第四二九号

          六甲全山、このコンディションでこのテンション?


2014年4月7日
AAC会員

門田 元氏

       初めまして! 2014年2月に入会したての門田元(カドタゲン)と申します。まだご挨拶
       をしていない方もたくさんおられるので、自己紹介も兼ねて初投稿させて頂きます。
       走歴6年(トレラン歴1年)、生意気にも、ラン歴2年目3回目のフルマラソン(奈良)でサ
       ブ3、ラン歴2年目初ウルトラ(京丹後)でサブ10に到達。
       も、その後の3年は目標も見失い、どの大会に出てもダメダメ成績の低迷期に突入。

       そして、モチベーション下がりまくりの状況の中、気分転換に昨年後半からトレランの
       世界へ。9月・信越五岳トレイル110K(37位)。 12月・東山三十六峰30K(サブ3)。
       12月・伊勢の森トレイル(年代別3位入賞)。 ちなみに、その間の10月・大阪マラソン
       (後半大失速…)  トレイルの相性いいかも、トレイル1本で行く?

       う~ん、なんとか両立したい…。そしてついに刺激を求め、AACの入会へと踏み切っ
       た訳です。 (トレランもAACも、3年程前からラン友である小澄さんからの勧めも大きく
       影響) そして入会直後、AAC会員となって挑んだレース。 3月・京都マラソン(3年
       振りのサブ3)。 早速入会効果が!これでロード&トレイル、どちらも頑張ろうと決意。

       そして、遂に今回は楽しみにしていた六甲全山トレイルランに参加させて頂きました。
       が、当日はご存知の通り雨時々大雨のち曇り。どんな天気だろうが、行く気満々だっ
       たので、高原部長の英断には感謝です!
       トレイルやってて六甲全山縦走は始めてだったので、縦走熟練者の皆さんから学び
       たい一心で須磨浦公園駅へ。しかし、あんな100%雨予報の中、19人も集まるなんて
       怖い…。しかも出発前からテンションも高いし。

       そして走り出すと更にテンションが上がる皆さま。前半途中のレストのコンビニでは
       ザザ降り状態。それでも前向きな皆さま。ビールを呑み出すS田さん。菊水山ピーク
       までもなかなかのハイペースで登頂したものの強風&濃霧。そんな状況でキャノン
       ボールエイドからビールを飲む皆さま。藤原商店エイドでは肉まんをむさぼる皆さま。
       とうとう日本酒まで呑み出すS田さん。皆さん本当に楽しそう。走ってるだけでも楽し
       いが、それらを見ているともっと楽しい。

       さて、後半は雨もあがり、各々のペースでフリー走。力も有り余っていたので、一軒
       茶屋手前からはちょっと速めに。宝塚までの下りのトレイルはノンストップで快走。
       それでもピタ~っと後を付いてくる若き原石=A田さん(女性)。とうとうゴールまで追い
       かけられた私。付いてきた…、スゴい…。最後に大きな恐怖を感じる事もできました。

       今回の六甲全山では、ランを愛する皆さま、トレイルを愛する皆さまとご一緒させても
       らい、ランに対しての姿勢やメンタル面において学ばせてもらう事がたくさんありました。
       そして、メンバー全員が大きな怪我がなかった事もなによりです。また、アテンド優先
       の立場で動かれたトレラン部担当の皆さんに感謝です。本当にありがとうございました!
       いやぁ~、それにしても今回は凄いキャラがいっぱいいたなぁ~。振り返れば、そっち
       の観察が一番楽しかったかも。
       (大会開催日:2014・6・30)



第四二八号

           ☆☆☆サブ3達成!名古屋ウィメンズマラソン完走記☆☆☆


2014年3月15日
AAC会員

小田 晶子氏

       昨年の名古屋の完走記、結びの言葉。「これで私の今シーズンは終了。目標
       の3時間5分が切れなかったこと、めちゃくゃ、めちゃくちゃ、悔しい。でも来シー
       ズンの目標は5分じゃない。来シーズン、サブ3、必ず、とりに行きます!!」
       あれから1年。サブ3を宣言した地、名古屋で、ついにサブ3を達成しました!!

       大阪国際でサブ3に失敗して、やっぱりまだサブ3には実力が足りないと痛感。
       名古屋まで6週間という短期間に走力をもう一段階引き上げるにはどうすれ
       ばいいか?
       1.とにかくトップスピードが遅い私にはスピード練習は必要かつ有効という
         思いは変わらない。5kmの20分切りは絶対必要。
       2.今更走り込みは出来ないけど月間走行距離も少し伸ばす。必要休足日は
         完全休息にせずスイムを入れる。
       3.ペース走は4分半から4分15グループに上げる。ついて行けなくてもつけ
         るとこまでつく!
       4.つなぎのジョグの日も4分15を意識。

       以上を決めて気合い入れ直して練習に取り組んだ2月。中旬からすごく調子
       が上がってきた。タイムも上がってきたけど、何より大きいと感じたのは終盤
       粘る力がついたこと。最初からいっぱいいっぱいのペースで刻んでも終盤に
       大崩れすることがなくなった。終盤粘れる自信がつくと、序盤早めのペースで
       入ることが出来る。いい循環で練習できるようになった。
       特に大きかった練習は4回。長居20kmペース走で4’15、尼陸外周ペース走
       15kmで4’10で走れたこと。芦屋で10kmの日、体調悪く1kmからとんでもなく
       息が上がりながらそれでも設定ペースで最後まで粘ったこと。尼陸最終刺激
       の5km、19’46の自己ベストが出たこと。これらが大きく自信につながった。
       調子が上がってるというより走力が上がってるのではないかと感じていた。

       メンタル面では、サブ3を目指すラン仲間が泉州や高知や篠山で壁にはね返
       される姿を目の当たりにして、改めてサブ3の難しさを実感。でもだからこそ奥
       深くて面白くて、こんなにも苦しいのに多くの人をひきつけるんだなぁと。自分
       が心からやりたいと思うことがあって、それに挑戦できるということ自体が喜
       び。そう思うとなんだか気負いが消えた。

