏

       今大会は、初めてのオリンピックディタンス。「ひわさうみがめトライアスロン」を選択し
       た理由は、何といっても3種目全て1way。海の透明度が綺麗、バイクコースの絶景を
       見下ろす風景が美しい、日和佐川沿いを走るRUNコースが気持ち良いとの情報があ
       り、迷わずエントリーしました。
       前日の台風による影響が気になっておりましたが、予定通りに競技は開催。デュアス
       ロンにならなくて、本当に良かったです。当日は5時に起床。予報通りの小雨。セッテ
       ィング準備の最中に、なんと雨が上がりました。テンションが上がりました。

       【Swim編】
       水温は24℃。台風の影響か視界は悪く、波の高さは2m近くあるスポットもあると情報
       が。私は第2グループ。「パオ~ン」というほら貝の合図とともにスタート。何故かブイか
       ら離れた位置に選手が密集していたので、ブイに近い位置からスタートしたのは大正
       解。周囲の選手が少なくて、バトルは全くなく、すぐに散らばります。潮の流れに乗っ
       て楽でした。
       しかし、4つ目のブイ(400m地点、折り返しは750m)辺りから波のうねりが急に高くな
       り、前方が確認しづらくなります。流されないよう、ブイを繋ぐロープの位置を確認しつ
       つ、私と同じ位のペースの人にドラフティングで付いていきながら、そのまま折返し地
       点へ。運の良い事に、折返しのブイ付近もがら空き。ベストなコースで折返しができま
       した。岸へ上がると、波の影響が強かったのか、足元がおぼつかないのは私だけで
       はないようです。ここは頑張って、トランジションエリアへダッシュ。
       Swim結果  31分48.02秒(総合123位) 目標誤差 + 1分48.02秒

       【Bike編】
       沿道で応援してくれる、地元の方や子供達の声援がテンションを上げます。道幅が広
       く、平坦な街中を走るコースを抜け、川の土手沿いを走ると、当大会の名所「サンライ
       ン」へ。長いトンネルを抜けてから、ひたすら坂を登ります。凄く気持ちが良くて、楽しい
       コース。
       確かに登りはキツイです。でも、登り切った後に開ける室戸岬の絶景が美しいです。
       そして、涼しい森林の中を走る下り坂は爽快。出場された殆どの方が「日和佐はBike
       コースがきつい」と言うと同時に、「日和佐は良いコース」「幾度も参加している」と。
       今回出場して私も同じ思いです。
       技術面では、不得手なコーナリング(特に下り)で、後続の選手にガンガン追い抜か
       れていきます。右耳の後方から、Bikeの「シャーコ、シャーコ」という音が聴こえてくる
       のは相当プレッシャーでした。相棒のBikeのグリップ力を信じられずに、身体を倒して
       いくことができない…技術力、メンタル面ともに今後の課題です。
       下りと違い、上り坂は結構良い感じで上がれます。自宅近くの高座の滝の入り口まで
       練習をしてたのが功を奏し、他の選手に追いつきます!下りで追い抜かれ、上りで挽
       回。それを繰り返しながら、サンラインを抜けて市街の道に。市街に出ると、ケイデンス
       100回転でトランジションへ戻りました。
       Bike結果  1時間34分29.68秒(総合210位) 目標誤差 + 4分29.68秒(トランジット含)

       ※Bikeで今後、気を付けようと思ったことは、コース折返し後のマンホールに注意する
       こと! 燈台を超えた辺りにあります。視界の悪いコーナーを曲がり切って直ぐに道の
       中央にいきなりマンホールが現れます。下り坂なのでスピードが載っていますし、路面
       が濡れている時は要注意です。本当に怖かったです。もし、前泊してコースを走れる
       のであれば事前に確認しておくか、さもなくば、レース中往路で燈台の表示案内が出
       てきたら、確認しておいた方が良いと思います。

       【Run編】
       時計がGPSを拾わなくて、そのままRunコースへ。2km地点の表示を通過して、ペース
       を割り出し。予定よりペースが落ちていたので上げます。コースは、日和佐川の清流
       沿いを走る気持ちの良いコース。広々とした田園風景が広がってます。この時間帯に
       なると晴れ間も見えて、気温も少し上がってきたように感じます。早朝の雨による湿気
       に加え、日蔭も風も全く感じず蒸し暑い!エイドでいただく冷水をヒタヒタに含んだスポ
       ンジや、バケツごと氷水を掛けてくれる度に、元気が戻ってきます。
       5km地点で折返して市街に入り、役所前~ゴール地点の八幡神社までは、地元の方
       達の応援で迎えてもらいました。宿泊した宿の主人も応援に来ていて、声を掛けて貰
       ったのが嬉しかったです。
       Run結果  49分08.26秒(総合147位)  目標誤差 + 4分08.26秒(トランジット含)

