第三五五号
              第 2 回 大 阪 マ ラ ソ ン を 走 っ て き ま し た !

2012年12月28日
AAC会員
伊藤 美紀氏

       私は今年4月の高座の滝コースより練習会に参加させていただいています伊藤美紀
       です。3月の名古屋ウィメンズマラソンが初フルデビューで、今回の大阪マラソンは友
       達と前日・当日ともに宿泊し、マラソン+旅を楽しんできました。
       前日の朝11時に難波で集合、淀屋橋のホテルに荷物を預け、近くのうどん屋さんで
       軽く昼食を済ませインテックスへ。7人でグループエントリーの私たちは、ともだちと刺
       繍された帽子を受け取り受付もすませました。エキスポ会場でたこやき食べ比べをし
       たりして、大阪を満喫して宿に戻り、夜はなぜか高級スペイン料理?を頂き、アルコー
       ルを1杯だけに押さえて明日にそなえました。

       朝7時に出発するはずが、私が荷物と鍵を残したまま部屋を出たため、宿をでたのは
       すでに15分過ぎていたかと思います。友達も昨日出会ったFグループの人たちにも、
       本当に申し訳ない気持ちで一杯でした。気を取り直し、ほぼ直線距離で2キロ位あろ
       うはずの荷物預けの車まで全速力で走ることとなりました。Nブロックの私たちはなん
       とか間に合い、スタートを待ちました。スタート地点までの長いこと・・・。

       初めの給水でまったくテーブルにコップがなくびっくり。とにかく記録より二回目のフル
       マラソンを、いかに気持ちよく走りきれるかということに重点をおきのぞみました。
       前半は、あまりの人の混雑でおもうように走れなかったですが、ほとんどの給食も給
       水も採り、何十年も前になるんですが、やっと以前に住んでいたことのある西成区を
       通過したあたりからマイペースで走れました。

       このへんからスピードダウンの人が多く、さらには南港大橋に差し掛かると、いかにも
       ペースダウンの人の多いこと多いこと。その人たちを追い抜いていきました。この坂を
       このペースで走れるようになったのは、間違いなくAACの練習会のおかげです。
       とはいっても、皆さんのようなスピードアップとはレベルが違いますが・・・

       ゴール近くになり、カウントダウンが始まっていました。これも背中を押してくれ、その
       結果ネットタイムでは4:40:51でゴールできました。名古屋では、30キロあたりから足
       が棒になっていたことを思えばかなりの進歩だとおもっています。来年は京都木津川
       フルマラソン、ぎふ清流ハーフマラソンにエントリーしていますが、100キロにも挑戦し
       てみたいし、トレイルランにも。

       ラン練習会での甲山では道に迷い、ウルトラマラソンコースでは顔からこけたり、30
       キロ走でもはぐれて42キロ以上走っていたこんな私ですが、来年もよろしくお願いい
       たします。
       (大会開催日:2012・11・25)



第三五四号
         AACの素晴らしいメンバーと駅伝やリレーマラソンを走りたい!


2012年11月15日
AAC会員
平池 宏至氏

       初めまして。芦屋浜アスリートクラブの素晴らしいメンバーと駅伝やリレーマラソンを走
       りたいと思い、先月入会させて頂きました平池宏至と申します。尼崎出身、尼崎在住
       の28歳、来年で陸上競技歴10年となります。

       入会早々に、先週の西宮国際ハーフマラソンのレポートを依頼された事を光栄に思い、
       書かせてもらいます。3年前に1度優勝した事があり、当時女子優勝者で、芦屋浜ア
       スリートクラブの会員でもある中村邦子さんと香港マラソンに招待してもらった思い入
       れのある大会でもあります。

       コースとなっている武庫川河川敷は、自宅から3km程なので、週の半分以上は走っ
       ているランニングコース。当日は生憎の天候で、河川敷もぬかるんで走り難かったで
       すが、同時スタートの10kmの部の先頭の後ろに付かせてもらい、10kmの通過は
       32分20秒と、なかなかのペースで走る事が出来ました。
       が、15km前で2人に追い付かれ、追い抜かれ、苦しい展開となりましたが、ラスト5
       kmに切り返す事ができ、1時間08分43秒の1番でゴールする事が出来ました。