       サブ3のために練習のやり方を大きく変えた今シーズン、いろいろ迷いもあっ
       たけど、やっぱり自分なりにすごく練習してきたと思う。必要休足日以外にサ
       ボった日なんて1日もない。夏の溶けるほど暑い中めちゃくちゃ走り込みして
       きたし、冬の泣きたいくらい寒い中苦手なスピード練習ばっかりやってきた。
       今シーズン最後の名古屋で、頑張ってきたあの日の自分たちが納得してくれ
       るレースをしたい。なんか変かもしれないけど、そんな気持ちだった。
       予感は、あった。でも結果は後からついてくればいい。とにかく今シーズン自
       分がやってきたことの全てを出し切ろうと思った。最後まであきらめない、最
       高のレースを。自分のために。遠くから応援に来てくれる人のために。

       では、スタート!!
       ~5km 20:39(4'07/km) ←スタートロス3秒含むブルンブルンに気合いが入
       ってたもんですから。入りの1km・・・・3’59 ^^; あまりに速過ぎて口の中カ
       ラッカラになった(笑) でも2kmで落ち着いて体と呼吸の調子をみる。出てま
       す出てますアドレナリンにドーパミン♪今日はイケる!と確信。早くも「私のサ
       ブ3パーティーは、ドンペリじゃなくて何でお祝いしてもらおうかな~♪」 なん
       てことを考えたことをここで告白しておきます(笑) あ、でもバリバリに気合い
       入ってたんで、すぐに集中し直したけどね^^; 尼陸仲間の応援!普段は応援
       にほとんど反応しない私だけど少し手を上げるくらいの余裕がある。それも調
       子がいい証拠。

       ~10km 20:31(4'06/km)41:10 10mほど前にみゆきさんというすごいランナ
       ーの背中がずっと見えてる。私がこんな位置にいるなんてどう考えてもオー
       バーペース。無鉄砲、突っ込み過ぎ、分かってるけど、こういう走り方をしてし
       まう^^; 10kmの通過タイムは10kmの自己ベスト(笑)

       ~15km 21:05(4'13/km)1:02'15 早くも一つ目の山場。すでに脚に乳酸を
       感じる。視界がちょっとぼやけてペースが一気に落ちた。オーバーペースの
       ツケがもう来たのかと不安になったけど、本来あるべきペースに落ち着いた
       だけ、このペースで粘ればいいしこのペースなら粘れるはずだと気持ちを落
       ち着かせる。

       ~20km 20'48(4'09/km)1:23'03 納さんが「ガンバロッ!」って声かけてくれ
       た。1週間前にもフル走ってる納さんが頑張ってるんだから、私も頑張らなけ
       れば。同じ集団に呼吸のうるさい人がいて、「この人に比べたら私は呼吸全
       然上がってないから大丈夫!」って思いながら走ってたんだけど、レース後
       納さんに「呼吸はいっつもあんな感じ?」って言われた。私もうるさかったらし
       い(笑) もうすぐ堀内さんの応援ポイント。早く着きたい、早く着きたい。

       中間点1:27'35 ~25km 21'01(4'12/km)1:44'04 出たっ、ハーフも自己ベ
       スト!!2分25秒の大きな貯金。さらに25kmでも貯金が増え。この区間まで
       貯金を作ってこれるとは。サブ3、行ける!

       ~30km 21'21(4'16/km)2:05'25 二つ目の山場。名古屋城手前で急に視界
       が白くなってギューッと狭くぼやけ始めた。頭も少しぼーっとする。脱水?低血
       糖? 25kmのスペシャルに保険でつけてたゼリーはとらずに捨ててしまって
       もう頼るものはない。これが前半飛ばし過ぎて後半失速するというやつ?
       やっぱりサブ3なんてそんなに簡単に出来るもんじゃないの?まさかのDNF?
       なんとか治って!と祈るような気持ちで走っていたらしばらくしたら落ち着い
       た。あー怖かった。フルマラソンはここから始まるようなもの。何があるか分か
       らない、気を緩めず行こう。

       ~35km 21'39(4'19/km)2:27'04 折り返してからしばらくしてSさんとすれ違
       った。Sさんは、お互い持ちタイムが3時間12分くらいの頃から切磋琢磨して
       きた大切な友達。大通りなのでかなり距離は離れていたけど大きく肯き合っ
       た。言葉も何もいらなかった。「絶対サブ3やるで!!」っていう燃えるような
       気持ちが伝わってきた。きっと私からもすごい気迫が立ち昇ってたと思う。
       あの時のあの一瞬。肯くだけで気持ちが通じる戦友。思い出すだけで泣けて
       くる。一生忘れない。こんなに青春しててええん?40やのに(笑)33kmで堀
       内さんが叫ぶ。「2分40秒貯金あるからあとは4’33でも大丈夫やからな!
       つぶれたらあかんぞ!!」笑顔でこたえる。ゴールで待ってて!!

       ~40km 22'08(4'25/km)2:49'12 いよいよペースが落ち出した。落ち出した
       ら貯金なんてあっという間。「ここからがホンマの勝負なんやで!ここから粘
       るための練習をずっとしてきたんやで!」「もう4’25でいいねん、4’25でいい
       から、これ以上は絶対に落とさんと!」「サブ3すんねやろ!!気持ち強よ持
       って走らんかい!!」・・・セルフ応援(笑)ガーミンしてなかったので1kmごと
       の通過を祈るような気持ちで時計を見る。綺麗に揃う4'25。いったい何回現
       れたか分からない尼陸仲間の最後の応援「行けるぞ!4分半超えたらあか
       んぞ!」うん大丈夫!あとは最後まで4'25で粘るから!ありがとう!!