       【まとめ】
       ひわさうみがめトライアスロン。Bike、Runともに変化に富んだ美しい景色で、凄く良か
       ったです。今年は台風の影響で、海の視界が悪かったですが、本来の透明度の高さ
       を考えると、また出場してみたいと思いました。
       結果を振り返って、Runをもう少しタイムを縮める余力があったかなと。後半に失速しな
       いように慎重だったこともありますが、しんどい時期の踏ん張りが足りないメンタル面
       の弱さも出てしまったと反省です。

       総合結果 ゴールタイム 2時間55分25.96秒 (総合156位 , 年代別40~44歳 28位)
              Swim          31分48.02秒 (総合123位)
              Bike       1時間34分29.68秒 (総合210位)
              Run          49分08.26秒 (総合147位)
               目標誤差 + 10分25.96秒 トップ選手との差 + 40分36.20秒

       最後に前ちんグルメ情報をお伝えします。
       ■その1:農家民宿「海辺の農家民宿クニ舛田」の朝摘みオクラが美味しい。
             私が宿泊した「農家民宿クニ舛田」さんは、オクラ栽培に強い農家さんみた
             いで、朝食におばあさんが摘んでくれる朝採れオクラが味が濃くて、粘りも
             強くて美味しいです。ちょうど大会が開催される時期は、オクラの収穫時期
             に重なるので、宿泊すれば食べられる確率が高いと思います。
       ■その2:道の駅日和佐で販売している蜂蜜が抜群に美味しい!
             地元の養蜂農家が生産されているハチミツが販売されているのですが、不
             純物の混じりが全くない、上質な天然ハチミツが購入できます。500g入りで
             3,000円程度で価格以上の価値があると思います。日和佐は地元の物産が
             少ないので、隠れたお土産品としてお勧めです。
       (開催日:2015・7・19)



第五一五号
      =自分の限界を知りたい=とのおもいで・・・!


2015年8月1日
AAC会員
市村 保氏


       4月19日(日)とかなり以前の事になりましたが、中山連山トレイルランに参加しました
       ので、自己紹介を兼ねて投稿させて頂きます。眺望に恵まれ、岩場も楽しめ、滝もあり、
       名水もありと魅力にあふれるコース・・・ 
       阪急山本駅~満願寺~西山(361m)~中山連山最高峰(478m)~大峰山(552m)~
       十万辻トンネル(285m)~JR武田尾駅~廃線跡トレイルコース~JR生瀬駅~宝塚宝
       来橋・・・でした。

       住宅地の道を抜けて行くとゆるやかなアップダウンの心地よい山道、中山連山のロッ
       ククライミングの岩場に差し掛かる。こりゃワクワクするぜ!と思いながら登っていく~
       楽しい~(*^_^*) 登っていくにつれて南側の視界が開けて、眼下に伊丹空港と大阪
       市内中心部が見えて眺望は絶景でした。こんなに近くていいトコがあるなんて知らな
       かった。
       武田尾からは旧福知山線廃線を通って、真っ暗なトンネルを懐中電灯で照らしながら
       歩き冒険気分も味わえました。宝塚に到着後宝塚温泉で汗を流した後「ラーメン工房
       あ宝塚店」でグツ グーツ・・・と一杯二杯! おぉいし~い! 打上会もめちゃくっちゃ
       楽しかったです。

       今回もトラブルがあったんですよ~ 走っていると靴底が剥がれて次第にパカパカに、
       あぁ~(笑) そのまま走ろうと思ったけどダメ! どうしよう?!?! その時、予備の
       靴を持ってきてるので使いますか?と仲間が声をかけてくださいました! 
       嬉しい~ ☆(*´ω`*) うぅわあぁ~~~~~~!!! 
       感動して涙が・゜・(。>д<。)・゜・ありがとうございました。今思い出しても涙が出てくる。
       感動 感動 感謝 感謝 改めて仲間とともに練習することの大切さを知りました。

       さて、話しはモットさかのぼるのですが、2013年8月に心房細動による不整脈の症
       状を発症しました。手術による治療はリスクが高いため、薬での治療を開始したので
       すが、生き甲斐でもあった運動を一切禁止とされてしまいました。もう二度と走ることが
       できなくなるのでは?と不安になりましたが、ゴールしたときの充実感をもう一度味わ
       いたい!という気持ちを押さえきれず、薬の治療を止め成功率70%という心臓のカテ
       ーテル手術を決行し、手術は無事に成功しました! 
       手術1ヶ月後にはランニングを開始し、3ヶ月後から悲願であった『ウルトラマラソン』と
       『トライアスロン』を仲間と共に完走することを目標にトレーニングを開始しました。