       去年3位の神戸マラソンや、9位で8位入賞を逃して悔しい思いをした大阪マラソンに
       今年はエントリーしなかった事もあり、この大会をこの秋一番の目標レースと位置付
       けていたので良い結果を残せて嬉しく思います。

       なかなか土曜日練習会の方には顔を出せませんが、近畿圏内の多くのロードレース
       に参加しているので、見かけた時は声をかけてもらえれば嬉しいです。
       芦屋浜アスリートクラブの皆さま、宜しくお願いします。
       (大会開催日:2012・11・11)



第三五三号
            兵庫・丹波もみじの里ハーフマラソン大会に出場して!


2012年11月11日
AAC会員
森 典子氏

       2012年11月4日(日)曇り時々晴れ。じっとしていると肌寒く、走るには絶好の天候の
       中、ハーフマラソンに参加しました。
       先日の潮風ウルトラマラソンで30kmをきついながらも走りきれた事を考えると、完走
       はできるだろうとは思いましたので、目標を2時間以内と設定してみました。しかも熟
       練者Mさんの伴走付きでしたので、心強くスタートが切れました。

       元々たいしたトレーニングもせず走力のない私は、走り始めがウォーミングアップです。
       調子を見ながらゆっくり走り、後半に余力があれば頑張るスタイルでやってきましたの
       で今回もそのつもりだったのですが、Mさんに「最初は流れにのって!」と言われたの
       で予定より早めのペースで走る事になりました。

       しばらくして "このペースで私は後半までもつのか?" と不安になり意識的にペース
       ダウン。Mさんの予定していたペースではなかったようで、少し離れてしまった前方か
       ら何度も手招きをされましたが、不安な気持ちがブレーキとなったのかついていけませ
       んでした。

       ところが折り返しの緩やかな下りになったとたんスピードに乗ってきて良い調子です。
       長距離ながらも折り返しという節目が、あと半分というハッキリとした目安が気持ちの
       大きな切り替えになったようです。息も荒れ苦しい状態でしたが脚はタッタッタッと前に
       出ます。(AACの皆さんのタッタッタッとはスピードが違いますが。。。^^;)

       しばらくはリズムにのって走っていましたが、ここでまた前半に感じた同じ不安に見ま
       われました。 "このまま最後までこの調子で走り続けられるはずがないのでは。。。"
       ペースダウンしたりペースアップしたりしながらの不安定なレース運びでしたが、最後
       までスタミナ切れすることなく走り切り、目標の2時間以内(1時間52分44秒)でゴー
       ルできた事には満足です。

       この目標達成の陰にはMさんから受けた給水の指示、気分転換の方法、心の持ちよ
       うのなど教えの効果が有ったようです。特に給水については、考え方を変えなければ
       いけないのかと思わせるものでした。自分では面倒くさいうえ喉も渇かない時など、あ
       まり給水してませんでしたが、これがペースの上がり下がりに大きく影響すると教えら
       れました。まだ完全に給水とペースの因果関係を確信したわけではありませんが、次
       回のレースでは同じような給水頻度で走ってみようと思います。
       そして次の目標は1時間50分を切ることとします!
       (大会開催日:2012・11・4)



第三五二号
                芦屋浜潮風ウルトラマラソンを走って!


2012年10月31日
AAC会員
前川 裕氏

       去る107日にAAC主催の潮風ウルトラマラソン70kmの部に参加し優勝しました。
           タイム 4時間5431(1`平均412秒)
           <10km毎のLAP> 40'33-40'12-40'49-40'47-42'16-44'48-45'03
       当日受付で目堅さんから目標タイムを聞かれたので、一応「5時間です」と答えてス
       タートしました。ゴール後、いろいろなご感想を頂きました。沢山ありますがベスト3
       大体こんなところです。(泣)
           1、「冗談やと思ってたわ〜」とか
           2、「途中で止める計画やと思ってたわ〜」とか
           3、「まさかあのまま行くと思ってなかったわ〜」とか。。。
       良い意味で期待を裏切る結果を残せて良かったです(^^