       ~goal 9'44(4'25/km) 本当に、本当に、ここまで来たんだ。そんなこと、絶
       対出来るはずがないって。そんなこと、夢だって。そう思っていた、サブ3ラン
       ナーに。ついにつかんだ、大きな、大きな夢!!こみあげて来たのは、涙で
       はなく、笑顔だった^ ^
           2:58'56(4'14/km) 75位
           前半ハーフ1:27’35(4’09/km)
           後半ハーフ1;31’21(4’20/km)
           前後半差3’46

       私の18秒後にSさんがゴール!「サブ3して抱き合って喜ぼう!!」の約束通
       り、汗だくの体で抱き合って何かを叫ぶ私たち。その声は、はるか遠くドーム
       の客席にまで届いていたそうな^ ^;最高の最高のレース。また人生の宝物
       がひとつ増えた。結果が出たことはもちろん、レースに至る道のり、レース展
       開、もらった応援、全てが最高だった。
       支えて下さったたくさんの方に感謝を。いつも気にかけて下さり喝を入れて下
       さりサポートして下さる監督、自分流を見つけろと言ってくれた師匠、大切な
       練習パートナーの I さん、堀内さん!尼陸、長居、AACの皆さん、FB&ジョグ
       ノで応援してくれる皆さん!本当にありがとうございました^ ^
       (大会開催日:2014・3・9)



第四二七号

                   言 い 訳 は し ま せ ん !


2014年3月8日
AAC会員

新井 華緒李氏

       216日(日)京都マラソンに参加しました。前々日からの受付の日は、雪やみぞれ
       が降る荒れたお天気でした。しかし、当日は雨も上がりまさにラン日和。年末から思
       うような練習が出来ず、寝込むほどではないけれど、なんだかすっきりしない体調。
       京都はアップダウンが厳しいコースだと聞いているけど、どうかな…神戸でサブ4
       達成したけれど、まぐれだとは思いたくないな。いや、でも練習できていないし・・・

       あれ、ちょっと待って。なんだか言い訳ばっかりしていないかしら?これって、誰に
       対しての言い訳?自分に対しての言い訳。めっちゃカッコ悪い。
       練習できていなくても、コースがきつくても、精一杯やろう。やれるだけの事をやっ
       て、出た結果は真摯に受け止めよう。言い訳はしない。そう思って臨んだ京都マラ
       ソンでは、神戸での記録をおよそ1分ほど短縮し、自己ベストを更新することが出来
       ました。
       グロスタイム35812 (ネット35055
       コースですか?谷中さんがおっしゃる通り「エッチなコース」でしたよ。
       もういやらしいったらありゃしない()

       さて、その2週間後である32日(日)。京都での疲労がやっととれかかったところ
       で、篠山ABCマラソンです。今度こそ、サブ4無理ちゃうん?…(-_-;)
       そんな、不安より諦めに近い気持ちがフツフツと湧き上がります。しし汁食べるぞ!
       目標はそこに絞ります。とはいえ、生来の負けず嫌い。誰に負けるのが嫌いって?
       自分にです。やっぱり、やれるだけの事はやらないとね。

       今回はAACの方々が多く参加されていたこともあり、水色の幟やTシャツの方をお
       見かけする度に力を頂く事ができました。本当にありがとうございました!
       グロスタイム34951 (ネット344:27)
       しし汁は、フィニッシュ後に美味しくいただきました~
       いずれの大会も、運営スタッフの方々や沿道のあたたかい声援があふれる、素晴
       らしい大会でした。

       神戸、京都、篠山と順調にタイムを縮めることができた今シーズン。自分なりのいろ
       いろと課題も見えてきて、ますます走ることの楽しさを感じることが出来ました。
       焦らず、楽しく、ゆっくりと。そして私らしく。言い訳はしません。笑顔で走れるように
       頑張りますので、これからも皆様のご指導をよろしくお願いいたします。



第四二六号

                こ ん  な 私 が 走 れ る 理 由 !


2014年3月7日
AAC会員

中村 明美氏

       県外出身の私は、10年前から兵庫県に住んでいるにも拘らず友人は少なく・・・・、
       関西弁の早口な会話にもなかなかついていけない、どんくさい口下手な女子です。
       かなり訛っているみたいで「貴方は、どこ出身?」とよく聞かれます。そんな私でも
       一応美意識はあり、内面も外見もステキな女性になりたいと思い、入会させて頂き
       ました。

       ご存知の通りマラソン経歴はなく、尼崎市民マラソンに出場したことがありますが、
       タイムを気にして走ってないため記録は残してないです。学生時代はバレーボール
       部に所属してましたが、補欠でした。時々、部全員で出場していたマラソン大会でい
       つもメンバー入りする同部員を走り抜き、完走した時の気持ち良さと達成感が忘れ
       られず、マラソンを始めようと思いました。

       この度、酒蔵&スイーツマラニックに参加させて頂きました。ド素人の私にとって、し
       っかり立てられた計画コースで帰宅後、筋肉痛になる程でした。酒&スイーツとい
       う甘い誘惑に誘われ、少し安易な気持ちで参加した私は、牡蠣を食べた後くらいか
       ら早速しんどくなってきました。有名処だけではなくあまり知られて無い、洒落で女
       子にとってポイント高いスイーツやパンのお店を紹介して頂き、ぜひ手みやげに利
       用したいなと感じました。

       また酒蔵も幾つかあるのは知っていましたが、なかなか巡る機会はなかったので、
       すごく新鮮で、歴史建造物が街中に残っていることに驚きました。初めてのアルコー
       ルを摂取しながらのマラソンで、心臓がバクバクしてたような気がします。しかし参
       加されてるみなさんは至って普通に走ってるように見え、恐るべしAACと感じた1日
       でした。最後の酒蔵に到着する頃にはかなりへとへとになってましたが、美味しかっ
       たパンとお酒に助けられ、そして何より一緒に走ってくれた皆さんのおかげで最後ま
       で走ることができました。

       入会当初は写真撮影にも参加できず迷子にもなり、たくさんの方に気にかけてもら
       いながらの練習会でした。まだまだ皆さんのようにたくさんのおしゃべりをしながらの
       マラソンはできず、せっかく話しかけてもらったのに申し訳ないなと感じる日々です。
       みなさんからの温かい声かけや一緒に走って頂けることにより完走できたことに感
       謝しつつ、これからもマラソンを続けようと思う今日この頃です。
       (マラニック開催日:2014・2・23)