       =自分の限界を知りたい= 『2014えびす・だいこく100kmマラソン』を完走したいと
       の熱い気持ちを持ち、約半年の間毎日徐々に距離を伸ばしながら練習するのはかな
       り過酷でしたが、完走できるまで頑張ろうと覚悟を決めました。仲間たちと一緒にゴー
       ルする約束をしたものですから、私1人だけやめる訳にはいきません。そんな熱い思
       いと諦めないという気持ちの甲斐あって、何とか仲間と共にゴールすることができまし
       た!そして今年は 『2015全日本トライアスロン皆生』も無事に完走を果たしました。

       現在は大阪の地に単身赴任中の私ですが、AAC鳥取県支部長の横尾さんの繋がり
       で芦屋浜アスリートクラブに入会し練習会にも参加する中で、会長や仲間の皆さんか
       らの温かい声掛けや、一緒に走って頂けることに感謝しつつ、笑顔で走れるように頑
       張りますので、これからも皆様のご指導をよろしくお願いいたします。



第五一四号
     淡路島生石トライアスロン合宿に参加して来ました!


2015年7月7日
AAC会員
金海 勇希氏

       私は、6月21日の南紀白浜トライアスロン大会に出場し、トライアスロンではショートの
       カテゴリーとなる距離を初完走いたしました。
           タイム  SWIM 1.5km        33分44秒
                  BIKE  40km   2時間  2分41秒
                  RUN  10km  1時間  6分50秒
                  合計 51.5km  3時間43分17秒

       BIKEはとても遅く、ブービーを受賞する結果でした。こんなにも練習の成果が数字にあ
       らわれるなんて・・・でもまさにそうなのです。日頃、BIKEを怖いと感じていた私は、平
       地での少しの距離しか走っていなかったうえに、休憩なしで走行し続けた距離はこの
       大会40kmが初めてかも知れないという、ぶっつけ本番の練習ともいえない練習をして
       いました。

       そんな私が!南紀白浜の二週間後には、トライアスロン部の合宿に初参加することと
       なり、土曜の練習会でいつも後半組の私には大冒険でした!キッカケは、「合宿って
       夜が楽しいから」っていう甘い誘惑(?)にのり、わくわく感から行ってみようかなと軽く
       考えたことが始まりです。
       デビュー戦となった南紀白浜の大会で、私のゴール時までチームのみなさんが1時間
       以上も待って下さっていたこと、終了後にBIKEをピックアップしてからレース中はあんな
       にもしんどかったコースの滑走路を、最後はみなさんと一緒にBIKEで話しながら走れた
       こと等々思い出深いです。
       大会に出場したからこそ得た喜びはとても大きく、もっと皆さんについて行けたらな、も
       っと嬉しいことを共有出来るのかなと、私のなかで一歩先の具体的な目標を持てたこ
       とが、「よーし!合宿に行ってみよう!!」と練習には消極的な気持ちが前向きになる
       大きな変化となりました。

       まずは7月4日、合宿初日は
           *RUN練習  宿泊先の山側に急にアップし急にダウンする激しいコースがあり、
                     約2kmを3周
           *BIKE練習  ビギナーの私はマンツーマンで教えていただけることになり、初め
                     てビンディングを付けて出発、雨のなかを約60km
           *SWIM練習 宿の前にはすぐに砂浜があり、チームで貸し切り(ついでにクラゲ
                    も)の海にブイを設置してくださり、1周約330mを3周
           *夜親睦会  ここでの楽しさは写真集もご覧下さい!

       そして7月5日、合宿最終日は
           *SWIM練習 ブイを見ながら2周
           *リレー練習 私はSWIM、SWIM、RUNとなるチーム編成で1周ずつバトンタッチ

       以上、文章にすると簡潔になってしまったのですが・・・
       これが私の合宿メニューだったのですが、無事に終了しました。

       実は、ビンディングなしでも ”立ちこけ” したことがある私は、また何か起こるのではな
       いかとBIKEに乗ることが不安で苦手でしたが、今ではとても好きになりました ^3^b
       思い描くイメージが脚に伝わるようになるまで、しっかりと意識しながら走ったことが良
       かったのでしょうか、スピードに乗れるようになり、私の自信につながりました。
       やはり練習は大切ですね(笑) そして練習が楽しいと思える仲間はもっと大切です!!

       少し長くなりましたが最後に、エントリーしてから6ヶ月後の大会まで、また7月の合宿
       では特に温かく支えていただき、いつも感謝しています。学ぶことが多くなるほど、感
       謝することも多くなり、いつか私も逆の立場になれるよう、成長出来たら良いなと思い
       ます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました!
       (開催日:2015・7・4~5)



第五一三号
    LDトライアスロン世界選手権2015!