       潮風ウルトラマラソンは2年ぶり2回目の参加で、2年前も70kmにエントリーし、40km
       で足が痛くなり50kmでリタイアしました。この時はフルマラソンでは3時間15分の力で
       月間走行距離は200km未満でしたので最初から突っ込んで撃沈する典型的なパター
       ンでした。

       2年前と比較すると今は練習内容と量も激変し、前回よりしっかり走れると思ってはい
       たのですが、今年のGWの武庫川ユリカモメウルトラマラソンでまたもや45kmでリタイ
       アし、70kmという距離に対して不安はずっとありました。ただこの時は最初から1km4
       分ペースでどこまで行けるかという無謀な作戦で挑んだ末のリタイアでしたので、1km
       4
分で押す力はないのが分かった事が収穫でした。

       とは言っても本番までに距離に対する不安を無くしておきたかったので、北海道マラ
       ソンの1週間後でしたが6時間走に参加し1km平均430秒で約80kmを走り切れた
       事で少し自信になりましたし、苦しくなってからの耐え方が何となく分かったのも収穫
       でした。

       上記の失敗と成功を元に目標タイムを5時間(1km平均415秒)に設定しました。
       気温30℃近い中80km430ペースで押せたので、気温が下がる1070kmだともっ
       と速く走れると思った事と、GWのユリカモメウルトラマラソンの上位選手のタイムやフ
       ルマラソンで私と同じレベルの方の70km完走タイムを参考にし、個人的には力を出し
       切れたら達成出来るかもしれないタイムだと思って今大会に臨みました。

       今年はRUNNETからのエントリーというのもありランナーが多く、毎年70km30名く
       らいだったのに100名ものエントリーがありモチベーションもアップしました。
       AACのユニフォームを着て走るからには負けられないとう気持ちもありましたが、力を
       出し切れば結果は後から付いてくると楽な気持ちでスタートしました。

       70kmは長丁場です。まず1回目の波(耐え時)は45km3時間前後)に来るのは経
       験済みでしたので、40kmまでは気持ちの良いペースで走る事にしました。最近はレ
       ースではガーミン(GPS付きで1km毎のLAPが分かる時計)を付けずに走っています。
       理由は体感速度より速い時は良いのですが、遅い時は気持ち的に追い込まれてしま
       うように思うからです。(あくまで個人的な意見です)

       なので今回もその時の調子に身を委ねて走りました。やっぱり45km60kmが一番
       キツくて海側のBBQの煙のニオイは、女性優勝の片岡さんは美味しそうと書かれて
       いらっしゃいましたが、私は逆に気持ち悪くて息を止めて通過したくらいです!(汗)
       ただ良いペースを刻めていた事と今まで練習してきたのにここで止めては勿体ないと
       いう気持ちが上回って、何とかゴールまで辿り着く事ができて良かったです。

       もちろん今回参加されたランナーの皆様とのエール交換、AACボランティアの皆さん・
       エイドスタッフの皆さんの応援なくして走りきる事は出来ませんでした。走る事に集中
       させて頂いた事に感謝しております。ありがとうございました。

       今年は個人的に12月の福岡国際マラソンでの自己ベスト更新が一番の目標と位置
       付けて頑張って来ましたが、来年はまた100kmに挑戦しようかなと思っています。
       目標は高く7時間切り(1km平均412秒)、とてつもなく高い目標ですが頑張りたい
       と思います。
       (大会開催日:2012・10・14)



第三五一号
                六甲<東半山>トレイルランに参加して!