第四二五号

        三時間の大打上会だったが 外に出るとまだ外は明るかった!^ ^
                  
 (大阪実業団対抗駅伝競走大会)


2014年2月14日
AAC会員

本地 敏行氏

     大会前の週間天気予報によると、週半ばから今年一番の大寒波になりつつあると放送して
     いる。その寒波は水曜日を始まりに週末まで続くと予報している。毎年この大阪実業団駅伝
     大会の日は寒いというイメージが強いため、今年も昨年のように寒くなるのか?と、ため息が
     出てしまう。

     前日の夜ご飯は近くの人を呼んでの鍋料理。ビールを飲みながらのんびりと準備を行う。準
     備の合間で座ってはTVを見て、幾らかするとまた立って準備を行う。夜ご飯は21時から始ま
     ったため、すでにビール腹になっていた。明日は大阪実業団駅伝のため、朝の起きる時刻も
     いつもより早い。うとうととしながら うろうろもして、就寝できたのは0時ごろとなる。

     朝は、6時丁度に起床することを予定している。通常なら窓から朝日が差しこむことにより、部
     屋が明るくなって目が覚める。就寝時間が遅かった今回は、目覚ましがないと起きることがで
     きないくらいに眠い。

     朝はいつものコーヒータイムになるが、ここ最近は面倒くさいことが理由で、インスタントで済ま
     せてしまうことが多くなった。ネスカフェ エクセラのインスタントを飲んでいるが、エグミと苦み
     だけでコーヒーの味を出そうとしているのだろうか?自分にとっては合わずとてもまずい。(あく
     まで個人の感想です。)早くこれを飲み干し、別のインスタント(まろやかな味のインスタントの
     ブレンディ)へ切り替えたいところだ。コンロで湯を沸かし、インスタントコーヒーを作る。スプー
     ン半量のコーヒーにお湯を通常量入れて、アメリカンを作る。私にとっての朝のコーヒーはお茶
     感覚で飲むため、薄めに作ったほうが都合いい。

     パソコンの電源を入れ、ヤフーの路線を利用し、到着時刻を8時半に設定して電車の時刻を確
     認すると、最寄り駅を出発する電車は7時半くらい。まだ時間があるように感じるが、衣類など
     は全く用意できていない。今日の気温をイメージし、とりあえず衣類を多めに引っ張り出して走
     る用、待機用を並べて考える。もちろん持参していく衣類は少ないほうがいい。よって走る用
     は、アップ用、ダウン用、大会用を兼用とし、靴および靴下も同じものを利用することにした。
     数年前では、走る用の靴は軽めのものを別途用意していたが、ここ近年は練習量も不足して
     いることが理由なのか?自分の中では走ることに対しての加熱ぶりも少し冷めていて、そこま
     で拘らなくなっている。立ち居地(見る位置)が変われば走りに対しての見方も変わるのだろう。
     引き出した衣類は消去法でどんどんと元の引き出しへ戻されて、15分~20分かけてようやく
     持っていく衣類が決まった。

     コーヒーを用意している間にトースターで焼かれた食パン2枚、餅2個とコーヒーを3杯飲み、テ
     レビを眺めながら済ませる。服装を着替えて、自転車に乗り 静かな朝の街中に走り出した。
     電車出発まで残り12分。1.2kmを爆走後、自転車置き場に自転車を置き、プラットホームに立
     つまでの時間を計算したが、若干不足と感じた。でも、そこは日ごろの練習の成果もあり、電
     車到着1分前に駅のプラットホームに立つことができた。電車を乗り継ぎ、大阪市営地下鉄長
     居駅で下車。

     近は長居公園に来ることも少なくなってしまい、この長居公園に来ることができるのは ここ近
     年ではこの大会のおかげと感じる。電車を降りるとKさんと会い、一緒に競技場へ歩いた。会
     場となる長居陸上競技場に近づくにつれ、ランナーが多くなる。例年通り、正面入り口前には
     臨時のスポーツショップがあったので、掘り出し物の商品が無いか見にいく。ほかに目についたこ
     とと言えば、昨年にはすでにあったのか覚えていないが、長居陸上競技場の1階にローソン
     ができていたことでした。公園のど真ん中に出店するコンビニも珍しいと感じる。

     今年は競技場のゴール地点のアーチ近くの観客席に集合場所が設けてられていた。荷物を
     置き、とりあえずトイレの場所を探す。男性用トイレを探したが、どこの入り口にも格子扉があ
     り、中に入ることができない。朝が早いため、開けられていないのか?それとも開け忘れてい
     るのか?いろいろと考えるが答えがでない。仕方なく集合場所の座席へ戻ることにした。今年
     は第1走ということで陸上競技場内を1周した後に公園内遊歩道コースを2周走らなければな
     らない。ゼッケンと参加賞が配られ、着ているロングTシャツに取り付ける。アップの時間が気
     になり、電光掲示板の時計を見ると9時半。第1走者はスタート30分前には室内練習場内で
     行われるコール(受付)を受けなければいけないので、アップに使用できる時間は残り30分と
     なる。前日のビールを抜くため?に長めのアップを予定していたがアップに使用できる時間も
     そんなに長く取ることができないことが分かり、仕方なく周回(2.8km)を1周走る。長居競技
     場へ戻ってもトイレがないため、戻る途中に、公園内のトイレに立ち寄ってから観覧席へ戻っ
     た。時刻は10時丁度。タスキを持ち、すぐに観覧席下にある室内練習場へ向かった。受付で
     は係員にお腹と背中にゼッケンが付けられていることを確認され、無事にコール(受付)を済ま
     せることができた。