2015年7月1日
AAC会員
三田 博史氏

       SwedenのMotalaで行われたITUロングディスタンストライアスロン世界選手権に参加し
       てきました。日の丸ジャージ、ネーム入りのJPNユニフォームが届いたときの興奮は今
       でも鮮明に覚えています。

       コースはVattern湖でのスイム、Motalaから隣町のSkanningeまで3往復のバイク、
       Vattern湖畔を3周回走るランです。
       レースでは大会直前情報で水温が16日前で11℃、3日前で15℃といった低水温が予
       想され、ITUの規定によりスイムキャンセルによるデュアスロンやスイム短縮になる可
       能性が濃厚でした。実際レース前日の試泳時は水温14℃で、スイムが4000mから
       1500mに短縮されると知らされましたが、せっかくスウェーデンまで来てデュアスロンに
       ならなくて良かったです。

       Swim(1500m)
       エリートから10分後のフローティングスタート。同じエイジで泳力も近いJPNの仲間から
       教えてもらった、前方ややインコースからの位置取りでスタート。なかなかバトルが激
       しく、北欧はラフなのでしょうか? 400m泳いでもまだバトルがありましたが、初めはゆ
       っくり落ち着いてスタートして、自分より少し速い選手に日本で習ったドラフティングゾ
       ーンで付いていく作戦がはまって、自分としては上出来のタイムでスイムアップ。
       順位:204位  time: 24:34

       T1(Swim→Bike)
       いつものロング仕様のトランジションにしたので、100人以上抜かれたようです。順位が
       落ちることは想定内だったので特に気になりませんでした。
       順位:314位  time: 4:55

       Bike(120km)
       一番の楽しみ、欧米勢とのバイク勝負です。コースの下見はしていませんでしたが、
       下見をしたチームメイトからの情報で、スタート後すぐに上りがあるくらいで、ほぼフラ
       ット。景色は草原を走るだけなので、綺麗だが3周は飽きるだろうとのことでした。
       レースではコースが狭く特に初めはドラフティングしまくり?状態で、マーシャルもわか
       っているのか、エリート以外はドラフティングを取っていませんでした。
       序盤はAVE43km/hくらいで走っていましたが、すごい勢いで抜かれることもあって楽し
       かったです。予定よりもPUSHした成果が出て200位以上順位を上げたので、上出来
       なんでしょうか。
       順位:102位  time: 3:05:43

       T2(Bike→Run)
       ここはロング仕様でもすることは同じなのでほぼ抜かれず。
       順位:103位  time: 2:37

       Run(30km)
       Vattern湖畔で、1/4くらいが周りが木で覆われた未舗装路でしたが、意外と走りやす
       かったです。そこそこスピードを出すつもりだったので、シューズは匠RENをチョイス。
       始めの10kmはAve4:18, 10km~20kmはAve4:34、20km~30kmはAve4:46と尻すぼみ
       だったのが課題です。
       最後のカーペットでオーディエンスとハイタッチしながら走ってたら凄い勢いで1人に抜
       かれましたが、特になんとも思わず気持ちよくFihish。
       順位:89位 time: 2:15:29

       Result
       Time: 5:53:15  カテゴリー順位: 10位/55人中
                 総合順位(エリート含む): 89位/807人中
       日本人の中では全AGEの1位/66人中、エリートを含めても3位/71人中と日本ではそ
       こそこ通用することがわかりました。

       スウェーデンはのどかで、人もとても優しく親切で素晴らしい国でした。6月下旬のスウ
       ェーデンは白夜で、いつまでも明るくて得した気分になります。場所は違いますが、8月
       中旬にはアイアンマン・スウェーデンも開催されていますし、旅行だけでも存分に楽し
       めると思いますので、皆さんも是非行かれてみては?
       最後に、指導して頂いている八尾監督始め、日本から応援して頂いた方々、新しい仲
       間や、現地でお世話になった方々など、皆様のおかげで楽しい思い出だけの素晴らし
       い遠征になりました。 ありがとうございました。
       (大会開催日:2015・6・27)



第五一二号
       サンポート高松トライアスロン!