2012年10月29日
AAC会員
本地 敏行氏

       朝は、集合時間の約30分前にJR三宮駅に到着することができた。JR三宮駅から集
       合場所となる山陽新幹線の新神戸駅までは推測2kmと近いため、ランナーにとって
       は1区間だけ地下鉄に乗ることはもったいないと考えてしまい、その距離を自分の足
       で稼いでしまう。

       朝の三宮の街は道路を走っている車や歩道を歩いている人や自転車も少なくて清々
       しく走ることができる。レストランや喫茶店で朝食をとっている人、これから街歩き(買
       い物)をしようとする若い男女達がいる。私と同じように新神戸を目指して歩いている
       人の中には登山者もいる。彼らもどうやら私が山登り目的ということが分かったようで
       した。また、登山者達にとってトレイルランナーは別次元の人に見えたようで驚いてい
       るようでした。

       15分程度のんびり走ると容易に新神戸駅の地階に到着することができた。到着する
       と集合場所には幾らかの登山グループが居て、その中に芦屋浜チームの参加者が5
       
名ほど待ってくれていたので挨拶を交わして無事に合流。まだ全員集まっていないた
       め、少し時間を持て余すことができたので、上階の新神戸駅まで上がり、トイレの手
       洗い場に汗で塩っぽくなった顔を洗うことにした。駅構内は朝の旅行客風の人でいく
       らか賑わっている。そこを通り過ぎ、コンビニを越えて建物の西端まで歩くと目立たな
       いところにトイレがある。トイレで顔を洗い、地階の集合場所へ戻ると他チームの登山
       グループの集団も芦屋浜チームの集団も幾らか増えていた。予定時刻を少し過ぎ、
       皆で挨拶を行った後、写真撮影のことを説明して出発となる。

       出発直後から急登のため、徒歩でスタートとなる。一度布引の滝へ向い、そこで写真
       を撮るという話だったが、滝を流れ落ちる水を横目に通り過ぎていくので 「あれ?写
       真撮影はしないの?」と不思議に思ったが、布引の滝を越えてすぐに到着できる展望
       場(三宮の街を一望できる高台)で写真を撮ることに変更されたようでした。いつもは
       この場所には野良猫がいて、暇そうにうろつく姿を見ることができる。三宮の街を見
       渡すことができる展望も良いが、この場所は手前にそびえ立つビルよりも若干低いの
       で、ビルが景観を邪魔している。私の記憶上、展望ポイントと猫ポイントの両方を楽し
       める場所と認識していたが、見渡したかぎりでは猫が見当たらない。写真撮影後は、
       道なりに布引茶屋へ向かった。

       日もまだ山裾に隠れているため、日刺しも届かず 歩いていても涼しい。今日はのん
       びり進むと聞いていたので、私も少し気が楽になり、山の景色や草木を観察しながら
       進むことができた。そのおかげで途中のダムへ進んでいる最中に六甲山で初めてツ
       リガネニンジンかソバナ似の花を見つけることができ、少し興奮することができた。
       (次回はコースから外れてゆっくりと葉の形を確認して確信したいと思う)布引茶屋で
       少し休憩を行った後、いつもの縦走路とは違い、少し手前のコースを登り始める。この
       道は六甲縦走路のように荒れる(山の地肌が見え、その付近の植物が枯れる)ことも
       なく、至ってキレイな山道ということを考えると、六甲縦走路のようには人が通ってい
       ないことがよく分かる。道の両脇にはアオキが多く生えていて、そのほかにも目を引
       くような沢山の変わった木々が生えていて驚いた。主要な登山道はどちらかというと
       荒れているため植生に寂しいが、この道沿いの植生はとても面白い。その道はほど
       なく天狗道(荒れ果てた縦走路)へとつながり、いつもの上下勾配のきつい道になる。
       今日は、のんびりだった上に、走り初めてから数キロしか進んでいないため、この天
       狗道が楽な上に面白くも感じた。全走の時はいつも天狗道では体力がない状態だが
       今日は体力的に余裕もある。日は少し高くなったみたいで、ようやく柔らかい日が差
       し込むようになった。まだまだ気温は涼しいが登り行程のため、全身から吹き出す汗
       を抑えることができない。

       摩耶山頂では気温も低いため、汗で濡れた服が体をすぐに冷やすため寒くなってくる。
       いつものロープウェイの乗り場へ行こうと建物を見たが、シャッターが降りていたので、
       季節柄もう閉店しているのだろうか?と皆で想像していたが、実は私たちがあまりに
       早く到着したので、まだ営業時間外だっただけでした。