     出走までまだ時間があったので、身体を冷さないために、この暖かい室内でストレッチなど行
     う。出走10分前になると外に出るように指示されたので、外に出てからスタート地点後方へ向
     かって軽くジョグを行う。アップの時と同様に身体が重く感じるのが分かった。スタート位置への
     並び順は、スタートラインから白いゼッケン(1部)の100番(若い番号)を順にだいたいで並び、
     その後ろに黄色いゼッケン(2部)の若い番号を前にだいたいで並んでいった。私は全体の中
     で丁度中間くらいの位置となる。集団の中に入ってしまったため、スタート直後の転倒に注意
     が必要と感じる。スタート1分前になると、約2m先のスタート地点に設けられているアーチ真
     下のスタートライン地点へと誘導される。その場で静止となり、スタートのホイッスルを待つ。
     少し回りを見渡してみたところ、私は集団の中央付近やや外側(5コース辺り)にいて、同じく
     真横(8コース~コース外)辺りにメンバー2名がいる。同じく8コース上の3列ほど前にもう一
     人ブルーのウエアのメンバーを確認できた。

     スタート後、集団は団子状で若干動けなくなるのかとイメージしたが、以外にスムーズに流れ
     ていった。第一コーナーを過ぎ、回りの選手の走りが速いため、どんどんと後方へ追いやられ
     てしまう。私が遅いのではなく、まわりの選手のスピードが速すぎる。私が第3コーナーに差し
     掛かるころには先頭はスタート地点のアーチをくぐっていた。いつものように腕時計をせずに走
     っていたので、感覚で考えた結果、先頭は1周を66~68秒と仮定し、今走っている位置で考え
     ると 82~84秒くらいとなり、少しオーバーペースかな?と結論付けた。まわりに感化されて
     オーバーペースになっていると分かったが、いろいろと考えた結果、気持ちに少し余裕を持っ
     て走ることもいいが、少し冒険することも大切と感じ、このまま強行することにした。どこまでペ
     ース維持できるのか分からないが今回はこれで行こう。回り人たちはこの流れに完全に飲ま
     れているのか?実力なのか?かなり速いペースになっていることに気付いていないのか?と
     ても速く走るのでとても驚く。最後尾になるのではないだろうかと、不安になり、45度と自分
     の後ろを走る選手の量を確認し、最後尾付近ではないことに安心をする。とりあえず、自分を
     信じて少し速めのこのペースを維持し、後半にペースが落ちてくる選手を少しずつ抜いていこ
     うと考えた。

     スタート地点のアーチをくぐり、公園内の遊歩道へと出た。風は西から東へ向けて抜けている
     が、朝も早いので風の吹き抜け具合も弱くて走りやすい。(公園内遊歩道出てすぐと、競技場
     へ帰って来る道で向かい風となる。)気温は低めのため、手先だけは冷たいが激しく動いてい
     る分、身体の芯まで冷えることはない。小高い坂を越えて少し進むと、約1.4km。競技場を出
     てからも 引続きイーブンペースで走っていると、前を走っているランナーのペースが落ちてく
     るので、少しずつ前を走るランナーを追い抜き始めることができた。スタート直後の競技場内
     でのハイペースが原因だったのか?激しい呼吸音をさせて走るランナーが多い。競技場へ戻
     る最後の直線辺りに来ると、自分の走っているペースと周囲のランナーの走るペースがほぼ
     同じくらいになってきたので、並走することが多くなってきた。

     足にはまだ僅かに余裕はあったが、競技場を出て 800m先の小高い坂辺りでその余裕も
     使いきってしまった。1年を通してスピード練習をしていない自分にとって、速いペースで走り
     続ける行為もこの辺りが限界のようだった。後はどこまで諦めずにペースを維持して走り続け
     る気持ちを持てるか?となる。前を走るランナーの流れも私の走るペースとほぼ同じくらいの
     ため、前を走るランナーに追いつくことも難しくなってきた。1周目とは違い、2周目は10人くら
     い追い越すことで一杯だった。100m弱前方には同じチームの第1走選手のブルーのウエア
     が見えるが近づかない。1周目終わりに長居陸上競技場の中へ戻ってきた時に確認した位
     置から考えると、だいたい70mくらい近づくことできたと思うが、残り約100m弱を詰めること
     が難しい。長居陸上競技場へ戻る最後の直線では彼を含む集団が更にペースを上げた?
     もしくは私がペースダウンしたためなのか?少し離されたと感じたため、私も気持ちペースを
     上げて、ロングラストスパートで走ることにした。そのまま競技場内のトラックへ入り、ペースを
     維持して走り続けようと考えていたが、ゴールまでの距離を見てしまい、前を走る選手にはと
     うてい追いつくことができないと考えてしまうと、逆に気が緩んでしまい、ガクっとペースが落ち
     るのが分かった。2周目に入ったときには、同チームの第1走者に追いつくことを想像していた
     が、後21秒を詰めて近づくことができずに第2走へたすきを渡すことになった。

     走り終わってから、駅伝大会が始まる前に今回組まれた2チームは同じくらいの走力で人選さ
     れたと話されていたことを思い出し、上手く人選されたと感じた。走り終わった後、退場者用の
     別出口を通り、出口付近で少し休憩した後、室内練習場へ服を取りに戻る。一度観客席へ戻
     った後、すぐにダウンジョグを行うために公園内遊歩道へ出た。左周り(順走)すると駅伝選手
     と同じ方向へ進むことになるため、応援ができないので、外周道路の左側を右周りする。今日
     は人が多いので、道路や歩道の右を走っても左を走ってもランナーが多いので、どちらでもい
     いかなと思い、ランナーや歩行者に気をつけながら遊歩道の右側、左側を上手く使い分けて
     逆走をしてダウンジョグを行った。(通常、特段の理由がない場合はランナーやウォーカーは
     コースおよび道路は左側走行(歩行)と考えている。)

     外周(12.8km)を3周行い、6区のアンカーゼッケンを付けて走るメンバーを応援したことを
     確認してから競技場の観覧席へと戻った。同じチーム内で、最後まで抜き抜かれが繰り返さ
     れる。見ている側にとってはとても面白い展開だった。観覧席に戻り、荷物を持って、室内練
     習場近くにある更衣室でシャワーを浴びてすっきりしてから再び観覧席へ戻ると、メンバーの
     第6走の方が丁度ゴールされるところでした。3部4部のスタートもすぐに始まり、大きな集団
     が競技場内を1周した後に、遊歩道へ出ていく。それから幾らか時間が経過した後に1部2部
     の表彰が始まった。短いようで長く感じる1部2部の表彰も終わり、いつものように競技場前で
     の集合写真。今年は、どこにも個人の区間記録などの計時表がないと思っていたが、長居競
     技場から外に出て、左側に進み、長居競技場沿いに少し進んだ辺りに紙が貼られていた。
     (タスキを渡してゴールした人が競技場内から外へ出るための通用門?付近)