2015年6月29日
AAC会員
田中 弘治氏

       2015年6月21日(日)サンポート高松トライアスロン~瀬戸内国際体育祭~に参加して
       きました。
       まず今回は、トライアスロンの競技でもオリンピックディスタンスと呼ばれる距離で、ス
       イム(水泳)1.5KM、バイク(自転車)40KM、ラン(走)10KMなります。この距離のトライ
       アスロンに参加したのは始めた年に1回参加したきりで、初めて参加した舞洲トライア
       スロン大会はとても暑く、ランで倒れそうになった印象が強く “も~絶対でない” と思っ
       て以来なので、2回目の参加となりました。

       前日の6月20日(土)に神戸港からジャンボフェリーに乗って4時間程で高松港に着き
       ました。そこから自走で10分くらいでサンポート高松に到着、まず讃岐うどんを食ログ
       で点数の高いお店(さか枝・うどんバカ一代)にてカーボを終えて、受付に向かいまし
       た。前夜祭では、宗政会長ご夫妻・四国支部長の高原さんと合流し、前夜祭のメイン
       イベント高松商業高校書道部の書道ガールズによる素晴らしいパフォーマンスが行わ
       れ盛り上がりをみせました。

       21日、7時スタートの天気は曇り、水温21℃となかなかいいコンディションでした。スイ
       ムは750M×2周で第1ウェーブスタート、スイムは思った以上に揉まれ続け、予想より
       2分程遅かったが落ち着いてバイクに望んだ。スイムからあがるとかなり強い雨が降り
       始めたので、スリップでの転倒だけに気をつけて乗ったのでバイクでも目標より2分程
       遅かった。でも、ランを45分以内なら目標の2時間30分が切そうだったので、いつもは
       適当に力抜いて走るところを気合入れて走りました。

       結果、ランは44分におさまりトータル2時間27分48秒と自己ベスト更新しました。
       交通のアクセスもよく前夜祭、表彰式も盛り上がりレース自体は高松市内を規制して
       行われているので非常に走り易くいい大会ではないかと思います。これを機会にオリ
       ンピックディスタンスのトライアスロンも楽しんで行きたいと思います。
       (大会開催日:2015・6・21)



第五一一号
         びわ湖&南紀白浜トライアスロン!


2015年6月25日
AAC会員
澤 直樹氏

       6月14日と21日にショートトライアスロンを走ってきました。びわ湖は第1回、南紀白浜は
       第2回大会です。いずれの大会も参加選手5~600人に対して、選手よりも多いであろ
       うボランティアに支えられ、とても気持ちよく大会に参加することができました。芦屋から
       近く、JTUポイントランキング対象にもなっている大会であり、これからはAACでもショー
       トトライアスロンを楽しむ人が増えてくるだろうなあ、と予感しています。

       びわ湖のレースは、文倉さんが詳しいレポートを書いているのでコース紹介は簡単にし
       ます。スイムは休暇村の前の浜で行われる750m周回×2コースです。水はやや冷たい
       くらいですが、泳ぐにはちょうどよい感じ。男子の若い世代、そうでない世代、女子+リ
       レーという3つのウェイブでスタートしました。150人くらいのウェーブで、コースも広いの
       であまりバトルはなかったと思います。この日は波もほとんどなく、水の透明度もそこそ
       こだったので、泳ぎやすかったです。スイムはゆっくりめで行きましたが、24分くらいで
       アップでき上出来です。

       今回、トランジションではバイクシューズを履かずにランシューズでバイクパートに挑みま
       した!(実は持っていくのを忘れただけという噂も・・・) バイクは水郷地帯を周回する
       フラットなコース。最初と最後に少しだけ坂があります。この最初の坂をクリアし、さあこ
       れから、というところで突然、バイクのコントロールを失い、なんとかこらえようとしたもの
       の下りに差し掛かっていたため、止まることができず、痛恨の落車!コース警備の方に
       なんでコケてんねん、と思われたことでしょう。原因はリアホイールの脱落。普通はあり
       えないことですし、cerveloのP3はそもそもホイールがチェーン方向に引っ張られる方向
       には外れないはずなのですが、起きてしまったことは事実。前日の準備のときにクイッ
       クレバーをしっかり締め切っていなかった自分のミスです。

       とりあえず、慌てても仕方ないと思い、体と自転車のチェック。特に自転車は新車なので
       、結構な傷がついていたら心の凹み具合が半端ないのでリタイヤするつもりでした。
       しかーし、体も自転車も、そして心も大した損傷はないことが分かり、ホイールをセットし
       なおし、散乱したボトルなどを回収して再スタート。とはいえ、序盤はテンションが下がっ
       たまま、そのうえ、ランシューズではやっぱり漕ぎにくいし、ペースは上がらず。 途中、
       ドラフティング集団に抜かれたときは、少し気持ちを立て直し、付いていこうかとも思い
       ましたが、やっぱりルールはルールなので、その後も真面目に走る。