       山頂の景気のいいウッドデッキで少しの軽食と休憩を取り、六甲縦走路を進む。アゴ
       ニー坂もまだまだ体力が残っているみたいで先頭集団は足早に越えて、先の道路(
       車道)で後続が来るのを待っている。車道をのんびりと走っていると道の脇にフサフ
       ジウツギ(ムラサキ色の花)が沢山咲いていて、紅葉はまだないが、それでも個人的
       に秋と感じることができた。

       市立青年の家のバス停からは縦走路は一度山道へと入る。途中、タカノツメ(山菜)
       の話で数人と少し話題になったり(秘密結社鷹の爪団とタカノツメ(香辛料))、私個
       人でも この山道上で偶然に見つけることができたコウヤボウキの小さな花がキレイ
       で目にとまったりと足元がおろそかになるくらいに木々を見て走っていたので、何度も
       躓くことがあった。

       上の車道に出てからは、ショートカットせずに池の方向へと縦走路を辿るのだろうか?
       と思っていたが、やはり定番の近道の車道(ショートカット道)を進む。その先の六甲
       山ホテル近くの酒屋に到着して全員で休憩をすることになっている。休憩はうれしい
       が、酒屋のすぐ隣で若い3人が50CCくらいのレースバイクを空ふかしさせている。
       酒屋の周辺は排気ガスと爆音でどうも落ち着かない。そうそうに立ち去りたい気持ち
       だった。

       我慢していたのは私だけでしょうか?少しの休憩後、やっと出発することができた。
       六甲山記念碑台へは手前の石階段は登らず、一度通り過ぎ、東側の長い鉄階段か
       ら上へと上がった。芝生上では白いテーブルクロスを掛けられたテーブルがたくさん
       並べられている。そのテーブルの上にはワインが用意され、立食パーティーが開かれ
       ていた。生演奏の音楽を聞きながらワインを飲み、楽しそうに会話をしている年齢層
       の広い六甲山大学?の学生?教授?達による何かの式のようでした。また、近くで
       見ているとチラシや新聞のような物(広告?)が配られているので社交的に感じる。

       記念碑台では予想外の大休憩をすることができたので、芝生の上をぶらぶらしたりし
       て、のんびりすることができてよかった。大休憩後、登ってきた階段を降り、下の交差
       点に立って信号待ちをしていると向いの交差点の歩道上でSUNTVのカメラスタッフが
       登山者?六甲山大学の人?を撮影しているようだった。そのTVカメラクルーの横を
       通り過ぎ、六甲山小学校方向へ進む。緩やかな登りが不思議ときつい。誰も歩くこと
       なく走り続けるため、本当は歩きたいところだが集団について行くしかない。が、徐々
       に歩きたいという声が高まったため、名物のカレー屋付近まで歩くことができた。そこ
       からゴルフ場横を走り抜け、ガーデンテラス下の観音像の付近まで一気に走り抜ける。
       ここからガーデンテラスの道路まで急登が続くため、再度徒歩となった。途中、六甲山
       で初めて見ることができたアキグミの木に少し感動。(行動しながらのため次回ゆっく
       りと確認が必要)ただ、アキグミは苦いため、生食は断念。

       ガーデンテラスはいつも人が多い。ガーデンテラスのどこが名物なのか分からないが
       高台にある妙な建物とジンギスカンに誘われて、この場所には人が集まるようだ。そ
       こを過ぎて、極楽茶屋まで歩いたり走ったりを繰り返す。ここから先は、本来の縦走
       路をたどって走ると聞いていたが、いざ車道に出てみると、みんな無理なく流れるよう
       にいつものように車道を走り始めた。わたしは、少し体力が残っていたので久しぶりに
       正規の縦走路を伝って一人で走り続けた。山道を抜け、車道を横切り、また山道を走
       る。縦走路は車道よりも短いが急な登り下りが繰り返す。最後に六甲山頂に向かう登
       り道はさすがに堪えた。一軒茶屋に着くと数人がすでにゴールしていたが、まだ全員
       は到着していない。一度全員で集合して、宝塚までの長い下りに向かう前に次の集
       合場所と考えられている太平山の車道付近の説明を受けていた。