     いつもより早い時間に終わり、いつものように梅田へ向かう。目的はお好み焼き「ゆかり」での
     打ち上げ。12部が終わってすぐにこの場へ到着したため、時刻は、まだ1330分。一般
     でいうお昼時のため、店内は満員の上、空席待ちの人も並んでいる状態。仕方なく、少し先
     に進んだ居酒屋「たよし」へ変更することになった。1階席は狭いが2階席は大人数に対応で
     きるスペースとなっていて、20数人いるメンバーも4人掛けテーブルを数席長く並べることに
     より一列になることができた。いつものゆかりでは4人掛けテーブルで数席に別れるところだ
     が、その点はいいと感じた。また、ホットペッパーの10パーセント割引も利用可能なので、今
     回の宴会はとてもリーズナブルな価格で終わったと感じる。飲み物の種類も多くて、とてもい
     いお店と感じた。ただ一つ不満を言えるなら食事メニューが若干少ない点といえるだろう。
     3時間強程度の宴だったにもかかわらず、外に出るとまだ日が沈んでいない。明るい日差し
     の中、商店街を歩き、最後はいつものように地下街で各自それぞれの電車へ向かうため散
     会となった。
     (大会開催日:2014・1・12)



第四二四号

           今年最大の目標は6月のサロマ湖ウルトラマラソンです!


2014年2月12日
AAC会員

矢追 徹氏

       初めまして、201311月に入会させて頂きました矢追徹(やおいとおる)と申します。
       香櫨園浜の近くに住んでいますので、普段は芦屋浜・夙川・西宮浜あたりを走って
       います。
       近所ということもありAACのイベントでは、過去に潮風ウルトラマラソンやカヌーアス
       ロンに参加させて頂きました。
       ただ今までは何となく敷居が高く、入会は躊躇していたのですが、知り合いが数人
       会員になっていることもあり、今回思い切って参加させて頂くことにしました。

       さて走歴のほうですが、40代半ばから走り始めて約8年になります。今までフルマ
       ラソンは14回走りましたが、ベストは2012年泉州国際市民マラソンでの3時間22
       57秒です。
       昨年は持病の腰痛が悪化して思ったように走れず、不甲斐ない思いをしました。
       しかし、ここにきてやっと腰痛もマシになってきたので、今年はちょっと頑張ってみよ
       うと思っています。

       今シーズンはこのあと、泉州国際市民マラソンと鳥取マラソンにエントリーしています。
       そして今年の最大の目標は6月のサロマ湖ウルトラマラソンです。
       ウルトラは、鯖街道(76km)やユリカモメ(70km)には参加したことがあるのですが、
       100
kmは未踏の距離なので、楽しみ半分、不安半分というところです。
       北海道の風景を楽しみながら(実際は楽しんでいる余裕はないかもですが)、完走
       を目指してチャレンジしてきます。



第四二三号

       「フルマラソン全国制覇」への道/いぶすき菜の花マラソン編(鹿児島)


2014年2月3日
AAC会員

奥田 有史氏

       はじめまして! 2013年11月に入会させて頂きました奥田ユウジと申します。
       投稿されている皆様のような華々しい記録もまだないのですが、今回自己紹介を
       兼ねて初投稿させていただきます。
       ラン暦も2年弱とまだ日も浅く、入会前は時々フルマラソンなどのレースに出るため
       に一人寂しく練習をしていましたが、昨年の「芦屋浜潮風ウルトラマラソン」の出場
       をきっかけにこのクラブと出会い、すぐに入会を希望しました。

       れまでは漫然と走っていましたが、クラブに入会してからは、皆様の高い目標意識
        やストイックに努力される姿に感化され、私も走ることへの意識が少しずつ変わっ
       てきました(・・・かな?)。
       れからもっと練習をして早くなりたいと思いますし、ウルトラやトレイル、いつかはト
       ライアスロンなどにもチャレンジしていければいいなと思っておりますので、その節
       は皆様ご指導のほどよろしくお願いします。

       それらの高い志とは別に、実は入会前からのユルッとした目標がありまして、それ
       が全国都道府県のフルマラソン以上の大会を完走する「フルマラソン全国制覇」で
       す。今までに「北海道」「石川」「京都」「奈良」「兵庫」「高知」と6道府県を走りました。
       時間面や体力面、金銭面などの制約で年間に出場できる数は限りありますが、数
       年かけてボチボチ達成したいと思います。もし既に達成した方や、お勧めの地方レ
       ースがありましたら是非アドバイスをお願いします。

       ということで、前置きが大変長くなりましたが、今回は自身7つ目の地となる鹿児島
       県で「いぶすき菜の花マラソン」を走ってきましたのでご紹介したいと思います。
       いぶすき菜の花マラソンは、日本で一番早い陸連公認コースの市民マラソンとして、
       毎年1月の第2日曜日に開催されています。
       その名の通り黄色いじゅうたんを広げたような菜の花畑をはじめ、風光明媚な薩摩
       の自然を眺めながら走れる人気の大会で、指宿市という九州の一地方都市で、都
       市型マラソンにも匹敵する参加者2万人というメガ大会になっています。
       ただし、そのほのぼのとした大会名とは裏腹に標高差100mのアップダウンを走る、
       噂通り難易度の高い山間コースでした・・・。