       そんなこんなでバイクも終わりに近づき、時計をみるとスタートから1時間40分くらいで
       バイクゴール。これでサブ2.5は楽勝、と思ってましたが、ランシューズでバイクに乗った
       せいか、ランでは全くペースが上がらず。ランコースは片道2.5kmを2往復ですが、片道
       あたり30mくらいのアップダウンがあります。木陰の涼しいコースなので、結構、いいタ
       イムで走れると思ってましたが、その後もペースは上がらず、キロ5前後をうろうろ。
       キロ5だとサブ2.5はギリギリ。でも脚が動かない。2周目はラップだけ見て総合タイムは
       見ずに走り続け、最後の1キロが下りなのでそこに全てを集中しようと思いながら頑張
       りました。最後の1キロは目論見とおり、キロ4くらいまでペースアップ。最後のコーナー
       を曲がってゴールゲート、というより、その脇のタイム掲示板を見たとき、まだ28分だっ
       たので、なんとかギリギリでサブ2.5を達成しました。
       その後、宗政さん夫妻のダブル入賞の表彰式を見て、帰路に。皆さん、びわ湖はタイム
       が出せる大会です。サブ2.5狙いの方は是非来年出場しましょう。

       だんだん、長くなってきましたが、次に南紀白浜です。第2回ですが、コースに変更があ
       り、特にバイクコースは結構きつい感じになっています。バイクの苦手な人には、ちょっ
       と不向きなコースですが、スイム、バイク、ランともに南紀白浜の風光明媚なコースにな
       っており、タイムを差し置けば、とても楽しめる大会だと思います。
       レース結果のほうは、あまり報告するほどではありませんが、びわ湖に比べてバイクが
       10分ほど余分にかかってしまいました。ランは下り基調でタイムを出せるコースと思いま
       すが、バイクコースの疲労でなかなかペースが上がらず。トータル2時間37分台で、もう
       少し頑張れたかな、という結果でした。

       南紀白浜は説明するまでもなく、いろんな観光地や温泉、食事が楽しめるところです。
       今年の7月には高速道路の白浜ICが開通し、ますますアクセスしやすくなります。レース
       以外も存分に楽しめるので、たまには家族を連れて行こう!という方にはおススメの大
       会でした。AACのY口さんは地元の有名な料理屋に昼も夜も出没し、かなり美味しいも
       のを食べていたようです。ちなみに、来年は、開催時期が5月になるという噂も耳にしま
       した。
       私は、今年は皆生のロング、珠洲のミドルを残すのみとなりましたが、来年以降もシー
       ズン序盤はショートの大会を楽しみたいな、と思っています。トライアスロンを始めたば
       かりの人、これから始めようという人、いっしょに出ませんか?
       (大会開催日:2015・6・21)



第五一〇号
     自分に甘いが今回は"よくできました"を与えたい!


2015年6月24日
西宮市在住
文倉 大志氏

       先の日曜日に開催された「第1回 びわ湖トライアスロン in 近江八幡」に出場するため、
       近江八幡へと赴いた。初めてのトライアスロンということで何が起こるか分からなかった
       ので、念のため月曜も代休を取って2泊3日で出掛け、観光も少々楽しんで帰ってきた。

       2015年6月13日(土)
       
11時頃自宅を出発し、名神高速道路で東へ。大津SAで昼食を摂った後、竜王ICで降り
       、大会の選手受付と前日説明会が行われる近江八幡市文化会館へと向かった。会場
       付近には盛大な大会の幟などがはためいており、また揃いの青いTシャツを着たボラン
       ティアスタッフも多数出ていて、早くも気持ちは盛り上がってくる。共に今大会でトライア
       スロンデビューを飾る予定の知友にも無事会うことができ、また招待選手の八尾彰一
       さんに改めてご挨拶することもできた。

       説明会後、宿泊先の休暇村近江八幡に移動し、チェックイン。今大会のスタート&トラン
       ジション&ゴール地点にもなっている場所で、非常に便利なロケーションにある。もちろ
       んついでに、会場付近も少々視察がてら散策。ちょうど行われていた、地引網体験とい
       うイヴェントにも飛び入り参加してみたが、60cmを超えていそうな、丸々太ったブラック
       バスが揚がって驚いた。

       夕食はトライアスロンに合わせた特別プランのブッフェになっていた。食事をしようと訪
       れたタイミングに、ちょうど宿に到着された八尾さんと出会ったので、恐れ多くも夕飯を
       ご一緒させていただいた。もちろんトライアスロンのことを含め、色々と含蓄に富んだあ
       りがたい話をたくさんお聞かせてくださり、妻ともども大きな学びを与えていただいた。
       明日もよろしくお願いいたします。風呂に入り、翌朝は早いので23時前には床に入って
       みたが、隣室に集った客たちが結構うるさく、壁の造りも薄い建物なので、寝付くまで
       少々時間が掛かった。