       わたしはこの場所で皆と別れてから 一軒茶屋を出発して魚屋道をひた下る。一軒茶
       屋から七曲を越えて本庄橋跡までは登りの登山人がとても多くて困り果てた。何度も
       石宝殿から下山しておたふく山を経由し、雨ガ峠に向かえば良かったと後悔しながら
       下る。本庄橋に来ると時間的な関係上(12時のお昼ご飯のため)少しは登山人の往
       来が少なくなったので走りやすい。魚屋道と言えば、深江漁港?から有馬温泉まで
       魚を担いで山を越えるための行商達の道ということは有名な話です。でも実際は有
       馬までは魚を運んでいなかったという話を以前に出会った登山者から教えていただ
       いたことがある。そんなに古い時代ではないが、この話も噂のため確かな情報でなく、
       正しい情報は彼らも分からないらしい。道の歴史についてほとんど知らない自分にとっ
       ては不確かな話であっても興味深いため知識のひとつとして聞くことができて良かっ
       た。その話に戻ると、魚屋道上、この本庄橋跡が深江漁港と有馬温泉とのだいたい
       の中間地点となるため、実はこの本庄橋で有馬側から来た商人(旅館の人?)と出
       会い、魚の受け渡しを行っていたのではないか?結果的に、有馬温泉までは魚を運
       んでいなかったという噂話でした。(正しい歴史を知っている方は教えてください。)

       雨が峠手前の登り行程は歩いて進む。雨が峠の東屋に着くと登山人の多さに驚いた。
       沢山の人がお弁当を広げて賑わっている。そのお弁当を狙って猪の親子もしきりに
       登山人に近づこうと頑張っていたことが傍から見ていて面白みがあった。雨ヶ峠から
       は芦屋方向から登ってくる人はだいたい20名くらいと少ない。ゴルフ場の柵を2つ越
       えてからは、風吹岩へは向かわずに高座谷へ折れる。ここから先ではすれ違う人は
       ほとんどいない。途中で水を補給して、迷路のような森の中を進む。途中の開けた場
       所では20人位でお弁当を食べている登山グループがいて、珍しい場所だけに沢山の
       人が居て驚いた。そこから先は一人寂しく一気にキャッスルウォールまで下る。キャッ
       スルウォールでは久しぶりにロープワークの練習をしている集団がいた。高座川沿い
       を更に下り、幾つかの砂防ダムを越えて、ロックガーデンの入り口に到着した。ロック
       ガーデンの入り口近くの高座川のほとりでも30人くらいで登山の基本の説明会が開
       かれていた。秋の紅葉登山を目指しての初心者に対しての登山練習会なのでしょう
       か?高座の滝を越えて無事にJR芦屋駅に到着。駅のトイレで着替えて帰途についた。
       (開催日:2012・10・14)



第三五〇号
       第67回国民体育大会トライアスロン競技岐阜清流国体に参加して!


2012年10月24日
AAC会員
長尾 好子氏

       期   日:平成24107日(日)
       競技会場:国営木曽三川公園 長良川サービスセンター 長良川特設コース
       主   催:公益財団法人日本体育協会・文部科学省・岐阜県
              公益財団法人日本トライアスロン連合・海津市

       コースデーター:スイム1.5q(750m×2周回)
       バイク40q(104周回)
       ラン 10q(2.54周回)
       レースコンディション:天候 晴  風速1.5/sec  風向 北  気温21.5
                     水温 20.5度 ウエットスーツ着用可

       今年の初め頃、私のふるさと滋賀県のトライアスロン協会事務局の原田さんより、7
       
4日に開催される「びわこトライアスロン&ちびっこチャレンジin高島・兼国体選考
       会」に出場しないかと勧められました。

       正直、長くショートを続けるつもりもないし、エリートぞろいの公開競技にも興味はあり
       ませんでした。ぜいぜい一般の競技に出て入賞して米でも貰えたら満足かと思って
       いました。
       事務局の原田さんは私がトライアスロンを始める前からの知人で、奥さんと共に20
       以上にわたりトライアスロンを続けられている大ベテランです。何も分からない私に一
       生懸命教えてくだり、また奥様には食事の世話までしていただき父親・母親の様な存
       在です。そんな原田夫妻と30年お世話になったふるさとに恩返しをしたい気持ちもあ
       り予選に出場しました。そして、女子総合1位で岐阜国体の権利を獲得しました。