       スタートして早々に上りと下りが交互に続く山道を何とか無事に登り切ると、10キロ
       辺りで「イッシー」でおなじみの池田湖が左手に広がり、正面に薩摩富士とも呼ばれ
       る開聞岳が見えてきます。この辺りは菜の花が咲き乱れ、景観にも最高で気持ち
       よくスピードに乗れました。
        しかしその後ハーフを過ぎても執拗に繰り返す小刻みなアップダウンで軟弱な私の
       脚が悲鳴をあげはじめ、30キロの山川港に向けての長い下り坂で大腿四頭筋が
       完全にやられてしまいました。

       それでも何とか根性で走り続けましたが、普通でもつらい35キロあたりで現れた大
       会名物「心臓破りの山川の坂」! このタイミングで壁のように立ちはだかる上り坂
       (実際は20m程度の高低差)を前に脚だけでなく、心もぽっきり折れてしまい、恥ず
       かしながら徒歩での登坂となりました。
       その後、なんとか持ち直し市街地に入ると沿道の熱い声援にも支えられラストスパ
       ートをかけゴールしました。
       
       ・・が、時既に遅し、今回も3時間半をきる事ができず3時間37分という結果でした。
       坂道にも耐える脚を作って、またリベンジしたいと思います。
       九州一の規模の大会、日本有数のタフなコース。坂道がお好きな方は是非攻略し
       てみてください。 (終わった後の砂蒸し風呂と、焼酎はサイコーですよ!)
       (大会開催日:2014・1・12)



第四二二号

          女性の晴れ舞台!【大阪国際女子マラソン】


2014年1月31日
AAC会員

納  麻美氏

       2014126日大阪国際女子マラソンに出場しました。今回で2回目の出場にな
       ります。12月上旬頃から不調が続き満足に走れない中、タイムを狙う以前に完走
       できるのかといった不安しかなく、ギリギリまで出場を悩んでいました。1月に入って
       から少しずつ症状が軽減しはじめ、118日ようやくAAC土曜練習会に参加できる
       くらいに回復。途中歩きながらも山麓コース18kmを走ることができたことで自信が
       つき、走れる状態になったのならば結果はどうあれ頑張ろうと出場を決めました。
       その後1週間は普段なら練習量を減らし、疲労抜きをするのですがギリギリまで走
       りこんで本番をむかえました。

       当日、朝9時過ぎ。スペシャルドリンクの受付やユニフォームのチェックなどを受け、
       会場に入ると大勢のテレビカメラマン、テレビでよく見る有名選手が目の前に!!
       控え室に入ると、11個のロッカー、周囲を見ると上位入賞常連の選手ばかり・・・
       やっぱりすごい所やなぁ、、、と実感しました。

       スタート時間までだいぶ時間がありましたが、知り合いランナーさんとお喋りしたり、
       写真を撮ったり、競技場トラックでアップをしているとあっという間に時間は過ぎてい
       きました。
       1150分スタート直前最終点呼、競技場の真ん中に召集整列。それまでパラパラ
       降っていた雨も止み、晴れ間が見えてきました。競技場のど真ん中には500名程度
       のランナーしかいない。なんて贅沢な空間。私、すごいところに立ってる~と感動、ド
       キドキがワクワクに変わります。
       羽織っていた上着を脱ぎ、競技服装になりスタートラインへ。テレビカメラに手を振っ
       たり、大きなスクリーンに映る自分の姿に照れ笑いしながら、みんなこの大会を楽し
       んでいる感じでした。

       1210分スタート。長居陸上競技場のトラックを2周し、外へ。周りは速い人ばかり
       なので自分のペースを守るよう心がけて走りました。といっても私はいつも時計をほ
       とんど見ないので自分の感覚です。はじめの方は同じくらいのペースの集団につい
       ていってみたのですが、私は集団で走るのが苦手なようで窮屈な感じがしたので、
       あえて集団から離れて1人で走りました。

       10㎞を過ぎた辺りからハーフマラソンの人たちとすれ違いが始まります。ハーフマラ
       ソンに出走されていたたAACの皆さんとエール交換ができ、すごく元気をもらえまし
       た。しばらくするとAACの水色の旗が見え、たくさんの会員さんが笑顔で声援をおく
       ってくれました。嬉しくて私も自然に笑顔になれました。

       18km天満橋のあたりから強烈な向かい風になりしんどさが増してきます。それでも
       ハーフの中間地点で1時間29分前半。足も心肺もまだ余裕があったのでオーバー
       ペースになっている感じはありませんでした。しかし、25㎞を過ぎたあたりから足が
       思うように動かなくなり、それからはペースは落ちる一方。30kmを過ぎると体感的
       にジョグペースにまで落ち込みました。完全に気持ちが切れてしまって、あーもう無
       理、リタイアしたい、とマイナスなことばかり考えていました。そんな時にAACの旗が
       見え、会員の皆さんの顔を見て声援を受け、ここで逃げたらあかん、とにかく完走し
       てみせる、と気持ちを立て直し、長居競技場を目指しました。

       そこからは本当に自分との戦いだったように思います。その中で、私の背中を押し
       てくれたのは沿道の人や、ラン仲間の声援でした。どんなスペシャルドリンクよりも
       元気がでました。声援を力に変えながら、気がついたら長居陸上競技場が見えて
       きて無事フィニッシュできました。タイムは3時間634秒。
       あんなにしんどかったのに、走った後は「あー、楽しかった」と言っているのだから不
       思議です。どんな結果であっても、どんなに情けないレースをしても私は走るのが
       好きなのだと思います。

       レース後はホテルニューオータニで表彰式とさよならパーティ。みんな42.195km
       走った後とは思えないほどよく食べ、よく喋りました。そして、これまで出場した大会
       で知り合った全国のマラソン仲間と再会でき楽しい時間を過ごしました。
       この大会は女性にとって最高の舞台であり、特別な大会だと思います。これからも
       出場できるように頑張っていきたいと思います。AACの皆さん、暖かい応援本当に
       ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。



第四二一号

                    何考えて走ってんの?
           (進んであんなにしんどい思いをするなんて考えられへん)