       2015年6月14日(日)
       6時半起床、朝食を摂り、身支度を整えて目の前の大会会場へと向かう。 数日前まで
       は雨の予報が残っていたが、どうやらその心配はなさそうな、まずまずの天気だ。 快
       晴でもないので、天候的には非常にいいコンディションになるかもしれない。トランジシ
       ョンの準備も見よう見まねで一応やってみたが、これで大丈夫だろうか。
       ジュニアのスーパースプリントの試合がそろそろ終わろうという頃、我々が出場するオ
       リンピックディスタンス(スイム:1.5km バイク:40km ラン:10km 計51.5km)がスタートす
       る9時が迫ってきた。トライウェアの上にウェットスーツを着込み、アンクルバンドを巻い
       て入水チェックへ。水温は21~22℃ぐらいのようで、やはり入ってみるとかなり冷たい。
       長袖のフルスーツにしといて本当に良かった。

       まったく速くもないのに年齢だけで第1ウェイブに入れられてしまい、9時ジャスト、号砲
       とともにスタートを切る。会場となった宮ヶ浜水泳場はかなり遠浅で、おそらく岸から50
       mぐらいは足が付いたんじゃないだろうか。750mを時計回りに2周回。1周目に張り切り
       過ぎて、後半思いっきりバテてしまった去年の潮芦屋アクアスロンの教訓を糧に、また
       トライアスリートの大先輩たちから頂いた忠告に従って、最初から充分に余裕を持った
       ペースで、ゆっくりと泳いでいく。無論海ほど波や潮は強くないが、ある程度は流れが
       あるので、やっぱりちょいちょい顔を上げてブイを確認しないと方向を間違えてしまう。
       そして覚悟していた通り、3分後にスタートした第2ウェイブの人たちにもドンドン抜かれ
       始める。 焦らず、自分のペースを守っていこう。2周終わってスイム終了、浜に上がる。
       手元計測のタイムで、37分56秒。目標は一応35分だったんだが、少し超えてしまった。
       これまた去年はありあえないぐらいに手間取ってタイムを失ってしまったトランジション
       だが、今回は落ち着いて、もちろんスムーズでも速くもないが、明らかな失敗を犯すこ
       となくこなすことができたと思う。バイクの乗車ラインでまたがるまでの所要時間は、
       手元計測で5分ちょうど。

       バイクは最初の数kmはアップダウンのある湖岸沿いの峠道だが、周回コースに入ると
       ほぼフラットで、実に走りやすい。右も左も田圃が広がり、また時折現れる牛舎からは
       家畜の匂いがプ~ンと漂ってくる。ひたすらのどかだ。私がのんびり気分で田園地帯を
       サイクリングしているうちに、本格的なTTバイクにまたがってエアロスタイルバッチリの
       人、ディスクホイール独特の轟音とともに疾走する人たちはもちろん、スマートな女性ト
       ライアスリートたちにもガンガンぶち抜かれていく!みんなすごいなー。でもランの前に
       ひ弱な脚を使い果たすわけにはいかない、余裕を持って抑えて。40kmを走り終え、タ
       イムは手元計測で1時間27分49秒。1時間半は多分切れないと思っていたので、タイ
       ムだけとれば個人的には悪くはなかったが、抜かれた人数から考えるとこれはだいぶ
       遅い方だったはず。このコースならこんなトロい走りでは勝負にならないな。

       バイク→ランのトランジションも大きなミスなくでき、手元計測で2分16秒。実は湖の水
       が冷たかったせいか、スイム途中からおしっこがしたくなって、ここまで既に1時間半以
       上我慢しているわけだが、こうなったらあと1時間、ゴールまで耐えるか。説明会等で
       聞いてはいたが、ランコースは起伏に富んだ湖岸沿いの道路で、脚にも心にもなかな
       かハードなルートだが、その代わり頭上を樹冠が覆って日差しを隠してくれ、爽やかさ
       も感じる。片道2.5km、往復5kmの一本道を2周回。バイクでは数十人に置いていかれ
       たが、3種目の中で比較的マシなこのランでは、逆にそこそこ追い抜くことができたん
       じゃないだろうか。厳しいコースなので1時間超えを覚悟していたが、ラップタイムから
       判断するとどうやらそこまでは掛からなさそうだ。そして2周回を終え、ビーチに設置さ
       れたゴールゲートをくぐり、遂にトライアスリートとしてデビューを飾ることができた。
       ランのタイムは手元計測で56分26秒。ゴール後は、ずっとサポートをしてくれていた妻
       はもちろん、わざわざ応援に来てくれた職場の後輩たち、そして共にこのレースを楽し
       んだ先輩や友人たちと完走の喜びを分かち合う。トライアスロンは、お祭りだ。