       競技会当日、予想通りプロの選手はもちろん、一般でも優勝争いをしている面々が勢
       ぞろいでした。滋賀県は私の他に男子代表立命館大学3回生井戸皓大さん、監督
       JTU
近畿ブロック強化・普及委員長の細木宏樹さんが努められました。また、理事長
       と数名の理事も駆けつけてくださいました。

       スタート時間は男子930・女子1215、 スタート15分前にスターティングセレモニー
       があり、前回開催の千葉国体の成績順にコールされます。私は38番目にコールされ、
       とりあえず笑顔で観客に手を振りスタート地点に向かいました。
       
       実は930日に開催された石鎚山のヒルクライムに参加しました。台風の中出場し風
       邪をひいてしまい大変不安な思いでした。ドーピング防止規定がある為、風邪薬や持
       病のぜんそくの吸入薬も使用できず、監督や旦那さんに愚痴を言ってばかりでした。
       しかし、サポートも万全なので皆さんを信頼しリラックスしてスタートすることができまし
       た。

       スイムはトランジットエリアのすぐ前からでポーンツーンからダイブし、一周750mでポ
       ーンツーンに上がり再度ダイブを行い2周目にはいる。以外に苦しさもなく順調に泳い
       でいましたが、2周目の折り返しでトップの選手がすでにバイクスタートしており、スイ
       ムコースとバイクコースが並行している為、速い選手が先にいってしまうのを泳ぎなが
       ら、あ〜行ってしまった、あ!また行ったとスイムの遅さを実感してしまいました。

       スイムアップ後トランジットでウエットスーツがアンクルバンドに引っ掛かり、脱ぐのに
       手間取って1分以上も時間を要し、ウエットが脱げなかったことに動揺してバイクスタ
       ートでコースを外れてしまいパニック状態でバイクにはいりました。
       バイクは上流から下流へキツイ風が吹いており単独ではかなりハードです。幸いドラ
       フティングフリーだったので、後続の集団に吸収され5人〜6人の集団で走ることがで
       き、しばしロードレースを楽しむことができました。しかし、女性の集団とはいえかなり
       速い展開だったので足をずいぶん使ってしまいました。

       トランジット後バイクの勢いのままランに入りました。ランは1周を終わるころ突然腹筋
       が痙攣し始め、監督の声が遠くに聞こえ、何を指示されているのよくかわかりません。
       周りのギャラリーからもがんばれ!滋賀!と声がかかるも後半になるまでねじれる様
       な痛みに耐え走りました。
       ラスト一周で猛ダッシュをかけたとき、不思議と体がゴールまで良く持ってくれました。
       この夏、クラブの中村哲さんが毎週、武庫川でご自分の練習を割いてスピード練習を
       してくださいました。暑くても今がんばっとけばいいと励まされ、我慢して練習してきた
       ことが生きていたと思います。

       今回、練習会やレース会場などでエリート選手とオリエンテーションをしたり個人的に
       話をする機会が多くありました。彼らは3種目を練習しながら、その一つ一つの技術
       力の高さに驚きました。また、分からないこと疑問に思っていたことを質問してみると、
       自分の経験や知識を惜しむことなく私に的確に伝えてくれました。おかげで不安を自
       信に変えることができたと思います。

       滋賀県勢では過去女子総合順位が30位を切ることはなかったようですが、今回岐阜
       国体は27位と過去最高位でフィニッシュ出来ました。個人的には目標タイムに届かず、
       内容的も納得いくものではありませんでしたが、恩返しができたような気がします。
       そして、ふるさと滋賀に生まれ育ったことを誇りに思います。

       いつもお忙しい中、そして暑い日も寒い日も一緒に練習してくださっているクラブの皆
       様に感謝申し上げます。ありがとうございました、これからもよろしくお願い致します。