2014年1月28日
AAC会員

鯛谷 洋成氏

       1月4日に体験入会、11日に会員となり、19日の新年会ではAACダービーでぶっち
       ぎり優勝。いきなり「万歩計の匠」となりました、タイタニ ヒロシです。
       前後してしまいましたが、あらためて自己紹介を兼ねて、私の走歴のはじまりと走るこ
       とへの今の思いを投稿させていただきます。

       2010年の年末、寛平ちゃんのアースマラソン特集番組を見ていてふと「走ってみよう
       かな?」と思ったのが最初です。やってみると50mくらいしか走れず、あとはほとんど
       足踏み並みで、1kmも進めなかった状態でした。
       2011年の正月から土日と週中に帰宅後1回、週に3回走る生活が始まりました。
       キロ8分以上のペースでしたが、走るたびに倍々で距離が延びるのがうれしかった。

       2月に入り思い切って甲子園浜10kmに出場しました。大勢の人が集まっていて、地
       元中学の吹奏楽部が雰囲気を盛り上げ、絶好の天気でまさに大人の運動会。気分も
       高揚し、がむしゃらに走ったら46分台でした。速くてびっくり。
       4月には芦屋国際ハーフに出場。朝起きてからの行動、ペース配分など事細かな計
       画書を作って、1時間50分を切る目標設定にしました。結果は1時間39分。大勢で走
       るのが楽しくて、いつも以上の力が出て大幅に目標を上回りました。

       自分が走る人になった原点を振り返ってみると、継続のきっかけはこれらの初めての
       大会がとても楽しかったことと、急激な成長の実感だろうと思います。学生時代はバス
       ケットボール、その後4半世紀ろくな運動もせず、あとは朽ちていくだけだと自覚してい
       た体が、この歳でまさかこんなに進化するとは!
       3年前までまったく想像もできなかったことですが、今では月平均200km前後走り、
       去年4月には100kmウルトラをサブ10で完走。初フルは3時間17分、昨年末に加古
       川で5回目フルでぎりぎり3時間も切ることができました。

       誰に褒められる訳でもなく、レースのために4ヶ月前からひたすら準備を進める。夜遅
       くに一人でゼイゼイ言いながら、気を失う手前くらいまで追い込む。苦しさで涙と鼻水に
       濡れつつ、50歳にもなって俺は何してるんやろと思う。
       フルマラソンゴール後は、よく聞く「達成感」を感じる余裕は無く、ヘロヘロでみじめな
       感じすらする。命の炎がかなり弱くなる感じ。であるにもかかわらず翌日にはまた走り
       のデータを眺め、もう少し改善すればまだタイムは伸びるかも、と思い返しています。

       「なぜ走るのか」「どのように走るのか」。試行錯誤の連続です。次の大会にエントリー
       して目標を決めると、まず長期計画を定めて目標に向けて準備を積み重ねる。その過
       程で3歩進んで2歩下がる、一歩ずつのステップアップが、苦しくて楽しい、私が走る理
       由なのではないかという気がします。確信には至りませんが。
       言い換えると、ランニングマニアになってしまった、ということでしょうか。怪我や生活環
       境の制限の中で、1つずつ照準をしぼって「うまく走る力」を獲得していく、そのプロセス
       が楽しみなのでしょう。

       和気あいあいと気さくな雰囲気の中でシリアスかつ変態的とも言えるほど飛びぬけた
       会員が多く在籍しているAAC。皆さんはどのように納得して苦しい練習を継続されて
       いるのでしょうか?「身も心も楽しく、そして美しい」境地とは?
       AACに入会して3週間、世間では「何考えて走ってんの?」と変人扱いされる私でも、
       ここでは安心して思いを語れそうです。これから自分のランの世界が大きく広がるよう
       なワクワク感があります。皆さんいろいろ教えてください。よろしくお願いいたします。



第四二〇号

             宮古島ワイドーマラソン大会&観光旅行!


2014年1月21日
AAC会員

宗政 典子氏


       1月15日(日)沖縄県宮古島市で第24回目となった"宮古島ワイドーマラソン大会"
       に50kmに参加してきました。日本列島各地で寒波が押し寄せる中、当日は天気が
       良く22℃と暖かい? 暑い? 一日。
       完走タイムは5時間46分43秒、完走者132人中38位、女子38人中9位でした。

       長距離の経験があまりない私にとってはかなり辛いランとなりました。調子よく走れた
       のは最初の10kmだけで、徐々に脚が重くなり失速。
       53分/10km、60分/10~20km、その後は、、、???
       タイムを見る気力もなくなり先行きの不安がよぎり始めました。足腰が痛くなるは、両
       ふくらはぎは固まって今にもつりそうになるは、落ち込む気持ちを奮い立たせなけれ
       ばいけないはと、泣きそうになりながら後半は歩いているのかと思うほどのスピードで
       情けない走りとなりました。

       早くゴールして走り終えたいという気持ちで、必死に脚を前へ前へと運ぶという状態
       です。ゴールした時は "もう走らんでいい、終わった、良かった~" というのが正直
       な気持ちでした。
       それもそのはずで、ラン練習もそこそこに昨年末からよく食べのびのび淡々と過ごして
       きました。 "うまくいけば5時間は切れるかな?" と甘く見て走り始めたもののそうは
       いかない事がすぐにわかりました。練習すればその成果が出るものですが、練習しな
       ければこれもまたそれなりの成果となって現れるのですね~あたりまえ?
       次回の長距離は篠山マラソンです。元気に満足なゴールができるよう努力してみます!

       走る事だけで余裕のなかった私ですが、宮古島は海に囲まれた美しい島です。レース
       もその風景を楽しめる開放感のある素晴らしいコースでした。 広がるサトウキビ畑、
       エメラルドグリーンの海、遠くまで見通せる走路。寒い冬に越冬して完走目的で楽しむ
       にはお勧めのレースです。
       競技種目は100km/50km/21km/10km/2kmと種類が多いので、家族全員で参加
       し観光を兼ねて楽しむ事もできるかと思います。
       ワイドーとは方言で「頑張れー」の意味、沿道では地元の方々が「ワイドーワイドー!」
       と応援してくれますよ。皆さん是非それなりの練習を積んで参加してみてくださいネ!^ ^