       このびわ湖トライアスロン in 近江八幡、第1回にも拘わらず、大会前後を通して参加者
       の立場としてほとんど不安を感じることのない、とてもしっかりした運営体制だったよう
       に思う。ボランティアスタッフの人数もとても多く、沿道で励ましてくれる彼らの存在も助
       けになった。
       翌日確認した公式記録によると、3時間9分24秒で総合293位。(エントリー408人、出走
       367人、完走341人) まったくもってビリから数えた方がよっぽど早い、誇るべきところの
       ない記録ではあるが、昔から根性や努力や粘り強さなどとは縁遠く、心身ともに貧弱な
       私が地道に、よくぞ完走までこぎつけたと、自分に甘いが今回は"よくできました"を与
       えたいと思う。

       種目別では、スイムが283位、バイクが315位、ランが225位とのことで、自分ではスイ
       ムが一番遅いと思っていたけど、どうやらバイクの方がよっぽど弱いみたいだ。今後の
       課題が見えた。また、今回は初挑戦ということで無理をしないよう強く心掛け、抑えて
       抑えて進んでいったせいか、1日経ってみると、恐ろしいことにちょっとした"物足りなさ"
       みたいなものを感じたことも事実だ。レースを行っている最中はもちろん不安を抱えて
       いるから、やっぱり51.5が精一杯だな、アイアンマンなんて夢のまた夢だ...、なんてずっ
       と思っていたんだけど。無論、抑えていったからこそ、怪我も何もなく笑顔でゴールする
       ことができたし、目一杯大会を楽しむことができたわけだが、反面、心身を追い込んだ、
       という実感はあまりない。いつかミドル、ロングに挑戦する日がやってくるのだろうか?
       しばしレース後の余韻が残る大会会場でイヴェントや買い喰いなどを楽しんでから、夕
       刻、応援団の後輩たちを連れてマルタケ近江西川という店で、近江牛の鉄板焼きに舌
       鼓を打つ。ささやかな完走祝、プロテインローディングだ。食後、彼らと別れ、宿に戻っ
       て露天の気持ちいい温泉に浸かり、さすがにこの日も早めの23時前には就寝。

       2015年6月15日(月)
       6時半に起き、7時からスタートする、宿主催のおさんぽ会に参加。スタッフの先導と軽
       いガイドで、20分ぐらい皆で歩いたかな。それから朝食を摂り、9時にチェックアウト。
       まずは近江八幡に来たらぜひ体験しようと思っていた、水郷めぐりへ。いくつか催行会
       社があって、乗り場も分かれているみたいだが、昔ながらの手漕ぎ舟で風情があり、
       以前より乗りたかった近江八幡和船観光協同組合を選んだ。乗合観光船は10時から、
       と情報にはあったが、9時半に乗り場に到着すると、「もうすぐ出るよ」と。どうやら時間
       前でも人数が揃えば随時出発するらしい。無駄に待たずに済んだので良かった。6人
       の客を乗せ、船頭さんの味のある説明を聞きながら、人が歩くのよりもちょっと遅いん
       じゃないかと思うほどの速度でのんびりと舟は水郷を巡る。ほぼ流れのない、一見淀
       んだ風にも見える水郷だが、嫌な匂いのようなものなどはまったくなく、環境は少なく
       とも一定以上の水準で保全されていることが分かる。湿地の生き物もいくつか見られ、
       アオサギ、カイツブリ、ヨシキリ、ウシガエル、アメリカザリガニ、アオダイショウ、名前不
       明の小型のヘビ、オニヤンマなどの姿が確認できた。ゆったりと時が流れる。

       約1時間20分の遊覧を終え、今度はこのすぐ近くにあるラコリーナ近江八幡へ。ここは、
       クラブハリエなどを展開するたねやグループが"自然との共生"をテーマにオープンした
       大型店舗で、もちろんあのバームクーヘンやたねやの和菓子を買うことができるし、喫
       茶とともに焼きたてバームクーヘンが食べられるカフェも併設されている。 我々もどら
       ソフトとバームクーヘンを平らげ、非常に満足した。美味かった。ちなみにこの店の敷
       地はまだまだ広大で、来春オープンに向けた諸々の施設の大規模工事も続いていた。
       きてか~なという地元の農産物や特産品などを扱った大型スーパーマーケットで少し
       買い物をしてから、ひさご寿しという店で昼食。琵琶湖固有種のビワマスを使ったちら
       しや、鮎の握り、鮒寿司の握りなどを堪能した。こちらも美味かった。店を出て帰途に
       就き、16時過ぎ、西宮の自宅に無事到着した。
       (大会開催日:2015・6・14)